導入背景・課題
- 新卒採用の強化
- 市場変化に伴う内定者フォローの強化
実施施策
- 新卒採用コンサルティング
- 合同説明会ブース装飾・ツール制作
- 内定者研修
効果と実績
- 導入以降、毎年新卒採用に成功
- 全国に採用体制を構築
- 社内の意識改革に寄与
偶然的な出会いがありました。たまたま、東京でおこなわれた新卒採用EXPO(合同説明会)に参加した当時の採用担当が、建設会社Kさんのブースを見かけたんです。そのブースで現弊社の担当であるカケハシさんのWさんの姿を当時の採用担当が見て、「すごい会社がいる」と思ったそうなんです。まず、土建業の企業なのにすごく賑わっている。さらに、Wさんに声をかけて話を聞くと「コンサル担当なんです」と言うので、Kさんの会社の方ではないんだとわかったんですね。女性ですごく勢いのある方だな、と当時の役員がWさんに興味を持ち、それがきっかけでご提案していただくことになりました。
そして実際にご提案いただくとなった時には、資料に採用のフレーズを初回で書いてきてくれて。「普通の施工管理職になるか、誇り高い施工管理職になるか」というコンセプトがすごく響いて、Wさんに発注しよう、ということになりましたね。
▲カケハシ制作の合説ポスター
もともと東京での採用活動の支援をお願いする予定が、発注を決めてから関西の採用活動も支援してほしい、ということになりました。そこでWさんに姫路の本社にお越しいただき、私は初めてWさんと顔を合わせたんです。専務から「すごいちゃんとうちのことを考えてくれる人がくるよ」などいろいろ前振りがあったので、「どんな人が来るんだろう」と思ったら、小柄な女性だったんで驚きました(笑)。その会議ではWさんから改めてお話をうかがったことで、「今までのやり方を崩してカケハシさんのやり方でやってみよう」という話になりましたね。
それまでは採用目標が10名で、採用手法は学校から紹介のみ、そして採用エリアは関西圏のみでした。マイナビもろくに使えていない状況で、選考方法も1次選考=最終選考というようなやり方だったんです。その状況をお伝えするとWさんから「拠点ごとの説明会の話も各拠点で異なっていたから、まずはそろえましょう。」「役員面接以下の選考フローも入れましょう。」という指摘を最初に受けましたね。
カケハシさんとは本当に偶然の出会いでしたが、弊社の採用が確立するまで、カケハシさん・Wさんと一緒に歩いてきたなと思います。何よりもコロナの前でよかったなと改めて思いますね。コロナ禍前の2年間で採用体制を作れることができ、それがいまにつながっていると感じています。
当時は社長が変わって、社員の育成や定着について社長が模索している時期でした。離職の多い業界で、ブランディングにまだ着手する前だったので、会社としてのメッセージが弱く、社内で伝えられるポイントも少なかったんです
もともと、採用活動への意識も醸成されてなかったので、内定者を育成するという考え方も持っていませんでした。育てるのではなく、頑張ってくれる子が残ってくれればいい、というスタンスで採用活動していたんですね。それまで学校からの紹介で辞退も少なかったのですが、2021年度からナビを使って採用活動を始めたことで「内定辞退が絶対ありますよ」とWさんに言われて。そこから内定者フォローとしてカケハシさんに研修をお願いするようになりました。
初年度は26名に対して内定者研修をおこなってもらいましたが、よかった点は、横の繋がりの重要性に対する意識が社内で大きく変わり、社員と内定者との繋がりの機会も密にできるようになった点ですね。それに毎年アンケートをおこなうことで入社理由などのデータが取れるようになり、採用活動にも活かせるようになりました。
これはひとつのカケハシさんの効果なのですが、女性社員が採用・育成活動に参加するようになったことですね。弊社的にはすごいことなんです。
業界的にも男性社員の採用が多い分、女性社員が採用活動に参加しても、事務方担当というイメージが当時は定着していたんです。それが現在ではリクルーター育成に力を入れたことで、女性社員が積極的に採用活動に参加できるようになり、彼女たちの活躍で学生集客も大幅に伸びているんですよ。社内的にも新しくチャレンジできる場所ができて、本当によかったと感じてます。そう考えると、今や仙台・福岡・関東・関西と、全国すべてにチームがある。当初関西にしか採用チームがなかったことを考えれば、大きなよい変化です。人数も増えて、コマンダー体制ができた。カケハシさんのおかげです。
感謝が尽きないんですが、これまでにも十分社内を変えてくれました。採用予算=採用体制や人手に費用をかける、というところに改めてメスを入れてくれたので採用活動はもちろん、これからも一緒にやっていってもらいたいですね。Wさんがいなくなると困りますよ(笑)。
組織強化という側面で言えば、採用ターゲットの難易度が上がってきています。惹きつける社員としてのリクルーターのレベルアップや、社員育成の体制づくりには力を入れていきたいなと感じていますね。別途さまざまな階層への社員研修を今期から実施していくので、そこがまず次のステップになるんじゃないかなと思います。いまから研修が楽しみですよ!
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