近年、新卒採用向けのさまざまな採用支援サービスが登場しています。
企業の採用担当者の中には、多数ある採用支援サービスからどれを選択し、どのように活用すべきかを悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は採用支援のプロが新卒採用に取り組む担当者に向けて、2024年度採用で知っておくべき採用支援サービスを紹介します。
目次
2023年度採用からみる2024年度新卒採用の市場状況
2023年度採用のデータから2024年度採用の市場状況には以下の特徴があるといえます。
売り手市場の再来
新型コロナウィルスの感染拡大の影響により採用を控えていた企業の採用活動が再開しています。
大手企業も含め新卒採用実施企業の数は大きく増加し、再び売り手市場の兆しとなっています。
避けては通れない早期化対応
新卒採用は年々早期化傾向にあります。23年度採用では、6月に採用活動の動きがピークとなりました。
23年卒就活生の1月のインターンシップ応募率は91.4%、参加率は84.0%と高い数値であり、3月1日時点での内定率は就活生の5分の1以上にあたる22.6%と過去最高の数値となっています。
採用活動のピーク時期を逃してしまうと結果が伸びないため、早期の動き出しが重要です。
歩留まり向上施策の模索
オンラインでの就職活動が増加した結果、説明会への参加のしやすさから、学生一人あたりの接触企業数が増加しています。
しかし、説明会から選考に進む学生は増えておらず、ターゲット外の学生との接触増加や企業同士の競争が加速している状況です。結果として、例年より歩留まりが下がる傾向が見られます。
対面より惹きつけが弱いといわざるを得ない中ですが、オンラインでもしっかりと惹きつけ、離脱対策をする必要があります。
マンパワーの最適化
オンライン上にさまざまな採用チャネルが増え、学生はさまざまなチャネルを活用しながら情報を収集しています。
しかし、就活サービスの多様化は、これまで以上に管理が煩雑となり採用業務の増加にもつながっています。
企業は採用担当の限られたリソースをどう利用するか、例えば採用システムの導入による業務効率化や外注などでマンパワーをどこに割くかを判断するべきです。
2024年度新卒採用で注目されている採用支援サービスとその特徴
2024年度新卒採用の市場状況を踏まえ、現在注目されている採用支援サービス3つとその特徴を紹介します。
ONE CAREERの特徴
ONE CAREERは、就活生の口コミを集めた就活メディアです。40万件以上の口コミは情報の透明性が高く多くの学生の支持を集めています。
エントリー時期だけでなく年間通じてアクティブ率が高く利用されていることが特徴です。
企業は採用活動の時期に制限なく1カ月からの掲載で、学生の募集・エントリーに活用できます。
OfferBoxの特徴
OfferBoxは、新卒採用向けダイレクトリクルーティングで、2022年卒の学生登録数は18万人を超えています。
HR総研が就活生を対象に実施した「最も利用した就職ナビ・逆求人サイト」の調査の結果では、逆求人サービスのなかで4年連続No.1となり、就活生の中で定番のダイレクトリクルーティングサービスです。
マッチング率を上げる適性検索機能と高いオファー開封率・承認率が特徴です。
sonar ATSの特徴
sonar ATSは、採用業務の効率化を実現する採用管理システムです。採用管理システムの先駆者でサービス導入企業は1,000社を超えています。
ATS(応募者管理システム)としてONE CAREER、OfeerBoxなどの就活サービスと連携し、各サービスの応募状況や採用フローを一元管理できます。
多様化した就活サービスの管理業務を自動化することで、採用担当者の多くの時間を採用のコア業務に使うことが可能になります。
2024年度新卒採用で注目される採用支援サービスの活用方法
注目される採用支援サービスの具体的な活用方法を、のべ3,000社の採用支援をおこなうカケハシ スカイソリューションズ(以下、カケハシ)のHR部ゼネラルマネジャーに聞いてみました。
HR部 ゼネラルマネジャー
「ONE CAREER」「OfferBox」「sonar ATS」に注目する理由とは?
ONE CAREERは、学生にとって使い勝手がよく利用率が高い口コミ情報サービスで、利用者に高学歴層が多いことが特徴です。
採用活動ではメジャーな就活サービスであるマイナビを利用している企業が多いですが、そこにもう一つ加えるのであればONE CAREERを提案します。
採用支援サービスはシーズン契約が多いのですが、ONE CAREERは月ごとの利用もできるのが特徴です。
一定の期間を採用強化に集中するなどの使い方もできるため、第2の採用媒体としても利用しやすいです。
OfferBoxは、ダイレクトリクルーティングサービスでのシェアNo.1という実績に加え、開封率が高く質の高いオファーが可能です。
管理画面も見やすく、担当者が使いやすい仕様になっています。工数をかけることで着実に成果を出せる採用支援ツールといえるでしょう。
複数の就活媒体を利用している企業であれば、sonar ATSを導入することで採用業務の管理がスムーズになります。
また、sonar ATSは、新卒・中途採用の垣根なく人材をストックできるという特徴も。
就活サービスだと年度単位の利用になりますが、ATSシステムなら見込み求職者として情報をストックし、中途採用をかけるタイミングでsonar ATSからアプローチが可能です。
その年だけでなく長期的な自社の採用施策としてsonar ATSを活用できます。
多種多様な採用支援サービスからどのようにサービスを選び活用すべき?
これまで特定の就活媒体を利用し採用活動が成功しているのであれば、今すぐに他のサービスを検討する必要はないでしょう。
しかし現時点で採用課題を抱えている場合には、自社に合うサービスを導入することで課題を解決できる可能性があります。
就活サービスの多様化により採用業務が増加し支障をきたしている場合には、マンパワーの最適化をするべきでしょう。例えば、採用担当が事務作業に1日2時間使っていたのを、
sonar ATSのような採用管理システムを導入することで15分に短縮できれば、残りの1時間45分を本来のコア業務である学生の対応に使えます。
そうすることで採用活動の中で、惹きつけが増したり歩留まりの向上につなげたりすることができます。採用支援サービスはそのように活用すべきだと考えます。
まとめ
新卒採用を成功に導くには、最新の就活市場の把握と適切な採用支援サービスの導入が欠かせません。
カケハシでは、最適な採用支援サービスを提案し、企業の採用課題解決をサポートしています。
2024年度新卒採用をする際に、今回の記事をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
開催中の無料セミナー
【2024年度採用】無名企業が900名集客に成功した
合説の裏側を報告&そこから見えた24採用施策
開催日時:2022年7月6日(水)・21日(木)14:00-14:45
いまからでも遅くない!採用成功に向けてこれからできること
「2023年度採用」リベンジセミナー
開催日時:2022年7月22日(金)13:00-13:30
弊社トップコンサルタントが対応
2024年度新卒採用成功に向けた採用戦略会議
開催日時:2022年7月1日(金)13:00-15:00/16:00-18:00
\PICK UP!/おすすめのお役立ち資料
新卒採用を成功させるためには
自社の採用課題を把握し、必要な施策を整理する必要があります。
今回、新卒採用で押さえておきたいポイントをまとめた
新卒採用の課題発見ノウハウブックをご用意しました。
新卒採用の課題発見ノウハウブックには
以下のような内容を掲載しています。
- 採用課題発見チャート
- 新卒採用における成功とは
- 成功のポイント:ターゲット設定とコンセプト編
- 成功のポイント:採用ストーリー編
- 成功のポイント:広報施策とタイミング編
- 成功のポイント:キャスト編
- 内定者フォローとオンボーディング
新卒採用の成果を最大化するために、ぜひお役立てください。