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2018/05/09 vol.165

 

BUSINESS COLUMN

“ あえて伝えない、という選択。 ”

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3月の就職活動解禁と同時に行われる合同企業説明会。毎年3月になるとテレビや新聞でも取り上げられ、一種の風物詩となっているように思います。そして、直近に迫った6月からは2020年度のインターンシップイベントが各地で開催されます。どちらも学生と直接接触できるイベントとして採用活動の軸にしている企業も少なくないのではないでしょうか。

採用イベントに対する各企業様の力の入れようは、当日の会場に行けば一目瞭然です。どの企業もブースの装飾を整え、採用担当者だけでなく現場で働く社員も多数参加し、学生に熱心に声掛けをする人で通路がふさがってしまうほどです。

数年前までは、複数の社員を呼び込み担当として参加させ、ブースの装飾を整え、きちんと運営オペレーションを組めば、他の出展企業との差別化が図れ、比較的高い成果が見込めましたが、これらのノウハウは今では当たり前のものとなっています。

企業が合同企業説明会などのイベントに出展する大きな目的は下記2点です。
① 一人でも多くの学生に自社を知ってもらうこと。
② 自社に対して興味を抱いてもらい次のステップに進んでもらうこと。

① に関しては、当日の運営オペレーションの質で結果が大きく左右しますが、上記の通り、 出展企業のほとんどが様々な工夫を凝らし、ブース装飾や声のかけ方、ブースの回転率など独自のノウハウを研究していることと思います。

問題は②です。

せっかくブースに来てくれたにも関わらず、その場限りで終わってしまっては全く意味のないものになってしまいます。ここで意識していただきたいのが、「伝えないことを決める」ということです。

しばしば見かけるのが、自社のすべてをまんべんなく伝えようとして、膨大な情報量になってしまうというケース。これでは、学生は消化不良になり、結果として何も伝わっていないという状態になってしまいます。

学生との短い接点の中で、すべてを知ってもらう必要はありません。極端に言うと、自社の強烈な魅力を一点でも伝えられればそれだけでインパクトを残すことは可能です。そのためには、伝えるべき内容と伝えなくてもいい内容を整理し、伝える内容を絞り込むことが重要になります。

例えば、採用ターゲットの関心事と自社がアピールできる魅力が重なるのであれば、「稼げる」というところにフォーカスしても良いでしょうし、昨今関心が高まっている「ワークライフバランス」にフォーカスしても良いと思います。他にも「若手の活躍」や「離職率」、「事業優位性」など企業によってアピールポイントは様々あると思います。

もちろん、上記の単語を並べただけでは印象には残りません。重要なのは、自社の魅力として選定したポイントをいかに印象的に伝えるか。そして、結果として、この企業のことをもっと知りたいと思ってもらえるか。

貴社は、一日に5社、6社の話を聞く学生の記憶に残る企業になれていますか?
学生に興味や疑問が芽生えるきっかけを提供できていますか?

すべてを伝えないという選択をすることに不安を感じるかもしれませんが、すべて伝えたい気持ちをぐっと我慢して、あえて伝えないという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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KAKEHASHI Q&A

“夏のインターンシップから
       採用につなげるにはどうしたらいいの?”

Q19. 千葉県 / 不動産業/ 従業員数113名 / 営業職採用

 弊社では2019年度新卒採用で、夏のインターンシップからの内定者が誕生しました。その施策をご紹介します。

 まずインターンシップ実施後、すぐに接触する必要はありますが、選考ではなく、リクルーターによる就活相談で信頼関係を構築しました。そこで早期選考への参加意思がある方には、社長との座談会を設定。選考前から少人数で代表に会える機会を作ったことで、特別感の醸成と強い惹きつけに成功しました。その後は丁寧な面談と、学生ひとりひとりに合わせた面接を経て、早期内定に。

 早期に動く学生は、就活に不慣れで自己アピールの方法もうまくはありません。不慣れが理由で実力が発揮できず、面接で落ちてしまわないように、また不安解消を手助けすることで信頼感を増し、より強く惹きつけられるよう、リクルーターと協力しながら学生を「育て」たのです。

 リクルーターは学生の味方となり、選考官はきっちり見極める。早期だからこそ、的確な面接設定とメリハリのある対応が結果に結びついたのだと考えます。

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