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KAKEHASHI SKY NEWS

2014.06.25 072


ビジネスコラム
売り手市場の内定者フォローを考える

2015卒の新卒採用活動も前半戦はほぼ終了し、
ここからは採用目標人数達成や増員に向けての追加採用タームだ。

新卒採用のフローは、
求人広報、会社説明会、面接、筆記試験、内定出し…とつづく。
このフローは変わらずとも、そのやり方や目的は、
時代や景気、つまり採用環境によって変化する。

そして、企業が採用フローのどこに予算を投じるのかも、
採用マーケットの状況によって変化する。
しかし、求人広報や会社説明会、採用ツールに予算をかけても、
内定通知後のフォローに時間と予算をかける企業は非常に少ない。

一般的に、中小企業が実施する内定者フォローと言えば、
多くは内定者懇親会という「飲み会」だ。
もちろん飲み会をしないよりはした方がいいだろうし、
懇親という目的には効果のある取り組みだろう。
だが、これまでの経験上、
内定者との飲み会に、内定辞退を食い止める効果はないと思う。
たった2、3時間の交流の場で内定者を惹きつけ、
会社にコミットさせるのは、むしろ至難の技と言えるだろう。

内定辞退防止につなげるためには、
仲良くなるだけでなく、帰属意識を持たせるフォローが必要だ。

帰属意識醸成と早期戦力化を目指す内定者フォロー施策として、
当社では研修を開発し、お客様にも提供している。
この新入社員即戦力化プログラムはその目的通りの効果があり、
当社でも毎年外せない内定者フォローだ。

ただ、今年2015卒の内定者のフォローでは、
会社として比重を置くべき時期が変わりつつあると考えている。

内定者フォローは、
1.内定通知直後の社員との交流による入社意思確認と強化
2.10/1の内定式と研修実施による帰属意識の確認と強化
3.入社直前におこなう戦力化のための研修
の3つが主な時期と内容だ。

これまでは3.戦力化のための動きに重点をおいていたが、
今年は、とにかく内定辞退を食い止めるために、
まず1.入社意思強化、さらなる惹きつけに注力する必要がある。
その理由は、一人当たりの採用コストの増加だ。

内定獲得学生は優秀な学生であり、
他社からのアプローチは多く、内定者にも迷いが生じやすい。
それが5月から夏時期までの期間で、
私の知るある企業では、採用効率が最も高いという理由で、
初夏のこの時期に内定保有学生にターゲットを絞り、
採用活動をおこなっているくらいだ。

コストをかけて内定を出しても、辞退されればゼロになる。
内定承諾を得たら、即、それを確固たるものにする必要がある。
それが今年の内定者フォローの最重点課題だと、私は思う。

そこで、社員と接触する懇親会と並行し、
今年私が取り入れたのは、泊りがけの内定者フォローだ。

ちょうどいいタイミングで「島キャン」をはじめたこともあり、
「島キャン」実施予定の離島を内定者フォローの舞台とし、
2泊3日で離島へ行き、撮影や現地企業のアポに同行させている。

実施してみて思うのは、
相互理解が一気に、そしてかなり深まるということだ。

これは内定者に限ったことではなく、社員研修でも同じだが、
まずは都会から物理的に距離のある場所、今回は離島であること。
自然の開放感の中で、都会の仕事とは違う作業を体験すること。
その作業を共同作業としておこなうこと。
その離島の歴史を学び、観光客ではない立場で産業と向き合い、
自らの仕事や日常を考えるきっかけを作ること。
そして夜にはビジョンや未来を語り合い、価値観を共有する。
この一連の組み合わせが、
他の施策では出せない価値を生むと実感している。

内定者フォローは入社後の定着率と稼働率に大きく影響する。
たしかに行先が離島となれば時間もコストもかかるが、
入社前ながら社員研修であると割り切って、
予算を立ててみてはいかがだろうか。

島キャンを活用したこともあって手前味噌だが、
離島での2泊3日の内定者フォローは、かなりおすすめだ。
効果検証のために、まず社長と社員で訪れてみてもいいと思う。



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執筆
カケハシ スカイソリューションズ
代表取締役 中川 智尚


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