60代におすすめの転職エージェント・サイト20選!シニア転職の成功のコツ

60代におすすめの転職エージェント

「60代におすすめの転職エージェントはどれ?」「シニア向けの求人が見つからなくて困っている」と悩んでいる方に向けて、60代におすすめの転職サービスを厳選して紹介します。

60代は他の世代と比べて求人数が少ないぶん、まずは1つでも多くの求人に出会うことが欠かせません。

特に次の3つの転職サービスはシニア向けの求人が多いので、真っ先に登録しておくことをおすすめします。

すべての60代におすすめの大手人気転職サービス
マイナビ
ミドルシニアマイナビミドルシニアのロゴ
  • 未経験でも働けるパート求人も豊富
  • 40代~60代専門で、60代の登録者がもっとも多い(※1)
シニアジョブ
エージェントシニアジョブエージェントのロゴ画像
  • シニアの転職専門の担当者がサポート
  • 税理士や社労士、医師免許などの資格保有者は特に使いやすい
リクルート
エージェントリクルートエージェントのロゴ
  • 年間およそ135万5,000名が登録(※2)。シニア世代の登録も多い
  • 全国に20ヶ所の拠点があるので地方の求人も豊富

※1 公式サイトより(集計期間:2023年1月1日~2023年12月31日)
※2 2022年度実績

60代が転職サービスを使うときは、次のような使い方がおすすめです。

60代が転職サービスを使うときのポイント

  • 転職サービスは1社ではなく複数社を併用する
  • 転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらう
  • シニアの転職に詳しい担当者に再就職などについて相談する

就業者に占める60代以上の割合が2022年には21.6%(※)に達するなど、シニア世代の受け入れに積極的な企業は増えています

この記事では60代でも使える無料の転職サービスをお伝えしますので、再就職を成功させ、理想のセカンドキャリアを実現させたい方は最後までご覧ください。

日本経済新聞 電子版(2023年7月17日)

監修者 監修者

小泉 宗栄

株式会社オリオネット・テクノロジー
人材センター 担当部長

小泉 宗栄

一般社団法人高齢者活躍支援協議会 副理事長/工学博士。早稲田大学理工学部卒業。カナダ国立科学研究所 Visiting Fellow(客員研究員)などを経て、東証プライム上場化学メーカー「日本パーカライジング」にて総合技術研究所センター長、本社技術管理部部長を歴任。定年退職後は総合人材サービスを提供する「オリオネット・テクノロジー」にて、17年以上にわたり多数の転職者・派遣就業者をサポート。

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※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

目次

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60代におすすめの転職エージェント・転職サイト10選【シニア向け】

全国に約30,000社(※)近くある人材紹介会社、無数に存在する求人サイトの中から、60代におすすめの転職サービスを厳選して紹介します。

どれもシニアの転職サポートに強く、60代向けの求人も豊富です。転職エージェント・転職サイトともに、全てのサービスを無料で利用できるのもメリットです。

次のような方はぜひ登録してみてください。

  • 転職サイトに登録したけど若手向けの求人が多く、求人が見つからなかった
  • 老後に向けて、できるだけお金をかけずに再就職を成功させたい
  • シニアの転職に詳しいキャリアアドバイザーに相談したい

厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移」

マイナビミドルシニアは60代の利用が特に多い

マイナビミドルシニア

マイナビミドルシニアは多くの求人を確認したい60代におすすめ

  • 定年後や専業主婦(夫)でも働ける求人を探している人
  • 60代向けの求人が豊富な転職サイトを使いたい人
  • 地方の求人を一つでも多く確認したい人

マイナビミドルシニアは、40代~60代向けの求人を専門に扱っている転職サイトです。

利用者は60代が41%と最も多く、無職の方の登録が3分の1を占めています(※)。未経験でも働けるアルバイト・パート求人が多いので、専業主婦(夫)など、仕事経験が少ない方にもおすすめです。

シニア向けの転職サービスの中では求人数がトップクラスで、およそ25万件もの求人を掲載しています。39の都道府県に支店を構える「マイナビ」のサービスということもあり、都心部だけでなく地方の求人が充実していることも特徴です。

※集計期間:2023年1月1日~2023年12月31日

マイナビミドルシニアの基本情報
マイナビミドルシニアの公開求人数 266,856件
運営会社 株式会社マイナビ
本社 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
拠点 札幌(北海道)・旭川(北海道)・帯広(北海道)・青森・岩手・山形・宮城・福島・宇都宮(栃木県)・群馬・茨城・つくば(茨城県)・埼玉・川越(埼玉県)・越谷(埼玉県)・千葉・船橋(千葉県)・東京・横浜(神奈川県)・川崎(神奈川県)・厚木(神奈川県)・湘南(神奈川県)・静岡・浜松(静岡県)・沼津(静岡県)・名古屋(愛知県)・岡崎(愛知県)・新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・松本(長野県)・岐阜・三重・滋賀・京都・大阪・堺(大阪府)・兵庫・姫路(兵庫県)・奈良・香川・愛媛・福山(広島県)・広島・岡山・北九州(福岡県)・福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
許可番号 13-ユ-080554
料金 無料

*2024年9月時点

シニアジョブエージェントは資格を活かせる求人が豊富

シニアジョブエージェント

シニアジョブエージェントは60代の資格保有者におすすめ

  • 税理士や社労士、医師免許などの国家資格を持っている人
  • 施工管理・医療事務の仕事経験が長い人
  • シニア転職に詳しい担当者にサポートしてもらいたい人

シニアジョブエージェントは、50代以上専門の転職エージェントです。

会計事務所や社労士事務所、医師の求人が豊富なため、資格を活かせる職場で働きたい60代におすすめです。

介護職や自動車整備士の求人も多い一方で、施工管理や医療事務といった資格不要の求人も扱っています。

転職エージェントのため、キャリアアドバイザーが転職活動を徹底的にサポートしてくれるのもメリットです。“シニア転職のプロ”の目線から応募書類や面接についてアドバイスを送ってくれるので、選考通過率を高めたい方もサポートをお願いしてみましょう。

シニアジョブエージェントの基本情報
シニアジョブエージェントの公開求人数 30,417件
運営会社 株式会社シニアジョブ
本社 〒169-0072 東京都新宿区大久保2-5-22 セキサクビル8F
拠点 東京都
許可番号 13-ユ-307556
料金 無料

*2024年9月時点

マイスター60は人材紹介と派遣事業を行っている

マイスター60のトップ画像

マイスター60は派遣に興味がある60代におすすめ

  • 派遣求人を探している人
  • 東京・大阪での勤務を希望している人
  • 再就職相談会や、設備管理の研修プログラムに参加したい人

マイスター60は、シニア人材特化型の転職エージェントです。

キャリアアドバイザーが求人を紹介してくれる人材紹介のほかに、人材派遣も行っています。東京・大阪の求人が中心なので、都心部での勤務を希望している方におすすめです。

マイスター60では、再就職の成功事例や、転職の心構えなどのレクチャーを受けられる「アクティブシニア再就職相談会」も実施しています。

設備管理が未経験の方向けの研修の機会も用意されており、このプログラムに参加すると数ヶ月の実習後に派遣スタッフとしての就業が可能です。

マイスター60の基本情報
マイスター60の公開求人数 569件
運営会社 株式会社マイスター60
本社 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル6F
拠点 東京都・愛知県・大阪府
許可番号 13-ユ-303702
料金 無料

*2024年9月時点

シニア活用.comは年収1,000万円以上の求人を扱っている

シニア活用.comは高年収求人に応募したい60代におすすめ

  • 大企業の本部長・顧問・研究職の求人を探している人
  • 年収1,000万円~2,000万円の求人に応募したい人
  • シニア世代の転職ノウハウを詳しく知りたい人

シニア活用.comは、シニア向けのハイクラス・エグゼクティブ案件を扱っている転職サイトです。

国内大手企業を中心に大手外資の求人も確認でき、ほとんどが本部長や顧問、研究職の求人です。

求人数は少ないものの、その多くが年収1,000万円以上かつ、年収2,000万円を目指せる求人も掲載されています。年収を維持またはアップさせたい60代の方は利用してみましょう。

シニア世代の仕事探しノウハウや、シニア就業者に関連するニュースをサイト内で確認できるので、情報収集としての活用もおすすめです。

シニア活用.comの基本情報
シニア活用.comの公開求人数 18件
運営会社 ジーニアス株式会社
本社 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル
拠点 東京都
許可番号 13-ユ-305405
料金 無料

*2024年9月時点

シニア求人ナビは未経験歓迎の求人を多数掲載している

シニア求人ナビのトップ画像

シニア求人ナビは未経験の仕事に挑戦したい60代におすすめ

  • 東京・大阪の「未経験可」の仕事を探している人
  • マンション管理やドライバーに興味がある人
  • 条件を細かく設定して求人を検索したい人

シニア求人ナビは、50代・60代専門の転職サイトです。

東京・大阪の求人がおよそ97%を占め、職種としてはマンション管理やドライバーの求人を多く確認できます。

これらの仕事は60代の採用も多く、シニア求人ナビでは未経験歓迎の正社員・アルバイト求人を豊富に掲載しています

「週1~OK」「駅5分以内」をはじめ、多数の“こだわり条件”が用意されているのも特徴です。

「人と出会えるお仕事」「地域に貢献できるお仕事」といった条件も用意されているので、就業先にこだわりがある方にもぴったりなサイトといえるでしょう。

シニア求人ナビの基本情報
シニア求人ナビの公開求人数 2,956件
運営会社 株式会社内藤一水社
本社 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-2 エヌワンビル
拠点 東京都・愛知県・大阪府・福岡県
許可番号 13-ユ-303906
料金 無料

*2024年9月時点

FROM40は即戦力のシニアを求める企業の求人が多い

FROM40の公式サイトキャプチャー画像

FROM40は60代のハイクラス・エグゼクティブ層におすすめ

  • スキルや経験を活かせる環境に転職したい人
  • 高年収求人を探している管理職・役員経験者
  • スカウトをもとに転職活動を効率的に進めたい人

FROM40は、40代以上の中高年向けの求人に特化している転職サイトです。

特定の業界・職種の仕事経験が長い「即戦力人材」を求める企業の求人が多く、管理職・役員クラスの高年収求人を豊富に扱っています

スキルや経験を現職以上に活かせる会社で働きたい60代の方や、転職によって年収を落としたくない方は登録しておきましょう。

自分で求人を検索できるだけでなく、スカウトサービスも無料で利用できます。登録後はスカウトを待つだけでOKなので、転職活動に手間と労力をかけたくない方にもおすすめです。

FROM40の基本情報
FROM40の公開求人数 16,830件
運営会社 株式会社ダトラ
本社 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町2-5-28 久太郎町恒和ビル7F
拠点 東京・大阪
許可番号 27-ユ-302081
料金 無料

*2024年9月時点

レバウェル介護(旧:きらケア)は未経験可の介護求人が多い

きらケア介護求人のキャプチャ画像

レバウェル介護は介護職が初めての60代におすすめ

  • 異業種から介護職に挑戦してみたい人
  • 資格がなくても働ける介護求人を探している人
  • 口コミの評価が高い転職エージェントを使いたい人

レバウェル介護は、介護職専門の転職エージェントです。

60歳を過ぎて異業種から介護職に転職する人は増えており、レバウェル介護でも約半数の求人が「未経験可」となっています。

「無資格OK」の求人も多数扱っているなど、介護職が初めてでも挑戦しやすい求人を多く扱っているのが特徴です。

丁寧な面接対策をはじめ、キャリアアドバイザーの親身なサポートも高い評判を得ています。介護専門の転職サービスの中で「口コミ総合評価No.1(※)」にも輝いているので、転職活動を安心して任せられるのも魅力といえるでしょう。

調査期間:2022年9月(googleマイビジネスの口コミ平均点)

レバウェル介護(旧:きらケア正社員)の基本情報
レバウェル介護(旧:きらケア正社員)の公開求人数 223,888件
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
本社 〒150-6190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F・25F
拠点 札幌(北海道)・渋谷/立川(東京都)・さいたま(埼玉県)・船橋(千葉県)・横浜(神奈川県)・名古屋(愛知県)・大阪・広島・福岡
許可番号 13-ユ-309623
料金 無料

*2024年9月時点

ジョブメドレーは医療介護系の転職サイトの中で利用者がトップクラス

ジョブメドレー

ジョブメドレーは看護師・介護士・保育士の60代におすすめ

  • 知名度や信頼度が高い転職サービスを使いたい人
  • 医療介護職の求人を一つでも多く検討したい人
  • 職場の雰囲気をしっかりと理解しておきたい人

ジョブメドレーは、看護・介護・保育求人を掲載している転職サイトです。

会員数は約205万、月間およそ4.5万人(※)が新規で登録しているなど、医療介護系の転職サイトの中でトップクラスの利用者を誇ります

東証プライム上場企業の「メドレー」が運営している点も安心材料の一つです。

求人数も56万件以上と飛び抜けて多く、「60代以上活躍」の求人も多数扱っています。「若手が多い」「社風が堅実」など、職場環境についての細かな情報を求人票で確認できるのも嬉しいポイントといえるでしょう。

2024年4月時点

ジョブメドレーの基本情報
ジョブメドレーの公開求人数 630,637件
運営会社 株式会社メドレー
本社 〒106-6113 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー13F
拠点 4ヵ所(東京、大阪、島根、福岡)
許可番号 13-ユ-304334
料金 無料

*2024年9月時点

シルバー人材センターは定年退職者向けに仕事を紹介している

シルバー人材センターのキャプチャー画像

シルバー人材センターは定年後に短期の仕事をしたい60代におすすめ

  • 公的な就業サービスを使いたい人
  • スポット的な仕事を希望している人
  • 定年後の「生きがい」を目的に仕事をしたい人

シルバー人材センターは、主に定年退職者向けの就業支援を担っている公益法人です。基本的には全国の市区町村に置かれており、都道府県知事の指定を受けて業務を行っています。

会員登録をすると、企業や一般家庭からの仕事をシルバー人材センター経由で受けられます。家事サービスや家庭教師、建物管理などさまざまな仕事がありますが、どれも短期の就業が基本です。

月8~10日の就業で月額3~5万円の収入が平均なので、しっかりと稼ぎたい方には不向きですが、定年後の一部の時間を仕事にあてたい方には適したサービスといえるでしょう。

シルバー人材センターの基本情報
シルバー人材センターの公開求人数 非公開
運営事業者 公益社団法人 全国シルバー人材センター事業協会
本社 〒135-0016 東京都江東区東陽3-23-22 東陽プラザビル3F
拠点 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・新潟県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
許可番号
料金 無料

*2024年9月時点

indeed(インディード)は圧倒的な求人数を誇る転職サービス

indeedのロゴ画像

indeedは求人数が多い転職サービスを使いたい60代におすすめ

  • 60代向けの求人を一括で検索したい人
  • 95万件近い求人の中から自分に適した仕事を探したい人
  • 応募企業の口コミを確認したい人

indeedは、Web上の転職サイト・採用ページなどに掲載されている求人を一括で閲覧できる転職サイトです。

日本国内では月間3,700万人以上(※)が利用する巨大なプラットフォームとして知られ、検索ボックスに「60代」と入力するだけでも95万件近い求人がヒットします。求人数の多さを求めている方にはぴったりの転職サービスといえるでしょう。

企業によっては従業員の口コミも確認できます。給与や企業文化についてのリアルな情報もチェックできるので、企業分析としての活用もおすすめです。

※2023年7月時点

Indeed(インディード)の基本情報
Indeed(インディード)の公開求人数 約944,000件(※)
運営会社 Indeed Japan 株式会社
本社 〒108-0073 東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル6F
拠点 日本(東京)、アメリカ(オースティン、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンマテオ、シアトル、スタンフォード)、オランダ(アムステルダム)、アイルランド(ダブリン)、ドイツデュッセルドルフ)、インド(ハイデラバード)、イギリス(ロンドン)、フランス(パリ)、オーストラリア(シドニー)、スイス(チューリッヒ)、カナダ(トロント)
許可番号 13-ユ-313596
料金 無料

*2024年9月時点
※検索ワード「60代」でヒットした各都道府県の求人数の合計

60代におすすめの転職エージェント・転職サイト10選【大手】

60代におすすめの大手転職エージェントと転職サイト、人材派遣会社を計10社紹介します。

これらの転職サービスは年齢問わず誰でも利用しやすく、多数の求人を扱っているので60代向けの求人も豊富です。

人材紹介事業を全国で展開しているサービスも多いので、地方の求人を探している方も利用しておきましょう。

「ビズリーチ」をはじめ、年収800万円以上の管理職求人を扱っている大手転職サービスも紹介します。年収を大きく下げたくない方や、経営陣の一人として引き続き力を発揮したい60代の方も参考にしてみてください。

リクルートエージェントは年間約135万人が登録する人気のサービス

リクルートエージェントのキャプチャー画像

リクルートエージェントは支援実績が豊富なサービスを使いたい60代におすすめ

  • 信頼度の高い転職エージェントを使いたい人
  • 地方の求人を探している人
  • 人材業界やエンジニアへの転職を目指している人

リクルートエージェントは、年間およそ135万5,000名(※1)が登録している転職エージェントです。

求人数もトップクラスかつ、北海道から九州まで全国20ヶ所に支店があるため地方の求人も広くカバーしています。

リクルートエージェントを利用した60代は「人材業界」や「エンジニア(設計・生産技術・品質管理)」への転職成功実績が特に多い(※2)ので、これらの分野への転職を目指している方も利用してみましょう。

※1 2022年度実績
※2 2023年7月~12月

リクルートエージェントの基本情報
リクルートエージェントの公開求人数 476,143件
運営会社 株式会社リクルート
本社 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
拠点 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・盛岡(岩手県)・郡山(福島県)・東京・立川(東京都)・さいたま(埼玉県)・千葉・横浜(神奈川県)・宇都宮(栃木県)・金沢(石川県)・新潟・長野・松本(長野県)・富山・静岡・浜松(静岡県)・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・広島・高松(香川県)・松山(愛媛県)・北九州(福岡県)・福岡・熊本・鹿児島
許可番号 13-ユ-010258
料金 無料

*2024年9月時点

dodaは優良中小企業の求人が充実している

dodaアイキャッチ

dodaは優良中小企業に転職したい60代におすすめ

  • 自分でも求人を検索して応募したい人
  • 安心して働き続けられる中小企業の求人を探している人
  • 無料のサービスが充実している転職エージェントを使いたい人

doda(デューダ)は、一度の登録で「求人紹介サービス」と「求人検索サービス」を利用できる転職エージェントです。

人材を募集している企業の約6割が従業員数100名以下(※)かつ、経営が安定している企業の求人が多いため、優良中小企業に転職したい60代におすすめです。

適正年収が分かる診断ツールや、職務経歴書の書き方が具体的に分かるページなど、無料のコンテンツが充実していることもメリットといえるでしょう。

※公式サイトより

dodaの基本情報
dodaの公開求人数 259,799件
運営会社 パーソルキャリア株式会社
本社 〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
拠点 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・丸の内(東京都)・大手町(東京都)・南青山(東京都)・紀尾井町(東京都)・浅草橋(東京都)・西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島
許可番号 13-ユ-304785
料金 無料

*2024年9月時点

ビズリーチは年収1,000万円以上の求人を多数保有している

ビズリートの画像

ビズリーチは高年収求人のスカウトを受けたい60代におすすめ

  • 年収1,000万円以上の高収入求人に応募したい人
  • スカウトをもとに転職活動を効率的に進めたい人
  • 大企業の希少な求人に出会いたい人

ビズリーチは、ハイクラス層向けの転職サイトです。

スカウト型のため、登録すると企業やヘッドハンターから直接声が掛かります。全求人の3分の1以上が年収1,000万円以上(※)のため、高待遇の求人を探している60代におすすめです。

日本を代表する上場企業の管理職や、たしかな技術力を求める大手企業の専門職・技術職など、他の転職サービスでは見かけないような希少な求人を扱っている点も大きな魅力です。

※2023年10月末時点

ビズリーチの基本情報
ビズリーチの公開求人数 136,467件
運営会社 株式会社ビズリーチ
本社 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1
拠点 東京・大阪・名古屋(愛知県)・福岡・静岡・広島
許可番号 13-ユ-302647
料金 無料(一部有料)

*2024年9月時点

パソナキャリアは管理職の求人をメインに扱っている

パソナキャリアのキャプチャ

パソナキャリアはマネジメント経験を活かしたい60代におすすめ

  • 部長職・シニアマネージャー・役員の求人を探している人
  • 管理職求人を探している女性
  • 経理・人事・法務の業務経験が長い人

パソナキャリアは、ハイクラス領域の転職支援が得意な転職エージェントです。

部長職やシニアマネージャー、役員の求人が多いため、マネジメント領域で長く活躍してきた60代におすすめです。「女性の転職支援」に早くから力を入れているサービスのため、女性管理職の求人が豊富な点も特徴といえるでしょう。

登録者の約4割(※)が経理・人事・法務などに転職しているので、管理部門への転職を目指している方にもおすすめです。

※2023年7月~12月実績

パソナキャリアの基本情報
パソナキャリアの公開求人数 42,591件
運営会社 株式会社パソナ
本社 〒107-8353 東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE 8F
拠点 全国47都道府県
許可番号 13-ユ-303084
料金 無料

*2024年9月時点

doda Xは事業部長や役員などのエグゼクティブ求人が多い

dodaX(旧iX転職)のキャプチャ画像

doda Xは経営層として働き続けたい60代におすすめ

  • スカウトやヘッドハンティングをもとに転職活動を進めたい人
  • 求人との接点を広く持っておきたい人
  • 事業部長や執行役員などのエグゼクティブ案件を探している人

doda Xは、ハイクラス・エグゼクティブ求人専門の転職サイトです。

企業からのスカウトやヘッドハンティングサービス、さらには担当者からの求人紹介や、自分でも求人を検索して応募できるなど、求人との接点を広く持てるのが大きなメリットです。

部長職や役員クラスの求人が多いため、転職後も引き続き、経営の中核としてキャリアアップを目指していきたい60代におすすめです。

doda Xの基本情報
doda Xの公開求人数 58,507件
運営会社 パーソルキャリア株式会社
本社 〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
拠点 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・丸の内(東京都)・大手町(東京都)・南青山(東京都)・紀尾井町(東京都)・浅草橋(東京都)・西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島
許可番号 13-ユ-304785
料金 無料

*2024年9月時点

JACリクルートメントはハイクラス領域に強い転職エージェント

JACリクルートメントのキャプチャ画像

JACリクルートメントは日系大手や外資に転職したい60代におすすめ

  • ハイクラス領域において高い実績を誇るサービスを使いたい人
  • 国内の大企業や外資系企業への転職を目指している人
  • 応募企業の情報を詳しく把握しておきたい人

JACリクルートメントは、「ハイクラス・ミドルクラス転職ランキング」において6年連続で1位(※)に輝いている転職エージェントです。

日系大手の求人を中心に、世界12ヶ国とのネットワークをもとにした外資系企業の紹介にも強みがあります。

企業担当のコンサルタントが直接サポートしてくれるので、気になる企業の経営陣の特徴や事業戦略、財務状況など、求人票には現れにくい情報を提供してくれるのもメリットです。

オリコン顧客満足度ランキング

JACリクルートメントの基本情報
JACリクルートメントの公開求人数 非公開
運営会社 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント
本社 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14F
拠点 東京・仙台(宮城県)・さいたま(埼玉)・横浜(神奈川県)・静岡・浜松(静岡県)・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・広島・福岡
許可番号 13-ユ-010227
料金 無料

*2024年9月時点

リクルートダイレクトスカウトは地方の高年収求人が豊富

リクルートダイレクトスカウトのバナー(松坂桃李さん)

リクルートダイレクトスカウトはハイクラス求人を探している60代におすすめ

  • ハイクラス・エグゼクティブ求人のスカウトを受けたい人
  • 地方の高年収求人を多く確認したい人
  • スマホアプリを使って転職活動を効率的に進めたい人

リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス・エグゼクティブ求人のスカウトが届く転職サイトです。

人材業界大手の「リクルート」が運営していることもあり、全国の求人を広くカバーしています。地方の高年収求人を探している方は登録しておきましょう

便利なスマホアプリも用意されており、企業と簡単にチャットでやり取りできます。転職活動をスムーズに進めたい方はアプリも利用してみてください。

リクルートダイレクトスカウトの基本情報
リクルートダイレクトスカウトの公開求人数 362,115件
運営会社 株式会社リクルート
本社 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
拠点 東京、北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡
許可番号 13-ユ-313011
料金 無料

*2024年9月時点

ランスタッドは英語力を活かせる求人が多い

ランスタッドのキャプチャ画像

ランスタッドは英語力に自信がある60代におすすめ

  • 語学力を活かせる仕事をしたい人
  • 一都三県(東京・千葉・埼玉・神奈川)に住んでいる人
  • 派遣や短期のアルバイトとして働きたい人

ランスタッドは、1960年にオランダで設立されたグローバルエージェントです。

外資系企業の求人が多いので、海外の企業とのやり取りに慣れている方や、語学力を活かせる仕事をしたい方は登録しておきましょう。首都圏の求人が大半を占めることも特徴です。

派遣求人やスポットジョブ(単発の仕事)の紹介がメインのため、ワークライフバランスを保ちつつ、ゆとりを持って働きたい60代にもおすすめです。

ランスタッドの基本情報
ランスタッドの公開求人数 1,523件
運営会社 ランスタッド株式会社(Randstad K.K.)
本社 〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F
拠点 北海道・山形・宮城・福島・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・東京・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・京都・兵庫・広島・香川・愛媛・福岡・熊本・宮崎・鹿児島
許可番号 13-ユ-010554
料金 無料

*2024年9月時点

リクナビNEXTは日本最大級の登録者を誇る大手転職サイト

リクナビNEXT

リクナビNEXTは転職先の選択肢を広げたい60代におすすめ

  • 地方の中小企業の求人に応募したい人
  • 60代でも未経験から挑戦できる仕事に就きたい人
  • 一般には公開されていない求人のオファーを受けたい人

リクナビNEXTは、1,400万人(※)もの登録者を誇る日本最大級の転職サイトです。

地方の中小企業の求人が多く、「60代」で検索すると約11,000件がヒットします。未経験のシニアを歓迎している企業の求人が多いことも特徴です。

非公開求人のスカウトが届く可能性があることも魅力です。経歴に興味を持った企業から声が掛かるので、自身の市場価値を改めて確認できるのもメリットといえるでしょう。

※2022年5月末時点

リクナビNEXTの基本情報
リクナビNEXTの公開求人数 169,000件
運営会社 株式会社リクルート
本社 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
拠点 全国
許可番号 13-ユ-313011
料金 無料

*2024年9月時点

リクルートスタッフィングは働きやすい派遣求人を多く扱っている

リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィングは派遣として働きたい60代におすすめ

  • 働きやすさを重視している人
  • 大企業の派遣求人を探している人
  • パソコンスキルを一から学び直したい人

リクルートスタッフィングは、満足度調査で1位(※)に輝いた派遣会社です。

1日~3日ほどテレワークが可能な案件や、残業なしの派遣案件が多いため働きやすさを重視している方にぴったりです。大企業の案件も多いので、安心して働きやすいのも嬉しいポイントといえるでしょう。

登録者は、パソコンスキルを学べるオンライン研修やセミナーを無料で受講できます。リスキリング*を考えている60代の方はぜひ参加してみましょう。

月刊ビジネス 2023年12月号「第40回派遣スタッフ満足度調査」
*リスキリング:スキルや知識の再習得

リクルートスタッフィングの基本情報
リクルートスタッフィングの公開求人数 10,425件
運営会社 株式会社リクルートスタッフィング
本社 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-13-1 第一生命日比谷ファースト
拠点 日比谷・新宿・立川・横浜・湘南・厚木・西船橋・さいたま・水戸・つくば・宇都宮・高崎・梅田・東梅田・神戸・京都・名古屋2拠点・豊田・静岡・浜松・札幌2拠点・仙台・秋田・郡山・広島・福岡・北九州・南大沢・浦和・別府
許可番号 有料職業紹介事業:13-ユ-010249
一般労働者派遣事業:派13-010563
料金 無料

*2024年9月時点

60代向け転職エージェントの選び方3つのポイント

60代向け転職エージェントの選び方のインフォグラフィック画像

60代が転職エージェントを選ぶときは、次の3つのポイントを意識しましょう。

自分の年代や条件に合った転職エージェント・転職サイトを選ぶ

転職エージェントや転職サイトに登録する前に意識したいのが、そのサービスが自分の年代と希望条件にマッチしているかという点です。

なぜなら、サポートが得意な年代や求人の特徴は転職サービスごとに異なるからです。

たとえば同じ「マイナビ」のサービスでも、次のような違いがあります。

▼転職サービスの比較(マイナビ)

サービス種別
サポートが得意な年代
求人の特徴
マイナビ
ミドルシニア
転職サイト
40代~60代
未経験でも働けるシニア向けの求人が多い
マイナビ
エージェント
転職エージェント
20代~30代前半
若手社会人向けの大企業の求人が多い
マイナビ転職
転職サイト
20代~30代前半
若手社会人向けの中小企業の求人が多い

勤務地近くに拠点がある転職エージェントを選ぶ

転職エージェントに登録するときは、そのエージェントの拠点(オフィス)が勤務希望エリアの近くにあるかもチェックしましょう。

希望エリアの近くに拠点があると、次のメリットが手に入るからです。

希望エリアの近くに拠点がある転職エージェントを使うメリット

  • 面談拠点に足を運びやすい(対面の面談を希望する場合)
  • その地域の企業に詳しいアドバイザーに支援してもらえる可能性が高い
おすすめ転職エージェントの関連記事
北海道・東北地方
中部地方
関東地方
近畿地方
中国地方
四国地方
九州地方・沖縄県

転職エージェント・転職サイトは複数登録して併用する

次の理由から、転職エージェントや転職サービスは複数社に登録しておきましょう。

60代が複数の転職サービスに登録しておくべき理由

  • 多くの求人に出会えるから
  • 担当者との相性を確かめられるから

60代は確認できる求人が少なく、転職によって年収が大きく下がる可能性もあります。

そこで好条件の求人に1つでも多く出会うためにも、まずはさまざまな転職サービスに登録しておくことが欠かせません。

信頼できるキャリアアドバイザーを見極めるためにも、転職エージェントに関しては最低でも3社以上の利用をおすすめします。

60代が転職を成功させるための5つのポイント

60代が転職を成功させるためのポイントのインフォグラフィック画像

転職を成功させたい60代は、次の5つのポイントを意識して転職活動を進めましょう。

1. 60代の転職では「順応性」をアピールする

60代の転職では、新しい職場にしっかりと順応できる姿勢をアピールすることが大切です。

60代が「順応性」をアピールすべき理由

  • 自分よりも年齢が若い上司のもとで働く可能性が高いから
  • これまでよりも規模が小さい会社で働くケースが多いから

プライドが高く、過去の経験やポジションに固執していると「扱いづらい人」と思われてしまう場合があります。

まずは、適応力や柔軟性といった能力をしっかりとアピールしましょう。

小泉 宗栄 様のプロフィール画像
小泉 宗栄さん

60代を採用する企業は、新たな職場に馴染める人柄かどうか?を特にチェックしています。

「昔はこういう役職に就いていた」とプライドが高い人は敬遠されがちな一方で、気持ちをうまく切り替えられる方であれば企業から歓迎されるでしょう。

2. 60代の転職は「優先順位」を決めることも重要

60代での転職では、譲れない条件は何か、妥協できる条件は何か、といった優先順位を定めておくことも大切です。

そもそも60代向けの求人は少なく、希望条件をすべて満たす求人となると選択肢がさらに絞られてしまうからです。

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小泉 宗栄さん

早期退職などによって収入が5~6割ほどに落ちてしまう60代は珍しくありません。受け取れる年金なども考慮しつつ、希望する給与を考えておきましょう。

また、勤務地に強いこだわりがある場合も求人が限られてしまいます。60代の場合には自身の健康面を踏まえた企業選びも意識してみてください。

3. 60代は複数の転職サービスに登録しておく

転職サービスを利用するときは複数社に登録しておきましょう。

応募できる求人が増えますし、色々な求人を比較できるので自分にとって最適な企業を見つけられる可能性が高まるからです。

転職サービスは何社使ってもOKかつ、無料で利用できるので、ぜひ複数社への登録を検討してみてください。

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小泉 宗栄さん

60代は年齢制限によって応募できない求人が出てくるので、まずは色々なサービスを幅広く使うことが大切です。

たとえば大手転職エージェントに登録しておくと求人の選択肢が広がるでしょう。給与や勤務地などをもとに求人を簡単に探せる「indeed」も60代から人気を集めています。

4. 60代の転職は自分からアクションを起こすことも大切

60代の転職では、受け身の姿勢ではなく、自ら求人を探しにいく積極性も重要です。

待っていてもスカウトが届くような20代・30代と比べ、60代は自分から動かないとなかなか良い求人に巡り合えないからです。

求人があるかどうか転職エージェントにこまめに問い合わせてみるなど、めげずにコンタクトを取り続けましょう。

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小泉 宗栄さん

現職中の方は“会社の外”にも目を広げてほしいと思います

私自身、定年退職後に人材会社に転職しましたが、それまでは化学メーカーに長く勤めていました。しかし学会や大学などで人脈を築いていたことで、縁あって現在の会社に出会えたという経緯があります。

仕事はどこで紹介されるか分かりません。今の会社だけに留まっているのではなく、社外との関係性を作ることも意識してみましょう。

5. 60代はブランク期間中も社会とのつながりを持っておく

定年退職後などに転職活動をしている方は、ブランク期間中に「社会との接点」をできる限り持っておくようにしましょう。

なぜなら仕事をしていない期間が長いと、「仕事の感覚がにぶっているのでは?」と企業から思われてしまう場合があるからです。

転職活動とは別に、下記のような活動にもぜひチャレンジしてみてください。

60代におすすめのブランク期間の過ごし方

  • アルバイトをしてみる(週に1回でも可)
  • 地域のボランティアに参加する
  • 経験やスキルを活かして副業をする
小泉 宗栄 様のプロフィール画像
小泉 宗栄さん

「社会とのつながりを保つため、就職先が決まるまでアルバイトをしていました」といったアピールは60代の転職では有効です。

心身の健康にもつながるなどメリットも大きいので、ブランク期間中は転職活動以外の時間にも目を向けられると良いでしょう。

60代が転職エージェント・転職サイトを利用するメリット・デメリット

60代が転職エージェント・転職サイトを利用するメリット・デメリットのインフォグラフィック画像

60代が転職エージェントや転職サイトを使うメリット・デメリットを紹介します。

◎ 転職サービスを使うメリット ✕ 転職サービスを使うデメリット
  • 60代向けの求人に出会う可能性が高まる
  • 企業と年収を交渉してくれる
  • 年齢を理由にサポートを後回しにされる可能性がある
  • 転職活動が長引く可能性がある

デメリットについては、その注意点とともに解決策もお伝えします。

転職サービスが気になっているけど「本当に使って大丈夫かな…」と不安に思っている方は参考にしてみてください。

メリット1. 60代向けの求人に出会う可能性が高まる

転職サービスを使うと60代向けの求人に多く出会えます。

たとえば転職エージェントや転職サイトの中には、その転職サービスだけが保有している独占求人や、登録者だけが紹介を受けられる非公開求人を扱っているところも少なくありません。

特に「リクルートエージェント」などの大手転職エージェントは、年代問わず多数の求人を扱っています。転職先の選択肢を広げたい方は、こうした転職サービスも積極的に活用しましょう。

メリット2. 企業と年収を交渉してくれる

転職エージェントを使うと、企業との年収交渉を無料で代行してくれます。

60代の転職では年収が下がることをある程度覚悟する必要がありますが、とはいっても子供の学費や、親の介護などでまだまだお金がかかる方も多いでしょう。

こうした方にとって、自身の年収を少しでも高めるために転職エージェントが代わりに交渉してくれるのは大きなメリットに感じられるはずです。

デメリット1. 年齢を理由にサポートを後回しにされる可能性がある

60代が転職エージェントを使うデメリットは、サポートを後回しにされてしまう可能性があることです。

若い人材を採用したい企業が多いため、転職エージェントのサポート対象者がどうしても60代未満、特に20代・30代が中心になってしまうからです。

求人を優先的に紹介してほしい方は、シニア世代の転職支援が手厚い「リクルートエージェント」や「シニアジョブエージェント」に登録しておきましょう

こうしたエージェントには、シニア転職に詳しいコンサルタントも在籍しています。専任の担当者が応募書類の添削や、面接対策なども無料でフォローしてくれるので、選考通過率を高めたい方も利用してみてください。

小泉 宗栄 様のプロフィール画像
小泉 宗栄さん

60代が転職エージェントを使うときは、親切に対応してくれるコンサルタントを見極めることが大切です。

たとえ選考に落ちたとしても、ここはどうですか?と何度も提案してくれるなど、気長に付き合ってくれるコンサルタントにサポートしてもらいましょう

デメリット2. 転職活動が長引く可能性がある

転職エージェントを使うとコンサルタントとのやり取りが発生するため、今すぐに転職したい方はスピード感の遅さにイライラしてしまう可能性があります。

しかしながら、60代の転職は半年~1年ほどかかることが一般的です。早く転職先を決めたい気持ちも分かりますが、仕事や環境が合わずにすぐに辞めてしまうと次の転職はさらに厳しくなります。

働ける場所をすぐに決めなきゃ…と焦ってしまうときこそ、まずは一旦落ち着きましょう。

転職エージェントは経歴や希望にマッチする仕事を紹介してくれるので、転職で後悔したくない方はエージェントからも求人の紹介を受けてみてください。

60代の転職事情

60代の転職事情のインフォグラフィック画像

ここでは3つのトピックスに分けて、60代の転職事情を解説します。

60代の転職事情

  • 専門職・技術職の60代は一定の需要がある
  • 60代以降は非正規として働く人が大きく増える
  • 60代前半は給与面の不安から転職を考える人が特に多い
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小泉 宗栄さん

日本ではこの先も高齢者が増え続け、2050年には人口のおよそ40%を高齢者が占めるという試算もあります。

60代はもちろん、早期退職や役職定年を迎えた50代が転職活動を始めるケースが増えていることも特徴です。

本格的な高齢社会、そして人手不足が深刻化している日本において、シニア人材に注目する企業は増えています。

定年後も同じ会社に勤め続ける「再雇用」だけでなく、別の企業へと「再就職(転職)」を希望する60代の採用も活発です

シニア世代の就職意欲も高く、総務省発表のデータによると2012年から2022年の10年間で、60代前半の就業率は約15%、60代後半は約13%も上がっています。

総務省 令和4年就業構造基本調査 図7 高齢者の就業率の推移(2012年〜2022年)の画像

出典:総務省「令和4年就業構造基本調査」

専門職・技術職の60代は一定の需要がある

専門職や技術職など、いわゆる“手に職のある”60代は企業からのニーズが高い傾向にあります。

経験の長さ、スキルの高さが重要な仕事だからこそ、その道のベテランを求める声は少なくありません。

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小泉 宗栄さん

電気・機械・施工管理に関わる専門技術や資格がある60代の需要は特に高いです

中小のIT企業でも、以前に比べるとシニア人材の採用が活発化してきている印象があります。

60代以降は非正規として働く人が大きく増える

60歳を過ぎると正規雇用としての就業が難しいこともあり、契約社員やパートなどで働く人が大きく増えます

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小泉 宗栄さん

60歳以降の転職では、1年更新の契約社員や派遣としての雇用形態が基本です。

技術職・専門職などであっても契約社員としての勤務が多いので、年収が下がるリスクは考慮に入れておきましょう。

内閣府発表の「令和4年版高齢社会白書(全体版)」を見ても、非正規の就業率は60代以降に高まっていることが分かります。

  • 60代前半の非正規率は、50代後半と比べると男性は約30%、女性は約15%増えている
  • 60代前半の男性の約5割、60代前半の女性の約7割が非正規として働いている
  • 60代後半の男性の約7割、60代後半の女性の約8割が非正規として働いている
内閣府 令和4年版高齢社会白書(全体版)第1章 高齢化の状況(第2節 1) 図1-2-1-14 雇用形態別雇用者及び非正規雇用者率の画像

出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)第1章 高齢化の状況(第2節 1)」

60代前半は給与面の不安から転職を考える人が特に多い

働き続けないと生活が苦しい」という理由から、定年後も働き続ける60代は少なくありません。

特に、繰上げ受給などをしないと年金が入らない60代前半は、多くの方が年収面の不安を抱えています。

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小泉 宗栄さん

コンサルタントや顧問として働く予定がある60代、または大企業勤めで企業年金などを受け取れる人は金銭面での苦労はそこまで感じないでしょう。

しかし実際には60代以降に年収が大きく下がる方が多く、私がサポートしている中でも金銭面で苦労しているシニアは増えている印象です

年金だけでは生活が厳しく、「月にあと10万円あれば…」といった希望から就業先を探している方も多くいます。

なお、60代以降の再雇用(定年後再雇用)では年収が半減するケースも珍しくありません。

パーソル総合研究所の調査によると、再雇用によって約9割の人が「年収が下がった」と答えており、年収の額でいうと平均して4割以上下がっています。

60代は年収が減ることを視野に入れつつ、年金などの制度面の知識習得や、転職エージェントを使って企業との年収交渉を依頼する、といった対策をしていきましょう。

パーソル総合研究所 シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査(2021年1月) 定年後再雇用者の年収の変化の画像

出典:パーソル総合研究所「シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査(2021年1月)」

60代向け転職エージェントの利用の流れ6STEP

転職エージェント利用時の転職の流れ

転職エージェントに登録する前に、利用の流れを押さえておきましょう。

ここで紹介するサービスやサポートは全て無料で受けられるので、ぜひ積極的に活用してみてください。

ステップ1. 転職エージェントに登録

公式サイトから無料登録

まずは使いたい転職エージェントをインターネットで検索し、公式サイトをクリックします。

多くの場合、トップページの上部に「転職支援サービスへの申込みフォーム」があるので、次のようなプロフィール情報を入力しましょう。

登録項目(例:リクルートエージェント)

  • 転職希望時期
  • 希望勤務地
  • 直近で所属した会社の業種
  • 直近で経験した職種
  • 直近の年収
  • メールアドレス

※2024年8月時点

ステップ2. キャリアアドバイザーと面談

面談・ヒアリング

登録から1~2営業日ほどで、キャリアアドバイザーとの面談についての連絡がメールや電話で届きます。

面談では次のような質問をされることが一般的です。

面談で質問されること(例)

  • これまでの経歴
  • スキル・資格
  • 希望条件(年収・勤務地など)

面談は一方的に質問を受けるだけでなく、シニア転職に詳しいキャリアアドバイザーに不安や悩みを直接相談できるチャンスです。

再就職について気になることがあれば気兼ねなく尋ねてみましょう。

ステップ3. 履歴書と職務経歴書を作成

履歴書・職務経歴書の作成

企業への応募に向けて、履歴書と職務経歴書も準備しておきましょう。応募書類は転職エージェントが企業に提出してくれます。

転職エージェントの担当者は応募書類の添削もしてくれるので、書類選考の通過率を高めたい方は積極的にサポートをお願いしてみましょう。

転職エージェントの応募書類のサポート(例)

  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 評価される経験やスキルを企業ごとに教えてくれる
  • 業界・職種ごとの職務経歴書の「ひな型」を提供してくれる

ステップ4. 求人紹介・応募

求人紹介

キャリアアドバイザーとの面談後に求人を紹介してもらえます。

60代は応募できる求人が限られるぶん、期待していた数の求人を確認できない場合もありますが、ここで諦めてはいけません。

自らの努力次第で求人の選択肢を増やせるので、次のような前向きなアクションを意識しましょう。

60代が求人の選択肢を増やす方法

  • 「条件に満たなくてもまずは求人を紹介してほしい」とキャリアアドバイザーに伝える
  • 複数の転職エージェントで求人を紹介してもらう
  • 希望条件を下げる(妥協できる条件を考える)

▼転職エージェントを使った一般的な応募の流れを動画で解説しました

(この動画は5分51秒でご覧いただけます)

ステップ5. 面接

面接

書類が無事に通過すると、次は面接です。

転職エージェントは面接も手厚くサポートしてくれます

転職エージェントの面接サポート(例)

  • 面接日程を企業と調整してくれる
  • 模擬面接をしてくれる
  • その企業で過去にされた質問を共有してくれる

60代はスキルや経験だけでなく、新しい環境に溶け込めるか? といった点も深くチェックされます。

こうした柔軟性や人柄を面接でアピールできるか不安な方は、キャリアアドバイザーに模擬面接をお願いしてみましょう。

ステップ6. 内定・退職交渉

内定・入社

最終面接に合格すると「条件通知書」などが手渡されます。勤務条件に納得がいけば、転職エージェントの担当者に入社の意思を伝えましょう。

年収交渉をはじめ、転職エージェントは内定後も引き続きサポートしてくれます

内定後の転職エージェントのサポート(例)

  • 企業との給与交渉の代行
  • 退職交渉のアドバイス
  • 企業との入社日の調整

60代の転職エージェントに関するよくある質問Q&A

60代が転職エージェントを使うときによく抱く疑問にお答えします。

60代でも転職エージェントは無料?途中で有料にならない?

転職エージェントは60代でも無料で利用できます

転職エージェントが無料でサービスを提供できる理由は、企業からの紹介料をもとに成り立っているサービスだからです。

求職者1人を企業に紹介した場合、理論年収(※)の約30~40%が転職エージェントの売上げになります。

なお「ビズリーチ」に関しては有料プランもありますが、無料プランでも一部のスカウトの返信、求人の検索・応募が可能です。

※理論年収:企業に1年間在籍した場合の想定年収

60代無職でも転職エージェントは利用できる?

転職エージェントは定職に就いている人だけのサービスではないので、60代無職の方でも利用できます

ただし、60代向けの求人が少ないエージェントを使うと紹介を受けられない可能性があります。

そのため「リクルートエージェント」など、シニア向けの求人を豊富に扱っている大手転職エージェントに登録しておくことがおすすめです。

60代向けの転職エージェントを使いたいけど、転職サイトとの違いは何?

転職エージェントと転職サイトの違いはサポートの有無です。

転職エージェントはキャリアアドバイザーが転職活動を支援してくれますが、転職サイトには担当者がつきません。

具体的な違いは以下のとおりです。

▼転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェント 転職サイト
転職活動のサポート あり なし
求人情報を探す手段 求人を紹介してもらえる 自分で求人を探す
選考対策 応募書類の添削、模擬面接などをしてもらえる 基本的には1人で対策する
非公開求人 あり なし

60代向けの転職エージェントは担当者を変更できる?

60代向けの転職エージェントは担当者の変更が可能です

たとえばシニア向けの求人が豊富なリクルートエージェントは「お問い合わせ窓口」で担当者の変更を受け付けています。

60代の転職では、粘り強く支援してくれる担当者の存在が欠かせません。以下のような担当者にあたってしまった場合には、早めに変更を申し出ることをおすすめします。

転職エージェントの担当者を変更したほうが良いケース

  • 求人を継続的に紹介してくれない
  • シニア世代の転職事情に詳しくない

60代向けの転職エージェントではリモート・オンラインで面談できる

転職エージェントによってはリモート・オンラインでの面談が可能です

コロナ禍以降、キャリアアドバイザーとWeb上で面談ができるエージェントが増えています。

遠方に住んでいて面談拠点まで足を運べない方や、身体の調子が悪く、できるだけ家の中で転職活動を完結させたい60代の方は次のエージェントに登録してみましょう。

リモート面談ができる60代向け転職エージェント(例)

  • リクルートエージェント
  • doda

※2024年8月時点

60代未経験でも転職できる仕事はある?

60代未経験でも転職できる仕事はあります

具体的には、簡単なマニュアル仕事やサービス系職種において60代未経験者の採用が活発です。

シニア世代の割合が多い仕事でも、多くの60代が未経験からの転職を成功させています。

60代未経験でも転職しやすい仕事

  • 工場作業(検品・検査)、清掃、警備、調理補助
  • マンション管理、介護職
小泉 宗栄 様のプロフィール画像
小泉 宗栄さん

単純作業やサービス業では、60代未経験者の採用が多い傾向にあります。

未経験でも応募できる求人を探している方は、シルバー人材センターやハローワークも活用してみましょう

この記事のまとめ

この記事では、60代向けの転職エージェントと転職サイトを紹介しました。

おすすめの転職サービスは以下の10社です。

60代におすすめの特化型転職エージェント・転職サイト

  • マイナビミドルシニアは60代の利用が特に多い
  • シニアジョブエージェントは資格を活かせる求人が豊富
  • マイスター60は人材紹介と派遣事業を行っている
  • シニア活用.comは年収1,000万円以上の求人を扱っている
  • シニア求人ナビは未経験歓迎の求人を多数掲載している
  • FROM40は即戦力のシニアを求める企業の求人が多い
  • レバウェル介護(旧:きらケア)は未経験可の介護求人が多い
  • ジョブメドレーは医療介護系の転職サイトの中で利用者がトップクラス
  • シルバー人材センターは定年退職者向けに仕事を紹介している
  • indeed(インディード)は圧倒的な求人数を誇る転職サービス

60代が転職サービスを使うときは、次のような使い方ができると良いでしょう。

60代が転職サービスを使うときのポイント

  • 転職サービスは1社ではなく複数社を併用する
  • 転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらう
  • シニアの転職に詳しい担当者に再就職などについて相談する

60代は求人が少ないからこそ、さまざまな転職サービスを使うことで求人を広く探していくことが大切です。特に転職エージェントは非公開求人や独占求人を扱っているので、求人数を増やすためにも登録しておきましょう。

再就職や、定年後のセカンドキャリアなど、悩みが尽きない60代の転職だからこそ、シニア転職に詳しいアドバイザーの存在も欠かせません。

転職成功には担当者との相性も重要なので、まずは色々なサービスを使ってみてください。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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