中途採用ノウハウ

1級施工管理技士を採用するには?有効な中途採用手法や採用成功事例

近年、オリンピック関連の事業や自然災害の復興事業などにより、建設業界の需要が高まっています。

そのような状況の中、建設業界では工事を受注する際に必ず必要とされる「1級施工管理技士」の人材確保が求められています。

ところが、建設業界でも「人手不足」が大きな課題になっており、特に資格取得者の採用は困難な状況がつづいています。

今回の記事では、中途採用で1級施工管理技士をするために有効な採用手法や採用に至った成功事例などについてご紹介します。

1級施工管理技士の採用が難しい理由

建築業界全体の課題として、高齢化と若者離れが深刻化しており、建設業に従事する人が減少しているという背景があります。

それに加えて、1級施工管理技士は2つの理由から採用が難しいと言われています。

1級施工管理技士の採用が難しい理由
  1. 国家試験の合格者の割合が低い
  2. 需要が高く、競合との競争が激しい

難しい理由(1)国家試験の合格者の割合が低い

国家試験の合格者の割合が低い理由として、施工管理技士試験は「幅広い試験範囲の学科試験」と「適切な現場判断が問われる実地試験」の2つに合格しなければならないことが挙げられるでしょう。

試験年度によっては合格率が30%を下回る場合もあり、大変難しい資格と言われています。そのため、特に1級施行管理技士の資格取得者は数少なく、人材確保が難しいのです。

難しい理由(2)需要が高く、競合との競争が激しい

1級施工管理技士は、工事を受注する際には必ず必要といっても過言ではない有資格者です。

「1級施工管理技士がいなくて案件が受けられない。」といった状況を回避するためにも、建設業界の企業の多くが、1級施工管理技士の採用に力を入れています。

そのため必然的に競合との競争が激しくなり、採用が難しくなっています。

1級施工管理技士を採用する、3つの採用手法

1級施工管理技士を採用するためには、どのような採用手法が有効なのでしょうか。ここでは3つの採用手法をご紹介します。

1級施工管理技士の採用方法
  1. 派遣会社を活用する
  2. 人材紹介サービスを活用する
  3. 求人サイトに掲載する

それぞれの採用手法のメリット・デメリットと合わせてみていきましょう。

採用手法(1)派遣会社を活用する

1級施工管理技士の中途採用を成功させる採用手法として、派遣会社を活用するケースがあります。

派遣会社に登録している人の特徴としては、「企業に属さず、自分のスキルを活かして必要とされる場所で働きたい」と考える人が多いこと。

採用手法として派遣会社を活用するメリットは、「複数名の施工管理技士を即時に確保できる」「短期から長期の派遣期間に対応できる」「派遣のミスマッチを防ぐことでコスト削減につながる」「欠員発生時の代替え人材を派遣できる」などが挙げられます。

一方、デメリットとしては、「正社員よりも給料が高くなる」といったコスト面の課題や、「労働時間へのこだわりが強く、残業しない」など帰属意識の低さが考えられるでしょう。

採用手法(2)人材紹介サービスを活用する

人材を採用したい企業と転職希望者の仲介役としてマッチングを行う人材紹介サービスも、1級施工管理技士の中途採用で活用できる採用手法のひとつです。

人材紹介サービスは一般的に成功報酬型のサービスのため、無駄なコストをかけず、効率的に採用したい場合に有効だといえます。

人材紹介サービスを活用するメリットは、「初期費用がかからない」「求人募集までのリードタイムが短い」「採用担当者の工数を抑えられる」「専任の担当者が応募を促進してくれる」などが挙げられます。

一方、デメリットは、専任の担当者がつくことで「採用コストが高くなる」「労働条件が満たない場合は人材を紹介してもらえない」などが挙げられます。

また、1級施工管理技士として働いている人は忙しく、そもそもカウンセリングに登録する人が少ないというデメリットもあります。

採用手法(3)求人サイトに掲載する

全国の転職希望者から応募を集められるという点で、インターネット上に企業の求人情報を掲載するのも有効な手法と言えるでしょう。

求人サイトは誰でも閲覧できるため、転職潜在層を含む幅広い人材からの応募が期待できます。

求人サイトに掲載するメリットは、「幅広い層に求人を広く告知できる」「採用要件にマッチした人材の応募が集まりやすい」「複数人採用することで、採用単価を抑えられる」「採用広報としても活用できる」などが挙げられます。

一方、デメリットは、自社の求人情報が埋もれてしまう可能性があるということです。

また、待遇面だけのアプローチでは人材獲得につながりにくい可能性も高く、「仕事の希少性」「案件の社会貢献性」「会社の社風」など、掲載内容でいかに自社の魅力を打ち出せるかが採用成功に大きく関わってくるといえるでしょう。

1級施工管理技士の採用を行う際に考慮したいポイント

1級施工管理技士の採用を行う際は、人事担当者や採用担当者はどのようなことを意識すればよいのでしょうか。

中途採用コンサルタントに、採用時に考慮したいことや手応えのある採用手法、1級施工管理技士の採用成功事例について聞いてみました。

Y.F
Y.F
(株)カケハシ スカイソリューションズ
中途事業部リーダー
中途採用コンサルタント

1級施工管理技士の採用で採用担当者が心がけるべきことは?

1級施工管理技士の資格を持っているということは、専門知識や現場経験が十分あるということを意味しています。また、1級施工管理技士が在籍していれば仕事を受注できるため、資格取得者であれば誰でも採用したいというのが企業の本音かもしれません。

そのため、採用活動を成功させるために、求職者に対して給与などの待遇面を魅力として打ち出す企業もあるでしょう。ところが、給与などの待遇面が決め手になって就職する人ばかりではありません。

1級施工管理技士の場合、地図に残るような大きな案件を担当することに魅力を感じる人もいれば、社会貢献度を重視する人もいます。他にも、「転勤がない」「今より重要なポストに就ける」など、キャリアパスを描けるかどうかも決め手になるでしょう。

採用担当者は、求職者目線に立って自社の魅力や自社で働くメリットを打ち出し、伝えることが大切ですね。

また、求職者に合わせた面接を実施するなどの配慮も必要でしょう。現場で活躍している施工管理技士ほど夜遅くまで仕事をしている場合が多く、営業時間中に面接を受けることが難しいという状況があります。

そのため、「Web面接」「電話面接」「出張面接」「夜遅くまで面接可」など、求職者に合わせた面接を実施することは、応募者にとって魅力の一つとなるでしょう。

実際に中途採用を行う中で手応えのある採用手法とは?

求職者が求める条件と自社の魅力をマッチさせられる採用手法になっているかが重要ですね。

例として、ある企業では求人広告に「60代でも現役で働ける」と打ち出したところ、応募者が増えました。60代になってもアドバイザーなどの立場ではなく、第一線で働けることに魅力を感じる求職者もいるということです。

逆に、現場ではなく、ある程度落ち着いた立場で働きたいと考える求職者もいます。

求職者にとっての働くメリットを、いかに伝えるかで採用活動の手応えは変わってくるでしょう。

採用手法の一つである求人サイトは、自社の魅力を伝えやすいため、掲載内容を精査することで求職者の関心を引くことができると考えられます。

実際に1級施工管理技士の採用に成功した事例は?

弊社がクライアントに提案し、1級施工管理技士を含む有資格者3名の採用に成功した事例をご紹介します。

まず、応募を増やす施策として取り組んだのが「ターゲットの策定」と「転職ニーズを叶える原稿の作成」です。

ターゲットの策定では「経験」「資格」「年齢」まで細かく想定しました。これらの基本情報に加えて、ターゲットストーリーは「今すぐ転職したいわけではないが、忙しい日々の中で自身のキャリアパスを描けていない」と具体化しました。

そして、この想定ターゲットに向けて打ち出したのが「発注者支援業務を通して、キャリアアップできる会社」という採用コンセプトです。

採用コンセプトには、「発注者の立場で業務を行うことにより、キャリアアップを図ることができる」というメッセージを込めています。

このようにターゲットを明確化し、「どのポジションでどのような業務ができるのか」を打ち出すことがポイントですね。

「1級施工管理技士歓迎!」などよく見る言葉での求人広告では、求職者の関心を引くことは難しいでしょう。また、応募があれば即対応することも重視しました。

求職者の都合に柔軟に対応できるように、1次面接は電話面接とし、2次選考は現地へ直接社長に訪問していただきました。迅速な応募者対応を行ったことも3名の採用につながったと考えています。

まとめ

建築業界において企業が求める人材である「1級施工管理技士」。1級施工管理技士を中途採用するためには、求職者目線に立って、自社で働く魅力を伝えることが重要です。

今回の記事でご紹介した、1級施工管理技士の採用を行う際に考慮したいポイント、1級施工管理技士の採用に成功した事例などを参考に、自社に合った採用手法や求職者に響く採用コンセプトについて検討してみてはいかがでしょうか。

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