エンゲージメント

エンゲージメントの測定方法とは?質問例と調査時の注意点を解説

人事領域において、「従業員が会社に対して愛着心を持っている状態(帰属意識)」という意味で用いられる「エンゲージメント」。

エンゲージメントが高い企業では、従業員の仕事に対するモチベーションは高く、離職率も低いと言われています。

人事担当者の中には、自社におけるエンゲージメントがどのレベルなのか、知りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、エンゲージメントの測定方法や質問例、調査を行う際のポイントについて紹介します。

エンゲージメントの測定方法は「モニタリング」と「調査」

従業員のエンゲージメントを測定するためには、「モニタリング」と「調査」が欠かせません。

測定方法には、日次や週次など高頻度で行う「パルスサーベイ」と、月次や年次など期間を空けて実施する「エンゲージメントサーベイ」があります。それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

パルスサーベイとは

「パルス」とは脈拍のことを指します。「パルスサーベイ」とは、脈拍をチェックするように、頻度高く社員の意識状態を測るサーベイ(調査)という意味があります。

コンピュータを使用して比較的手軽に実施できるアンケート調査のため、日課として取り入れやすいのが特徴です。

アンケートの内容は、現在の心理状況を問う「今日一日を振り返ってどのような気持ちですか」や、直属の上司や職場に対する満足度を問う「今の職場に満足していますか」など、時期や範囲を限定した質問になります。

パルスサーベイでは、アンケートの回答以外にキーボードのタイピングから仕事への「集中度」を測定したり、顔認証機能を用いて表情から仕事への「没頭度」を測定したりできるのも特徴です。

また、従業員に承諾を得た上で心拍数などの生体データを測定し、エンゲージメント測定に利用するなど、幅広い活用が期待されています。

エンゲージメントサーベイとは

「エンゲージメントサーベイ」とは、個人と企業の双方向的な関係性を可視化するのに有効な調査です。

パルスサーベイと同様にコンピュータを使用して実施しますが、パルスサーベイとの違いとして質問数が多く、回答負荷が高いことが特徴です。

1回の調査で得られる情報量は多いですが、有意な結果を導き出すためにはスキルや時間が必要とされます。

アンケートの質問には、「自分の会社で働くことに誇りを持っている」「会社全体としての目的・目標・戦略を理解できている」などが挙げられ、心理的充実や主体的な貢献意欲について包括的に問う内容となっています。

エンゲージメントを把握するためには、さまざまな調査によるモニタリングが有効だと言われています。エンゲージメントサーベイとパルスサーベイを組み合わせて実施することで、より充実した調査結果を得られるでしょう。

エンゲージメントを測定するための3つの指標を踏まえた質問例

エンゲージメントを測定するためのアンケート調査には、「総合指標」「熱量のレベル」「エンゲージメントを向上させる要因」という3要素が盛り込まれています。

ここでは、エンゲージメントを測定する際の指標となる3要素を踏まえた質問例を紹介します。

企業に対する「総合指標」を知るための質問

「総合指標」とは、従業員が現在の企業を総合的に見てどのように評価しているのかを理解するための指標です。

企業に対する「総合満足度」「期待度」などの把握を目的としています。質問は、会社へのロイヤルティ(忠誠心)がどの程度あるのかを測定できる内容がよいでしょう。

〈質問例〉

  • 仕事を探している友人や知人、親族に自社を勧めたいですか?
  • この1年間に仕事上で学び、成長する機会を持てましたか?
  • 職場に自分を一人の人間として気遣ってくれる上司や同僚はいますか?
  • 仕事上で自分の成長を励ましてくれる人はいますか?

仕事に対する「熱量のレベル」を知るための質問

「熱量のレベル」とは、従業員が仕事に対して意欲や価値を見出しているかを知るための指標です。

仕事に対してやりがいを感じる「熱意」、熱心に仕事に取り組める「没頭」、仕事を楽しみ生き生きと働ける「活力」などの度合いを確認することを目的としています。

質問は、従業員の仕事に対する姿勢がわかるような内容を採用しましょう。

〈質問例〉

  • 仕事をしていると時間が経つのを早く感じますか?
  • 仕事をする上で、自分の最も得意とすることを行う機会を毎日持っていますか?
  • 自分の仕事を正確に遂行するために、必要な設備や資源を持っていますか?
  • 自分の同僚は質の高い仕事をすることに専念していますか?

「エンゲージメントを向上させる要因」を知るための質問

「エンゲージメントを向上させる要因」とは、「組織との関わり方」「職務の難易度」「業務上必要な資質」などを指し、従業員自身が企業に対して貢献できているという感覚があるかを知るための指標となります。

質問は、自己肯定感や当事者意識に関する内容がよいでしょう。

〈質問例〉

  • 仕事上で自分の意見が考慮されているように思いますか?
  • 組織全体における戦略目標を理解していますか?
  • 会社の使命・目標において自分の仕事は重要なものと感じていますか?
  • 最近1週間で、良い仕事をしていると褒められたり、認められたりしましたか?

アンケート調査を行う際の注意点

アンケート調査を行う際には、いくつか注意しなければならない点があります。それぞれについて詳しく説明します。

アンケート調査を行う際の注意点
  1. 調査の目的を共有し、閲覧範囲について説明する
  2. 集計から分析まではすばやく対応
  3. アンケートの頻度と設問数

注意点(1)調査の目的を共有し、閲覧範囲について説明する

エンゲージメント調査の目的は、アンケート結果から企業や従業員が抱える問題点を洗い出し、改善することです。そのため、調査目的を従業員に共有することが重要です。

調査結果については、人事担当者だけが把握するのではなく、従業員に対して結果に対するフィードバックを行います。そして調査結果を受けて、企業が問題点についてどのような改善を図るのかを従業員に示しましょう。

また従業員から率直な回答を得るために、閲覧範囲について説明しておくことも大切です。

注意点(2)集計から分析まではすばやく対応

アンケートによって抽出された問題点に対して迅速な対応を行うために、集計から分析までは調査からなるべく日を空けずに行うことが重要です。

分析結果と過去の調査結果を比較し、変化の大きい項目があった従業員に対しては、面談を行うなどのフォローを実施しましょう。

注意点(3)アンケートの頻度と設問数

まず、実施する側と回答する側ともに負担が少ないことが大切です。日次・週次の高頻度で行う「パルスサーベイ」は、設問数を2~3分で回答できる1~10問程度とします。

一方、「エンゲージメントサーベイ」は、半年に1回から1年に1回程度の月次・年次の頻度で実施します。設問数は50~100問程度とし、20~40分程度の時間を設けて回答します。

「今日の調子は?」などの簡単な質問に毎日答えてもらい、社員のココロとカラダの状態を定点観測&グラフで見える化する「パルスサーベイ」機能を備えた、社員の離職防止・定着支援ツール「HRRing」はこちら

まとめ

エンゲージメントの測り方として、アンケートによる「モニタリング」と「調査」が多く用いられています。

実施頻度や質問数の異なるアンケート調査を組み合わせることで、調査結果の充実を図ることができます。

調査の目的や結果を従業員と情報共有し、問題点の改善に取り組めるように、エンゲージメントを測るアンケート調査を導入してみてはいかがでしょうか。

テレワーク中の社内コミュニケーション促進アプリ「HR Ring」

新型コロナウイルス拡散防止による
出勤制限や在宅勤務でストレスの溜まる社員や
対面で会えない部下のマネジメントに有効なツール「HR Ring」。

無料トライアルでは、HR Ringの機能を30日間無料でお試しいただけます。
ぜひこの機会にお試しください。

【無料トライアルの内容】
・期間:30日間
・利用人数:無制限

HR Ringでできること

  • 社員の毎日のコンディションを把握できます。
  • 社員同士の会話の種を生み出せます。
  • 社員が困っていることを人事側でも把握できます。
  • 人事面談の根拠としても活用できます。
  • 褒めたり承認する文化が定着します。

詳しく知りたい方は以下よりお問い合わせください。

無料で試す公式ページ

\社員の心とカラダの状態が毎日スマホに届く、離職防止アプリ「HR Ring」/