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口コミを呼ぶインターンシップ「島キャン」

R.H

 こんにちは、地域活性事業部の星野です。

今日は「島キャン」というインターンシップサービスについて書こうと思います。
新聞やWebメディアなどで取り上げられたこともありますので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
「島キャン」とは、カケハシが運営する日本の離島を舞台にしたインターンシップ活動のことです。
取り組みを始めて今年で4年目。
今年2017年夏の参加者を含めると、累積800名以上の就業生が参加しました。

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島に2週間滞在しながら島に暮らす人々の仕事をサポートするインターン活動。
大きな特徴として口コミで参加者が集まり続けている、というポイントがあります。
集まった方々の参加動機を聞いていくと、「知人・友人の紹介」がほとんど。
彼らは「島キャンに参加した友人や先輩のSNS投稿を見て興味を持った」という理由で、島キャンの説明会に参加しに来ます。
拡散効果の非常に高いインターンシップ活動という点で、自社のことながら面白い活動かと思います。

さて今回は、そんな島キャンの価値を、関係各所の声を通して考えていければと思います。

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「島キャンは動く人間を使った島のPR活動」

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これは島キャンを受け入れていただいている島の方の声。
島キャンに参加した学生は、見たもの、体験したことをSNSで発信していきます。
海や山など島の自然、仕事風景、仕事仲間、集落の風景、集落の人々、
地元のお祭りの様子島キャン生同士の活動、参加後の所感など、さまざま。
個人のSNSでの発信ですのでマスメディアの様に何万人にリーチすることはないのですが、
身近な人間の発信ということでその投稿への反応率が非常に高い様です。
「日に焼けすぎて真っ黒じゃんww」
「なにその海!超きれい!」
「島キャンて何?私も行ってみたい!」
こんな反応がそれぞれの島キャン参加者の投稿に寄せられて、話題が膨らんでいきます。
島キャン終了後に友人や家族とともに再度訪問するリピーターも多く生まれています。
島キャンを受け入れる就業先事業者は、彼らの労働力としての役割だけでなく、
彼らの広報力にも期待しているようです。

「質のいい移住者の種」

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これは島の役場の方の声。
最近地方への移住をメディアが取り上げることも多く、島への移住者は増加傾向だそうです。
ただ、そこには課題もある様子。
島での生活は、基本的に集落単位をベースにして助け合いで成り立っています。
例えば集落内の農業のお手伝いや、近隣地域の清掃活動、
お祭りなど交流のための行事が都会と比較すると非常に多い。
ですが最近の移住者の中には、マリンスポーツなど自分たちのアクティビティにのみ興味を持ち、
集落活動に参加しない層も増えていると聞きました。
都会と違って住民自身がやらなければ生活環境は維持できないのが島の集落ですから、
こうした移住者が増えてしまうと集落の運営に問題が出てきます。
その点、先に集落に入り込んで集落の実態を体感する島キャンの場合、
参加者が将来移住を検討したとしても集落の活動を蔑ろにすることはない、ということだそう。
将来。集落と共同しながら生活していく模範的な移住者になってくれることを期待されていました。
ちなみに島キャン経由で島への移住者はすでに5名ほど生まれています。

 「仕事の根っこを教わった」

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これは参加した就業生の声です。
島の人々の仕事は、暮らしの中に自然と溶け込んでいます。
都会の様に出社時間や退社時間でオンとオフをはっきり区別することなく、
一日の中に仕事と生活が交互に混ざり合っています。
また、家族のため、集落のため、そして島全体のため、を考えて、自分の時間の使い道を決めていきます。
よく聞く言葉で「島の人ははたらき者」というフレーズがあります。
主に従事している仕事に区切りがついても、集落の草むしりや畑作業のお手伝いに出向き、
結果として一日中休んでいることがない、という状態を言うようです。
島でいう仕事とは労働の対価としてお金を得る、という概念ではありません。
自分が動くことで周りの困難を解決していこうとする活動のことです。
そんな考えを持ち、はたらいている方々と生活を共にすることで、
学生たちも自分たちのはたらく意味を考えるきっかけになるようです。

「島のこどもたちの未来を広げてくれる」

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現地の高校教諭の方からいただいた声です。
毎年、島キャン参加者と地元の中学、高校の生徒との交流機会を設けていただいています。
また、日々の暮らしの中で集落のこどもたちとの触れ合いも生まれています。
この交流に価値を感じてくれている、という言葉をいただきました。
島のこどもたちは普段触れ合う仕事、大人が非常に限られています。
TVなどを通し、世の中に色んな仕事があり、いろんな人生があることを頭では知っていても、
実際に身近にないものは自分事としてイメージがしづらい。
結果、将来の選択肢が狭められていく実態があるようです。

私たちの会社では奄美大島で高校生向けの予備校も運営しているのですが、
そこにくる生徒たちの希望進路を聞くと確かに偏りは見られます。
医療系の資格が取得できる学部、教育学部、公務員になるために地元の国立大学、などが人気です。
島の暮らしの中で身近にいる人の仕事、接点が持てる仕事、ということかと思います。
(人口が減っていく将来の地方でも残っていく仕事とも言えます)

そんな島のこどもたちも、島キャンに参加する就業生との交流を通して、
島外の大学生に興味を持ち、彼らが学んでいる学問分野に刺激を受け、
普段考えたことのないような進路も検討し始めるようです。
こどもたちのそんな姿を、嬉しく思ってくれている親世代の方々もいるようでした。

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今回は、「島キャン」に対しての関係各所の声を一部、紹介させていただきました。
4年前に始めたインターンシップ活動ですが、
就業生たちの頑張り、島の方々の心遣いによって、どんどん価値を増していきます。
価値を感じて、主体性をもって参加する人々(就業生も就業先も島の方々も)が、
多数存在する活動だからこそ、口コミも次々と拡散していくのかもしれません。

9月末に今シーズンの島キャンもひと段落しました。
また結果をまとめたものをこちらで共有できればと思います。

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地域活性事業部では、このあたりのサイトもコツコツ更新しています。
仕事中にのぞいてみると、一瞬都会の生活から逃避できるかもしれません。

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