世界との距離感

あと数年で、4年に一度の世界的なスポーツの祭典「オリンピック」「パラリンピック」が東京で開催されます。
テレビをつければ日本人スポーツ選手の世界での活躍がリアルタイムで見れることに、40代の私は「こんな時代になったのか…」と、驚きと羨ましさを感じてしまいます。

2020年を機に、日本社会のグローバル化は一気に進むことが予想されています。
主役である10~20代の若い選手たちのように、日本が国際化していく中で育ってきた世代にとっては、「グローバル」という考えは”当たり前”に近づいてきている、と私は思っています。

例えば、日本と他国の間で生を受けた若者たちも日本社会の様々な分野で活躍しています。昔は国際都市とよばれた横浜であっても偏見の目があったものですが、今では学校でも職場でも当たり前に受け入れられているのではないでしょうか。この他にも、工場で働く技能実習生、日本語学校や大学で学ぶ留学生、日系企業で働く外国籍従業員など、日本社会で役割を担い、活躍している外国籍の方が増えてきました。


人口減少による労働力不足や市場縮小の影響は日に日に私たちの生活や仕事に感じられるようになってきましたが、もしこれよりも大きな影響があるとしたら…。私は、「グローバル化を受け入れて育ってきた10~20代からの日本社会への突き上げ」こそが、この国の今後最大の影響力になるのではないかと考えています。

日本の歴史を振り返ると、開国・文明開化・戦後復興・高度経済成長など、国際化の転機は数々ありました。
次の転機は、2020年の東京オリンピックに合わせた「グローバルギャップ×ゼネレーションギャップ」による国内次世代からの変化だと私は予想しています。

現在社会での決定権を持つ昭和世代にとっては、グローバル化の理解と対応に難しさも感じるでしょう。しかし凝り固まった概念や風土が壊れた時にこそ、新たなチャンスがあらわれる。今は、日本と世界との距離を近づけるよいタイミングなのです。

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