求人広告活用事例

求人広告でのエンジニア採用に苦戦する企業が試すべき採用方法とは

エンジニアを採用しようと募集をかけても一向に採用できず苦戦している企業が蔓延している昨今。お金をかけて求人広告を掲載しても1名の応募も獲得できないという企業も少なくありません。

求人広告ではなかなかエンジニアを採用できないという場合に積極的に試してほしい採用方法があります。それは転職イベントへの出展です。

本記事ではエンジニアの採用苦戦する要因と、その要因をふまえてなぜ転職イベントへの出展がオススメなのかについて解説していきます。

なぜエンジニア採用に苦戦するのか

求人広告を利用してエンジニア募集をおこなっている企業であれば、エンジニア採用の難しさを日々痛感しているのではないでしょうか。

なぜここまでエンジニアの採用に苦戦を強いられるのか、求人広告を利用して採用をおこなう場合のステップに沿って要因をみていきましょう。

求人広告を使用してエンジニアを採用する場合、採用までに以下のステップをふむことになります。

エンジニアを採用するためのステップ
  1. 求人を掲載し、ターゲットとなる人材(エンジニア)に見てもらう
  2. 求人を見たターゲットに応募してもらう
  3. 応募者に面接を実施する
  4. 内定を承諾してもらい、入社してもらう

これらのステップにはそれぞれ異なる難しさがあります。

1.求人を掲載し、ターゲットとなる人材に見てもらう

求人数が多いと求人を掲載しても他の求人に埋もれてしまい、知名度が低い場合にはなかなか見つけてもらうことができません。

自社の求人を見てもらうために個別メッセージ(以下、DM)等を活用してエンジニアにアプローチをおこなう企業も多いのではないでしょうか。

しかし、考えることは各社同じです。

多くの企業がエンジニアに一斉にアプローチをおこなうため、ただDMを送るだけでは求人を見てもらうことは難しいでしょう。

20代~30代の優秀なエンジニアの場合であれば特に多くの企業からのアプローチが殺到するため、1日で100通以上のDMが届くこともざらにあります。

他の企業からのDMに埋もれることなく、自社のDMを見てもらうために工夫を凝らす必要があります。

  • どのような件名(タイトル)のメッセージを送ると反応がよいのか
  • 平日に送る方がいいのか、休日に送る方がいいのか
  • どの時間帯に送ったときが一番応募やPVの増加につながったか

求人広告を掲載しているサイトによってもその特徴は様々です。仮説をたてて検証し、PDCAをまわしながらエンジニアに興味喚起できる内容へとブラッシュアップしていく必要があります。

2.求人を見たターゲットに応募してもらう

求人を見たとしても、その求人の内容に魅力を感じなければ応募にはいたりません。

一口に「エンジニア」と言っても自身のプログラミングスキルの向上を追求したいと考える技術志向のエンジニアもいれば、いかに良いサービスが作れるかにこだわりたいサービス志向のエンジニアもいます。

その他技術やサービスよりも、給料・福利厚生などといった待遇を最優先に考えるエンジニアもいるでしょう。

自社のターゲットとはどのようなエンジニアなのかを明確にし、そのエンジニアが魅力的に感じる内容を求人に打ち出せなければ応募獲得にはいたらないでしょう。

3.応募者に面接を実施する

応募ボタンをクリックし応募したものの、面接までに企業の情報をネットや口コミサイトなどで調べ、その情報だけで「自分の期待する待遇ではない」と一方的に判断し、面接を辞退する応募者もいるでしょう。

あるいは業務が忙しく、面接当日に面倒になって面接をドタキャンする場合もあるかもしれません。

応募があったらすぐになるべく近い日程で面接を組む、前日に電話で面接日程をリマインドし参加の意思確認をおこなう等、細かなフォローをおこなうことで、少なからず応募から面接までの辞退のリスクは下げられるでしょう。

また、ネット上の情報を定期的に確認し、悪い口コミがあればその内容をもとに労働環境の改善をおこなうことも必要といえます。

4.内定を承諾してもらい、入社してもらう

厚生労働省が発表している職業別一般職業紹介状況によると、2019年3月エンジニアの有効求人倍率は2.54倍となっています。

このことは1人のエンジニアが平均して2~3社から内定が出るということを意味します。

この数値はあくまで平均なので、実際には優秀なエンジニアであれば応募したすべての企業から内定が出ることだってあるでしょう。

内定が出た企業の中から自社を選んで入社してもらうために、応募者が求めるものは何なのかを面接を通して見極め、自社で応募者が実現できるメリットを的確に伝えていく必要があります。

求人広告でエンジニアが採れないなら転職イベントを活用しよう

ここまで求人広告を使ってエンジニアを採用する流れと各ステップにおける課題について解説してきました。

求人広告でエンジニアを募集する場合、そもそもターゲットとなるエンジニアと会うまでに大きな壁があり、かなりの労力がかかることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

採用対象となるエンジニアと会うことができなければ採用はできません。この課題を解決できるのが転職イベントへの出展です。

転職イベントとはどのようなもの?

転職イベントとは、転職サイトを運営する人材紹介会社が主催する中途採用を目的とした合同説明会です。転職フェアともよばれています。

職種に特化した転職イベントも開催されており、エンジニアに特化した代表的な転職イベントは以下の2つです。

doda エンジニア転職フェア(主催:パーソルキャリア株式会社)
type エンジニア転職フェア(主催:株式会社キャリアデザインセンター)

なかでもdodaの転職フェアは来場者数が最大規模を誇ります。

応募を1件獲得することさえも難しいエンジニア採用で、たった1日で数十名~数百名のエンジニアと直接会って企業の魅力を伝えられることは大きな魅力といえます。

出展したブースをエンジニアが直接目にすることで、これまで自社を認知していなかったエンジニアに対してもアプローチすることが可能となります。

転職イベントに出展するデメリット

転職イベントに出展するデメリットは以下の3つがあげられます。

  1. 事前準備や当日の運営にマンパワーがかかる
  2. 採用できなくても出展することで費用が発生してしまう
  3. 来場者が必ずしも採用したい人材とは限らない

1.事前準備や当日の運営にマンパワーがかかる

ブース装飾やプレゼン資料、配布資料など転職イベントへの出展にあたり準備する必要があるものは多いです。

複数回出展していけば前回使用したものを一部加工することで手間を省ける場合もありますが、初回であれば一からすべて準備することになるため工数がかかります。

また当日の運営にもある程度人数が必要なため、人事が少人数である場合には現場社員のスケジュールを調整する必要も出てくるでしょう。

エンジニアは現場のエンジニアの生の声を知りたいと思っている場合も多いので、可能であれば現場社員も参加できることが理想ですが、他業務の都合上なかなか調整がつかない場合もあるでしょう。

事前準備やスケジュール調整、当日の運営に負担がかかることを認識しておきましょう。

2.採用できなくても出展することで費用が発生してしまう

転職イベントは1ブースあたりの出展で50万~80万程度の費用が発生します。

出展すること自体に費用が発生し、採用が保証されるものではないため採用できなかった場合にも費用を支払う必要があることはリスクといえるでしょう。

3.来場者が必ずしも採用したい人材とは限らない

転職イベントでは自社に興味を持った来場者がブースを訪問します。

来場者が自社のターゲットである可能性ももちろんありますが、年齢や経験・スキルから自社のターゲットではない来場者の訪問も充分ありえます。

自社のターゲットではないからといって来場者をむげに扱えば、他の来場者からも印象が悪くなってしまう可能性があるため、手間がかかっても基本的には訪問した来場者全員の対応をしなくてはいけません。

まとめ

ここまで求人広告でのエンジニア採用に苦戦した企業にオススメしたい転職イベントへの出展についてお伝えしてきました。

転職イベントの出展には費用や工数面でのデメリットはあるものの、それ以上に普段なかなか出会うことのできない大勢のエンジニアと接触することができるという大きなメリットがあります。

転職イベントと一口にいっても各社それぞれの特徴があり、出展する企業の顔ぶれや、来場するエンジニアの層も異なります。

各イベントの特徴を理解するには各イベントに実際に出展してみることが一番でしょうが、ただでさえ採用活動で忙しいのに金銭的にも時間的にもそのような余裕はないという方が大半だと思います。

当社カケハシスカイソリューションズはこれまでのべ3,000社の採用をお手伝いしてきており、転職イベントへの出展ノウハウも豊富です。転職イベントへの出展について知りたい場合はお気軽にお問合せください。

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