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COLUMN「採用的不利は変えられる」

金子憲昭

_mg_1057執筆
カケハシ スカイソリューションズ
中途採用事業部
グループマネジャー 金子憲昭


 

 

いい会社なんだけどな・・・。

現場にいると、嘆きたくなる場面に遭遇します。

いい会社なのに人が来ない。
いい会社なのに入社を辞退される。
こんな企業ほど、優秀な人材が必要なのに。

2017年10月の有効求人倍率は、前月より0.03ポイント上昇して1.55倍となりました。これは昭和49年1月の1.64倍以来、43年9か月ぶりの高い水準になっています。

都道府県別に見ても、東京都が最も高く2.10倍、次いで福井県が1.98倍、広島県が1.88倍。一方、最も低かったのは、北海道と沖縄県の1.14倍。13か月連続ですべての都道府県で1倍以上になっている状況を見ると、もはや日本国内すべてにおいて、求人難になっていることが分かります。(厚生労働省調べ)

採用市場を見ても、これだけ厳しい状況である上、更に採用的不利企業が存在しています。

1.業界的不利
一般的知られていない業界やイメージの悪い業界。
2.条件的不利
給与、労働時間、休日などの待遇面、企業規模、立地などが不利な企業
3.職種的不利
一部の有資格者のみしかできない職種、もしくは熟練の技術を要する職種。

これらに属してしまっている企業は更に採用が厳しくなっています。

ある産業廃棄物の企業様より、採用についての相談を受けました。産業廃棄物業界と言えば、イメージだけで避けられる業界です。話を聞いてみると、ハローワーク、地域フリーペーパーで採用活動をするものの、この1年、応募が全くない。現在、主力となる社員は50代中心。そのため、先を見据えて20代を採用したい、という要望でした。この企業様は業界的不利のみならず、車がないと通勤できない場所にあるという条件的不利な面もあり、正に採用的不利な企業様でした。

採用的不利な状況をどのように打破するか。考えを巡らせ、以下の施策を提案をしました。

・企業様の打ち出しを一点突破に
産業廃棄物という男性中心の業界ですが、この企業様の社長は女性でした。それを強みに資、意外性を出すと共に女性ならではの親しみやすさ、コミュニケーションの取りやすさを訴える。この一点突破が有効と考えました。

・対象を変える
採用市場では未だ7割近くが20代から30代前半の年齢層を募集対象としています。この対象者を採用するのであれば、条件での戦いになってしまいます。そのため、対象を30代中盤から後半を対象とすること。その方が労働人口も多く、更に募集企業も少ない上、採用に至る可能性が高い。

この施策を実行した結果、50名を超える応募があり、3名もの即戦力となる人材が採用できました。また、応募者の内訳をみると、40%が男性、20代が25%と予想を超える副産物を生み出すことができました。

東京商工リサーチによると、10月の「人手不足関連倒産」は39件と前年度同月の1.8倍となっています。まだまだ少数にせよ、採用が事業継続に重要な項目になってきているのは間違いない事実なのです。

採用的不利企業だからと言って、諦めてしまっては、未来はありません。少し視点を変えるだけで、不利を有利にできる。そんな方法はまだまだあるのです。


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