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転職エージェントの仕組みは?報酬の仕組みと利用のメリットも解説!
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「転職エージェントの仕組みは?」
「そもそも転職エージェント・企業・求職者の関係性って?」
転職エージェントが利益を上げる仕組みは、人材を募集している企業への求職者の紹介により企業から手数料を貰います。
求職者の内定が売上につながるため、転職エージェントは内定を獲得する最善策を模索することが基本です。
転職にまつわる不安や疑問の相談もできるため、孤独になりがちな転職活動に希望を持って臨めるでしょう。
この記事では転職エージェント・企業・求職者の関係性を詳しく解説します。
株式会社リアステージ 古屋岳人
2014年にリアステージの創業メンバーとして参画し、主に求職者へのキャリアカウンセリング業務や採用企業へのコンサルティングなど、さまざまな業務に携わってきました。 年間2500名ほどの求職者とのキャリアカウンセリングを実施。「将来どうなりたいのか」という視点で、求職者の将来ビジョンと向き合ってきました。 このような求職者と向き合う姿勢を評価され、リアステージはメディアから「求職者と一番向き合ってくれる人材サービス」の1位に選出されるほどに成長しています。
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目次
転職エージェントの仕組みは?|ビジネスモデルを解説
転職エージェントの仕組みは、求職者と企業とのマッチングを仲介することです。
転職エージェントが収益を得るのは、企業にニーズの合った人材を紹介して採用されたときです。紹介の対価として企業側から報酬を得ます。
もし紹介した人材がすぐに辞めてしまった場合は、そのペナルティとして企業側に報酬の一部返還をしなければならないこともあります。
求職者と企業とのミスマッチが生じることは、転職エージェントにとってもデメリットといえるでしょう。
そのため、転職エージェントは、求職者と企業側のニーズを照らし合わせ、双方にベストとなるようにマッチングをします。
転職エージェントと企業の関係
転職エージェントと企業の関係は、企業の採用活動を転職エージェントがサポートするというものです。
その関係性には下記の3つの特徴があります。
それぞれ詳しく紹介します。
①成果報酬型である
企業が転職エージェントを利用する際に支払う対価は、紹介された求職者の内定が決まり次第支払う成果報酬型の費用です。
企業が求人・転職サイトを利用する場合には、求人情報の掲載と同時に掲載利用料金が発生するのに対し、転職エージェントの利用では採用に至らない限り支払いは発生しません。
成果報酬型のため、転職エージェントが報酬を得るためには、企業に適した求職者を紹介する必要があります。
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②企業が求める求職者を紹介してもらえる
企業にとっては、転職エージェントを利用することで、自社のニーズに合った人材を選りすぐって紹介してもらえる大きなメリットがあります。
転職エージェントを利用しないで一般募集した場合、自社の求める人材とは異なる応募者が押し寄せ、選考に大きな手間と時間がかかることが少なくありません。
反対に、会社の知名度があまりないために、応募者がほとんど集まらなくて選考が進まないこともあります。
そうした場合に転職エージェントを利用すると、企業の求める人材像を踏まえて求職者を見定めて紹介してくれるため、選考をスムーズに進められます。
③求人を非公開にできる
企業にとっては、転職エージェントを利用することで求人を非公開にできるメリットがあります。
有名企業や大手人気企業など待遇がとても良い企業の場合、求人情報を一般公開すると応募が殺到し、選考に多大な手間がかかるケースが少なくありません。
応募者が殺到する人気企業の場合、転職エージェントを利用すると、エージェントが求める人材を選りすぐって紹介してくれるため、効率的に選考を進められます。
つまり、多くの優良企業が効率よく人材を集めるために求人を非公開にしているということです。
転職エージェントと求職者の関係
転職エージェントと求職者の関係は、転職エージェントが求職者に対し内定まで求人紹介や条件交渉などさまざまなサポートをするというものです。
転職エージェントと求職者の関係には下記のような特徴があります。
①内定に向けてサポートしてもらえる
求職者は、転職エージェントから内定に向けてさまざまなサポートをしてもらえます。
求職者が受けられるサポートは例えば下記のようなものです。
- 自分のスキルや希望にあった求人紹介
- 自分では気づかない強みの発見を手伝ってもらえる
- 選考通過率を上げるための書類添削や面接対策
- 年収・待遇についての交渉
上のサポート内容からわかるように、転職エージェントは、求職者に内定まで徹底的なサポートをしてくれます。
②非公開求人を紹介してもらえる
求職者は転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえることがあります。
非公開求人・独占求人を豊富に持つ転職エージェントは少なくありません。非公開求人には優良な条件の求人が多く見られます。
エージェントを活用しなければ出会えないような求人もあるため、エージェント利用の大きなメリットといえるでしょう。
転職エージェントの使用がおすすめな人
転職エージェントを利用するかどうか迷う方も少なくないでしょう。一般的に転職エージェントは下記のような方におすすめです。
転職エージェントを使うかどうか迷っている方は、以下の内容をぜひ参考にしてください。
①転職が初めての人
転職が初めての方は、転職エージェントを活用することで下記のメリットが得られます。
- 最新の転職事情について詳しく知ることができる
- 自分では気付かなかったキャリアやスキルの強みに気付き、転職の幅が広がる
- 書類選考に通りやすい書類の書き方がわかる
- 面接通過率を上げるための面接対策を受けられる
- 転職に関するさまざまな悩みをアドバイザーに相談できる
初めてで転職の始め方もわからない場合でも、転職エージェントの利用により、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
利用したからといって必ず転職を決めなければならないわけではないため、気軽に活用することをおすすめします。
②早く転職したいけど現職が忙しく転職に時間が割けない人
転職をしたいものの、仕事が忙しくて転職活動の時間が取れない方も少なくないでしょう。そうした方にも転職エージェントはおすすめです。
転職エージェントを利用すると、求職者本人が動けない間も、エージェントのアドバイザーが希望条件に合わせて候補をリサーチしてくれます。
また、企業との面接日程の調整や交渉を代わりに行ってくれます。
さらにスカウト型エージェントを利用すると、自分のスキルやキャリアを登録しておくだけで、ヘッドハンターや企業から直接オファーを受けることも可能です。
忙しい方でもスムーズに転職活動を進められるため、利用がおすすめです。
③求人サイトでは自分の要望に合う求人が見つからなかった人
求人サイトで自分の希望に合う求人が見つからなかった方にも転職エージェントがおすすめです。
先に紹介した通り、転職エージェントは非公開求人も豊富で、これまで応募したい求人に出会わなかった方でも、良い求人に出会えることがよくあります。
転職エージェントを活用すれば、非公開求人を含めたより多くの選択肢から自分に合った求人を探すことができます。
転職エージェントをおすすめできない人
転職エージェントは、転職活動がスムーズに進められ、非公開求人など優良な求人にも出会えるため、おすすめとお伝えしました。
しかし、中には転職エージェントの利用をおすすめできないケースもあります。
例えば、下記のような方は、転職エージェントの利用がおすすめでないといえるでしょう。
①まずは求人を見たい人
どんな企業がどのような求人を出しているかなど、求人を見てみただけといった場合には、転職エージェントの利用はおすすめしません。
転職エージェントが求人紹介を行うのは、主に求職者の希望条件や強みなどを確認して転職の方向性が確認できた後といえるでしょう。
「とりあえず業界や職種を問わずどんな求人があるか知りたい」といった状態だと、転職を急ぐ方のサポートを優先され、対応を後回しにされる可能性があります。
求人を見たいだけの場合は、転職エージェントでなく、自由に求人を検索・閲覧できる転職サイトなどの活用がおすすめです。
②転職意思・意欲が強くない人
転職意思や意欲が強くない方も、転職エージェントの活用はおすすめしません。
先述しましたが、転職エージェントでは求職者の希望やスキルに合った求人を紹介し、内定に向けてのサポートをします。
そのため、求職者自身が転職意思・意欲を持って動かないとサポートが難しくなります。
転職エージェントは、転職をしたいという意思が明確になってから利用した方がよいでしょう。
ただし、転職する気がないのではなく、「転職するかどうか悩んでいる」「転職に自信がない」といった方は転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントのアドバイザーに相談することで、自分の市場価値や、今の悩みが転職で解決するかどうかといったことがわかります。
悩みを解消したうえで、そのまま転職活動を行ってもいいですし、転職活動を見合わせてもよいといえます。
初めての利用におすすめの転職エージェント
転職エージェントを初めて利用する場合には、どのエージェントを利用すればいいのか迷うこともあるでしょう。
初めての利用の場合は、求人数が多く、転職支援実績も豊富で信頼できる転職エージェントがおすすめです。
特に以下の3つが、初めて利用する転職エージェントとしておすすめです。
なお、転職エージェントは複数のエージェントに登録して実際に利用し、最終的に自分にあったエージェントをメインで利用することがおすすめです。
以下では、上記3つのそれぞれの特徴を紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数が業界トップクラスに多い転職エージェントです。
おすすめポイントは下記の3つです。
- あらゆる業種・職種・年代・地域の求人が豊富
- 大手企業の求人が多い
- 支援実績が豊富
業種や年代、地域を問わず求人が豊富なため、誰もが利用しやすいエージェントです。支援実績が豊富で信頼の高いサポートが受けられます。
対応地域 | 全国 |
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主な拠点 | 東京都、北海道、宮城県、栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
マイナビエージェント
マイナビエージェントのおすすめポイントは以下の点です。
- 初めての転職の不安や心配事に丁寧に対応
- 書類添削や面接対策などサポートが手厚い
- 大手企業から人気ベンチャー企業まで求人が豊富
マイナビエージェントは、書類添削や面接対策などのサポートが手厚く、転職未経験の方でも安心して利用できます。
対応地域 | 全国47都道府県、海外 |
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主な拠点 | 東京・神奈川・北海道(札幌)・宮城(仙台)・名古屋・京都・大阪・兵庫(神戸)・福岡 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
ビズリーチ
ビズリーチは、即戦力・管理職などのハイクラス転職に特化したスカウト型転職サイトです。
- 管理職や専門職、グローバル人材などの転職に強い
- 職歴やスキルを登録した後はスカウトを待つだけ
- 年収600万円以上など高年収求人が豊富
ビズリーチは、高年収やキャリアアップを目指す方におすすめです。スカウト型のため、登録した後はスカウトを待つだけでよく、現職が忙しい方の利用にも向いています。
対応地域 | 全国 |
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主な拠点 | 東京都、大阪府、愛知県、福岡県、静岡県、広島県 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
転職エージェントの利用時の内定までの流れ
転職エージェントを利用するための登録から応募・内定までの流れを解説します。
1. 登録
まずは、転職エージェントに登録しましょう。
登録は無料でできるので、とりあえず登録してみるだけでもOKです。
公式サイトの専用フォームから会員登録できます。その際に、プロフィールや経歴、求人の希望などの情報を入力します。
転職したい職種を絞っていたり、転職の目的が明確だったりする場合は、他の転職エージェントや、希望職種に特化した転職サイトなどにも登録しておくといいでしょう。
2. 面談予約
登録が完了したら、次はキャリアアドバイザーとの面談(キャリアカウンセリング)の予約をします。
キャリアカウンセリングはWebサイト、電話、メールなどから予約ができます。登録から実際にキャリアカウンセリグンを受けるまでに2週間程度時間がかかることもあります。
転職先を探している人は面談を待つ間に自分で求人を探すなどして就職活動を進めておくといいでしょう。
3. 面談(カウンセリング)
日程が決まったらキャリアアドバイザーによる面談(キャリアカウンセリング)を受けます。
現状の仕事内容の不満点や、求人の条件、不安や疑問に思っていることもあれば、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
オンラインでの面談にも対応しているので、地方に住んでいる人も利用できます。スマホやタブレットにも対応しています。
4. 応募
キャリアアドバイザーから、希望の条件に合う求人を紹介してもらいます。
気になる求人があれば、Web履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成して、応募してみましょう。書類選考に通らないなど、応募書類に不安があれば、添削してもらうことも可能です。
キャリアアドバイザーに希望に合う求人を紹介してもらえない場合は、自分で探した求人に直接応募してみてもいいでしょう。
キャリアアドバイザーや採用プロジェクト担当を通じて応募した求人はマイページの「応募・選考状況」から現在どうなっているのかのステータスを確認することができます。
「応募中」「選考中」「選考終了」とステータスが自動的に変更されるので、確認しておくといいでしょう。
5. 面接
書類選考に通ったら次は、面接です。
面接が不安な人は、キャリアアドバイザーに面接のポイントのアドバイスや模擬面接などの練習をお願いしましょう。
基本的に、転職エージェントには過去の面接データが豊富にあるため、参考になる情報を提供してもらえるでしょう。
もし書類審査に通った後に諸事情などによって面接を辞退したい場合は、面接辞退を決めた時点ですぐに連絡を入れましょう。
面接辞退の連絡は基本的にはメールで問題ありませんが、すでに面接日が決まっていたり、面接日直前になる場合は電話で連絡を入れるのがベターです。
6. 内定
応募企業から内定の連絡があり、各種条件等を検討した上で希望と合致した場合は、キャリアアドバイザーを通じて企業に入社する意思を伝えましょう。
現職での退職手続きも必要です。
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よくある質問
Q. 転職サイトと転職エージェントの仕組みの違いはなに?
転職サイトは求人案件を集約して掲載しているサイトであり、転職エージェントは必要な人材を求めている企業と求職者のマッチングを行っている会社です。そして、転職エージェントサービスを運営している会社では、転職サイトも運営しているケースが多くあります。転職の可能性を広げるために、プラスアルファとして同一運営会社の転職サイトを同時に利用するということも可能です。
Q. 転職エージェントが内定をせかしてくることはあるの?
基本的に、転職エージェントが内定の決断を急かしてくることはありません。
転職エージェントは、求職者の希望する転職時期に合わせてサポートを行うことを原則としているからです。
ただし、内定が出ている段階では、回答が遅いと企業側の人事・採用活動に大きく影響するため、早めに回答して欲しいと促されることはあります。
Q.転職エージェントって無料で使えるの?
転職エージェントは、内定確定後に企業からのみ収益を生むビジネスモデルであるため、求職者にとっては無料であるところが大半です。案件に希少価値を持たせるために有料プランがあるエージェントが存在します。しかし幅広く人材を集めるうえで不利になることもあるため、有料化している転職エージェントはあまり多くありません。
完全無料で利用できるエージェントがほとんどです。
Q. 転職エージェントを複数利用することはできるの?
転職エージェントは、できるだけ複数利用しましょう。幾つも利用することに遠慮がちになる人がいますが、有利に転職活動を進めたり、より幅広く求人案件に出会ったりするために必要な手段になります。
ただしあまり多く登録してしまうと、窓口となる複数の専任コンサルタントやそれぞれの求人企業との面接スケジュールの調整に苦労する可能性があります。例えば最初は最終的に絞り込むエージェント数よりも1~2つ多めに登録しておき、相性のよいエージェント2~3つに絞り込むことが理想です。
複数利用する場合に求職者が気をつけておくべきことは、同じ企業からの案件を別々のエージェントから同時に申し込まないことです。とくにペナルティがある訳ではありませんが、企業やエージェントの心象を損なわないために求職者が気を付けておくべき点だといえます。
Q.転職エージェントへの報酬って求職者の年収から差し引かれるの?
転職エージェントへの報酬が、求職者の年収から差し引かれることはありません。
転職エージェントへの対価は、企業側が負担するもので、求職者の負担はありません。
転職エージェントの報酬と求職者の年収とは、基本的に無関係です。
まとめ
転職エージェントは、求職者と企業のニーズを踏まえて両者のマッチングを仲介します。
転職エージェントの収益を得る仕組みは、企業の求める人材を紹介して報酬を得るというものです。
求職者の内定が売上につながるため、転職エージェントは求職者が内定を獲得できるような最善策を模索してくれます。
このため、求職者は、転職エージェントを無料で安心して利用することができます。
効率的に転職活動を進められるなどのメリットも多いため、転職エージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。