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 2018/02/14 vol.159

 

BUSINESS COLUMN

“ インターンシップで成果をあげられる企業と
あげられない企業の違い ”

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「玩具店の巨人」として、全世界で店舗展開をしている米トイザラスがアメリカ国内で180店舗の閉鎖を検討していると報道がありました。同社は2017年9月に連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請しています。私はこのニュースを見て、どんな企業でも時代の移り変わりに対応を迫られるのだと、恐怖すら感じてしまいました。

時代を遡れば米トイザラスをはじめとする大型店舗の出現によって、多くの個人商店が太刀打ちできずに、閉店を余儀なくされる時代がありました。さらに今度は大型店舗がAmazonをはじめとするオンラインショッピングサイトの台頭によって逆風にさらされています。米トイザラスを例にすれば個人商店から大型店舗、そしてオンラインショッピングへと時代は変化し、企業として対応が遅れてしまうと存続も危ぶまれることがわかります。

変化への対応の重要性を感じると同時に私はもう一つ、“自社の勝ちどころ”を明確化しなければ、時代に合わせるだけでは不十分だと感じました。柔軟に変化しているように見えても、実際のところ軸がなく周りに合わせているだけではユーザーには選ばれません。反対に他社の真似をしているだけと見放されてしまう可能性もあります。だからこそ、時代の変化を捉えた上で、自社らしさをアウトプットし、共感してくれるファンをつくる必要があると私は考えます。

この考えは採用においても同じです。近年でいえばインターンシップは採用の必須施策になっています。しかし、インターンシップから成果が出ている企業と、そうではない企業はハッキリと分かれています。この差を生んでいるものこそ「自社の勝ちどころ=軸」の明確化です。「周りがやりはじめているから」「やったほうがいいと言われたから」それだけの理由で取り組み始めてしまうと、成果にはつながりません。

例えば、普段の採用活動では「色んな社員と会って、話をしてもらうことで学生を惹きつける」という勝ちどころを持った企業が、インターンシップでは社員の協力を得られないがために、1人の社員が少しのワークと話をするだけになってしまっているとします。これでは、本来の採用活動における強みを存分に発揮できないため、思ったような成果にはつながりません。上記は一例ですが、似たような状態に陥っている企業も少なくないのではないでしょうか。

採用活動で成果を出すためには、「どんな学生」に「どんな魅力」を「どんな方法」で発信するのかを整理する必要があります。インターンシップであれば、インターンシップという場を踏まえた上で、”自社の勝ちどころ”を明確化することができれば、本来の自社の魅力を、インターンシップを通じて伝えることができます。そうすることで自社に共感してくれる学生が増え、結果的に採用成功にもつながりやすくなるのです。

2020年度採用ではサマーインターンシップを実施する企業数が増え、より多くの学生が参加することになるでしょう。私も出会いの場として、早期からの活動はとても大切だと考えています。しかしだからといって、周りがやっているからという理由だけで実施に踏み切ることはオススメしません。時代に合わせて変化することはとても大切なことですが、それ以上に共感者を増やすために、“変化させない”部分にも目を向けることが重要です。

2019年度採用の本格シーズンを直前に控えた時期でもありますが、同時に2020年度採用のインターンシップ準備が始まりつつある時期でもあります。この時期だからこそ、採用成功に向けて、しっかりと軸を定めた採用ストーリーの構築に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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KAKEHASHI Q&A

“ 2020年度新卒採用ってもう準備を始めたほうがいいの?”

 Q13. 東京都 / ソフトウェア / 従業員数42名 / エンジニア職採用

 採用成功にインターンシップが欠かせない2020年度新卒採用の準備は、いますぐにでも始めるべきです。マイナビによると2019年度卒の学生の70%以上が夏のインターンシップから参加しており(前年比112%)、就職活動解禁前のこの時期には早くも業界を絞って活動している学生が増えています。よって、企業側には「インターンシップの実施をいち早く決断し、ターゲット学生がエントリーして入社に至るまでのプロセスを設計すること」が求められています。
 2020年度新卒採用の準備を始める今、特に意識してもらいたいのは、数に限りがあるフェアやオプションの枠を早めにおさえること。早めに枠を確保してしまえば、インターンシップの内容やエントリー学生へのフォロー対応を考える時間はそのあとに十分取ることができますが、広報する場がなければ学生と出会えません。ターゲット学生と接触できる有効な施策を取りこぼすことがないよう、情報をキャッチしながら早め早めに動いていきましょう。

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