エンゲージメント

雑談が組織の生産性向上につながる?雑談の必要性について解説

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、テレワークを導入する企業が増えています。

オフィスに出勤する機会が減ったことで、これまで組織内で交わされていたミニマムなやりとり、雑談をする機会も少なくなっているようです。

今回は、組織内で当たり前に交わされていた雑談が、組織において生産性向上にどのように影響するのか、雑談の必要性について解説します。

組織内で雑談は必要

オフィスに出勤することが当たり前だった時代には、雑談をする機会が多くありました。

例えば、会議前後の時間や、席が近い人へのちょっとした相談、休憩時の何気ない情報交換など、出勤するだけで雑談をする機会に溢れていたのです。

一方、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークの割合が多くなってからは、ビジネスの主体がオンラインに移行し、チャットツールやWeb会議システムなどを使用したコミュニケーションに大きく変化しています。

それにより相手の表情から変化に気づき、声をかけあう「弱いつながり」のコミュニケーションが減少しています。

社会学では「弱いつながり」がイノベーションや創造性を刺激するといわれ、今、組織内における雑談の必要性が見直されています。

雑談が組織にもたらす4つの効果とは

では、実際に雑談をすることが組織にどのような影響を与えるのでしょうか。雑談から生まれる効果を紹介します。

雑談が組織にもたらす効果
  1. 警戒心を薄め、心理的安全性を高める
  2. チームの結束力を高める
  3. 新たな思考や発想につながる
  4. 業務改善のきっかけになる

(1)警戒心を薄め、心理的安全性を高める

気軽に言葉を交わしあう雑談には、お互いの警戒心を薄め、心理的安全性を高める効果があります。

例えば、その日の天気や朝の出来事など、ちょっとした話題をもちかけ笑顔でコミュニケーションを始めることで、よい雰囲気を作り出すことができます。

(2)チームの結束力を高める

普段から雑談を多くしているチームは、自然と仕事の話をする量も多くなり、業務上の意思決定の結果に対してチームの納得度が高くなるといわれます。

日頃の雑談によってチームメンバーの結束力が強く、結果として生産性向上につながっているのです。

(3)新たな思考や発想につながる

雑談をすることで、頭の中でスイッチの切り替えが起こります。

それまで集中していた仕事から一旦離れ、いろいろな話題の雑談をすることで視界が広がり、新たな思考や発想を生む原動力になることもあります。

(4)業務改善のきっかけになる

雑談で得た知識は、業務改善に生かされることがあります。

日常業務でのちょっとした疑問や不明点など、公の場でわざわざ聞くほどでもないと思っていたことが、意外と重要で業務の効率化を進めるものです。

雑談による社内コミュニケーションの増加が、業務改善のきっかけとなり、組織の生産性向上につながることもあります。

テレワークでも雑談は重要

新型コロナウイルス感染症の影響から働き方が大きく変化し、テレワークをする人の割合が多くなった昨今でも、組織における雑談の必要性が認められています。

テレワーク下における雑談の実態

本音ベースで仕事の思いを語り合うまじめな雑談「オフサイトミーティング」を推奨している株式会社スコラ・コンサルトでは、2020年7月に「テレワーク下の雑談」に関する実態調査をおこないました。

調査によると、約半数の人がテレワーク下では雑談を「あまりしていない」「ほとんどしていない」と回答。

また「出社時と比較して、職場のメンバーとの雑談機会は減りましたか?」という問いに対しては、「かなり減った」という回答が64.3%を占めました。

「少し減った」という回答も合わせると、テレワークにより雑談の機会が減ったと感じている人は8割を超えています。

オフィス勤務であれば、周囲の様子を気にかけ声を掛け合うことや、偶然姿を見かけて立ち話に発展するなど、自発的、偶発的に起こっていた雑談が、テレワーク下では生まれにくくなっているといえます。

※参考「『テレワーク下の雑談』に関する実態調査」(株式会社スコラ・コンサルト)

テレワークで明らかになった雑談の価値

テレワークの普及により、組織内での雑談が減ってしまったことで、心理的な不安も高まっています。

「相手の考え方や状況が見えないため、相談や業務を依頼するタイミングがつかめない」といった声や「対面でのコミュニケーションに比べ、オンラインツールや電話だと、ちょっとした確認や非公式での意見交換がしにくい」という意見が多くあります。

「新しいアイデアの創出、発想の転換が出来ない」「自ずと出来る情報共有が出来ず効率的にならない」などの声も挙がっています。

テレワークが浸透したことにより、雑談が生み出していた価値が改めて注目されています。

これまで組織内で当たり前におこなわれていた雑談が必要と感じられ、テレワーク下においても雑談創出の工夫がなされているのです。

テレワーク下の雑談はきっかけづくりが必要

テレワーク下で気軽に雑談をできるようにするには、最初のきっかけをつくることが効果的です。

例えば、チャットで何かテーマを投げかけて雑談を誘発する、オンラインでランチ会の企画をするなどがあります。

離れて仕事をしているからこそ、共通の話題を振って雑談のきっかけをつくることで、オンライン上でも気軽に仕事の話をする場面を増やすことが可能です。

そのような雑談は、組織の団結力を高める効果や、生産性の向上を期待できます。

オンラインコミュニケーションを当たり前としながら、雑談の果たす役割を認め、いかに職場のコミュニケーションに組み込んでいくかが重要です。

まとめ

テレワークが浸透したことにより、組織における雑談が「弱いつながり」として、コミュニケーションの欠かせない要素の一つであることが認識されてきました。

雑談は、心理的にも物理的にも人と仕事と組織をつなぎ、業務における状態把握や細かな方向性のズレの修正、アイデア創出など、生産性向上につながる効果をもたらします。

組織内のコミュニケーションとして雑談の必要性を感じたら、テレワーク下も含め、気軽に雑談できる環境を作ってみてはいかがでしょうか。

雑談できる環境づくりには、アプリの活用もオススメです。

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