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薬剤師の転職は2023年も厳しい?失敗しない方法と理想的な求人の探し方
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「新型コロナウイルス感染症は薬剤師の転職に影響はあったの?」
「薬剤師の転職が厳しくなっているって本当?」
近年、新型コロナウイルス感染症の影響により薬剤師の転職市場は大きく変化しました。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令で医療機関への受診を控える人が増え、病院・クリニック門前の薬局を中心に調剤薬局の売上は低下し、経営にも支障をきたしました。東京商工リサーチによると2021年1月から11月の間に26件の調剤薬局が倒産し、過去最多の件数を記録しました。
これまで、「薬剤師不足」の状態で買い手市場だった薬剤師ですが、有効求人倍率を見ると、コロナ禍の2020年以降は2016年の半分低下になり薬剤師の活躍の場が少なくなっていることがわかります。
医師・薬剤師の有効求人倍率(パートタイム含む) | |
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2016年 | 8.74倍 |
2017年 | 8.18倍 |
2018年 | 6.86倍 |
2019年 | 5.56倍 |
2020年 | 3.83倍 |
2021年 | 3.22倍 |
他の職種に比べ、有効求人倍率は3倍以上と高い水準の薬剤師ですが、好条件・高待遇の求人には応募者が殺到し、募集人数の3〜5倍になり求人枠がすぐ埋まるようになりました(※)。このような状況下で転職成功を目指すためには、求人情報をいち早く取得することが大切です。
情報収集におすすめなのが、薬剤師転職サイトの利用です。サイトでは、求人情報以外にも薬剤師の市場動向、職場の内部情報など転職にまつわる情報を提供してくれます。
おすすめの転職サイト | 求人数 | 総合評価 |
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薬キャリAGENT | 23,819件 | ◎ 4.2 |
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マイナビ薬剤師 | 48,528件 | ◎ 4.1 |
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ファルマスタッフ | 51,360件 | ◎ 3.7 |
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※2024年9月時点
※ランキングの詳細は薬剤師転職サイトランキングの記事をご覧ください。
この記事では、現在のキャリアコンサルタントに薬剤師が転職失敗しないためのポイントをヒアリング。職種ごとの平均年収や、薬剤師の転職体験談など、転職の際に知っておきたい情報を紹介します。
株式会社日本メディカルキャリア キャリア支援部 薬剤師課 キャリアコンサルタント
兵庫県出身。大学卒業より15年にわたり、一貫して人材業界に従事。メーカー、IT関連企業の転職・採用支援を経て、現在は薬剤師専門のキャリアコンサルタントとして転職サポート・キャリア支援を行う。親身にとことんクライアントの話を聞く丁寧な対応に定評あり。 キャリアコンサルタント国家資格保有。日本キャリア開発協会CDA会員。
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目次
2023年版薬剤師の転職市場は厳しい?新型コロナウイルス感染症が与えた影響力
新型コロナウイルス感染症は日本経済に大きな影響を与えています。薬剤師の転職市場も例外ではありません。
ここでは、新型コロナウイルス感染症が薬剤師の転職市場に与えた影響を、データとともに紹介し、この状況下で薬剤師が転職を成功させるポイントも解説します。
新型コロナウイルス感染症拡大による薬剤師転職市場の変化
新型コロナウイルス感染症による影響は、薬剤師の転職市場にもみられます。
感染が拡大していく2021年4月には処方箋枚数が前年よりも約25%増加しましたがワクチン接種も普及し徐々に減少して行きました。
※調査:健康保険組合連合会健保組合
その結果、最近の薬剤師の転職市場では次のような変化が起きました。
- 派遣求人数の減少
- 年収の減少
それぞれ詳しくみていきましょう。
派遣求人数の減少
当サイトでは、派遣求人を取り扱っている2社の派遣求人数を調査しました。その結果は、以下の通りです。
※調査:当サイト
2021年7月には3,723件あった求人件数が徐々に減少していることがわかります。これは、 人手不足の減少や人件費削減のために、派遣求人を募集する職場が減少したようです。
しかし、2022年5月からは再び増加傾向にあり今後、徐々に募集件数が増加傾向になる可能性があります。
年収の減少
処方箋枚数が減少すれば医療機関の収益は減少し、薬剤師の収入にも悪影響をおよぼすでしょう。
実態を探るため、新型コロナウイルス感染症の流行による薬剤師の年収変化を調査しました。
※調査:クロス・マーケティング(n=205)
データを見ると、16.6%の薬剤師の年収が減少し、さらに23.4%の薬剤師のボーナスが減少したことがわかります。
およそ4人に1人のボーナスが減ったというのは薬剤師にとって大きな打撃といえるでしょう。
処方箋枚数の減少にともない、調剤技術料や薬学管理料による売上が低下したことが要因とみられます。
さらに感染対策やオンライン服薬指導など、今までなかった業務が増加していることもあり、薬剤師の労働環境は厳しくなったといえます。
2023年の薬剤師転職市場で転職を成功させるためには?
2023年の薬剤師転職市場では求人情報を、早く・詳しく取得することが重要です。
また経営状況や業務内容の変化が激しいため、求人情報だけでなく市場の状況や転職先の情報も取得することが大切です。
2023年の薬剤師転職市場において、職場の内部事情に精通していて転職後の条件交渉も丁寧に行ってくれる転職サイトの利用は、今まで以上に重要です。
薬剤師が転職失敗しないためのポイント4つ
転職を考えている薬剤師に知ってほしい、転職活動のポイントを4つ紹介します。
- 希望条件を明確にし、優先順位をつける
- 高頻度で掲載される・好条件すぎる求人情報に注意
- 職場を見学する
- 業務量・内容を詳しく調べる
希望条件を明確にし、優先順位をつける
まずは、新しい職場に求める条件を明確にしましょう。さらに、それらの条件に優先順位をつけましょう。条件と優先順位を明確にすることが、求人探しの道しるべになるのです。
これらを決めておかないと好条件の求人に手当たり次第飛びついてしまい、自分が何を重視して求人を探していたのかわからなくなり、道に迷った状態になってしまいます。その結果転職後の後悔につながってしまうのです。
希望条件を決める際は、たとえば以下のような具体的な希望条件をピックアップし、優先順位をつけておきましょう。
- 高年収(年収600万以上)
- 調剤薬局が良い
- あまり忙しくない職場が良い
- 通勤時間が20分以内
- ママ薬剤師が働きやすい
大事なのが優先順位をつけること。「どうしても譲れない条件」を高い優先度で設定しておけば、求人探しの大きな軸となるので、転職後のミスマッチも少なくなるでしょう。
高頻度で掲載される・好条件すぎる求人情報に注意
高い頻度で求人を出している企業は、新入社員がすぐに辞めてしまっている可能性があります。
また、ほかの求人に比べて不自然なほど好条件な求人は、裏を返すと「好条件にしないと薬剤師が応募してくれない」「薬剤師がすぐ辞めてしまう」などの問題を抱えているかもしれません。
とはいえ、求人情報だけで見極めるのは難しいため、気になる求人を見つけたら転職エージェントに確認するのがよいでしょう。その職場の内情を詳しく教えてくれるはずです。
職場を見学する
求人情報では得られないリアルな雰囲気や人間関係を感じるためにも、可能な限り職場見学をしましょう。その際のポイントは2点です。
- 忙しい時間帯を見学する
忙しく、余裕のない時にこそ、職場の本当の雰囲気がわかるものです。ギスギスした雰囲気なのか、スタッフがテキパキと動いて連携しているか、といった点を見極めましょう。
- 現場のスタッフと会話してみる
採用担当や役職者は、職場の良い点にしか話してくれないケースが多いようです。人が欲しいのですから当然ですね。
彼らの話を鵜呑みにせず、可能であれば現場に立つ薬剤師などと軽い会話をしてみましょう。
もし見学をして違和感を感じた場合はエージェントに伝えましょう。
業務量・内容を詳しく調べる
転職に失敗したと感じる理由のほとんどは、転職前と転職後のギャップです。そのため入社前に企業について詳しく調べ、納得したうえで入社しましょう。
薬剤師の転職の場合には、業務量と仕事内容にギャップを感じやすいので、特に注意して確認することが必要です。その際、処方箋の枚数や薬剤師の人数のみならず、「薬歴の残し枚数」「薬歴は電子か紙なのか」まで確認しましょう。
業務内容も「何科の薬が多いのか」だけでなく「在宅の有無や患者の年齢層」なども事前に確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。
転職において大事なのは、「相手」と「自分」を知ること
「転職する時、「相手」つまり医療機関の風土や雰囲気、理念を知ることがとても重要です。同様に「自分」にも深く意識を向け、目の前の条件だけでなく将来的なライフプランをしっかり考え、整理しましょう。なぜなら転職の失敗は入社時の条件が原因ではなく、ライフステージの変化を想定しなかったことで起こるケースが多いからです。自身のライフステージに合った条件で働き続けられるか「相手」と「自分」を知ることが重要なのです。
薬剤師におすすめの転職方法は転職サイトの活用
薬剤師が求人を探す主な方法は3つあります。
- 知人など人脈を使って紹介してもらう
- 求人サイトを使って自分で求人を探す
- 転職サイトに登録してプロのサポートを受ける
当サイトがおすすめしているのは、転職サイトです。求人サイトと違い、プロの転職エージェントに転職活動のサポートをしてもらえるからです。
転職サイトと求人サイトは何が違うの?
転職サイトと求人サイトは、サイト上で転職の求人を扱っているという点では一緒ですが、サポート内容が異なります。
【転職サイト】
登録すると求職者一人ひとりにプロの転職エージェントがつき、求人紹介やキャリア相談などのサポートをしてくれます。
【求人サイト】
担当はつかず、自分一人で求人探しから企業への応募、面接日程の調整などもこなします。非公開求人はなく、閲覧できる求人がすべてです。
転職サイトの利用をおすすめする3つの理由
自分の希望にあった理想の求人を見つけるには、薬剤師専門の転職サイトを利用して、専属の転職エージェントからサポートを受けましょう。
転職サイトをおすすめする3つの理由
- 非公開求人があるため選択肢が広がる
- 求人情報からは見えてこない内部情報を教えてくれる
- キャリアの相談や面接対策など手厚いサポートが受けられる
非公開求人があるため選択肢が広がる
転職サイト・エージェントは、一般の求人サイトには載っていない非公開求人を保有しています。
企業の中には転職サイト・エージェントにのみ求人情報を出すところも多いので、利用することで転職先の選択肢が広がります。
求人情報からは見えてこない内部情報を教えてくれる
転職エージェントは職場に足を運び、職場の人間関係や雰囲気を直接確認しています。
そこで得た、求人票には載ってないリアルな情報を求職者に教えてくれるため、転職後のミスマッチを減らすことができます。
また自分自身の目で職場を見てから判断したいという求職者の方のために、職場見学の交渉も行ってくれるので積極的に活用しましょう。
キャリアの相談や面接対策など手厚いサポートが受けられる
求職者に担当のエージェントが付き、求人紹介だけでなく以下のようなサポートをしてくれます。
1.キャリアの相談に乗ってくれる
「今後、どんな働き方をしていくべきか」「どんな薬剤師になりたいのか」といった漠然として悩みにもしっかり向きあって、最適なキャリアプランを見つけるきっかけを作ってくれるでしょう。
ヒアリング結果によっては、転職以外の方法を提案してくれるかもしれません。
2.面接前の履歴書添削から面接後の年収交渉までサポートしてくれる
転職エージェントに依頼すると、履歴書の添削はもちろん、転職活動の最難関といえる面接の対策も練ってくれます。さらに年収交渉や内定辞退の連絡など、個人で対応するにはハードルが高いシーンでも転職エージェントが代行してくれるので、安心して転職を進められるでしょう。
このように転職エージェントは数多くの転職サポート経験を活かし、効果的なアドバイスをしてくれるので積極的に活用しましょう。
ここで興味深いデータを紹介します。当サイトで転職サイト(エージェント)利用経験のある薬剤師101人に「転職活動をするうえで転職エージェントは必要ですか?」という質問をしました。
※調査:(株)ネグジット総研
調査の結果、実に96%の薬剤師が「必要である」と回答しました。転職サイトによって納得できる転職を実現した薬剤師が多いことがわかりますね。
このように転職サイトに登録すると無料でプロのサポートが受けられるため、グラフのように転職サイトを利用したほぼ全ての薬剤師の方が転職サイトの利用をおすすめしています。
当サイトが、転職先の種類の豊富さやサポートの質など、さまざまな観点から判断したおすすめ転職サイトは「薬キャリAGENT」です。
薬キャリAGENT
おすすめポイント
- 年収600万円以上の高収入求人が豊富!
- 迅速な対応、早い連絡で効率的に転職活動が進められる
- 医療業界トップクラスのエムスリーキャリア株式会社運営で専門性の高さに定評
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
2024年9月時点転職サイトを使ってみたいけど…よくある不安3つ
転職サイトの良い点は見えてきたものの、以下のような懸念もあるかと思います。
- 転職サイトに登録したら連絡が頻繁にくる?
- 転職エージェントに転職を急かされる?
- 転職意欲が高くないのに登録したら迷惑?
転職サイトに登録したら連絡が頻繁にくる?
心配無用です。もし「連絡頻度が多いかな」と思ったら、担当エージェントに伝えることで調整してもらえます。
適切な連絡頻度は求職者によって違うため、転職エージェントが善意でとっていた連絡が、求職者のストレスになっていたということもあり得ます。
ストレスなく転職するためにも、希望する連絡頻度を担当のエージェントに伝えると良いでしょう。
転職エージェントに転職を急かされる?
「とにかく転職を急かしてくるのでは?」と心配な場合は、転職の予定時期を明確にエージェントに伝えましょう。エージェントは求職者が求めるスピード感に合わせて転職を進めてくれます。
今すぐの転職でなくとも転職サイトに登録することは可能です。
しかしごくまれに、転職を強引にすすめてくるエージェントがいるのも事実です。転職サイトを複数利用して、信頼できるエージェントと転職を進めましょう。
転職意欲が高くないのに登録したら迷惑?
「すぐに転職する気がないのに登録したら迷惑かな?」と思う方もいるようですが、そんなことはありません。
エージェントは薬剤師のキャリア形成の相談にのってくれますし、将来的に良い転職をするためにアドバイスもしてくれます。
少しでも転職を検討しているのであれば、早めに登録してエージェントに相談しておくべきです。
- 「求人数」が多ければそれだけ選択肢が増えるため希望の求人が見つかりやすくなります。
- 「好条件求人数」とは「年収600万円以上」「残業なし」の人気求人の数を指しています。
- 「相談方法」はしっかり相談したいなら対面、スピード重視なら電話と自分にあった相談方法を選びましょう。
転職サイトは「求人数」「好条件求人数」「相談方法」の3つのポイントをおさえて自分に合ったサービスを選びましょう。
転職エージェントはキャリアの専門家
転職エージェントは転職サポートのプロです。転職の成功例や失敗談も数え切れないほど把握し、求人を出している職場の雰囲気も熟知しています。さらに2016年に国家資格となった「キャリアコンサルタント」の有資格者なら、厚生労働省が認めた「キャリア」の専門家です。最近は薬剤師の転職も難しい状況になり、競争率が高いケースも珍しくありません。そんな中で内定をつかむには「プロ」である転職エージェントを味方につけましょう。
薬剤師転職サイトの利用がおすすめな薬剤師
転職サイトの利用をおすすめしたい薬剤師の特徴を3つ紹介します。
転職サイトはどのような薬剤師にもおすすめですが、特にこれらの特徴に当てはまる場合には転職成功に近づくサポートを受けられるはずです。では、それぞれの特徴について見ていきましょう。
初めて転職をする薬剤師
転職が初めての薬剤師は、転職サイトをぜひ利用してみてください。サポートが整っているため、転職活動を効率的に、そして安心して進めていけるからです。
たとえば、膨大な求人情報の中から希望を満たす求人を簡単に探せるのは嬉しいポイントです。その他、キャリアアドバイザーのサポートによって「自分の強み」が見つかることもあるなど、転職サイトを使うことで、一人で進める以上にスピーディーかつ自信を持って転職活動を進めていけるでしょう。
年収アップを目指す薬剤師
「年収アップを目指したい」と考えている薬剤師にも、転職サイトはおすすめです。理由としては、年収交渉に関わるサポートも受けられるからです。
転職サイトの中には、企業との信頼関係や、これまでの支援実績から「交渉力」に長けているサイトが少なくありません。自分では企業に対して直接言いにくい希望なども、エージェントが代わりに企業に伝えてくれるので、場合によっては現職以上の高年収が手に入る可能性もあるでしょう。
パートやアルバイトで働きたい薬剤師
パート・アルバイトなど、非正規での就業を考えている薬剤師も転職サイトをぜひ使ってみてください。転職サイトはさまざまな雇用形態の求人を扱っているので、自分が希望する働き方に近い求人をすぐに見つけられるからです。
転職サイトによっては、残業の実態などの情報も確認できます。キャリアアドバイザーが職場を訪問し、そこで感じた「リアルな雰囲気」も教えてくれるので、働きやすい環境に転職したい方もぜひサポートを受けてみましょう。
※2024年9月時点
薬剤師転職におすすめサイトランキング
知名度や大手という理由だけで転職サイトを選ぶと、希望の求人を見つけられなかったり、想定より転職に時間がかかってしまうかもしれません。
そんな事態を避けるために、実際に薬剤師転職サイトを利用した薬剤師160人に求人数の質やキャリアアドバイザーからの転職サポートなどを評価してもらいランキングを作成しました。
ランキングの算出方法についてはこちらをご覧ください。
1位 薬キャリAGENT
利用者からは求人数・求人の質・転職サポートの質すべて高評価!
総合評価 |
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- 年収600万円以上の高年収求人を多数保有!
- 非公開求人や薬キャリAGENT独自の「独占求人」などハイキャリア転職に強い
- 病院や製薬会社の求人がそろっている!
- エムスリーキャリア株式会社の運営なので医療業界に強いコネクションあり
- 対面面談不要!電話やメールでサポートが受けられる
- 効率的に転職活動を進めたい薬剤師さんにピッタリ
求人数 | 求人内容の質 | コンサルタントの人柄・態度 | コンサルタントの求人の提案力 | コンサルタントの情報力・知識量 | 履歴書対策・面接対策 | 面接同行・条件交渉 | 転職先の満足度 | 連絡の頻度 | 連絡の速さ | 紹介された求人数 | アンケート回答数 |
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23,819件 |
薬キャリAGENTはこんな薬剤師におすすめ
- 現職よりもキャリアアップ・年収アップしたい薬剤師
- 電話やメールのみでスピーディーに効率よく転職活動がしたい薬剤師
- 病院や製薬会社に転職したい薬剤師
※求人数は2024年9月時点
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
2位 マイナビ薬剤師
対面での面談や面接同行も可能!はじめての転職で登録したい転職サイトNo.1!
総合評価 |
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- 保有求人数はトップクラス!平均紹介求人数は19.5件(公式サイトより)
- 大手人材会社のパイプを生かしてさまざまなニーズに対応
- はじめての転職で登録した転職サイトNo.1!(※)
- 全国14ヶ所に支店があり、地方在住でも対面で相談や面接同行が可能
- 職場訪問やヒアリングを通し職場の雰囲気や内情を把握
- 医療施設や調剤薬局、企業などから情報収集しているので入社後のミスマッチが少ない
※2021年7月 GMOリサーチ株式会社調べ
求人数 | 求人内容の質 | コンサルタントの人柄・態度 | コンサルタントの求人の提案力 | コンサルタントの情報力・知識量 | 履歴書対策・面接対策 | 面接同行・条件交渉 | 転職先の満足度 | 連絡の頻度 | 連絡の速さ | 紹介された求人数 | アンケート回答数 |
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48,528件 |
マイナビはこんな薬剤師におすすめ
- 転職が初めての薬剤師
- 対面相談で手厚いサポートをしてほしい薬剤師
- ドラッグストアや企業など幅広い職場の求人から選びたい薬剤師
※求人数は2024年9月時点
3位 ファルマスタッフ
高年収・高時給求人が豊富!
総合評価 |
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- 時給3,000円、年収600万円以上の求人が豊富!
- 年収を上げたい薬剤師におすすめ
- 大手日本調剤グループのノウハウを生かした教育・研修制度が充実!
- 派遣スタッフ向けに入職時や年に1回のキャリア支援研修を実施
- 派遣薬剤師の求人数が業界最大級!
- 雇用保険や薬剤師賠償責任保険、施設優遇制度など福利厚生が手厚い
求人数 | 求人内容の質 | コンサルタントの人柄・態度 | コンサルタントの求人の提案力 | コンサルタントの情報力・知識量 | 履歴書対策・面接対策 | 面接同行・条件交渉 | 転職先の満足度 | 連絡の頻度 | 連絡の速さ | 紹介された求人数 | アンケート回答数 |
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51,360件 |
ファルマスタッフはこんな薬剤師におすすめ
- 高年収・高時給求人を探している薬剤師
- 派遣求人を探ししている薬剤師
- スキルアップ・キャリアアップを目指す薬剤師
※求人数は2024年9月時点
薬剤師転職サイト・エージェントを利用した転職の流れや期間
薬剤師が転職サイト・エージェントを利用して転職する際の流れを説明します。
薬剤師の転職の流れ
転職の流れ | 詳細 |
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転職サイトに登録 | 各社、強み・弱みがあるので自分にあったサイトを選ぶ。 |
面談・求人紹介 |
転職エージェントから連絡があり、対面や電話で面談。 転職サイトによっては即日で5~10件の求人紹介を受けられる。 |
面接対策 |
自身の経歴からスキルや強み・志望動機などをまとめていく。 転職サイトによっては履歴書の添削やアドバイスを行ってくれる。 |
応募・面接 |
応募自体は転職エージェントが行ってくれるので、複数応募していても負担が少ない。 面接に自信がないならエージェントが面接同行してくれる転職サイトを選ぶと良い。 |
内定・条件交渉 |
条件交渉に強みを持っているサイトもなら提示された条件よりも年収がアップする場合も。 エージェントは転職内定後のアフターフォローもしてくれる。 |
転職までにかかる期間
薬剤師の転職にかかる期間はおよそ1~2ヶ月と考えておきましょう。
一方で「特に急ぎじゃないけど、良い求人があれば転職を検討しよう」という人だと、半年以上かかる場合もあります。
いつまでに転職したいかあらかじめ明らかにして、スケジュールを設定しましょう。
高収入な職場はどこ?薬剤師に人気の転職先別の平均年収や働き方の特徴
転職でもっとも気になるのは、「転職先の職場で給料が上がるのか」「理想の働き方ができるのか」といったことではないでしょうか。
ここでは薬剤師の職場別平均年収と、薬剤師に人気の転職先ごとの働き方を紹介するので、転職先のイメージをより具体的にしていきましょう。
【薬剤師に人気の職場・職種別平均年収】
職場 | 職種 | 平均年収 |
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調剤薬局 | ||
一般職 | 400~500万円 | |
管理薬剤師 | 500~650万円 | |
エリアマネージャー | 550~700万円 | |
ドラッグストア | ||
一般職 | 450~550万円 | |
管理薬剤師 | 550~700万円 | |
エリアマネージャー | 600~750万円 | |
企業 | ||
管理薬剤師、研究開発などその他 | 350~850万円 | |
病院 | ||
一般職 | 350~450万円 | |
薬剤師主任 | 400~550万円 | |
薬剤師部長 | 500~650万円 | |
製薬会社 | ||
MR(医療情報担当者) | 500~1,000万円 | |
研究・開発職 | 500~1,000万円 | |
安全管理・品質保証 | 500~1,000万円 | |
公務員薬剤師 | 行政職 | 350~650万円 |
保健所(衛生管理) | 350~650万円 | |
病院 | 350~650万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
調剤薬局に勤務する薬剤師の平均年収と働き方
調剤薬剤師の平均年収、仕事内容や働き方の特徴は以下のとおりです。
後ほど説明する病院薬剤師よりは年収が高い傾向にあり、昇進することによって裁量が大きくなる可能性が高いのが魅力のひとつでしょう。
【調剤薬局に勤務する薬剤師の平均年収】
職種 | 平均年収 |
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一般職 | 400~500万円 |
管理薬剤師 | 500~650万円 |
エリアマネージャー | 550~700万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
調剤薬局は「買い手市場」になりつつある
2018年度の厚生労働行政推進調査事業の研究発表によると、2018年には薬剤師の総数(=供給)が需要を上回り、「薬剤師余り」の時代に入っています。薬剤師の6割が働く調剤薬局もその影響を受け、転職市場は買い手市場となって年収も下がりつつあるのです。この流れは首都圏から地方に広がっています。だからこそ「希望の条件に合ったところを探す」ではなく、「内定を勝ち取る」という気持ちで転職活動を行なう必要があるでしょう。
【調剤薬局の仕事内容】
- 調剤業務
- 服薬指導
- 在宅医療
- 店舗運営業務
【調剤薬局の働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
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勤務時間 | 固定休み、残業が少ない傾向にある |
患者との関わり方 | かかりつけ薬局として長期的な付き合いが生まれる |
裁量やキャリア | 昇進すれば店舗の経営や管理の仕事に携わることができる |
調剤薬局は、その地域のかかりつけ薬局として役割も担っており、患者としっかり向き合いたい薬剤師にとってはやりがいを感じる職場といえます。
一方で、病院のすぐ近くにある門前薬局では診療科の薬しか扱わないため、業務がワンパターンになりがちなことをデメリットに感じる人もいるでしょう。
病院の診療時間に合わせて営業を終了することも多いので、比較的残業が少ないです。ただ、処方箋枚数が多いわりに在籍薬剤師数が少ない調剤薬局だと激務になることも予想されるので、事前によく確認しましょう。
調剤薬局の求人の豊富さやサポートの質など様々な観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「ファルマスタッフ」です。
ファルマスタッフは日本調剤グループが運営しているため調剤薬局の転職に強い
ファルマスタッフ
おすすめポイント
- 地域や職場、働き方などに合わせてさまざまな軸で転職活動を行える
- 全国12拠点で職場訪問を行い、職場の内情や仕事の忙しさまでしっかり把握
- 日本調剤グループのノウハウを生かした教育・研修制度が充実
調剤薬局への転職を考えている人はファルマスタッフへ登録してみると良いでしょう。
ファルマスタッフは日本調剤グループが運営しているので、調剤薬局の転職を強みとしています。さらに正社員だけでなく派遣求人も充実しているので、希望条件を満たした求人を見つけやすいでしょう。
また時給3,000円以上、年収600万円以上の求人もあるので、転職して収入を増やしたいという人におすすめの転職サイトです。
ドラッグストアに勤務する薬剤師の平均年収と働き方
ドラッグストアの薬剤師は、他の職場に比べて年収が高めの傾向にあります。
大手ドラッグストアであれば、福利厚生が充実しているところも多く、産休育休制度や社員割引、長期休暇制度、住宅手当などを受けられることもあります。
【ドラッグストアに勤務する薬剤師の平均年収】
職種 | 平均年収 |
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一般職 | 450~550万円 |
管理薬剤師 | 550~700万円 |
エリアマネージャー | 600~750万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
ドラッグストアの雇用は変化しつつある
レジ対応やOTC販売、土日勤務などがある一方で比較的年収が高いと言われているドラッグストア。しかし近年の大手ドラッグストアは新卒を大量採用して福利厚生も充実させ、離職率は低下傾向です。そのため高年収を提示する必要もなくなり、イメージしているような高年収は薬剤師不足に苦しむ僻地でなければ難しくなっています。また最近は、店舗を固定した採用はほぼなく、エリア内での転勤を前提とした採用が主流になっています。
【ドラッグストアの仕事内容】
- 調剤業務
- 服薬指導
- OTC医薬品の説明・販売
- レジ打ち、品出し、在庫管理
【ドラッグストアの働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
---|---|
勤務時間 | 土日祝日出勤、長時間シフトあり |
患者との関わり方 | 症状や悩みを直接聞いて幅広い提案ができる |
裁量やキャリア | OTC医薬品の販売スキル、キャリアを身に着けることができる |
ドラッグストアの大きな特徴は、「病院に行くほどの症状ではないから市販の薬で治したい」というお客さんが来店することです。
そのようなお客さんに合わせて薬剤師自身の判断でOTC医薬品を提案することで、薬剤師としてのスキルアップにつながります。
一方、調剤薬局とは異なり、土日祝日や夜遅くまで営業していることが多いのがドラッグストアの特徴なので、薬剤師の勤務時間が長くなる傾向にあります。
ドラッグストアへの転職に興味はあるけど、勤務時間は調整してもらいたいという場合には、転職エージェントに相談してみましょう。勤務条件を交渉してくれる場合があります。
ドラッグストアの求人の豊富さやサポートの質など様々な観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「マイナビ薬剤師」です。
マイナビ薬剤師ならばドラックストアの求人を多数保有!ドラックストアの転職におすすめ
マイナビ薬剤師
おすすめポイント
- 多種多様なニーズに対応できる業界トップクラスの求人数と職種を保有
- グループ全体で蓄積してきた豊富なノウハウを活かし、的確かつていねいな求職者のサポートに定評がある
- 職場訪問により求人情報では知りえない企業の魅力やよりリアルな職場の雰囲気を把握
ドラッグストアへの転職を考えている人は、マイナビ薬剤師への登録がおすすめです。
マイナビ薬剤師はドラッグストアの求人数が業界トップクラス、長年の人材紹介業で培った、企業との信頼関係を強みとしています。
OCTのみのドラッグストアの求人が多いのも、マイナビ薬剤師の特徴です。
一般企業に勤務する薬剤師の平均年収と働き方
一般企業で働く薬剤師は、その職種によって平均年収が異なりますが、専門性の高い職種ほど年収が高い傾向にあります。
【一般企業薬剤師に勤務する薬剤師の仕事内容と平均年収】
職種 | 仕事内容 | 平均年収 |
---|---|---|
管理薬剤師 | 問い合わせ対応、入力作業など事務業務 | 350〜600万円 |
品質管理 | 自社製品や原料、製造工程の品質管理 | 350〜600万円 |
薬事 | 自社製品の製造・販売の申請業務 | 350〜800万円 |
研究開発 | 新薬の研究・開発に携わる | 350〜850万円 |
MR | 医療機関を訪問し自社製品を説明 | 450〜850万円 |
学術 | 自社製品の情報提供や、医師と面談 | 4350〜600万円 |
CRA | 製薬会社に代わり、臨床試験の開始から終了まで担当 | 450〜750万円 |
CRC | 臨床試験を実施する医療機関をサポート | 350〜600万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
企業に応募するなら「覚悟」も必要
高年収のイメージがある企業ですが、未経験で中途入社の場合は下限の年収提示と考える方が無難です。それでも土日祝休みや安定した経営などのメリットがあり、企業求人は薬剤師に人気です。当然求人が出ても応募が殺到し、すぐに採用枠が埋まってしまいます。年収面など条件面のこだわりがなければ、企業の求人を発見したらすぐに応募することをおすすめします。とはいえ応募者も多く狭き門であるという「覚悟」も必要でしょう。
【一般企業薬剤師の働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
---|---|
勤務時間 | 土日休み、残業が少ない傾向にある(職種による) |
患者との関わり方 | 直接的な関わりは少ない |
裁量やキャリア | 研修が充実していて専門知識を身に着けることができる |
一般企業の薬剤師は年収も高く、勤続年数に応じて着実に高収入になっていくのがメリット。福利厚生が充実している企業も多いです。
しかし、企業薬剤師と言っても職種はさまざまで、仕事の内容や勤務条件も大きく異なります。中には転勤のある職種も含まれています。
年収の高さだけで決めるのではなく、薬剤師としてのキャリアや理想の働き方を明確にしたうえで、職種を選ぶと良いでしょう。
また、企業薬剤師として働くには専門知識を身に着ける必要があるので、若いうちの転職がおすすめです。
企業の求人の豊富さやサポートの質など様々な観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「マイナビ薬剤師」です。
マイナビ薬剤師は医療業界以外にも一般企業との繋がりが強く企業薬剤師の求人数が豊富
マイナビ薬剤師
おすすめポイント
- 多種多様なニーズに対応できる業界トップクラスの求人数と職種を保有
- グループ全体で蓄積してきた豊富なノウハウを活かし、的確かつていねいな求職者のサポートに定評がある
- 職場訪問により求人情報では知りえない企業の魅力やよりリアルな職場の雰囲気を把握
マイナビ薬剤師は企業薬剤師の求人数も業界トップクラスを誇ります。薬剤師にとどまらず総合的な人材紹介業も展開しているので、製薬会社、一般企業との繋がりも強いのが特徴です。
さらにマイナビ薬剤師は、担当エージェントと直接会って相談できるため、企業薬剤師の転職について不安な点も親身に相談に乗ってくれるでしょう。履歴書の添削や面接対策も丁寧です。
病院に勤務する薬剤師の平均年収と働き方
病院薬剤師は、高い専門性が求められる一方で、比較的年収が低いのが特徴です。
当直や残業も多く、シフトによって勤務時間が変動する病院もあります。
【病院薬剤師に勤務する薬剤師の平均年収】
職種 | 平均年収 |
---|---|
一般職 | 350~450万円 |
薬剤師主任 | 400~550万円 |
薬剤師部長 | 500~650万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
【病院薬剤師の仕事内容】
- 院内製剤業務
- 注射薬や点滴の調製業務
- 病棟業務
- その他調剤業務や服薬指導、救命救急業務など
【病院薬剤師の働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
---|---|
勤務時間 | 当直や残業有、シフト勤務 |
患者との関わり方 | 入院患者との直接的な関わりがある |
裁量やキャリア | 高度な知識が求められ、医療従事者としてのやりがいを感じられる |
働き方については上記のようにまとめましたが、急性期病院か慢性期病院かによっても働き方は異なります。
急性期病院の場合は、より高度かつ専門的な治療に携われますが、慢性期病院の場合にはそこまで高度な医療に携わるケースは少ないようです。
いずれにせよ、病院の薬剤師として働くなら、仕事をしながらもスキルや知識をアップデートしていくことが求められます。年収や勤務時間などの労働条件よりも、薬剤師としての専門性の高さを重視する人に向いています。
なお、病院薬剤師は新卒でないと入職しづらい病院もあるので事前によく確認しましょう。転職なら若いうちの決断がおすすめです。
求人票からは見えない病院薬剤師の労働条件
薬剤師としての幅広い知識の習得や資格取得、多職種との連携、患者に向き合えているというやりがいから、病院での勤務を希望する薬剤師は多いです。また、院内託児所が利用できるというメリットがある一方で、ポストに限りがあり昇進が見込みにくいというデメリットもあります。複数の職種が働く病院では、このような「求人情報からは見えてこない情報」も踏まえてしっかり検討しましょう。
病院薬剤師の求人の豊富さやサポートの質など様々な観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「薬キャリAGENT」です。
薬キャリAGENTならば中途採用枠が出にくい病院求人も見つかりやすい
薬キャリAGENT
おすすめポイント
- 年収600万円以上の高収入求人が豊富!
- 迅速な対応、早い連絡で効率的に転職活動が進められる
- 医療業界トップクラスのエムスリーキャリア株式会社運営で専門性の高さに定評
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
2024年9月時点薬キャリAGENTはエムスリーキャリア株式会社が運営する転職エージェントで、病院の求人に強いのが特徴です。急性期病院のように、中途採用枠が出にくい病院でもいち早く欠員情報を教えてくれます。
電話だけでサクサク転職活動が進められるので、現職が忙しく転職活動に時間をかけられない薬剤師にも向いています。
製薬会社に勤務する薬剤師の平均年収と働き方
製薬会社の平均年収、仕事内容や働き方の特徴は以下のとおりです。
最高で1,000万円近い年収が手に入る可能性もあるなど、どの職場・職種にも増して高い給料を期待できるのは大きな魅力と言えるでしょう。
【製薬会社に勤務する薬剤師の平均年収】
職種 | 平均年収 |
---|---|
MR(医療情報担当者) | 500~1,000万円 |
研究・開発職 | 500~1,000万円 |
安全管理・品質保証 | 500~1,000万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
製薬会社は高年収を実現しやすいが採用難易度は高め
製薬会社の薬剤師になるためには、基本的には新卒採用か経験者の中途入社がほとんどです。地方の製造工場などでは稀に未経験OKの募集がでることもあります。以前と比べると製薬会社の採用枠も減少したので、採用難易度はかなり高めです。また年収相場が高い業界なので、安定して高年収が実現でき、規模の大きい会社ともなれば様々な職種もあるのでキャリアパスも豊富です。しかしながら、製薬業界も人員削減の波が押し寄せているので、一生安泰とは言い切れなくなってきています。
製薬会社の仕事内容
- 自社医薬品の販売を促進するMR(医療情報担当者)
- 新薬を開発、改良する研究開発職
- 自社医薬品の安全管理や品質保証業務
【製薬会社の働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
---|---|
勤務時間 | 職種による。MRは、みなし労働 |
患者との関わり方 | 患者との関わりは少ないが 医療機関との連携は多い |
裁量やキャリア | 大手企業ともなると様々な職種があり、キャリアパスも豊富 |
製薬会社では、医薬に関わるさまざまなキャリアパスを広げられます。スキルアップも見込みやすく、安定した高収入や、充実した福利厚生のもと、自らの専門性を磨いていくことに集中できる環境が整っているのも特徴です。
ただし調剤業務はないので、「患者と直接関わって働いていきたい」と考えている方はやりがいを感じにくいかもしれません。MRの場合には「見なし労働制」を採用している会社も少なくなく、個人の裁量で働けるという点でメリットは大きいですが、一方で残業時間が増えたとしても給料に反映されなかったりするなどデメリットも多い働き方であることは理解しておきましょう。部門統合など、会社の経営状況によっては雇用が不安定になるリスクがある点にも注意が必要です。
製薬会社の求人の豊富さやサポートの質など様々な観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「マイナビ薬剤師」と「薬キャリAGENT」です。
マイナビ薬剤師は医療機関以外ともパイプも太いため製薬会社の求人に強い
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公務員として勤務する薬剤師の平均年収と働き方
公務員薬剤師の平均年収、仕事内容や働き方の特徴は以下のとおりです。
他の職種に比べて「年収が飛び抜けて高い」とは言えませんが、リストラなどのリスクがほぼないため、安定した収入が手に入ることは公務員薬剤師として働く大きなメリットと言えるでしょう。
【公務員薬剤師に勤務する薬剤師の平均年収】
職種 | 平均年収 |
---|---|
行政職 | 350~650万円 |
保健所(衛生管理) | 350~650万円 |
病院 | 350~650万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
安定した雇用と定期昇給、福利厚生も充実しているため倍率は高め
公務員薬剤師になるためには、公務員試験を受け合格する必要があります。募集人数が少なく狭き門でかつ、年齢制限もあるため倍率は高いです。そのため、公務員を希望するなら若いうちから就職・転職活動に取り組むことが得策です。採用後は、副業禁止や異動や転勤が伴うデメリットがありますが、安定した雇用と定期昇給により生活設計は立てやすく、有給取得や賞与支給など福利厚生も充実しているメリットが大きいと考えられます。
公務員薬剤師の仕事内容
- 新規薬局の開局許可、毒物劇物取り扱い登録などの行政職
- 薬事衛生環境衛生食品衛生に関しての管理監督を行う保健所
- 国立県立病院での薬剤師業務(急性期の病院が多い)
【公務員薬剤師の働き方の特徴】
特徴 | 詳細 |
---|---|
勤務時間 | 職種によるが基本定時終了、残業があった場合は、別途残業代支給あり |
患者との関わり方 | 病院以外、患者との関わりが少ないものの対外的な折衝はあり |
裁量やキャリア | 異動が伴うため、専門性のあるキャリア形成は難しい。 |
公務員薬剤師は「安定性」が一番の魅力と言っても過言ではありません。景気や経済情勢に左右されることが少ないので安定した収入が手に入り、福利厚生も整っているため、長く安心して働いていきたい方にはぴったりです。仕事によっては勤務時間が長い傾向にありますが、残業代はしっかりと支給されるので、給料面で不満を覚えることも少ないでしょう。
一方、病院勤務を除くと患者と直接触れ合う機会は少なく、部署の異動が頻繁なので専門的なキャリアを築きにくい、といった点にデメリットを感じる可能性はあります。さまざまな業務を経験できる点はメリットと言えますが、公務員特有の事務作業も多く、ルーティン作業の毎日に飽きてしまう方もいるかもしれません。
公務員薬剤師は年齢制限や募集人数が少ないため、転職サイトに求人情報があることが稀です。しかし、全国各地に拠点があることやサポートの質などの観点から判断して選んだ、当サイトおすすめの転職サイトは「マイナビ薬剤師」です。
公務員薬剤師におすすめの転職サイト
マイナビ薬剤師ならば公務員薬剤師のキャリア相談ができる
マイナビ薬剤師
おすすめポイント
- 多種多様なニーズに対応できる業界トップクラスの求人数と職種を保有
- グループ全体で蓄積してきた豊富なノウハウを活かし、的確かつていねいな求職者のサポートに定評がある
- 職場訪問により求人情報では知りえない企業の魅力やよりリアルな職場の雰囲気を把握
マイナビ薬剤師では公務員薬剤師に直結する転職サポートは行っていませんが、国家公務員の給与規定に順じ、同等の福利厚生が受けられる以下のような求人を取り扱っています。
【東京都】国家公務員共済組合連合会〇〇病院 | |
---|---|
福利厚生 | 雇用保険、労災保険、健康保険 退職金、その他制度 |
勤務時間 | 08時00分~16時45分(休憩60分),早番:08時00分~16時45分(休憩60分),遅番(残り番):08時30分~20時15分(休憩60分),夜間勤務:08時30分~08時30分(休憩0分) |
手当 | 通勤手当 住宅手当 残業手当 調整手当 ■退職手当は院内規定に準ずる |
休日・休暇 | 週休2日制 土曜日 日曜日 祝日 年末年始休暇 夏季休暇 有給休暇 出産・育児休暇 |
キャリアアドバイザーのレポート | 21診療科、244床の許可病床数をもつ総合病院です。給与は国家公務員給与規定に準じ、安定した福利厚生が魅力で長期的に就業できる環境が整っています。病棟業務や委員会活動にも注力しており、病院薬剤師として一連の業務を若いうちから経験が出来ます。 |
充実した福利厚生や年功序列型の年収、安定した働き方ができるのは、公務員薬剤師だけではありません。マイナビ薬剤師を利用して、キャリア相談をしつつ、同等かそれ以上の条件の求人を紹介してもらうことも検討してみてはいかがでしょうか?
未経験の薬剤師が企業や病院へ転職するのは難しい?職場別の内定率を比較
平均年収の高い企業薬剤師、専門性を生かした仕事ができる病院薬剤師など、転職によって職場や職種を変えることで、年収や働き方、キャリアの理想を叶えることができるかもしれません。
しかし、各職場への転職はどれも同じ難易度という訳ではありません。それぞれの職場の内定率は大きく異なります。
そこで当サイトは、薬剤師専門のエージェントに直接取材し、内定率を調べました。
すべての薬剤師に当てはまるわけではありませんが、おおよその転職難易度が掴めるはずです。
【職場別の内定率】
職場 | 合格率 | エージェントの所感 |
---|---|---|
調剤薬局 | 10~60% |
・買い手市場に変化しており内定が出にくくなる ・エリアによって求人にばらつきあり ・調剤経験がない高齢者は内定獲得が難しい |
ドラッグストア | 30~60% |
・調剤薬局より内定率はやや高い ・企業により求人条件のばらつきあり |
病院 | 慢性期:10〜70% |
・エリアによって求人のばらつきあり ・調剤薬局同様に内定が出にくくなっている ・経験者、専門資格保有者は転職に有利に働くことも |
一般企業 | 10% |
・職種によっては未経験OKの場合もある ・年収相場が高いため高収入を実現できる ・人員削減の傾向があるため採用難易度は高い |
製薬会社 | 15% |
・人気求人で転職難易度が高い ・募集が出てもすぐに埋まってしまう ・年収減は覚悟の上での応募が必要 |
公務員薬剤師 | 5% |
・公務員試験に合格する必要がある ・募集人数は少なく年齢制限もあるため倍率はかなり高い ・安定した雇用と定期昇給、福利厚生も充実している |
※あくまで目安・参考としてご活用ください
調剤薬局とドラッグストアはエリアによって難易度のばらつきが大きく、上限と下限の差が激しくなっています。
病院は慢性期か急性期によって内定率が変化します。また認定薬剤師などの専門資格が有利に働く傾向にあります。
また知識やスキルが重要視されるため、未経験の場合伸びしろがあると判断される若いうちが有利です。
企業薬剤師や製薬会社、公務員薬剤師は、調剤以外の業務が経験できることや、待遇の良さなどから人気があります。しかし求人数が少なく、内定獲得の難易度もかなりのものです。
それでも挑戦したい場合は、募集職についての経験や知識を身に着けたうえで、できるだけ若いうちに転職活動を始めましょう。
中長期的な視点での選択を推奨
「誰にとっても良い職場」逆に「誰にとっても悪い職場」というものは存在しません。年収が高ければ良い、転勤があるから悪いということではなく、それは描きたいキャリアやライフステージによって変わるものなのです。転職エージェントと相談しながらこれらの要素を整理し、中長期的な視点で転職先を選択することをおすすめします。
薬剤師に聞いた年代別の転職体験談と薬剤師の転職事情
転職が初めてだと「転職するということ」がイメージしづらいかもしれません。
そこで、各年代の薬剤師に聞いた平均年収を職種別にお伝えするとともに、実際に転職した薬剤師の体験談や転職事情も年代別に紹介します。自分の状況に近いケースがあれば参考にしてください。
20代の薬剤師は職種によっては高年収が手に入ることもある
20代の薬剤師の平均年収は、およそ350~500万円です。最高でも450万円ほどの職種が多い一方で、ドラッグストアやCRA、MRなど、職種によっては550万円近い年収が手に入る可能性があります。
職種別20代の平均年収一覧
職種 | 平均年収 |
---|---|
調剤薬局 | 400〜500万円 |
ドラックストア | 450〜550万円 |
病院 | 350〜450万円 |
CRA | 450〜550万円 |
CRC | 350〜450万円 |
品質管理 | 350〜450万円 |
薬事・学術 | 350〜450万円 |
MR | 450〜550万円 |
研究開発 | 350〜450万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
20代│女性
人間性に問題ありと思われてしまうのでは…
新卒で入った薬局の話ですが、管理薬剤師がとても厳しい人でした。職場に笑顔はなく、一度も感謝や褒められることはなく、転職を決意しました。 「人間関係が理由で転職したら、問題がある人と思われるのでは?」など不安がありましたが、友人のアドバイスで転職を決意。 転職エージェントに人間関係が良い職場をお願いした結果、人間関係が格段に良い調剤薬局に転職することができました。 転職を決意してよかったと感じています。(調剤薬局→調剤薬局)
30代の薬剤師は年収600万円以上が実現できる可能性がある
30代の薬剤師の平均年収は、350~600万円ほどです。20代同様にドラッグストア・CRA・MRの年収が高い傾向にあり、調剤薬局・研究開発に関しても600万円近い年収を手にできる可能性があります。
職種別30代の平均年収一覧
職種 | 平均年収 |
---|---|
調剤薬局 | 450~600万円 |
ドラックストア | 500~650万円 |
病院 | 400~550万円 |
CRA | 450~650万円 |
CRC | 350~500万円 |
品質管理 | 350~500万円 |
薬事・学術 | 350~500万円 |
MR | 450~650万円 |
研究開発 | 350~600万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
30代│女性
パワハラで転職、アットホームな個人薬局に転職成功
薬局に勤めていましたが、パワハラの被害に遭って体調を崩してしまい、転職を決意しました。 人間関係が一番気になっていたので、職場の雰囲気を教えてくれそうな対面サポートがある転職サイトに登録しました。 期待通り、担当エージェントは企業の内情にとても詳しく、特に雰囲気が良いという個人調剤薬局に転職を果たしアットホームな雰囲気で働くことができています。(調剤薬局→調剤薬局)
30代│女性
夫の転勤を機に転職、働き始めたらブラックな職場だった..
夫の転勤がきっかけで転職しました。子供が小さいので時短勤務できる職場を探していたところ、知人の紹介で総合病院門前の調剤薬局が見つかりました。 面接では「忙しいときは忙しいけど、暇なときは早めに帰れるよ」と言われていました。転職は2回目で慣れていたし、早く働きたかったこともあり、他の職場はあまり見ずにすぐ転職しました。 しかし実際に働いてみると一日の処方枚数は一人40枚を超えている上、変形労働制になっていて、長く働いても給料は同じです。 暇なことなどほとんどなく、時短勤務をしてもその分長く働かなければならないため、転職したことを後悔しています。転職前に職場についてもっと調べれば良かったです。(調剤薬局→調剤薬局)
30代│男性
自分のやりたいことができると思っていたのに...
大学時代に学んだ知識を臨床の場で活かしたいと感じ、調剤薬局から製薬会社のDI業務へ転職しました。 転職活動自体はスムーズに進んだのですが、働き始めて3か月くらい経った頃に「転職に失敗したかも…」と感じ始めました。 入社前のイメージでは、問い合わせへの対応を通じて先進的な薬の勉強ができると思っていましたが、実際はマニュアル通りに対応するだけでした。 結果的に半年と経たずに再度転職をし、調剤薬局に戻ることになりました。 もっと具体的に仕事内容をイメージしてから転職すべきだったなと反省しています。(調剤薬局⇒企業)
40代の薬剤師は役職の有無によって年収が大きく変わる
40代は、役職の有無によって年収が大きく変わる年代です。そのため平均年収は350~750万円と幅があります。一般社員の場合にはそこまで高い年収は期待できませんが、管理薬剤師や薬剤師主任、エリアマネージャーなどのポジションに就けると650万円を超える額を手にできる場合もあるでしょう。
職種別40代の平均年収一覧
職種 | 平均年収 |
---|---|
調剤薬局 | 450~650万円 |
ドラックストア | 500~700万円 |
病院 | 400~600万円 |
CRA | 450~700万円 |
CRC | 350~550万円 |
品質管理 | 350~550万円 |
薬事・学術 | 350~550万円 |
MR | 450~750万円 |
研究開発 | 350~700万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
40代│女性
家族のことを考え転職し結果的に給料もアップ
子育てをしながら仕事をすることが、前の病院では少し時間的に辛くなってきた部分が多く転職を考え始めました。仕事の時間が希望通りの時短になったこと、自分が働きながら家族のことを考えること、ゆったりした雰囲気で殺伐とした雰囲気の中ではないことがすごくよかったです。なかなか最初は馴染めないかもと思いましたが、いい人ばかりで人間関係も良くよかった。
40代│男性
将来のことを考えて転職
製薬会社のMRをしていました。営業をする楽しみや辛さを味わい3年程勤めましたが、将来的に薬剤師として働いていきたいと考えて転職しました。 病院の規模が小さいので、医師や看護師とのコミュニケーションが取りやすく、勉強になる疾患については教えあって励みになりました。 給与は薬剤師手当で10万円つけてもらい、製薬会社に比べると安いですが、額面で30万円は超えていたのである程度満足していた。 早い段階で薬剤部長になり、薬の権限を持たせてもらったので仕事はしやすかったです。(製薬会社→病院)
40代│男性
年収は1/3になったが家族との触れ合いがもてた
努めていた外資系の製薬会社を退職し地元の薬局に転職しました。転職のきっかけは、家族と触れ合う時間をもっと大事にしたいと思ったからです。海外の単身赴任が長かったので、45歳までには決断しようと思ってました。年収は1/3になってしまいましたが、任される仕事の量が格段に減り心と身体にゆとりができました。また基本的にお客様としか接点がないので、無理難題な仕事を押し付けられることもなく、毎日が平和に過ごすことができてきます。土曜日出勤がたまにありますが、午前中で終わることもできますので、とても満足出来る転職でした。(製薬会社→ドラッグストア)
50代の薬剤師は職種や役職次第では年収850万円以上も見えてくる
50代の平均年収は350~850万円と、どの年代にも増して開きがあることが特徴です。部署内のトップポジション、あるいは役員として社内の舵取りを任されるケースも珍しくなく、特にMR・研究開発は850万円近い額を手にできる可能性もあるなど、職種、そして役職によってはかなり高い年収が手に入るでしょう。
職種別50代の平均年収一覧
職種 | 平均年収 |
---|---|
調剤薬局 | 450~700万円 |
ドラックストア | 500~750万円 |
病院 | 400~650万円 |
CRA | 450~750万円 |
CRC | 350~600万円 |
品質管理 | 350~600万円 |
薬事・学術 | 350~600万円 |
MR | 450~850万円 |
研究開発 | 350~850万円 |
※薬剤師転職エージェントへのヒアリングより作成
100名以上へのアンケートからわかった薬剤師の転職事情
続いては、薬剤師の転職事情に注目してみましょう。
薬剤師は転職経験が多いの?
当サイトでは薬剤師100名にアンケートを取り、【どのくらいの薬剤師が転職経験しているのか】を調査しました。
転職経験があるのは100人中72という結果になりました。多い人では5回以上転職を経験されている人も。
アンケート結果を見る限りでは、薬剤師にとって転職は珍しいことではないことが分かります
調査:株式会社クロス・マーケティング
対象:薬剤師100名(男性41:女性59)
薬剤師200人へのアンケートでわかった5つの転職理由
では、他の薬剤師の方はどのような理由で転職するのでしょうか?
当サイトでは転職経験のある薬剤師200人にアンケートを実施し、転職の理由として多かったものを5つ抜粋しました。
転職の理由 | 割合 |
---|---|
環境・生活の変化 | 50% |
待遇への不満 | 47% |
人間関係 | 29.5% |
会社の将来への不安 | 22% |
スキルアップできない | 19% |
(n=200 ネグジット総研調べ・複数選択方式)
アンケート結果から見えてきたのは、薬剤師の転職理由の大半は待遇や人間関係への不満だという事実です。
「待遇への不満」に関しては、低い年収や長い労働時間に不満を持っている方が多くを占めています。
また、人間関係において不満が溜まりやすいのは、狭い空間で長時間働くことを強いられる薬剤師の特徴かもしれません。
転職を考えているのであれば転職サイトを利用し、エージェントに職場の状況をしっかり確認すべきです。
薬剤師の転職サイトにはそれぞれ「病院求人に強い」「スピーディーな電話対応」などの強みが違います。自身の希望と強みがマッチした転職サイトを選ぶことが転職成功のカギになります。
おすすめ転職サイト3社比較
転職エージェント |
薬キャリAGENT | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ |
---|---|---|---|
求人数 | 23,819件 | 48,528件 | 51,360件 |
職場 | 調剤薬局 病院 |
薬局 ドラッグストア 企業 |
調剤薬局 病院 |
相談 | 電話・メール | 対面 | 対面 |
登録 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※2024年9月時点
※2024年9月時点
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
知っておくと転職活動に役に立つ薬剤師の転職情報
続いて、薬剤師が転職活動をする前に知っていると役に立つ情報を紹介します。
地方の職場・少人数の職場は高年収の傾向
都道府県別の薬剤師年収を以下にまとめました。
このデータからわかる通り、薬剤師は地方部が都市部と比べて高年収という傾向があります。
一般的には、都市部のほうが年収が高い職種が多いのですが、薬剤師に限っては地方での人材が不足しているため、高給を提示していると考えられます。年収を上げたいのであれば、地方の求人を視野に入れても良いかもしれません。
同様に薬剤師不足で高年収が期待できるケースとして、小規模薬局での一人薬剤師の職場が挙げられます。
しかしデメリットとして忙しすぎる可能性があるので注意が必要です。さらに人手不足から休みを自由に取れないケースもあるので、事前に確認するようにしましょう。
また求人情報のみで職場の実態を読み取るのは難しいため、転職エージェントを活用して確かな情報を収集したいところです。
転職回数が多いと不利になる?
転職回数が多い人は、選考で不利になる場合があります。理由は、転職回数が多いと「些細なことですぐやめてしまうタイプ」と思われてしまうからです。しかし、どの職場も転職回数だけで判断するわけではありません。過去に転職を多くしているからといって、転職をあきらめる必要はないでしょう。
転職回数が採用に与える影響
転職回数が多すぎることは望ましいことではありませんが、企業側はそれだけを見て合否を判断するわけではありません。本人の持つスキルや経験、やる気などを見て総合的に判断しているのです。転職回数は合否判断のひとつの指標に過ぎません。逆に言えば転職回数が少なければ内定をもらえるわけでもないのです。極端に転職回数が多いケースは別ですが、転職回数はあまり気にせず、今まで得たスキル、キャリア展望をアピールしましょう。
転職に最適な時期やタイミング
転職に最適な時期は以下のとおりです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 求人が多くなる時期
- ボーナスを受け取った時期
- 研修が受けられる時期
求人が多くなる時期
企業側の採用が活発になり求人数が増える時期は、自分の希望に合った求人が見つかりやすくなります。そのため、理想的な転職ができる可能性が高まるでしょう。
求人が多くなる時期は以下のとおりです。
- 1〜2月
- 7〜8月
※転職エージェントへのヒアリングにより調査
ボーナスを受け取った時期
ボーナスが出る会社に在籍しているのなら、受け取った後に退職するのも1つの手です。
しかし、ボーナス時期を意識しすぎるがゆえによい求人を逃す可能性もあります。あまりボーナスに固執するのもよくありません。また「ボーナスをもらった瞬間に辞めた」との噂が立てば、意外なシーンで悪影響が出るかもしれません。地元の薬剤師業界は意外と狭いものですから気を付けたいですね。あくまで選択肢の一つとして持っておくにとどめることをおすすめします。
研修が受けられる時期
研修を受けたい人は4月に入社できるよう調整しましょう。
研修制度が整った職場に転職する場合に限りますが、4月に入社すると新卒と一緒に研修を受けられる可能性があります。
特に未経験職場に転職される場合は研修があると安心ですね。
転職タイミングは「長期的な視点」で判断しよう
「ボーナスをもらってから」「研修を受けたいから」といった事情もあるかと思いますが、薬剤師の転職市場が買い手市場になっていることを踏まえると、当然求人が多くなる時期に合わせて転職活動をした方が内定獲得の可能性は高まります。特に誰もが考えるボーナス後は、応募者が増えることでライバルが増える時期となります。長期的に見たときに目の前の賞与と希望の勤務先への転職どちらを優先すべきか、よく考えましょう。
薬剤師400人に聞いた!最近の転職事情とは?
ここまで、処方箋枚数の減少に注目して薬剤師転職市場の変化について解説してきましたが、実際の薬剤師の声も気になるところです。
そこで当サイトでは、薬剤師400名に最近の転職事情について独自調査を行いました。そのデータの一部を紹介しますのでぜひ参考にしてください。(※調査委託先:クロス・マーケティング)
このように大きな変動を見せている薬剤師の転職市場だからこそ、その道のプロである転職エージェントが頼もしい存在になってくれるはずです。
参考文献
〈転職ハブとは〉
当メディアは、採用・育成・定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供し、厚生労働大臣から有料職業紹介事業の許可をうけている株式会社カケハシ スカイソリューションズが運営しています。20年以上の採用コンサルティング力を生かし、あなたの転職をサポートいたします。
>>会社公式HP
運営会社 | 株式会社カケハシ スカイソリューションズ |
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会社ホームページ | https://www.kakehashi-skysol.co.jp/ |
所在地 | 〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ7F |
代表取締役 | 中川 智尚 |
設立 | 2011年6月 |
事業内容 |
【人材採用】
新卒・中途採用企画、コンサルティング、採用代行(RPO) 有料職業紹介事業 許可番号:13-ユー305463 【社員研修・定着支援】 階層別社員研修(新入社員~幹部・上級管理職育成研修)、 組織診断サーベイ、理念浸透、定着支援 【HRテクノロジー】 オンボーディング支援ツール「HR Ring」 採用サイト作成ツール「MEET SOURCE」 【採用ツール制作】 採用サイト・採用向け動画・パンフレット・合同説明会ブース装飾ほか クリエイティブツール企画制作 【採用ツール制作】 離島の地域活性化に貢献する「島キャン | 島おこしインターンシップ」 奄美群島のグルメ・観光情報サイト「島キャン宣伝部」 |
連絡先 | 03-3513-7011 |
お問い合わせ | お問い合わせフォーム ※転職ハブの問い合わせはこちら |
転職エージェントがみた薬剤師転職市場の変化
医療機関からの処方箋が減り、薬局の収益が悪化したことで、薬剤師の転職市場の買い手市場化が加速しています。年収や募集対象年齢の低下、応募人数の増加はさらに進み、「40代は書類選考を通過できない」というケースや、「病院の求人に11人の応募があった」という事例もありました。また大手の調剤薬局でも、新卒採用数や新規出店数の削減、処方箋枚数の減少によって1店舗あたりの薬剤師数が削減され、求人数が減少しました。今後はますます薬剤師+αのスキルが求められ、コミュニケーション力や発信力、専門資格、経営への理解などが必要とされてきます。さらに「自分が入社することでどんな価値を提供できるか」についてしっかり説明ができる薬剤師が内定を勝ち取る時代に入ってきています。