離職防止

新入社員の離職防止に効果を発揮!採用前から取り組みたい4つの対策

新入社員を含む若手社員の早期離職が、多くの企業で課題となっています。

新卒で入社してから3年以内の離職率は約3割と言われており、早期離職をいかに防止するかが企業の成長において重要な鍵となるでしょう。

今回の記事では、新入社員が離職を考えてしまうきっかけや、新入社員を定着させるために採用前から取り組むべき離職防止の対策をご紹介します。

新入社員が離職を考えてしまうきっかけとは?

人材確保が難しいと言われている中、長い時間とコストをかけて採用した新入社員が離職してしまうと、会社にとって大きな損失になります。

効果的な離職防止の対策を考えるためには、新入社員が離職を考えるきっかけを知ることが大切です。

新入社員が陥る理想とのギャップ

新入社員が最初に離職を考えるきっかけの一つが、入社後に感じる「理想と現実のギャップ」です。

「想像していたより労働条件が悪い」「仕事内容に対して給与が安い」など、入社前に条件を確認していたとしても、入社後に不満が出る場合があります。

また、思い描いていた仕事内容との違いを感じることで、仕事に興味を持てずに離職を考える人もいるでしょう。

期待と現実の狭間で起こる「リアリティショック」が大きければ大きいほど、離職への行動も早くなることが考えられます。

「5月病」だけじゃない!?実は多い「6月病」

一般的に、ゴールデンウィーク明けに心身の不調を訴える「5月病」はよく知られていますが、近年になって社会人の間で問題視されているのが「6月病」です。

6月頃は梅雨シーズンの不安定な天候に加え、部署異動のタイミングが一段落する時期でもあります。緊張や疲労の反動が心身の不調として表れ、遅刻や欠勤が増える傾向にあると言われています。

5月病と6月病が長引くことで、仕事に対するモチベーションも低下し、やがて離職に繋がる可能性があります。

新入社員の離職防止に繋がる、採用前から取り組みたい4つの対策

新入社員の離職防止のための対策は採用前から始まります。入社前から取り組みたい対策を4つご紹介します。

対策(1)採用段階でのミスマッチをなくす

新入社員の早期離職防止を考える時、採用段階でのミスマッチをなくすことが大前提となります。

入社後にギャップを感じさせないためにも、会社案内の資料、採用のホームページなど、社風や仕事内容を正しく伝えられるツールを準備しましょう。

就職セミナーや会社説明会などで、事前に現場の雰囲気を感じさせるのも効果的な方法です。

入社前に、これから一緒に働く社員と接することで、働く姿をイメージしやすくなるでしょう。新卒採用時の対策としては、インターンシップ制度の導入なども有効です。

対策(2)会社の方針や社風への理解を深める

入社前や入社後の早めの段階で、会社の方針や社風への理解を深める対策を取り入れましょう。研修などを通して、会社のミッションや経営方針、創業者の理念などを伝えるようにします。

会社の進むべき方向を明確に示すことは、新入社員自身がこの会社で働く意味を考えるきっかけになります。

会社の方針を深く理解できれば「こんな仕事をしたい」「自分も会社に貢献したい」と目標を設定できるようになるでしょう。

対策(3)入社後のフォロー体制を整える

入社後しばらくは、職場の環境に慣れるまでにある程度の時間を要するでしょう。会社風土や業務内容を理解するために、丁寧なフォロー体制を取り入れるようにします。

上司や先輩が積極的にコミュニケーションを取れるメンター制度やシスター・ブラザー制度の導入も検討するとよいでしょう。

1on1などの面談を定期的に設けるなど、新入社員に安心感を与えられるようなフォロー体制があると安心です。

日々の業務の進捗から些細な悩みまで、気軽に相談できるようサポートしましょう。

また、厳しすぎる指導や過度な干渉は、新入社員に対しプレッシャーを与える恐れがあるため、的確な業務指示とフォローができるよう、上司のマネジメントスキルの向上も欠かせません。

対策(4)社会人の基礎を教育

社会人の基礎をスキルとして身に着けることで、仕事での悩みを減らすことができれば、離職を防止し、定着率を上げることができるでしょう。

ビジネスマナーやビジネススタンス、コミュニケーション力などを、新人研修や初期の教育プログラムで丁寧に指導します。

リーダー層は、普段のコミュニケーションの中でも、教育的観点を持ちながら新入社員と向き合う必要があります。指示の受け取り方や報連相など、仕事の進め方は身近な人から学ぶことも多くあるためです。

リーダー層の意識を高めるためにも、定期的に研修を導入するとよいでしょう。

https://www.kakehashi-skysol.co.jp/rishokuboushi-chiebukuro/rishokuboushi_kensyuu/

新入社員の離職防止のためにできることとは?

新入社員の離職を防止するために、人事担当者やリーダー層はどのようなことを意識すればよいのでしょうか。

離職防止アドバイザーに、すぐにでも取り入れたい新入社員に向けた離職防止対策について聞いてみました。

N.J
N.J
(株)カケハシ スカイソリューションズ
教育研修事業部マネジャー
離職防止アドバイザー

新入社員の離職防止のために、人事担当者やリーダ層はどう向き合うべき?

やはり前提にあるのは採用のミスマッチをしないことです。

会社に期待をしていない人や入社を楽しみにしていない人のモチベーションを上げるのは、相当難しいことです。

また、期待を持って入社した新入社員でも、入社後に理想とのギャップを感じることは往々にして発生します。

入社して1週間から1ヶ月間は、万全なフォロー体制で様子をチェックしながら、必要に応じてじっくり話を聞いてあげましょう。

不安や緊張を取り除き、「これから頑張ろう」という意欲を後押しするように、積極的なコミュニケーションを心がけてください。

新入社員の早期離職を防止するために取り入れた具体的な事例は?

店舗運営を行う会社で、配属先店舗の店長と新入社員との「合同研修」を実施しました。午前は管理職と新入社員を分けてそれぞれ研修を行い、午後は合同で研修を行うというものです。

合同研修を通して、新入社員はこれから自分が関わる上司がどういう人なのかあらかじめ知ることができ、上司側は実際の業務が始まってからコミュニケーションを取りやすくなったようです。

合同研修を導入し、50%だった離職率が10%台にまで改善するなど、驚くべき変化がありました。

新入社員が前向きに業務に取り組んでいる姿を見て、育成に関わった社員のモチベーションが上がるという効果もあったようです。

まとめ

新入社員が離職を考えるのは、理想と現実とのギャップや、緊張・不安などによる心身両面においての疲労が大きなきっかけとなります。

新入社員の定着率を高めるために、積極的なコミュニケーションが図れるようフォロー体制を整え、研修などで手厚く教育するとよいでしょう。

新入社員の離職防止対策は採用前から取り組むことが重要だという認識のもと、自社の採用・育成プログラムを組み立ててみてはいかがでしょうか。

離職防止につながるオンボーディング活用ガイドブック

素早い戦力化と早期離職防止を実現できる「オンボーディング」という概念。
新入社員の育成にかかせないキーワードとして、近年よく耳にされるのではないでしょうか?

今回、オンボーディングに必要な知識を網羅的にカバーした、
オンボーディング活用ガイドブックを作成いたしました。

オンボーディングガイドブックには
以下のような内容を掲載しています。

  1. オンボーディングとは?
  2. オンボーディングが不十分な組織とは
  3. オンボーディングを成功させるための考え方
  4. オンボーディングを成功させるための具体的施策
  5. オンボーディングを支援する武器たち

新入社員の育成に、ぜひお役立てください。

ダウンロードはこちら

\社員の早期戦力化・離職防止に役立つお役立ち資料/
オンボーディング活用ガイドブック
無料ダウンロードはこちら