ハートランドしぎさん看護専門学校で新たなキャリアを切り開く!自衛隊や銀行など異業種から看護界へ

キャリアチェンジに看護師も選択肢に入れて欲しい 創立50年の長い歴史を持つ「ハートランドしぎさん看護専門学校」は、即戦力として地域に貢献できる看護師の育成に力を入れています。近年、看護師の需要が高まる中、看護師資格の取得を目指す社会人経験者が増加。定員40名のうち、約4割が社会人経験者だと言います。 「元銀行員や元新車販売ディーラー営業マン、自衛隊員など、異業種から看護師にキャリアチェンジする方が多くいらっしゃいます。中には、介護福祉士やケアマネージャーなど、福祉・介護業界で働いていた方がさらなる専門性を身につけるために看護師資格を取得するケースもありますね」 キャリアチェンジを考えている方には、ぜひ看護師という選択肢も検討してほしいと、高塚先生は続けます。 「看護師に限らず医療職種に対して、『勉強が難しい』『国家試験に合格するのが大変』といったイメージを持つ方は多いと思います。たしかに、専門用語や技術を覚えたり、臨床実習で現場業務を行ったり、学び直しで看護師資格を取得するのは決して簡単ではありません。資格を取得するまでは大変かもしれませんが、それさえクリアできれば、看護師としての専門性が高く評価されキャリアアップのチャンスも広がります」 在学する社会人の多くが医療業界での経験ゼロからのスタートですが、9年連続で看護師国家試験合格率100%を達成。同校では、放課後学習会(補講授業)やモデル人形での実習授業など、学生の学びを底上げする取り組みが充実しています。 週2回の放課後学習会(補講授業)を実施 ハートランドしぎさん看護専門学校看護学科は3年制のプログラムとなっており、2年次からは、看護師国家試験対策の一環として放課後学習会を開催しています。 「放課後学習会は、成績が伸び悩んでいる学生を対象にした補講授業です。普段の授業だけでは十分に理解できなかった部分や、学生が苦手な科目をおさらいしていきます。放課後学習会は少人数制なので、疑問やわからない箇所があったときはすぐに質問できるので、わからないまま授業が進むという心配がありません」 さらに、3年次に行う試験対策講座や、ゼミナール、模擬試験なども実施しており、学生と教員が一丸となって国家試験合格を目指すさまざまな取り組みが行われています。 コンピュータ制御マネキンタイプのモデル人形で実践的なスキルを身につける 1年次は基礎看護の座学が中心となり、基礎医学知識や看護の基本的な理論について学びます。2年次に進むと、臨床看護の理論と実際の校内演習が増え、学生は徐々に実務に近い形での教育がスタート。そのひとつが、コンピュータ制御マネキンタイプのモデル人形を使った演習です。 「コンピュータ制御のマネキンタイプのモデル人形を使用した演習は、近年多くの医療・看護教育機関でも導入されています。コンピュータ制御のマネキンタイプのモデル人形は、心拍、呼吸、血圧などの生体情報をリアルタイムでシミュレーションできるため、学生は現場に近い環境での演習が可能です。 また、リアルな症状と適切な処置方法を学べるため、学生は緊急時の対応能力や判断力を高めることにも繋がります。コンピュータ制御によってさまざまなケーススタディが可能となることで、幅広い疾患や状況に対応する能力も鍛えられていくんです」 コンピュータ制御マネキンタイプのモデル人形を使った演習は、学生が臨床現場で即戦力となるための実践的なスキルを培う機会となっています。 また、『「愛・智・誠」生命の尊重と人間愛を基盤とした豊かな人間性と叡智を養い、看護の対象を全人的に見つめ、心に寄り添う事ができる誠実な看護職者を育成する』ことを教育理念に掲げる同校では、技能だけでなく人としての心の豊かさを大切にしています。 「技術や知識と同じくらい、人間力も大切だと思っています。医療の現場では、看護師が患者様やご家族に症状について話を伺うケースが多く、安心感や信頼を提供するためには人間力が必要不可欠です。 患者様の気持ちに寄り添い安心感を与えることができる看護師の存在は、治療の成功や患者満足度にも直結します。人間力は医療現場での成功や患者さんからの信頼を得るために、技術や知識と同じくらい、あるいはそれ以上に重要です」 ロールプレイを使ったコミュニケーション研修や医療現場でのケーススタディに基づいたディスカッションなどを通じて、学生は技術だけでなく「人間力」も育むことができます。 「プロフェッショナルな技術力と人間力が備わった看護師は、どの医療現場でも高く評価されます。そして、自身のやりがいにも直結し、自己成長やキャリアの充実にもつながるものです。医療チームのメンバーや患者様からも信頼される看護師の育成に今後も力を注いでいきたいと思います」