内定者フォロー

【事例あり】内定者フォローの効果を高める方法とは?辞退を防ぐ効果的な10の施策

近年、採用の早期化やオンライン化、採用期間の長期化などにより、内定先に対する不安や企業への理解が十分に深められないことから、内定辞退が課題となっている企業もあるでしょう。

複数の内定を持つ内定者もいるなか、入社意欲が高い状態をキープさせるためにも、企業による内定者フォローは重要だといわれています。

今回は、内定者フォローをどのように進めるとよいか悩んでいる人事担当者向けに、具体的な施策や他社の事例をご紹介します。

そもそも内定者フォローとは何か

内定者フォローとは、企業が内定者に対して、入社までの期間をサポートする施策を指します。

内定者フォローの主な目的は、内定辞退の防止、入社後の早期離職の防止、入社前の準備などが挙げられます。

現在、新卒採用市場では売り手市場が続き、学生を採用する難易度が非常に高まっています。
複数社から内定をもらう学生も増加傾向にあり、企業が学生に内定を出した後も、様々な工夫を凝らした内定者フォローを積極的におこなわなくては、内定を辞退される可能性が高まります。

内定者フォローをおこなうことにより、学生は入社前の不安や迷いを解消することができ、より意欲的な気持ちで入社することにつながります。

内定者フォローにおける課題

内定者フォローが不十分な場合、企業側の情報発信が届いていなかったり、意思疎通がうまくいかなかったりして、内定辞退につながることもあるでしょう。

現在の内定者フォローの課題は、内定者世代の利用頻度が低い「メール」の利用により内定者と連絡が途絶えてしまうことや、文面の堅苦しさから企業と内定者の心理的な距離が縮まらないことなどが挙げられます。

これらのコミュニケーションエラーにより、内定辞退にもつながっているようです。

内定者フォローにおいて重要なのは、「企業が内定者に望むこと」と「内定者が内定先に望むこと」を明確化してサポートすることでしょう。

一方、企業側においても、内定者フォローにはメールや電話など一人ひとりへの対応に効率と丁寧さが求められ、膨大な工数がかかっている場合もあります。

内定者フォローは、効率的かつ内定者の不安を解消していくことで、内定受諾時の気持ちをキープしたままで入社へとつなげられるでしょう。

内定者をフォローする流れと手順

内定者に対するフォローは、企業や内定者の状況によって内容が異なります。
ここでは、一般的な内定者フォローの手順とその内容をご紹介します。

順序 目的 イベント例 注力するポイント
1 内定者の意思確認 ・個人面談 入社の不安や疑問を解消し、安心感を醸成することで、内定の意思固めてもらう
2 内定者同士の親睦を深め、連帯感を向上させる ・内定者同士の懇親会 ・内定者同士の相互理解を深め、関係性を構築する
・人数が多い場合には、小規模なチーム形成からスタートして人間関係を育む
3 企業理念や自社事業に対する理解を深める ・社内報の送付
・選考の振り返り
・社内の各部署における業務内容の理解を深める
・部署間の関係や役割を伝え、組織のイメージを把握できるようにする
・選考で評価したポイントを具体的に伝え、意欲の向上を図る
4 具体的な業務内容を伝え、入社後のイメージを向上させる ・職場見学
・社内行事への参加
・現場でのアルバイト
実際に現場の従業員と関わることで、疑問や不安を払拭するだけでなく、配属後に感じるギャップを減少させる
5 入社に向けた準備をする ・オンライン研修
・合宿研修
・社会人の基礎知識や心構えの土台を築く
・実務に役立つ研修内容によって自信を持てるようにする
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内定者フォローに有効な施策とイベント

内定者フォローをおこなう際、効果があるのはどのような方法でしょうか。内定者フォローに有効だとされる、10の施策をお伝えします。

内定者フォローに有効な施策
  1. 連絡をとりやすい環境作り
  2. 社内情報の配信
  3. 懇親会の開催
  4. グループワークの実施
  5. オンライン研修の導入
  6. 職場見学会
  7. 社内行事への参加
  8. 個人面談
  9. 実際の現場でアルバイトとして働く
  10. 合宿
効果的な内定者フォローとは?ユニークな事例と成功の秘訣を紹介一般的な内定者フォローは、「内定者の不安解消」「内定辞退の防止」「入社前の準備」を目的として実施します。 より効果を高めるためには...

施策(1)連絡をとりやすい環境作り

内容や実施方法
・会社の一員であることを前提に、内定者と企業や同期が連絡をとりやすい環境を整備する
・些細な疑問を聞けるように、内定者だけが活用できる掲示板やメッセージ機能が付いているコミュニケーションツールを導入する

ポイント
・内定者は先が全くわからない状態にいることを企業側が理解し、企業または同期同士のつながりを作り、不安感を解消する
・活発なコミュニケーションを図るため、内定者が連絡しやすい方法を導入する

施策(2)社内情報の発信

内容や実施方法
・社内報をはじめ、会社案内や社史、PR誌などを送付する
・社員による社内ブログや動画を共有する

ポイント
・内定者は「同じ仕事をする人の声が聞きたい」「具体的な業務内容を知りたい」と感じている方が多いと予想されるため、ニーズが高いとされる情報を中心に発信する
・今会社で起きている具体的な内容を盛り込むなど、鮮度の高い情報を提供することで入社後のイメージが持ちやすくする
・定期的に情報を発信することで、「自分は内定者である」という安心感や「組織の一員である」という実感を向上させる

施策(3)懇親会の開催

内容や実施方法
・内定者を集めて懇親会を開催し、事業内容や職場の状況を説明する
・食事会を兼ねて実施するケースもある
・内定者が遠方で集まることが難しい場合は、オンラインにて開催する

ポイント
・企業側と内定者側の親睦を図るだけでなく、同期を知るきっかけ作りとして懇親会を活用し、安心感につながるように配慮する
・上層部だけでは企業側と内定者側の双方とコミュニケーションを取りにくいことが予想されるため、若手社員も含めた企画を検討するのも一つの方法

施策(4)グループワークの実施

内容や実施方法
・複数の内定者や社員を含めた1つのチームを作り、グループで議論を交わす中で、結論などを導き出し成果物を発表する
・ワークの内容は、実施目的に応じて決める

ポイント
・チームで1つの目的に向かってワークを実施することで、仲間の人柄を把握でき、親睦を深めることにつながる
・仕事に関する内容も加えることで、相手の仕事に対する考え方を知るきっかけになり、自身の考え方を客観的に捉える機会になる

施策(5)オンライン研修の導入

内容や実施方法
・オンライン研修とは、e-ラーニングやマイクロラーニング、オンライン会議システムなどを利用して実施する研修のこと
・ビジネスマナーやパソコンの使い方など、業務上で必要となる基本的なスキルの内容を中心に構成する

ポイント
・学業の妨げにならないようにするために、動画形式の学びを導入すると短時間でも具体的なイメージがつきやすくなる
・会社のネットワークに接続が必要といった場合は、セキュリティを考慮して、個人パソコンからの参加を制限し、企業側がパソコンを支給することも視野に入れておく

施策(6)職場見学会

内容や実施方法
・入社後に配属される予定の職場内(オフィス、工場など)に招待し、施設内を案内する
・社員食堂や福利厚生で使用できる設備、施設といった社内環境も見学プランに組み込む
・先輩社員も同席し、説明をおこなったり質問に答える時間を設けたりする

ポイント
・自社の社風や雰囲気を知って、内定者のモチベーションをアップすることが目的のため、社員は明るい挨拶で会社に好感が持てるように配慮する
・見学の際は、会社の特徴が分かりやすく記載されたパンフレットを配布することで、視覚からの情報が整理しやすくなり視界の促進につながる
・先輩社員の生の声を聞き、入社後のイメージを高めるために、先輩社員とコミュニケーションを図れる時間を設定する

施策(7)社内行事への参加

内容や実施方法
・社内行事への参加とは、運動会や忘年会、新年会などの社内イベントに内定者を招くこと
・社員とのコミュニケーションを通して、自社の雰囲気を感じてもらう

ポイント
・イベントへの参加を通して、人間関係や職場に関する不安を解消し、「この会社の社員になる」という自覚の芽生えが期待できる
・内定者へのイベント告知時は「招待」を前提にすることで、会社側が内定者を大事にしていることや、参加を歓迎している姿勢が伝わり、安心感を与える
・イベント参加を好まない内定者も存在することを理解し、強制参加ではなく自由参加の形式をとり、ストレスを感じさせないように配慮する
・参加できなかった内定者へは、「イベントの様子をメールで共有する」などのケアを怠らない

施策(8)個人面談

内容や実施方法
・個人面談では、内定者と直接会い、現在の心境や仕事に対する不安感などの話し合いを通して、内定者の状況把握やサポートをする
・個人面談は、一般的に複数回に分けて実施する

ポイント
・断続的な面談の実施によって学生との関係性が構築されることで、言いにくい悩みを打ち明けられるなど、漠然とした不安の解消につながり、入社への意欲を高められる
・内定者の気持ちに寄り添い、共感を得られるような質問を投げかけ、些細なことも解消できる場として活用してもらう
・内定者からの質問にきちんと答えられるように、回答や関連資料を事前に準備し、不信感を与えないように注意する

施策(9)実際の現場でアルバイトとして働く

内容や実施方法
・入社前に、アルバイトとして実際の現場で内定者を雇用して実務を経験してもらう
・業務内容の理解を深められるように、複数の部署で実務経験を積む
・実施期間は、学校の長期休暇などを活用する

ポイント
・アルバイトの実施は、内定者の自由意思を優先することが重要なため、積極的に参加してもらえるように内容を工夫する
・内定者は学生であることを理解し、学業に影響を及ぼさないように負担感が少ない業務にする
・内定者アルバイトを通して内定者とのコミュニケーションを深めることで、企業に対する愛着といったエンゲージメントが高まり、内定辞退の防止が期待できる

施策(10)合宿

内容や実施方法
・内定者向けの合宿とは、ビジネスマナーや仕事の基礎、企業理念などの習得を目的としたカリキュラムで構築される宿泊を伴う研修のこと

ポイント
・合宿形式の研修を通して、内定者同士の交流の促進させ、仕事へのモチベーションや企業への帰属意識を高める
・合宿の実施には、人員確保や追加のコストが発生するため、費用対効果を確認し、早い段階での合宿の実施判断や予算取りが必要となる
・同期や社員と日常とは異なる場所や時間を共有できるため、参加者間の仲間意識が強化され、横の連帯を重視する思考が生まれやすくなる

時期に合わせた内定者フォローのポイントや具体的な事例

内定が出た時期と、企業への入社が決定した後では、内定者フォローの方法が変わるのでしょうか。

時期を捉えた内定者フォローのポイントや具体的な事例を、企業の採用から定着までを一貫して支援するカケハシ スカイソリューションズのゼネラルマネジャーに聞いてみました。

N.Y
N.Y
(株)カケハシ スカイソリューションズ
企画開発部ゼネラルマネジャー

近年の内定者の世代的な傾向

近年の内定者世代は、「リアルを知りたい」という気持ちが強い傾向にあると思います。

動画コンテンツを使って、きれいな場面だけではなく裏側が紹介されるようになったことも大きいのではないでしょうか。

「裏側」ということに関心が高まってきているため、企業を選ぶ際にもよいところだけではなく、あらゆる面を知りたいという方も多いでしょう。

マイナス面やデメリットを伝えることは、それを隠すよりも内定者の信頼を得られる傾向にあると思います。入社前から両面をきちんと提示することは、内定者の傾向をおさえるポイントになりますね。

また、昨今はフリーランスの方も多く、働くことへの選択肢はとても多い傾向にあります。

やろうと思えば個で働くことができるため、「組織で働くこと」のメリットを伝えていくことは重要となるでしょう。

内定者フォローをする上で気を付けるべきポイント

内定者世代はリアルを知りたいという傾向から、企業の情報を一通り調べてくる方も多いです。ウェブ上にはさまざまな情報があるため、内定者は偏った情報を持っている場合もあります。

「自社はどのように見られているのか」「内定者がどのような情報を持って来ているのか」を企業側で調べることは大切です。

そのウェブ上の内容に対して、「内定者がどのような不安を抱くか」「誤解を生んでいないか」などを想定しておかなければならないと思います。

昨今の内定者は、リアルが知りたいという気持ちから情報収集能力が高い世代だといえます。

例えば、退職者の声を反映させている口コミサイトがある場合や、社員たちがSNSなどで実名を使っている場合は注意が必要になるでしょう。

社員に強制することは難しいですが、会社に対する投稿や口コミは見られている可能性があるということを伝えておくとよいかもしれません。

実際に効果があった内定者フォローの事例

内定者フォローには、内定者の心理状況に合った対策が必要です。

フォローする際、どの時期も力の入れ方は同じレベルで行ってほしいですが、どのフォローに力を入れるかはバランスを見て行えるとよいでしょう。

内定式前はやる気を高められるようなフォローを行い、内定式後はそのモチベーションを保てるようなフォローが効果的です。

内定~内定式までの場合

内定が出てから内定式までは不安を感じている内定者もいるため、この時期に「社会人になる不安」について触れておくと、内定者の安心につながるといえます。

しかし、不安定になることはあるものの、高まっている気持ちが突然下がることはあまりないため、不安払拭よりもポジティブな面でのフォローが効果的でしょう。

内定式~入社までの場合

入社時期が近付くにつれて、「会社に入ること」よりも「社会人になること」への不安が生まれます。

働き方の選択肢が多いことから、内定式後から入社直前は「本当にこの企業で良かったのか」と一番気持ちが揺らぎやすい時期といえます。

不安から憂鬱になりやすいため、コミュニケーションにより力を入れてほしいですね。

実際に接触できる場合は、どのような不安を抱えているのか表情を見ながら探ることは効果的だと思います。

オンラインでコミュニケーションをとる場合は、頻度や回数を増やすことで、より深く「相手を知る」ことにつながるでしょう。

よくある質問

ここでは内定者フォローに関してよく寄せられる質問を5つピックアップして紹介します。

内定者フォローに関するよくある質問
  1. 社員が内定者とLINEなどのSNSでつながっても問題ないか?
  2. 効果的な内定者懇親会とは具体的にどのようなものか?
  3. 内定者フォローをおこなうことでいつまでも学生気分が抜けきらないのではないか?
  4. 内定者フォローの頻度はどれぐらいだと効果的か?
  5. 内定者に研修に参加してもらう場合、賃金は支払うべきか?

(1)社員が内定者とLINEなどのSNSでつながっても問題ないか?

現在LINEなどのSNSは一般化されたコミュニケーションツールであり、ビジネスの場で使用される機会も多いです。

しかし、内定者フォローのためとはいえ、社員と内定者が直接SNSでつながることは避けましょう。
個人情報保護・社内情報保護において問題になる場合や、人間関係のトラブルに発展する可能性があります。

その一方で、内定者との連絡の際、毎回電話やメールを使用することに煩雑さを感じたり、心理的な距離を感じたりするケースもあるでしょう。

そのような場合は、内定者フォローに特化したコミュニケーションアプリの利用をおすすめします。

情報セキュリティに信頼性のある内定者フォロー用のアプリを導入することで、情報トラブルを未然に防ぐことができ、適切な距離感で内定者とコミュニケーションが可能になります。

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(2)効果的な内定者懇親会とは具体的にどのようなものか?

内定者懇親会は、内定者と既存社員、内定者同士で、リラックスして交流を図る目的で実施します。

この際、参加社員の役割を明確化することで、内定者の入社意欲の向上や仲間意識の形成に寄与することができます。

懇親会に出席する社員は言わば会社の顔です。
参加社員に対して、事前に自身の役割を共有し、理解させることが重要になります。

例えば、内定者が働く姿をイメージしやすくするために、若手社員から自身の働き方を伝える、社内の風通しの良さをアピールするためにベテラン社員から職場の雰囲気を伝えることなどが挙げられます。

また内定者は、同期と良好な関係を築けるか不安を感じているケースも多くあります。
そのため、内定者同士でも活発にコミュニケーションがとれる時間も設けましょう。

懇親会を実施する際は、事前に目的を社員全員で共有し、適切に対応できるよう準備しましょう。

(3)内定者フォローをおこなうことでいつまでも学生気分が抜けきらないのではないか?

「内定者フォロー」と「内定者を迎合すること」は異なります。

内定者フォローを全く受けなかった学生が、入社後すぐに社会人としての自覚をもち、活躍することは大変困難です。

むしろ、内定者フォローによって、働き方をイメージできるようなイベントや、新入社員としての心構えを学べるようなグループワークなどに参加した学生の方が、入社後のチームワークや社会人としての意識が形成されやすくなります。

内定者フォローをおこなう際には、内定者の不安に寄り添いながらも、内定者自身が「入社後に成長できそうだ」とポジティブなイメージを感じられるような施策を導入しましょう。

例えば、ゲーミフィケーションされた業務体験ワークや先輩社員とのフリートークなどは、楽しみながらも入社後に求められるスキルをイメージすることができます。
このような内定者フォローは内定者の入社意欲の向上だけでなく、入社後の即戦力化にも役立ちます。

(4)内定者フォローの頻度はどれぐらいだと効果的か?

人間の心理には「単純接触効果」というバイアスがあり、同じ人物に何度も会うことで好感を抱くようになるとされています。

そのため、内定者フォローの頻度についても、多ければ多いほど良いと考えてしまうケースもあるでしょう。

しかし、株式会社ディスコのキャリタスリサーチによると、内定後にフォローや課題を与えられた頻度が月に1回以上だった学生のうち、約半数は学業への負担を感じているというデータがあります。

内定者も卒業するまではあくまで学生であり、卒業論文や研究発表で多忙な時期があります。

そのため、企業側は内定者のスケジュールに柔軟に対応するなどの配慮が必要です。
内定者フォローの内容についても、内定者が学業への負担を考慮し、研修やイベントなどは月1回以下に留めておくことをおすすめします。

参考:調査データで見る「入社に向けた内定者フォロー」

(5)内定者に研修に参加してもらう場合、賃金は支払うべきか?

以下のようなケースは「労働時間」とみなされ、賃金の支払い義務が発生します。

内定者研修で賃金の支払い義務が発生するケース
  • 会社の指揮命令でおこなうもの
  • 参加が強制されるもの
  • 一定の場所に一定の時間拘束されるようなもの

内定者研修や内定者懇談会などのイベントがあくまで自由参加であり、出席しないことで内定者自身に不利益が何も定められていないときには、労働時間とはみなされないため、賃金を支払う必要はありません。

しかし、研修の参加が会社の命令により強制される場合や、「任意参加」としながらも研修を受けないことで入社後の業務において不利益となる可能性がある場合には、強制力があるとみなされます。

この場合は賃金の支払い義務が発生するケースがあるため、注意しましょう。

まとめ

内定者フォローを行う際には、入社式前後でフォローの目的や、それに沿った施策が異なります。

内定式前はコミュニケーションが取りやすく、不安を感じないようポジティブな面をフォローしていくことが重要となるでしょう。

また、内定式後にはモチベーションを維持できるよう、さらに内定者同士や既存社員を知る機会を設けつつ、社会人になることへの不安を取り除くことで、内定辞退の防止や早期戦力化へとつながります。

これまで行ってきた施策を振り返り、内定者世代の傾向や内定時期に合った施策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
知恵袋編集部
「人と組織の成長を加速する」というミッションのもと、採用、育成、定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供するカケハシ スカイソリューションズならではの知見をお伝えすることを目的として記事を執筆・編集。新卒採用の知恵袋では、採用担当向けに、新卒採用全般に役立つノウハウを幅広く取り扱っています。
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