株式会社アプリシエイトのeスポーツ事業に挑戦する社員の思い

株式会社アプリシエイトの授業風景

現在、日本におけるeスポーツの競技人口は、延べ400万人以上といわれています。

2018年3月、ルネサンス大阪高等学校が日本の高校としては初となるeスポーツコースを設置し話題となりました。eスポーツを活用し、地域活性化や地方創生に取り組む動きが強まっています。

茨城県水戸市に本社を構える株式会社アプリシエイトでは、2019年にeスポーツ事業を立ち上げ地域貢献活動に注力しています。

今回は、株式会社アプリシエイトeスポーツ事業に携わる鶴見佑希さんに話を聞きました。

<株式会社アプリシエイトの公式HPはこちら

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ゲーム運営ならではのやりがいを感じられるようになった

暗い部屋でゲームをする人々

「eスポーツを通じて、エンジニアやデザイナーといったDX人財を育成するとともに、地域を盛り上げていけたらと思っています」(鶴見さん、以下同)

鶴見さんが株式会社アプリシエイトに転職したのは2年前、システムエンジニアとして入社しました。

「当社は、基幹・通信制御などのシステム開発・運用を主に行うシステム開発会社です。プログラミング講師の派遣、プロジェクトマッピング、映像制作など、本社がある茨城県の活性化や地方創生につながるさまざまな事業を展開しています」

鶴見さんが所属するeスポーツ事業部は、“地域創生”をテーマに掲げる当社が2019年に新しく立ち上げた部署です。

「国体史上初のeスポーツ大会『全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI』が開催された際、多くのメディアに取り上げられ話題となりました。茨城県の魅力発信や観光客誘致に期待できることから、当社でもeスポーツ事業に取り組むことになったんです」

鶴見さんはシステムエンジニアとして入社しましたが、eスポーツ事業部へ配属となりました。

eスポーツ体験ブース

「大学ではゲームをテーマにした卒業論文を書いたほど昔からゲームが好きだったので、eスポーツの仕事に携われるのは嬉しかったですね」

鶴見さんは現在、プロeスポーツ選手やプロゲーマー、プロゲーミングチームと連携し、eスポーツ大会やイベント開催といった企画・運営に携わっています。

「過去には水戸ホーリーホック eスポーツチャレンジカップや第1回AREA310高校eスポーツ選手権などを開催しました。eスポーツ大会に参加されたことがある方や実況配信をご覧になった方はご存じかもしれませんが、選手一人につき一台のゲーミングパソコンとゲーミングモニターを設置します。さらに、実況・解説者用のブース設置などもあるため、イベント前は準備に終われますね」

当日使用する機材の準備から搬出まで、eスポーツ大会・イベント運営にかかわる全ての業務をすべて自社で行うこともあります。

「一口にイベント運営といっても、当日のイベント進行だけではありません。台本やレギュレーション(ルール)、規約などの資料作成、実況・解説者や出場選手へのアポイント、集客・プレスリリースの配信などやることは山積みです」

さらに、イベント開催の数日前から入念なリハーサルを行い不備がないか最終チェックを行います。

「eスポーツオンライン大会はTwitchやYoutubeライブで生配信していますが、イベントの規模が大きくなるほど『音声が聞こえない』『映像がフリーズする』などのトラブルが起こりやすくなります」

PCとゲーミングチェア

これまで、トラブルが何もなく進行できたイベントはないと話す鶴見さん。

「常に何かしらのトラブルはありますね。実況・解説者のマイク音声が乱れたり、画面が正しく表示されなかったり、オンラインイベントは何かとトラブルがつきものです。そのため、不測の事態が起きた場合でも、速やかに対処できるようリハーサルは何度も繰り返し行います。あとは、他者が主催しているイベントにプライベートで参加して、そこで得たヒントを真似ることもありますね」

経験を重ねるにつれて、あらゆるトラブルにも落ち着いて対処できるようになったと言います。

「大会やイベントを運営できるのは、選手をはじめ、視聴者やサポーター、スポンサーなど多くの方々に支えがあってこそです。多くの方々にeスポーツを楽しんでいただけるよう、スムーズなイベント運営を心がけています」

ゲームプレイヤーだった鶴見さんですが、次第に“イベント運営”の仕事にやりがいや楽しさを感じるようになっていったそうです。

「『ポケモンユナイト』というゲームが好きで、ランキング上位を目指してチームで練習したり、休日にeスポーツ施設で練習したりしています。ただ、以前に比べてプレイ時間はかなり減りましたね。仕事が忙しいというより、純粋にゲームを楽しんでもらえる場を作ることにやりがいを感じるようになったんです」

目を輝かせながら生き生きと話す鶴見さんに、今後の目標について聞いてみました。

「今後はシルバー世代を巻き込んだシルバーeスポーツのイベント開催に向けて準備を進めています。マウスを連打したりキーボードを操作したりといった指先を動かすeスポーツはリハビリテーションに役立つと、福祉・介護業界でも注目を集めているんです。幅広い世代の方にeスポーツの楽しさを知っていただき、地域貢献につなげていきたいと思います」

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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