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2025/6/25 vol.336

KAKEHASHI SKY NEWSは、第二・第四水曜日配信
「人と組織の成長を加速する」カケハシ スカイソリューションズのメールマガジンです。

★今回のTOPICS★
■コラム「「やる意味あるの?」と言われないための管理職研修の設計術」
(教育研修事業部 マネジャー 木村陽子)
■おすすめセミナー「研修開発者が語る、社員研修の設計・構築のポイントセミナー

“「やる意味あるの?」と言われないための
管理職研修の設計術”

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教育研修事業部 マネジャー 木村陽子


『管理職に「研修をやります」と告知したら、ネガティブな反応がたくさん来ました。
それでも前向きに参加してもらうためには、どうしたらいいですか?』

これは実際にあったお客様からのご相談です。
仮に皆様の会社で管理職層に向けて「研修をやります」と告知したら、どのような反応が想定されますか?

長年研修コンテンツ開発に携わっていますが、管理職向けの研修は、コンテンツ設計の難易度もさることながら、そもそもの「開催のハードル」も高いように感じます。
それはなぜなのでしょうか?

「すべてがうまくいっているわけではない。もちろん悩みもある。
でもだからといって、研修を望んでいるわけではない。
研修なんかやっている暇があったら、現場でやるべきことが山ほどある。」

?これが管理職の実態ではないでしょうか。

管理職は「知っておくべきこと・できてしかるべきこと」がたくさんあるため、1on1、コーチング、チームマネジメント、コンプライアンス、ハラスメントなど、研修テーマには困りません。
だからこそよくあるのが「How(手法)だけを取り入れた研修」です。

Howだけで構成した場合、研修として破綻するかと言えば、そんなことはありません。
「今日は1on1の研修です。やり方はこうです。ではやってみましょう。ここをもっとこうするといいですね。」
こうした流れの研修を、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

では、こうした構成の研修で、管理職の意識・行動は変わるでしょうか?

答えはNoです。
そもそも必要性を感じていない人に対して、ひたすらにHowを伝授したところで、受け取ってはもらえず、意識変革にも行動変容にもつながりません。

管理職となれば、これまで試行錯誤しながらも多くの課題に挑み、乗り越えて、実績をあげてきたはずです。
そんな管理職を相手に「これまでのやり方は違うので、今日から変えてください」と言えますか?
また、言えたとして、それは受け入れられるでしょうか。

実際世の中の流れとして、様々な価値観に基づく多様な働き方・在り方の受容と、柔軟な関わり方がますます求められています。
ハラスメントやコンプライアンスに対する見方はさらに厳しくなり、それに伴って、マネジメントの進化が求められていることは否定できません。
だからこそ、管理職研修においても、意識変革と行動変容がやはり必要なのです。

?こうした背景を踏まえ、研修設計において重要なのが「Whyに対する納得感」です。
「なぜ今研修なのか?なぜこれをやるのか?」
こうした「Why」に対する納得感は、人が考え方や行動を変えるために欠かせない要素です。
自社でこれまでに実施してきた管理職研修に、「Why」は入っていますか?

また、正論であれば意識変革や行動変容につながるかというと、これもまた違います。
座学でテキストにマーカーを引く、講師が言ったことを空欄になっているワークシートにメモする。
こんな苦行のような研修で、何が残るでしょうか。

?私が管理職向けの研修をつくる際は、以下のことを意識しています。

・できる限り、体感ワークを取り入れる
・ロールプレイングなどの実践の場を設ける ※相互のフィードバック付きで
・可能であれば、実際の部下やメンバーの声を知る仕掛けを入れる

「難しいことをわかりやすく。わかりやすいことを面白く。
これができるのが、腕のよい研修開発者だよ。」
これは、私が研修設計を始めた頃、先輩に教えてもらった言葉です。

小難しいことを小難しく伝えることは誰にでもできます。
わざわざ研修という場や時間を割く必要などなく、独学で本を読んだ方がずっと効率的です。
難しいことや、言っていることはわかるけれど、なかなか実践に移せないことを、咀嚼して、わかりやすく変換して、受け取りやすいように届ける。
これこそが、人の手で研修を生み出す価値だと考えています。

これまで多くの管理職研修で体感ワークやロールプレイングを取り入れてきましたが、皆様とても楽しみながら、夢中になって取り組んでくださいます。
そして夢中になるがあまり素が出たところで、自身の実態・現状に気づき、静かに、そして深く内省されるのです。
こうした気づきは、一方的に講義を聞くだけでは決して生まれない、深くて本質的なものです。

管理職研修の企画や設計に難しさを感じている方は、少なくないかと思います。
ですが、安心してください。
本当に意味のある、価値を感じていただける研修は存在します。
管理職の皆様が、満足感を得て笑顔で会場を去っていく、そんな研修を一緒に「創り」ませんか?

カケハシ スカイソリューションズでは、「なぜこの研修をおこなうのか」という目的の納得感を起点に、体感ワークやロールプレイを通じて行動変容につなげる管理職研修をご提供しています。詳しい研修内容や受講者の声については、以下のページをぜひご覧ください。

Pick up Seminar
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【教育研修】

研修開発者が語る、
社員研修の設計・構築の
ポイントセミナー

2025年7月14日(月)13:00-14:00

成果を上げる研修を設計するポイントを実績多数の研修設計のプロが解説します。今の研修の効果がイマイチ感じられない、成果の上がる研修の構成に興味があるという企業様はぜひご参加ください。

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【教育研修】
中途社員の

オンボーディングのために

必要なポイント解説セミナー

2025年7月8日(火)13:00-14:00
採用したあとに必要になるオンボーディング活動。中途入社の社員のオンボーディングに必要なポイントを研修実績多数の組織開発コンサルタントがお伝えします。

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【中途採用】

30分で学ぶ、

中途採用のトレンドセミナー

2025年7月4日(金)10:00-10:30
2025年7月7日(月)10:00-10:30
2025年7月8日(火)10:00-10:30

年間100社以上の中途採用支援をおこなう現役コンサルタントが現場で感じる中途採用の市況感やトレンドを30分間で簡潔に解説します。

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【中途採用】
ここを直せば応募が来る、

求人票の見直しセミナー

2025年7月10日(木)11:00-11:30
何年も同じ求人票を使っている企業様は要注意。その採用要件、今の採用市場に合わない内容になっているかもしれません。
昨今の市況感や求職者が求める条件・要望をふまえ求人票で見直すべきポイントをお伝えします。

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【新卒採用】
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「メタバース採用」活用のすすめ

2025年7月8日(火)10:00-10:30
仮想空間と採用活動を掛け合わせた「メタバース採用」。
メタバース採用が注目される背景や活用するメリットなど、実際に仮想空間をお見せしながらメタバース採用の基本を30分で解説します。

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【新卒採用】
データから読み解く、

2027年度採用戦略セミナー

2025年7月15日(火) 10:00-10:30
2025年7月16日(水) 10:00-10:30
2025年7月17日(木) 10:00-10:30

学生の最新動向や志望傾向、母集団形成の状況をデータで解説し、27卒採用の戦略設計や広報のポイントをお届けします。
いま押さえるべき“選ばれる採用”のコツを30分で学べます。

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