内定者育成

【先輩社員向け】ミレニアル世代の特徴を知り新人育成に活かすコツ

ミレニアル世代という言葉をご存知でしょうか。

ゆとり世代やさとり世代など、「●●世代」という言葉が多くて意味がよくわからないという方も中にはいるのではないでしょうか。

本記事ではミレニアル世代とはどのような世代をさすのか、そしてミレニアル世代をに合った新人育成のコツについて解説していきます。

ミレニアル世代とはどんな世代か

ミレニアル世代とは2000年代に成人となる平成初期に生まれた世代のことをさします。

インターネットが普及した時代に育った最初の世代であり、パソコンはもちろん、スマホやタブレットを使いこなし、一般的には高い情報リテラシーを持っているとされています。

ミレニアル世代の新人育成の難しさと育成のコツ

新人育成の初期段階として新人研修をおこなう企業は多く、新人研修の企画段階において「新人をどう育てていくか?」「新人に何を伝えるべきか?」という議題はよく議論されています。

また、育成テーマとしては「社会人としてのマインドセット・初期スキル」は押さえつつ「主体性」「自ら考えて行動する」「周りを巻き込んでいく」ということが多くあげられます。

そんな中、多くの企業でミレニアル世代の育て方の難しさについての「迷い」を感じます。ミレニアル世代の新人育成はこれまでと何が違うのでしょうか。

まずはミレニアル世代の育成のどこに難しさを感じているかについてみていきましょう。

ミレニアル世代の育成の難しさ

彼らはデジタルネイティブ・検索世代と呼ばれ、効率的に成果を出したい、無駄なことはしたくないという世代です。

若手のキャリアに対する考えは、組織貢献よりは個人のスキルアップへと確実に変化しているように感じます。

超売り手市場の就職活動では、「あなたらしく、やりたいことがやれる」という謳い文句が背景にあるため、実際の配属先での業務と自身のやりたいこと、できることとのギャップが生じやすくなっています。

そしてそれは、新入社員本人のギャップはもちろんのこと、マネジメントをする受け入れ側の職場の悩みになっています。

売り手市場の継続を受け求人案件が多いことでやりがいがなければすぐに転職を検討出来る環境があり、必要以上の期待(プレッシャー)をかければ耐え切れず辞めてしまうこともあります。

ジェネレーションギャップはいつの時代にもありますが、働き方改革での労働時間や生産性の向上、ダイバーシティなど多様性のある働き方の受容などが、さらに拍車をかけているように思います。

ミレニアル世代の新人育成のコツ

多くの企業に「育成」という側面で関わる中で、世代間のギャップや喪失感に悩むことはよくあります。その上で新人本人の育成と受入れ体制という面において、大事なポイントが1つあると感じています。

それはとてもシンプルですが、 “双方の歩み寄り” です。

相互にお互いを思いやること。お互いの価値観に合わせたアプローチをすること。こうした双方の歩み寄りが新人育成を成功させるコツだと強く感じます。

何もできない新人が歩み寄ることは難しいように思われますが、与えられる仕事だけをこなすのではなく、「チームのために何か役に立つ」というフォロワーシップの意識を身に着けることは新人にも可能です。

仕事はまだできないながらも少しでも役に立っている感覚を持ち、ありがとうと感謝される環境にいれば、結果的に与えられた仕事に対して意欲的に取り組んでいきやすくなります。

可愛がられ、面倒を見られやすい新人は総じてこのスタンスを持っています。新人研修においては、多くの企業でその行動を「主体性」という言葉で伝えています。

そしてこの主体性を誘発させるためには、本人はもちろん職場の環境も非常に重要です。

受入れ側はできないことを指導するだけではなく、なんとかやり切ろうという支援やできたことに対する賞賛、次なる目標設定等、意欲が湧く支援のスキルを向上させることがポイントとなります。

新人を支援するOJT担当や管理職も、ここまでなんらかの支援があって経験を積んできたのだと思います。

受けた恩を下に返す気持ちを持ち、自らが受けたスタイルではなく、 世代に合わせて伝え方を工夫することが新人育成のコツといえるでしょう。

初期研修だけではなく実際の職場との育成連動が重要

当社カケハシ スカイソリューションズでは、これまで多くの企業の新人育成の支援をおこなってきました。

最近では新人研修と共に職場での育成連動の仕掛けをお手伝いすることが増えてきています。実際に仕事をし育つのは職場です。

新人研修で本人の育成を考えることも重要ですが、それと同じくらい重要なのが実際の職場で何を大切にしているのか、そして具体的にどのような支援をして受入れをしていくのかについて現場社員と具体的に意識統一し、育成連携していくことだと考えます。

当社はこれまで新人育成のはじまりとなる新人研修から組織への定着支援まで総合的にお手伝いしてきました。新人育成についてお考えの際はぜひお気軽にお問合せください。

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「人と組織の成長を加速する」というミッションのもと、採用、育成、定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供するカケハシ スカイソリューションズならではの知見をお伝えすることを目的として記事を執筆・編集。社員研修の知恵袋では、人事担当向けに、社員教育全般に役立つノウハウを幅広く取り扱っています。
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