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ビジネスコラム
「すぐに答えを聞くな」と言う側の責任。

ヒューマンリレーション事業部 グループマネージャー 李 泰一


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「最近の新人は自分の頭で考えないで、すぐに答えを聞こうする」
「自分で考えないと成長しないから、まずは自分で考えてほしい」

こんな風に思ったことはありませんか?

たしかに、幼い頃からインターネットに慣れ親しんできた20代前半の世代は、“答えを検索する”習慣があるのだと思います。

しかし、私は新入社員が“答えを聞こうとする”のには、まったく別の理由があると考えます。

例えば、営業に配属された新人が、受注することに目標をおいていたとします。「受注するには、何を提案したらいいのか知りたい。」「どの資料を用意して、どんな話をしたら受注できるのか知りたい。」そう考えるのはごく自然なことです。

目標が受注にあるわけですから、受注するための方法を知りたいのは当たり前ですよね。それが、すぐに答えを聞こうとしているように見えるのだと私は思います。

新入社員からの質問の内容は、
新入社員が掲げている目標によって変化します。

ここでいう目標とは、会社から与えられた目標(数値目標など)ではなく、本人が“純粋に手に入れたいもの・なりたい姿”という意味合いです。

単純化すると、このように区分できると私は考えています。

1.会社から与えられた目標以外の目標がない。

上述した例は、ここに当てはまります。他人から与えられた目標以外に自分の目標がないので、与えられた目標をクリアするための方法を模索します。ゲームをしている感覚に近いのかもしれません。その結果、すぐに答えを聞こうとすると思われてしまう。

2.わからないことだらけだから、わからないことを解消したい。

だから、シンプルにわからないことを質問する。このステップは非常に重要です。新入社員に限らず、人が成長する上で不可欠なステップであると同時に、恥ずかしくて聞けない。怖くて聞けない。プライドが邪魔して聞けない。など、心的ハードルがあるために、このステップをクリアすることに苦戦する人も少なからずいると思います。

3.任された役割を全うしたい。

表現が難しいのですが、言われたからやる、という感覚とは少し違って、自分の仕事、任された業務に対する責任を感じはじめ、「ちゃんとできるようになりたい」「できるようになるために努力したい」と思っている段階です。

ここで多くなるのが、業務を前進させるために必要な情報を得るための質問です。

4.○○ができるようになりたい。任されるようになりたい。

少し先の未来に対しての目標・欲求が芽生えている状態です。ここまでくると、自分が成長するための質問やスキルを身につけるための質問、自分の課題に対する質問が出てくるようになります。

目標の置き方によって、質問の質が変わり、
目標の置き方によって、成長度合いが変わります。

さらに言うと、新入社員のうちは、目標の置き方自体が成長度合いを表すと言っても過言ではないと私は思います。

そして、大切なのは、新入社員の目標は、新入社員が一人で立てられるものではないということです。新入社員の目標は、上司が一緒に立てるものです。それが新入社員の育成における上司の最も重要な役割だと私は思っています。

新入社員は日に日に変化します。成長します。だから、新入社員の成長を見ながら、目標も育てていく必要があります。

この10月で新入社員が入社して、半年が経ちました。
貴社の新入社員は、どのような目標を掲げていますか?どんな質問をしていますか?


2016.10.12 KSN 127

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