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薬剤師転職エージェント厳選おすすめ5社!大手有能エージェントを比較
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
薬剤師160人のおすすめ薬剤師転職エージェント
「薬剤師転職エージェントは何を基準に選ぶべき?違いや特徴が知りたい」
薬剤師転職エージェントは次の5つのポイントで比較しましょう。
薬剤師転職エージェントを選ぶ【基準】
- 求人数
- 転職スピード
- 年代
- 得意とする職場
- 得意とする雇用形態
上記を踏まえたうえで、薬剤師から高く評価されている転職エージェントの人気ランキングは次のとおりです。
上位3社の「登録しないとわからないエージェントとの連絡頻度やサポート」の特徴についてまとめました。
【薬剤師160人が選んだおすすめの薬剤師転職サイトTOP3】
おすすめ薬剤師転職サイト | 求人数 | 総合評価 |
---|---|---|
薬キャリAGENT | 23,819件 | ◎ 4.2 |
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マイナビ薬剤師 | 48,528件 +非公開求人 |
◎ 4.1 |
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ファルマスタッフ | 51,360件 | ◎ 3.7 |
|
※2024年9月時点
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
※1 薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア株式会社調べ)
※ランキングの詳細は薬剤師転職サイトランキングの記事をご覧ください。
迷うときは、この転職エージェントから少しでも条件の合う転職エージェントを2〜3社登録し、上記の項目で比較しながら利用しましょう。
この記事では、転職エージェント人気上位5社の特徴や強み、サービス内容、基本情報を徹底比較!自分に合った転職エージェントの選び方、賢い使い方も解説していきます。
目次
薬剤師向け転職エージェント人気ランキング・トップ5を徹底比較
薬剤師転職エージェントを利用したことがある薬剤師160人にアンケート調査を実施。主要薬剤師転職エージェントのリアルな評価をまとめました。
人気ランキングTOP5に入る薬剤師向け転職エージェント5社の公開求人数、求人内容の質、転職サポートの質、おすすめポイントなど特徴をまとめた比較表は以下の通りです。
薬剤師転職エージェントおすすめ人気ランキング
転職エージェント | 無料登録 | 総合評価 | 転職スピード | 得意な年代 | 得意な職場 | 得意な雇用形態 |
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公式サイト |
(★4.2)
|
すぐ
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全年代 | 調剤薬局、病院への転職 におすすめ |
・正社員 ・派遣社員 ・パート ・アルバイト |
|
公式サイト |
(★4.1)
|
すぐ
|
20代・30代 | ドラッグストアへの 転職におすすめ |
・正社員 ・パート ・アルバイト |
|
公式サイト |
(★3.7)
|
じっくり
|
全年代 | 調剤薬局、派遣・パート の転職におすすめ |
・正社員 ・派遣社員 ・パート ・アルバイト |
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公式サイト |
(★3.7)
|
じっくり
|
20代・30代 | 調剤薬局への 転職におすすめ |
・正社員 ・派遣社員・ パート ・アルバイト |
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公式サイト |
(★3.4)
|
すぐ
|
40代以上 | 企業への 転職におすすめ |
・正社員 ・パート ・アルバイト |
*2024年9月現在
調査概要
調査会社:クロス・マーケティング
調査対象者:転職エージェント利用経験のある薬剤師160名
回答数:325件(1人で複数回答があるため)
おすすめポイントや利用に向く薬剤師のタイプ、基本情報、サービス概要にいたるまで分析・解説しましょう。
1位:薬キャリAGENT(薬キャリエージェント)
特徴とおすすめポイント
- 薬剤師登録者数No.1(※1)求人数、求人・転職サポートの質すべて高評価!
- 薬キャリAGENTにしかない高条件・好待遇の独占求人を保有
- 電話・メール対応に絞ったサポートで効率的に転職活動が進められる
薬キャリAGENT(エージェント)は、年間2万人以上の薬剤師が登録している薬剤師登録者数No.1(※1)の転職サイトです。
キャリアアドバイザーへの満足度は95%(※2)と、多くの薬剤師が支持しています。
医療関連ビジネスを展開するエムスリーキャリア株式会社が運営しており、薬キャリAGENTの他にも医師専門の人材紹介事業を展開。
医療機関へのネットワークで薬剤師求人の募集情報や職場情報が収集でき、薬キャリAGENTだけの独占求人も多数保有しています。
求職者との面談はあえて対面で行わないことでスピーディーな転職活動が可能で、対応の速さや転職サポートの質が高いと好評です。
※1 2015年3月 M3キャリア株式会社調べ※2 2014年10月 M3キャリア株式会社調べ
薬キャリAGENT利用が向いている薬剤師は?
利用をおすすめするタイプ
- 多くの求人情報が欲しい薬剤師
- スピーディに効率よく転職活動を進めたい薬剤師
- 高年収・高条件で転職したい薬剤師
薬キャリAGENTでは、転職サイトのほかに薬キャリという求人サイトも展開しています。
複数の人材紹介会社が募集している求人情報を薬キャリのサイト内で検索・閲覧できるので多くの求人情報を比較検討できます。
最短即日最大10件求人を紹介してもらえ(派遣は最大5件)、最短で登録からわずか3日で内定が出ることも。
求人紹介の早さと情報量で、早く転職したい薬剤師を十分にサポートしてくれます。
また、薬キャリAGENTには年収600万円以上の高年収求人も豊富です。年収アップを目指す薬剤師は満足できる求人に出合えるでしょう。
薬キャリAGENTの基本情報・サービス概要
医療業界に強いエムスリーキャリア傘下の転職エージェントで、病院や調剤薬局の求人が豊富なのが特徴。
気になる病院や調剤薬局がある場合、キャリアアドバイザーに依頼すれば求人の有無を直接問い合わせてくれます。
また、転職活動に対するスピード感を大切にしており、最短3日での転職実績も。早くスムーズに転職活動を進めたい薬剤師におすすめの転職エージェントです。
薬キャリAGENTの基本情報・サービス概要 | |
求人数 | 23,819件 |
おすすめの年代 | 全年代 |
転職スピード | すぐ転職 |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
設立 | 2009年12月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 772名(2023年7月末時点) |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス |
対応エリア | 全国 |
主な拠点 | 東京、大阪 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2024年9月現在 転職ハブ調べ)
薬キャリAGENTの求人数詳細 | |
雇用形態別求人数 | 正社員(常勤):14,846件 パート:4,433件 派遣:3,825件 単発:ー ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
職場別求人数 | 調剤薬局:16,874件 ドラッグストア:2,840件 病院:1,501件 企業:166件 ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
(2024年3月現在 転職ハブ調べ)
薬キャリAGENTの口コミ・体験談
20代後半・女性 企業から調剤薬局へ転職
すべてお任せできるので転職活動がグッと楽になった
転職エージェントを利用することで、転職活動がとても楽になりました。求人も紹介してもらえるし、面接日程の調整もコンサルタントにお願いできるので、負担が少ないです。自分から積極的に動かなくても、お任せしていれば転職活動が進むのは助かりました。
20代後半・女性 調剤薬局から調剤薬局へ転職
コンサルタントと連絡が取りやすく対応もていねい
電話での対応も非常にていねいでしたし、連絡も取りやすかったです。派遣での勤務でしたが、派遣先が悪い印象を持たないようにこちらの希望を伝えていただくなどの配慮もありました。
30代前半・女性 企業から調剤薬局へ転職
求人の逆スカウトでもすぐ面接を設定
最初、私が挙げた条件があまりにも複雑だったため、求人を探してもなかなかみつからなかったため苦労をかけてしまいました。しかし、私が前から気になっていた薬局を挙げるとすぐに交渉へうつっていただけたのでスムーズに面接が受けられて助かりました。
2位:マイナビ薬剤師
特徴とおすすめポイント
- 「ご利用満足度No.1」を獲得(※)
- 対面で面談や転職サポートを受けられる
- 全国14ヵ所に拠点があり、地方の転職もカバー
- 非公開求人が全体求人数の35%
大手人材会社の株式会社マイナビが運営するマイナビ薬剤師は、薬剤師転職エージェントで「ご利用満足度No.1」を獲得。知名度も高く、ユーザーからの信頼を集めている転職サイトです。
運営元がマイナビDOCTORやマイナビ看護師などの転職支援も行っていることから、医療業界に太いパイプがあるのが特徴。
営業拠点は全国14ヵ所にあり、公開求人数は48,528件(2024年9月現在)と、トップクラスの求人数を保有しています。
さらに、非公開求人は全体求人数の35%を占めており、求職者1人に対する紹介求人数は平均19.5件(2019年10月現在)と、業界トップレベルです。
※ 薬剤師の人材紹介サービス15ブランドにおける調査。アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社(2021年7月)マイナビ薬剤師利用が向いている薬剤師は?
利用をおすすめするタイプ
- 対面でコミュニケーションを取り、サポートしてもらいたい薬剤師
- キャリアプランが定まっていない薬剤師
- 転職が初めての薬剤師
マイナビ薬剤師は、求職者と直接会って話すことを大切にしているため、対面でじっくりとヒアリングを行うのが特徴。
転職先の希望や要望が固まっていない場合も、キャリアアドバイザーとの面談でキャリアプランの相談から始められます。
転職活動が初めての人にとって、書類の添削や面接対策、面接の同行など、マイナビ薬剤師の対面サポートは頼もしいでしょう。
拠点や対応エリアで対面での転職相談会やセミナーも定期的に開催。登録前に相談することも可能です。
マイナビ薬剤師の基本情報・サービス概要
マイナビ薬剤師は全国14ヵ所に拠点があり、全国対応しているのが強みです。
地方の求人も多く取り扱っているので、地方在住の薬剤師はもちろん、UターンやIターンなど転居を伴う転職を希望する薬剤師も地域差なくサポートが受けられます。
地方でも求人紹介だけではなく、履歴書の添削や面接対策などの対面でのサポートが受けられるのもメリットは大きいでしょう。
何より、人材会社大手であるマイナビが運営していることで安心感を覚える人も多いようです。
マイナビ薬剤師の基本情報・サービス概要 | |
求人数 | 48,528件 |
おすすめの年代 | 20代・30代 |
転職スピード | 全対応 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
設立 | 昭和48年(1973年)8月15日 |
資本金 | 21億210万円 |
従業員数 | 約7,800名(マイナビグループ全体 約13,787名) ※2024年1月現在 |
本社所在地 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル |
対応エリア | 全国 |
主な拠点 | 東京(銀座、新宿)埼玉、神奈川(横浜)、北海道(札幌)、宮城(仙台)、愛知(名古屋)、大阪、京都、兵庫(神戸)、岡山、広島、福岡、鹿児島 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2024年9月現在 転職ハブ調べ)
マイナビ薬剤師の求人数詳細 | |
雇用形態別求人数 | 正社員(常勤):37,779件 パート:12,392件 派遣:ー 単発:ー ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
職場別求人数 | 調剤薬局:27,736件 ドラッグストア:11,804件 病院:3,227件 企業:4,617件(一般企業/管理薬剤師:商社・卸・メーカー・物流など、DI・学術・MSL・メディカルライター、品質管理・品質保証・PV・薬事、営業/MR・MS・その他、臨床開発モニター/CRA、治験コーディネーター/CRC、臨床開発/QA・QC・DM・統計解析など臨床開発モニター、治験コーディネーター、臨床開発、学術・企業・管理薬剤師、薬事、営業の合計求人数) ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
(2024年3月現在 転職ハブ調べ)
マイナビ薬剤師の口コミ・体験談
20代後半・男性 調剤薬局から調剤薬局へ転職
積極的でスムーズなサポートですぐに転職できた
エージェントの方がていねいで転職サポートに積極性が感じられました。すべてにおいてスムーズにことが進み、転職までそんなに時間がかかりませんでした。転職時の給料にも満足で、希望がかないました。また転職する際はマイナビ薬剤師の同じ担当者にお願いしたいと思います。
20代後半・男性 調剤薬局から在宅医療を併設した耳鼻咽喉科の門前薬局へ転職
面接、内定までのスピードが早く流されて転職しそうになった
思ったより転職活動の進みが早く、面接日があっという間に決まって焦りました。ペースが早過ぎて、自分の中でその応募先に納得しているのかどうかがわからなくなってしまいました。「この日に現職を辞めて、この日に転職先へ入職する」とはっきり意思表示をしなければ、担当者のペースに流されてしまいそうになります。
20代後半・男性 調剤薬局から調剤薬局へ転職
多少急がせる印象はあったが魅力的な転職先に出会えた
担当者の対応は良かったですが、多少、コンサルタントから転職を急かすような感じがあり困りました。とはいえ、スピーディーに転職活動を進めることができ、紹介いただいた企業に魅力を感じたのですぐに転職先を決めることができました。
3位:ファルマスタッフ
特徴とおすすめポイント
- 20代30代に強い薬剤師転職サイトNo.1(※1)
- 転職相談満足度97.3%(※2)
- 大手薬局チェーン・日本調剤のグループ企業で教育制度が充実
- 地域密着型の転職サイトである
- 国家資格を持つキャリアコンサルタントが在籍
ファルマスタッフは、「20代30代に強い薬剤師転職サイトNo.1」(※1)で、転職相談満足度が97.3%(※2)と薬剤師から高評価を得ている転職エージェントです。
大手薬局チェーン・日本調剤株式会社のグループ企業・株式会社メディカルリソースのノウハウを活かした教育・研修制度でスキルアップやキャリアアップが目指せます。国家資格を持つキャリアコンサルタントに、今後の働き方や職場での人間関係、ワークライフバランスなども相談可能。
全国12ヵ所に拠点があり、担当者は各地域の職場に足を運び、実際の雰囲気や忙しさなど求人票だけではわからない情報を得られます。サイトは毎日更新され、常に新しい求人情報を入手できます。
※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査概要:2021年11月期_ブランドイメージ調査)※2 お客様満足度アンケート(2018年7月25日~2018年8月22日実施)
ファルマスタッフ利用が向いている薬剤師は?
利用をおすすめするタイプ
- 調剤薬局に転職したい薬剤師
- UターンやIターンなど、引っ越しを伴う転職をしたい薬剤師
- 派遣社員として転職したい薬剤師
大手調剤薬局である日本調剤のグループ会社のため調剤薬局の求人が豊富。調剤薬局への転職を考えている薬剤師には特におすすめです。
また、地域密着型の転職エージェントで、キャリアアドバイザーは担当エリアの求人状況を熟知。
職場の雰囲気や定着率など求人票だけでは知り得ない情報を教えてくれるため、居住地から離れた地域への転職も頼りになります。
ファルマスタッフは派遣・紹介予定派遣の求人数が豊富で、2,635件の求人情報が掲載されています。このうちの2,163件、8割以上が時給3,000円以上の高時給です(いずれも2024年3月現在)。
派遣薬剤師でも入職時導入研修や労働時間に応じたキャリア支援研修が受けられ、働きながらキャリアアップも目指せます。
ファルマスタッフの基本情報・サービス概要
全国に12ヵ所の拠点があることから、基本的には一人ひとりの求職者と対面での面談やサポートを実施。
さらに、自宅からスマホやタブレット、パソコンを通じてキャリアアドバイザーに相談ができる「Web転職相談会」も開催しています。平日なら9時30分から20時まで、土日でも10時から19時まで対応可能なため、忙しい薬剤師も相談しやすいでしょう。
ファルマスタッフの基本情報・サービス概要 | |
求人数 | 51,360件 |
おすすめの年代 | 全年代 |
転職スピード | じっくり相談 |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
グループ企業 | 日本調剤株式会社 |
設立 | 2000年2月 |
資本金 | 93 百万円 |
本社所在地 | 〒100-6740 東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー40階 |
対応エリア | 全国 |
主な拠点 | 札幌(北海道)、仙台(宮城)、大宮(埼玉)、船橋(千葉)、東京、横浜(神奈川)、名古屋(愛知)、京都、大阪、神戸(兵庫)、広島、福岡 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2024年9月現在 転職ハブ調べ)
ファルマスタッフの求人数詳細 | |
雇用形態別求人数 | 正社員(常勤):31,053件 パート:16,239件 派遣:2,635件 ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
職場別求人数 | 調剤薬局:43,149件 ドラッグストア:3,853件 病院:3,382件 企業:57件 ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
(2024年3月現在 転職ハブ調べ)
ファルマスタッフの口コミ・体験談
30代前半・女性 大学病院の門前薬局から調剤併設ドラッグストアへ転職
聞きにくい質問や条件交渉を代わりにしてもらえた
担当のコンサルタントさんが間に入ってくださるので、例えば、時給や勤務時間など直接応募だと聞きにくいこともクリアになるのがメリットでした。子どものお迎えがあるので17時までの勤務にして欲しいなどの条件交渉も。面接で自分から直接聞くとマイナス評価になるのではと心配なことも代わりに質問してもらえたので助かりました。
20代後半・女性 病院から調剤薬局へ転職
自分の「やりたい」がみつけられる転職サポート
病院から調剤薬局へ転職しましたが、転職のイメージがわかない、漠然としているといった場合は、ファルマスタッフのエージェントサービス利用がおすすめです。担当者から自分がチャレンジしてみたい分野をみつけるサポートが受けられます。ワークライフバランスを第一に仕事を考えられるので、負担なく転職が考えられます。
40代後半・女性 調剤薬局から調剤薬局へ転職
薬剤師の業界や業務への理解が深い
会社としてもまた担当の方も薬剤師業界の細かいことに詳しく、こちらの思いをお話ししても薬局業務のひとつひとつのことに理解があると感じました。業務に対するこちらの要望もわかったうえで、さまざまな提案をしていただけました。また給与交渉など自分では気づまりな条件交渉でも助けていただき、希望通りの転職ができました。
4位:ヤクジョブ
特徴とおすすめポイント
- 大手人材会社クラシスの運営で業界トップクラスの求人数
- さくら薬局のグループが運営しており、調剤薬局の求人を多数保有
- 北海道から沖縄まで全国47都道府県の求人を保有
ヤクジョブは、全国各地の調剤薬局の求人を取り扱っていることが特徴です。
5万件近い求人数(2024年3月現在)の中で約4万件が調剤薬局の求人です。全国に店舗を構える「さくら薬局」を展開するクラフト株式会社の関連会社が運営しているからでしょう。
ヤクジョブは実績20年以上と、これまで築き上げてきた7,000社以上の顧客(患者)基盤も強みです。ていねいなサポート力にも定評があり、初めての転職や相談しながらじっくり転職活動を進めたい人にもおすすめ。
サイト内には企業別のインタビューが掲載されている「企業訪問レポート」があり、職場の内情や求める人材について採用担当者や職場で働く人のリアルな声がわかり、転職前の情報収集に利用できます。
ヤクジョブ利用が向いている薬剤師は?
利用をおすすめするタイプ
- 調剤薬局に転職したい薬剤師
- 派遣薬剤師として働きたい薬剤師
- じっくりとていねいなサポートで転職活動を進めたい薬剤師
ヤクジョブは全体求人数のおよそ8割が調剤薬局の求人です。「車通勤OK」や「新規オープン」「管理薬剤師・薬局長」など、求人検索のこだわり条件も充実し、求職者の希望条件にきめ細やかに対応しています。
ヤクジョブでは、自社で派遣サービスを展開しています。社会保険や有給休暇、薬剤師賠償責任保険も完備しているため、転職を機に働き方や環境を変更したい薬剤師にとっても安心して就業できるでしょう。
ヤクジョブの基本情報・サービス概要
ヤクジョブは、正社員以外にも派遣薬剤師の求人が豊富です。紹介予定派遣や単発・スポット派遣など、求職者のライフスタイルに合わせて働き方を選択できます。
育児や家庭との両立を希望するママ薬剤師や空いた時間を活用したい薬剤師、さまざまな職場を通してスキルアップしたい薬剤師にもおすすめの転職エージェントです。
ヤクジョブの基本情報・サービス概要 | |
求人数 | 50,046件 |
おすすめの年代 | 20代・30代 |
転職スピード | じっくり相談 |
運営会社 | クラシス株式会社 |
設立 | 1996年9月5日 |
資本金 | 5,000万円 |
本社所在地 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-2 御茶ノ水杏雲ビル |
対応エリア | 全国 |
主な拠点 | 東京、大宮(埼玉)、仙台(宮城)、名古屋(愛知)、大阪、広島 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2024年9月現在 転職ハブ調べ)
ヤクジョブの求人数詳細 | |
雇用形態別求人数 | 正社員(常勤):29,912件 パート:15,132件 派遣:2,958件 単発:ー ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
職場別求人数 | 調剤薬局:39,702件 ドラッグストア:5,482件 病院:2,649件 企業:289件 ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
(2024年3月現在 転職ハブ調べ)
ヤクジョブの口コミ・体験談
30代・女性
単発派遣を選んだことで、子供との時間を増やせました
ヤクジョブの単発派遣を利用しようと思ったきっかけは、出産です。パートでの勤務も可能でしたが、できるだけ子どもに目をかけてあげたく、旦那の収入もあるためそこまで働かなくてもいいことから単発派遣を利用しました。ヤクジョブの求人情報は多く、数時間からの勤務が可能な求人もあるため、非常に働きやすい生活環境を実現できます。
20代・女性
妊娠中も安心して働ける環境を見つけられました
出産した後にも融通が利く職場を希望していました。派遣も良いかな?と考え、調剤薬局にも強いところのようなので、評判の良いヤクジョブを選びました。紹介していただいた会社は、妊娠中も安心して働ける無理のない環境が用意されていて、出産後にも復帰を認めてくれるところでした。すごく理解のある会社を紹介していただいたことに感謝してます。
30代・女性
専任コーディネーターさんがいて心強かったです
専任コーディネーターさんが付いて相談にのってくれましたし、収入や休み、何より将来的に育休がとれるかなどこちらの希望を調べてもらいました。その結果、理想的な職場がみつかって問い合わせてもらい、無事に面接なども通って採用が決定しました。
5位:リクナビ薬剤師
特徴とおすすめポイント
- 医療業界に強いリクルートメディカルキャリアが運営
- 高条件の非公開求人が全体の75%以上、約3万件超え
- ドラッグストアの求人が多い
リクナビ薬剤師は、人材紹介事業で実績のあるリクルートの中でも医療業界に強い株式会社リクルートメディカルキャリアが運営する転職エージェントです。
薬剤師専任のキャリアアドバイザーは、スピーディーな対応が特徴で、登録から最短3日で転職先が決まるケースもあります。
公開求人のほか全体の75%以上、約3万件超えの非公開求人を保有しており、豊富な求人情報から転職先を探せるのも魅力です。医療機関や企業との間に太いパイプがあり、特にドラッグストアや企業への転職を希望する薬剤師におすすめ。
リクナビ薬剤師利用が向いている薬剤師は?
利用をおすすめするタイプ
- ドラッグストアなど店舗に転職したい薬剤師
- 転職を急いでいる薬剤師
- 人材大手の信頼できるエージェントで転職活動を進めたい薬剤師
リクナビ薬剤師はドラッグストアの求人数を多く保有しているため、希望する薬剤師におすすめです。
リクナビ薬剤師のサポートはスピーディーで、キャリアアドバイザーとのヒアリングの翌日には、平均5件の求人を紹介してもらえます。さらに、毎日30件以上の新着求人が続々とサイトに追加され、希望条件に合った職場が早くみつかることでしょう。
人材領域大手のリクナビだからこそ、目先の提案だけではなく、その先のキャリアプランまで相談できる頼もしいキャリアアドバイザーが在籍。大手だからこそ信頼できる安心感を得られるでしょう。
リクナビ薬剤師の基本情報・サービス概要
リクナビ薬剤師が紹介する求人情報のうち、75%はリクナビ薬剤師だけが保有する非公開求人です。他社の薬剤師転職サイトと比較すると企業求人や高年収求人が多いのが特徴。
リクナビの非公開求人は即戦力となる人材を求めるケースが多いため、経験を活かして転職を機にキャリアアップしたい人に向いているでしょう。
リクナビ薬剤師の基本情報・サービス概要 | |
求人数 | 26,601件 |
おすすめの年代 | 40代以上 |
転職スピード | すぐ転職 |
運営会社 | 株式会社 リクルートメディカルキャリア |
設立 | 1979年9月 |
資本金 | 4,500万円(株式会社リクルート100%出資) |
従業員数 | 186名 |
本社所在地 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14-6 九段坂上KSビル |
対応エリア | 全国 |
主な拠点 | 東京、名古屋(愛知)、大阪、福岡 |
厚生労働大臣認可 | 取得 |
(2024年9月現在 転職ハブ調べ)
リクナビ薬剤師の求人数詳細 | |
雇用形態別求人数 | 正社員(常勤):17,192件 パート:6,736件 派遣:ー 単発:ー ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
職場別求人数 | 調剤薬局:15,437件 ドラッグストア:7,779件 病院:561件 企業:89件 ※複数の項目で求人を出している場合、それぞれで加算 |
(2024年3月現在 転職ハブ調べ)
リクナビ薬剤師の口コミ・体験談
30代前半・男性 ドラッグストアから消化器内科の門前薬局へ転職
直接応募と比較すると一長一短
直接応募で入職した場合、病院や薬局、企業はエージェントに支払うはずの紹介料を、祝い金・支度金や友達紹介料として薬剤師に還元してくれる場合があり、高いところでは50万円というところも。ただし、私のようにたくさんの求人の中から選びたい場合は、エージェントを利用したほうがメリットが大きいと思います。
20代後半・男性
急いで転職したい人におすすめ
担当者の対応は最初はいいと思います。きちんと調べてくれますし、こちらの条件をしっかり聞いてくれ、連絡もまめにくれますので、スピーディーに急いで転職したい場合にはおすすめです。希望した転職先に転職できた人も知っています。
20代後半・女性 自衛隊薬剤師から薬局へ転職
連絡が早く採用までスムーズ
連絡がとにかく早くていねいでした。前職の自衛隊以外知らなかったので、薬局自体の面接の雰囲気や履歴書の記入方法など詳しく教えていただけて助かりました。面倒な企業との手続きをやっていただいて、採用までとてもスムーズだったのを覚えています。企業見学時も付き添っていただけて大変心強かったです。
薬剤師が医療業界の転職で失敗しないポイントは?
薬剤師が転職活動をするうえで失敗しないために気を付けたいポイントがあります。あらかじめ以下の6つのポイントをチェックし、転職活動を進めましょう。
- 職場・雇用形態・年収など希望条件に優先順位をつける
- 薬剤師の転職市場や自分の価値を調べる
- たびたび掲載される求人や高条件過ぎる求人は避ける
- 求人票に載っていない業務量・仕事内容を調べる
- 職場見学で現場の薬剤師に話を聞く
- 相性の良い転職エージェントを探す
1. 職場・雇用形態・年収など希望条件に優先順位をつける
転職活動を始める際は、希望条件とその優先順位を明確にしておく必要があります。
薬剤師が転職の際に希望する条件はおもに次のものが挙げられるでしょう。
- 高給与(年収〇〇万円以上、月給〇〇万円以上、時給〇〇円以上など)
- 職場形態(調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業など)
- 雇用形態(正職員、派遣、パート・アルバイトなど)
- 勤務形態(常勤・非常勤、時短、日勤のみ、夜勤ありなど)
- 忙しさ(残業がほとんどない、急な休みに対応してもらえるなど)
- 通勤(職場が近い、車通勤ができる、駐車場・駐輪場があるなど)
自分が希望する条件をピックアップし、優先順位をつけましょう。どうしても譲れない条件は優先度を高くし、それ以外はどこまで譲れるかを明確にします。
希望条件の整理で自分が転職に何を求めるか、何を中心とすべきかがわかります。目先の好条件・好待遇求人に踊らされることなく転職失敗の心配も少なくなるでしょう。
2. 薬剤師の転職市場や自分の価値を調べる
薬剤師の転職市場や、自分自身の市場価値を知っておくことが、転職に失敗しないポイントのひとつです。
薬剤師の転職市場は数年前と大きく変わり、今は買い手市場となっています。
実際に転職活動をした薬剤師からは「紹介される求人が減った」「以前の転職時と年収が100万円以上下がった」「なかなか転職先が決まらない」といった声が多数あがっています。
現在の薬剤師転職市場で自分のスキルや経歴ならどれくらいの収入が妥当なのか、希望条件は通るか、どんな求人が紹介してもらえるかなどは、薬剤師専門のキャリアアドバイザーに確認しましょう。
3. たびたび掲載される求人や高条件過ぎる求人は避ける
転職サイトにたびたび掲載される求人や、相場よりかなり高給など好条件・好待遇過ぎる求人は避けたほうがいいでしょう。
転職サイトに頻繁に掲載されている、複数の転職サイトにずっと掲載されている求人は、定着率が悪く、新入社員がすぐ辞めてしまう職場である可能性があります。
また、好条件・好待遇過ぎる求人も、慢性的に人手が足りず何とかして人員を確保したい、条件を良くしないと応募してもらえない職場であると予想されます。
求人票に記載された条件だけで飛びつかず、頻繁に求人募集をしている理由や破格な好条件・好待遇の背景について、必ず担当のキャリアアドバイザーに確認しましょう。
4. 求人票に載っていない業務量・仕事内容を調べる
興味がある企業や応募予定の企業について、業務量や仕事内容を自分でも調べておくことをおすすめします。
例えば、以下のような求人票に記載されていない業務量や仕事内容に関することは要チェックです。
- 処方箋の枚数
- 薬剤師の人数
- 薬歴の残し枚数
- 薬歴が紙か電子か
- 何科の薬が多いか
- 在宅の有無
- 患者の年齢層
業務量や仕事内容は、キャリアアドバイザーに問い合わせてもらいつつ、自分でも調べましょう。求人票に明記されない情報も収集し、納得したうえで応募・面接・入社と進めれば、前職と現職のギャップに苦しむことなく、転職成功となるでしょう。
5. 職場見学で現場の薬剤師に話を聞く
薬剤師に限らず、転職活動の際に実は重要なのが職場見学。面接のついでに形だけ行われるケースが多いですが、職場の雰囲気や実際に働く薬剤師の様子がわかる絶好の機会だからです。
職場見学の際のポイントは、以下の2つです。
- 忙しい時間帯に合わせて職場見学をする
- 働いている薬剤師やスタッフと話をする
職場見学は大抵、患者の少ない時間帯に設定されますが、あえて忙しい時間帯に見学時間を設定(調剤薬局なら12時〜13時や病院の受付終了時間)してもらいましょう。
どれくらい忙しい職場なのか、スタッフの連携は取れているか、人員配置はどうかなどがわかり、自身が働いた姿が想像しやすくなります。
面接では人事の採用担当者や役職者としか話せませんが、職場見学では実際に働く薬剤師から生の声が聞けます。挨拶や質問だけでも、職場の雰囲気や現場の声を感じ取れるでしょう。
特に、人間関係の悩みを転職理由とする薬剤師にとって職場見学は重要です。
6. 相性の良い転職エージェントを探す
相性の良い転職エージェントに出会えれば、スムーズに転職活動が進められ希望にかなった転職先がみつかります。
転職エージェントが転職希望者に提供するおもなサポートは次の通りです。
- 求人紹介
- 応募の代行
- 面接日・職場見学日の設定
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策
- 面接同行
- 条件交渉
- 内定・入職後のアフターサポート など
これらの転職サービスが、薬剤師転職エージェントから無料で受けられます。
では、自分に合った相性の良い薬剤師転職エージェントは、どのように選べばいいのでしょうか? 次の章で詳しくご紹介しましょう。
自分に合う薬剤師転職エージェントの選び方
どの薬剤師転職エージェントが自分に合うか、比較・検討する選び方のポイントとして次の5つがあります。
薬剤師転職エージェントを選ぶ【基準】
この5つを軸に自分に合う転職エージェントを選びましょう。
1. 年代で選ぶ|20代・30代か、40代以上か?
薬剤師は、年代によっておすすめの転職エージェントが異なります。
大きく分けると、次の2つの年代に分けられ、それぞれ得意とする転職エージェントは以下の通りです。
・新人を含む20代、30代の若手…対面面談でサポートがていねいなマイナビ薬剤師などがおすすめ
・40代以上のベテラン…非公開求人が多いリクナビ薬剤師などがおすすめ
薬キャリAGENTやファルマスタッフは全年代に対応しているエージェントです。
転職を成功させるためには、自分の年齢に合った転職エージェントを選び、希望通りの求人を紹介してもらいましょう。
2. 転職スピードで選ぶ|すぐ転職したい派か、じっくり時間をかけたい派か?
転職エージェントは、多くの求人を一気に紹介して転職活動をスピーディーに進めるタイプと、求職者の希望に合う求人を厳選してじっくりと時間をかけるタイプの2通りに分けられます。
・すぐに転職したい人…最短3日で転職可能なリクナビ薬剤師や薬キャリAGENTがおすすめ
・じっくり相談したい人…時間をかけて相談できるファルマスタッフやファーマキャリアがおすすめ
求職者に合わせてどちらも対応可能なのがマイナビ薬剤師です。
エージェントと転職のスピード感が違うと、キャリアアドバイザーからの連絡が遅いと感じたり、反対にしつこく思ったりします。
転職を急いでいるのか、それとも時間をかけて検討したいのかで転職エージェントを選びましょう。
求人数で選ぶ|保有求人数の多さと、非公開求人数の比率
転職エージェントを選ぶときに重視すべきポイントに求人数の多さがあげられます。
保有求人数が多ければ多いほど、自分の希望に合った職場も探しやすく比較検討できるでしょう。
転職エージェントの求人には以下の2種類があります。
・公開求人…転職エージェントに登録しなくてもサイト上で誰でも検索・閲覧できる求人
・非公開求人…転職エージェントに登録しなければ閲覧・応募ができない求人
非公開求人は好条件であることが多く、求人の質も高いことが多いです。総求人数がどのくらいかはもちろん、そのうち非公開求人がどれくらいを占めているかも、転職エージェントを選ぶ一つの指針となるでしょう。
得意とする職場で選ぶ|調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業
調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業など、薬剤師の転職先はさまざまです。転職エージェントにも「調剤薬局への転職ノウハウがある」「企業とのパイプがある」など、それぞれ特徴があります。
得意とする職場で選ぶ
- 調剤薬局におすすめの転職エージェント…ファルマスタッフ、薬キャリAGENT、ファーマキャリアなど
- ドラッグストアにおすすめの転職エージェント…マイナビ薬剤師、リクナビ薬剤師など
- 病院におすすめの転職エージェント…薬キャリAGENT、ファルマスタッフ、マイナビ薬剤師など
- 企業におすすめの転職エージェント…ファルマスタッフ、マイナビ薬剤師、リクナビ薬剤師など
特定の職場に強みを持つ転職エージェントは、その分野の求人を多く保有しています。自分が希望する転職先が決まっているのなら、その職場の求人を比較し、多く保有している転職エージェントを選びましょう。
調剤薬局におすすめの転職エージェント
調剤薬局の求人数が多い転職エージェントは、以下の3社です。
ファルマスタッフは日本調剤グループで運営していることから調剤薬局に太いつながりがあり、業界最多となる43,149件もの調剤薬局の求人を保有。その他の2サイトも合計51,095件の調剤薬局求人を取り扱っています。(2024年3月現在)
調剤薬局への転職を考えている方におすすめの転職エージェントです。
ドラッグストアにおすすめの転職エージェント
ドラッグストアの求人数が多い転職エージェントは、次の2社です。
ドラッグストアの業務は多岐に渡るため、自分がどのような業務を担当するのかを応募前に確認しておくことが必要。
マイナビ薬剤師とリクナビ薬剤師は、職場情報の収集能力に長けているキャリアアドバイザーが多く在籍しているため、職場の仕事内容や人間関係を事細かに教えてくれるでしょう。
病院におすすめの転職エージェント
病院薬剤師の求人数が多い転職エージェントは、次の3社です。
いずれも薬剤師だけではなく、医師や看護師の転職サイトも運営していることから医療業界とのパイプが太く、病院薬剤師の求人が多い転職エージェントです。
企業におすすめの転職エージェント
製薬会社や一般企業の薬剤師求人はもともとあまり多くありませんが、次の3社の転職エージェントは比較的多く求人を保有しています。
上記3社でも、薬剤師という職種で採用される企業求人は多くありません。薬剤師の資格を活かしつつ営業やコールセンター、臨床開発モニター、治験コーディネーターなど、他職種での募集がおもです。
薬剤師という職種にこだわらないなら、企業で新しいキャリアをスタートできるでしょう。
5. 働き方で選ぶ|正社員、派遣、パート・アルバイト
正社員、派遣社員、パート・アルバイトなど、働き方や雇用形態によっておすすめの転職エージェントが異なります。
働き方で選ぶ
- 正社員に強い転職エージェント:マイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、薬キャリAGENTなど
- 派遣社員に強い転職エージェント:ファルマスタッフ、薬キャリAGENTなど
- パート・アルバイトに強い転職エージェント:マイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、薬キャリAGENTなど
まずはサイトに掲載されている求人情報を確認し、自分が希望する雇用形態の求人を多く取り扱っている転職エージェントを選びましょう。
正社員に強い転職エージェント
正社員として働きたいなら、次の3社がおすすめです。
マイナビ薬剤師は37,779件、ファルマスタッフは31,053件、薬キャリAGENTは14,846件と、正社員の求人情報が豊富です。(2024年9月現在)
しかし、薬剤師全体の求人が減少していることから、派遣社員として働くことを希望していた人が正社員へシフトするケースも多く、正社員の競争倍率が上がっているのが現状です。
派遣社員に強い転職エージェント
薬剤師の転職において派遣社員や紹介予定派遣の求人を取り扱っているエージェントは多くありません。そんな中で、次の2社の転職エージェントは貴重と言えるでしょう。
高給希望なら時給3,000円以上の高時給派遣も取り扱っているファルマスタッフ、スピード感のある求人紹介が希望なら薬キャリAGENTがおすすめです。
ただし派遣薬剤師は求人数が少なく人気のため、応募には素早い対応が必須です。
パート・アルバイトに強い転職エージェント
パートやアルバイトの求人を多く保有している転職エージェントは、次の3社です。
ファルマスタッフは16,239件、マイナビ薬剤師は12,392件、薬キャリAGENTは4,433件のパート・アルバイト求人を取り扱っています。(2024年9月現在)
ファルマスタッフには、「週休2.5日以上」や「18時までの職場」という希望条件の選択肢があり、雇用形態にこだわらず希望に合った転職先を探すことができるでしょう。
ただし、派遣社員と同様にパート・アルバイトも求人数が減っていることから、応募倍率が高い傾向にあります。
薬剤師転職エージェントを登録し利用する7つのメリット
薬剤師転職エージェントは、薬剤師の転職に欠かせない存在です。求人の紹介だけではなく、キャリアアップの良き相談相手としても活躍してくれます。
転職エージェントを利用するメリットは、主に以下の7つが挙げられます。
薬剤師転職エージェントを利用するメリット
- 希望条件にピッタリの求人を探してくれる
- 職場のウラ側、雰囲気や人間関係などを教えてくれる
- 年収などの雇用条件交渉や契約関係の手続きを代行してくれる
- 面接対策のアドバイスが受けられる
- キャリアアドバイザーに働き方の相談ができる
- 履歴書・職務経歴書の作成サポートをしてくれる
- 転職後のアフターフォローをしてくれる>
メリット1. 希望条件にピッタリの求人を探してくれる
最初に行うヒアリングに基づき、転職エージェントの担当アドバイザーは、薬剤師の希望に合わせた求人を紹介してくれます。
転職エージェントを利用するうえで最大のメリットであるのが、非公開求人の紹介。まだ公開前の高条件・好待遇の求人情報をいち早く提供してもらえる確率が高まります。
メリット2. 職場のウラ側、雰囲気や人間関係などを教えてくれる
求人票ではわからない、職場の雰囲気や人間関係などウラ側の情報を担当者は教えてくれます。
担当のキャリアアドバイザーは求人側に足を運ぶなどして情報を収集し、以前紹介して入社した薬剤師からも職場の様子などをヒアリングしています。そういった生の声を提供してもらえるのも、転職エージェントを利用する大きなメリットです。
メリット3. 年収などの雇用条件交渉や契約関係の手続きを代行してくれる
転職エージェントは、無料で雇用条件の交渉や契約関係の手続きを代行してくれます。
年収や時給などの給与面はもちろん、勤務時間帯や手当、休日数など自分では言いづらい交渉や、内定通知書や採用条件提示書など契約書類の請求や手続き、内定辞退の連絡まで担当のキャリアアドバイザーにお任せできるので助かるでしょう。
メリット4. 面接対策のアドバイスが受けられる
転職エージェントでは服装からマナー、受け答えのアドバイスなど、希望者には面接対策を行っています。初めての転職で面接が不安な人は利用しましょう。
空前の買い手市場である薬剤師転職では、一つの求人に10人以上が応募することも少なくありません。言葉づかいひとつ、表情ひとつで内定が出るかどうかに大きな影響を及ぼします。面接の印象で落とされることもザラなのです。
キャリアアドバイザーからはよくある質問や模範解答などを教えてもらえるので、万全の面接対策ができるでしょう。
メリット5. キャリアアドバイザーに働き方の相談ができる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、今後の働き方や転職の是非まで相談にのってくれます。
今すぐ転職したほうがいいのか、ゆっくり探したほうがいいのか、そもそも転職すべきかなどまでアドバイスがもらえます。
転職エージェントに登録したからといって、転職しなければいけないことはありません。今後どのように働きたいか、その先に転職があるのかなど、薬剤師のキャリアを踏まえた相談ができるのも転職エージェント利用の良いところです。
メリット6. 履歴書・職務経歴書の作成サポートをしてくれる
面接対策と同様に、履歴書や職務経歴書など応募書類の作成も転職エージェントでは無料サポートしてくれます。
誤字脱字のチェックはもちろん、志望理由の言い回しや経歴をどこまで詳しく書く必要があるかまで細かく見てもらえます。転職のプロという第三者の目でチェックしてもらうことで、内定に結びつく応募書類に仕上げられるでしょう。
メリット7. 転職後のアフターフォローをしてくれる
転職エージェントの転職サポートは、薬剤師が新しい職場に入社したらおしまいではありません。転職先への入社日以降もアフターフォローをしてくれます。
例えば、聞いていた給与と違っていた、お休みが取りづらい、入社した途端、他のスタッフが大勢辞めてしまったなど、入社後のトラブルにも担当キャリアアドバイザーが対応してくれます。
採用条件提示書と相違がないか、人員不足など入社後の環境変化への対応など、転職先との交渉もエージェントの多くが最後まで責任をもって解決しようとしてくれます。
薬剤師転職エージェントに登録し利用する2つのデメリット
たくさんのメリットがある一方で、「うまい話には裏があるのでは?」と薬剤師転職エージェントの利用に疑問や不安を感じる方もいるでしょう。もちろん、まったくデメリットがないわけではありません。
薬剤師転職エージェントに登録し利用するデメリットは次の2つが挙げられます。
薬剤師転職エージェントを利用するデメリット
- 電話やメールへの対応が大変
- >転職へのスピード感が合わないとストレスになる
デメリット1. 電話やメールへの対応が大変
複数の転職エージェントに登録した場合、それぞれの担当者から多くの電話やメールが届くため、その対応に時間を取られ大変と感じる薬剤師は少なくありません。
ただし、電話やメールが多いということは、それだけ紹介できる求人が多いということ。多くの求人の中から比較検討できるため、希望により近い求人に出会えるチャンスも多くなります。
電話やメールが多いのは、登録直後から案件応募までの短い期間だけなので、そこだけ求人を見極める期間と割り切って進めるといいでしょう。
デメリット2. 転職へのスピード感が合わないとストレスになる
転職エージェントの担当者と、転職までのスピード感が合わないとストレスになることがあります。
例えば、じっくり転職先を探したいのに、キャリアアドバイザーから次々と求人が送られ、電話連絡も頻繁で急かされているような気がするといった不満です。
人気の薬剤師転職サイト4つを転職スピード別に分けると次の表となります。
【転職スピード別】おすすめ薬剤師転職エージェント | |
---|---|
すぐに転職(1~3ヵ月) | じっくり転職(3ヵ月以上) |
マイナビ薬剤師 薬キャリAGENT リクナビ薬剤師 |
マイナビ薬剤師 ファルマスタッフ |
マイナビ薬剤師は、いずれの転職スピードにも対応していますが、その他の転職エージェントは得意な転職スピードがあります。自分に合った転職スピードから、転職エージェントを選びましょう。
7つのメリットに対し、挙げたデメリットは2つ。いずれも、自分のスピード感とマッチした転職エージェントに登録すれば回避できるデメリットです。担当者との相性がどうしても良くないのであれば担当変更も気軽にできます。
迷っているのであれば、まずは気軽に複数登録してみて、その中から自分にピッタリの転職エージェントかどうか確認するのもいいでしょう。
【登録直後】最初にチェックすべき5つのポイント・注意点
転職エージェントに登録したら、次の5つの点をチェックしましょう。
- 担当者の質をチェック
- 紹介求人の質をチェック
- 紹介求人数をチェック
- 連絡の取りやすさをチェック
- 転職サポートの質をチェック
5つのポイント・注意点を意識しながら利用すれば、本当に自分に合った転職エージェントなのか、満足のいく転職活動ができるかどうか見極められます。
1. 担当者の質をチェック
転職エージェントに登録して転職活動をサポートしてもらうなら、キャリアアドバイザーとの関係は重要です。担当者のスキルや自分との相性は良いかなど、見極める必要があります。
そのためにはただ求人を紹介してもらうだけでなく、以下のような質問を積極的にしてみましょう。
- 職場の人間関係
- 職場の雰囲気
- 今の薬剤師の転職事情
- 薬剤師転職での求職者の市場価値
- 転職すべきタイミングかどうか など
担当者が転職先の内部事情に精通しているかを確認できますし、業界知識が必要な質問に答えられる担当者なら薬剤師の立場を理解して転職をサポートしてくれるでしょう。
もし、質問にその場で答えられない場合でも、適当な返答をせず「確認してからお答えします」として、先方にすぐ問い合わせてくれるキャリアアドバイザーなら期待できます。
2. 紹介求人の質をチェック
登録して担当者からヒアリングを受けたら、次は求人情報の紹介となります。その際に紹介された求人が自分が提示した条件に合致しているか、求人の質をチェックしましょう。
このとき、複数登録した他の転職サイトから紹介された求人と比較すると、どのエージェントが自分の希望をくみ取ってくれているかがわかります。また、公開求人だけではなく非公開求人も含まれているかも確認しましょう。
希望通りの求人が紹介されない場合は、条件が担当者にうまく伝わっていない可能性もあります。ただし、自分の経験やスキルと希望条件が見合わず高望みをしている可能性も。その場合は、条件のすり合わせや妥協が必要となります。
3. 紹介求人数をチェック
転職を成功させるために、希望に合った条件の求人をどれだけ紹介してもらえるかをチェックしましょう。
また、求人を紹介してもらえるまでのスピード感が自分の望むものであるかも大切です。転職エージェントに複数登録し、求人の質同様に求人数やスピード感も他社と比較検討しましょう。
近年の薬剤師転職業界は求職者の数に対して求人数が少なく、1つの求人に対して2桁の人材が応募するケースも多々あります。紹介求人数も減少傾向にあり、中には希望と合わない求人が含まれることも。
紹介求人数は十分か、希望条件に合っていない求人は含まれていないかの2つの軸で精査するといいでしょう。
4. 連絡の取りやすさをチェック
転職エージェントを利用する際、担当者と連絡が取りやすいかどうかも重要です。
以前は「担当者からの連絡がしつこい」という口コミを多く見かけましたが、薬剤師の転職はここ数年で事情が変わりました。買い手市場に変わり、求人紹介も担当者からの連絡も以前ほど多くありません。
転職エージェントのキャリアアドバイザーはひとりで複数の求職者を担当しているため、担当者と連絡が取りづらく、転職のチャンスを逃してしまうことが多くなりました。
そうならないよう、担当者とは電話だけではなくメールやLINEなど複数の連絡方法を確保しておきましょう。
好条件の求人ほどライバルは多いため、気に入った求人が出たらすぐに返事ができるスピード感が大切です。レスポンスの早いキャリアアドバイザーを味方につけることも重要です。
5. 転職サポートの質をチェック
転職エージェントの転職サポートは、おもに以下の7つです。
- 求人紹介
- 応募の代行
- 面接日・職場見学日の設定
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策
- 面接同行
- 条件交渉
- 内定・入職後のアフターサポート
上記のサポートは、ほとんどの転職エージェントが対応していますが、その質はバラバラです。
「たくさんの求人を紹介してもらったが、希望に合うものがほとんどなかった」「履歴書添削や面接対策をお願いしたが、あまり対応してもらえなかった」「入職後に条件が違ったから担当者に問い合わせると、自分で解決してくださいと言われた」など、転職サポートの質が低いエージェントはあるようです。
自分に合った転職サポートを提供するサービスをみつけるために、複数登録して比較することが大切です。
転職成功のカギを握る有能なエージェントの見極め方4選
転職が成功するか失敗するかは、有能なエージェント、キャリアアドバイザーに出会えるかどうかにかかっています。
担当者が有能かどうか、自分に合った転職サポートをしてくれるかどうかは、次の4つから判断できます。
有能なエージェントの見極め方4選
- 希望条件に合った求人を紹介してくれるか
- 求人紹介転職サポートのスピードが合っているか
- 的確なアドバイス回答が得られるか
- >言いにくいことも正直に伝えてくれるか
1. 希望条件に合った求人を紹介してくれるか
ヒアリング時に伝えた希望条件に合った求人を紹介してくれるかは重要です。たとえ求人を多数紹介してくれたとしても、それが希望に合わない求人であれば時間のムダにしかなりません。
ただし、希望条件とは100%一致していなくても、希望条件の背景まで理解してくれたうえで提案される求人もあります。求職者自身も気がついていない新たなキャリアや目的がみつかるきっかけになることも。キャリアアドバイザーに提案理由を聞いてみましょう。
薬剤師転職サイトが提案する求人は、担当者の力量を比較する材料の一つになります。求人の数だけではなく求人の質からもエージェントを見定めていきましょう。
2. 求人紹介・転職サポートのスピードが合っているか
求職者の希望に合ったスピードやスケジュール感で、求人紹介や転職サポートをしてくれるエージェントかどうかは重要です。
転職時期は先なのに急かすように求人を紹介したり頻繁に連絡してくるのでは、求職者と担当者のタイミングが合っていません。反対に、実際にサポートが必要になる時期に連絡がなくなるのも困りものです。
今すぐ転職をしたいのか、それとも転職するまでに余裕があるのか、転職の予定に合わせて、求人紹介や連絡の頻度を調整してくれるか確認しておきましょう。
3. 的確なアドバイス・回答が得られるか
薬剤師転職エージェントを利用するメリットは、求人を紹介してもらえる他にキャリアアドバイザーからプロならではの的確なアドバイスや回答が得られることにあります。
例えば、薬剤師の転職は売り手市場から買い手市場に変わり、薬剤師の求職者が多い東京や大阪など都市部は地方より転職が難しくなっています。
日々変わる転職市場の状況はキャリアアドバイザーからしか聞けない情報です。
それを踏まえ、通勤に多少時間はかかるが、都心から少し離れた転職先のほうが希望の年収をキープできるなどアドバイスできるキャリアアドバイザーの情報収集能力や市況を先読みする力は重要なポイント。転職に厳しい状況だからこそ、キャリアアドバイザーに求めたいスキルです。
4. 言いにくいことも正直に伝えてくれるか
数年前と比べると年収で数十万円から数百万円も下がっていると言われる、現在の薬剤師転職市場。
状況変化がなかなか理解できず転職条件を下げない薬剤師に、求職者の厳しい市場価値を正直に伝えるキャリアアドバイザーは信頼できます。
逆に、薬剤師にとって耳の痛い話ははっきり伝えず、適当な対応をして求人紹介やサポートをやめてしまうキャリアアドバイザーは担当変更を願い出てもいいでしょう。
信用できるキャリアアドバイザーは、厳しい薬剤師転職市場で危機感を抱きサポートに臨んでいます。難しい転職であることを理解し、戦うための妥協点や譲るべきポイントを相談してみましょう。
薬剤師転職エージェントの失敗しない使い方・コツ4選
薬剤師転職エージェントを利用しての転職活動を進める中で、失敗しない使い方やコツにはおもに次の4つが挙げられます。
- 2〜3社の複数登録で比較する
- 担当エージェント任せにしない
- こまめな連絡で転職意欲を見せる
- 職務経験やキャリア、スキル、転職回数は正直に伝える
コツ1. 2〜3社の複数登録で比較する
薬剤師転職エージェントを利用して失敗しないコツのひとつに、2〜3社に複数登録する方法があります。理由は「良いエージェントや求人に出会う確率が上がる」からです。
1社のみの登録では、条件に合った求人紹介を受けられない、業務中や深夜に電話がかかってくるなど担当エージェントと「合わない…」と感じたときに八方塞がりとなります。
しかし、複数の転職エージェントに登録をしておけば、それぞれの特性をふまえたうえで自分に合う担当エージェントを吟味できます。
また、転職エージェントはそれぞれ保有する求人の数や種類に違いがあります。複数登録で紹介求人も増え、選択肢の幅が広がります。
下記のグラフをご覧ください。
※株式会社ネグジット総研調査
実際に、株式会社ネグジット総研が薬剤師209人を対象に行ったアンケートでは、転職経験者のうち約91%が複数の転職エージェントに登録をしていたことがわかります。転職エージェントはどれも無料で利用でき、複数登録しても利用料金がかかることはありません。
ただし、たくさん登録しすぎると担当エージェントとの連絡など対応しきれなくなるので、自分に合うと思う2~3社の登録がおすすめです。
複数の転職エージェントを利用する際の2つのポイントをお伝えします。
ポイント1. 複数の転職エージェントに登録していることをそれぞれの担当エージェントに伝える
複数登録について伝えておかないと、転職エージェント間で紹介案件が重複することもあり得ます。そうなると転職活動が円滑に進みません。他社の進捗状況もしっかり伝えておきましょう。
ポイント2. 担当エージェントの変更が可能か事前に確認する
今使っている転職エージェントの担当者が自分に合わないと感じたら、別の転職エージェントに登録する前に、担当を変更してもらう方法もあります。
「この転職エージェントの使い勝手はいいけど、担当が…」という時には、まずは担当変更できないかを確認したほうが良いでしょう。
コツ2. 担当エージェント任せにしない
薬剤師転職エージェントを利用するメリットは、転職活動に関わる面倒なことや手間をすべて担当のキャリアアドバイザーに任せられるところです。だからといって、担当者に何もかも任せて丸投げするのはおすすめできません。
担当者に任せきりにすると、転職時期や条件など担当者の都合やペースになってしまい、望まない転職となる恐れがあるからです。「キャリアアドバイザーが選考スケジュールの調整をしてくれたが、思っていたよりも転職活動のペースが早くなり、予定より早く転職しそうになった」という利用者の体験談もあります。
また、たくさんの求人紹介の中から応募するものを選んだり、面接を受ける際の優先順位や、複数内定が出た場合はどこにするかなどを最終的に決めるのは自分です。
そのためにも自分でも市場調査や転職先の情報収集をしたり、転職サイトの公開求人と紹介された求人と比較するなど、自ら動くことも大切です。
コツ3. こまめな連絡で転職意欲を見せる
担当のキャリアアドバイザーにこまめに連絡し、強い転職意欲を見せることで、求職者は優先的にサポートが受けられます。
キャリアアドバイザーは紹介料につながる求職者への対応を優先する傾向にあります。さらに、薬剤師は求人1件に対し多数の応募がある状況です。転職に対して意欲の見られない求職者への連絡は後回しになったり、打ち切られることもあります。
担当者との連絡は密に取り、返信はその日のうちか遅くとも翌日にはきちんとしましょう。あらかじめ連絡の取りやすい曜日や時間帯を伝えておくと行き違いがなくスムーズです。
すぐ返事がくる求職者には、好条件・好待遇ですぐに決まるスピードが勝負の求人も紹介しやすいので、担当者と頻繁に連絡を取り合うことは大きなメリットがあるでしょう。
コツ4. 職務経験やキャリア、スキル、転職回数は正直に伝える
少しでも良い転職先を紹介してもらいたいからといって、ヒアリングや面談、履歴書で経歴を偽ってはいけません。正直に伝えることが重要です。
いくら自分を良く見せようとしても、相手は人材紹介や採用のプロ。何十人、何百人と面談や面接をしているのですから、嘘は必ず見抜かれます。応募先の信頼を失うだけでなく、キャリアアドバイザーからは求人を紹介してもらえなくなってしまうでしょう。
自分のキャリアやスキルに自信がなかったり、転職回数が多いのが気になるのであれば、まずは不安要素を正直に担当者へ相談しましょう。これらの心配を払拭するべく、履歴書や職務経歴書の添削、面接練習などで担当者と一緒に対策ができるはずです。
薬剤師転職エージェントを使わないほうがいいケース・使ったほうがいいケース
薬剤師転職エージェント利用のメリットをご紹介してきましたが、転職エージェントを使わないほうがいいケース、使ったほうがいいケースをそれぞれ解説しましょう。
薬剤師転職エージェントを使わないほうがいいケース
転職エージェントを使わないほうがいいケースは、おもに以下の4つの場合が挙げられます。
- 希望の転職先が決まっており、転職エージェントに求人を出していない場合
- 希望の転職先が公式サイトやSNSで求人を行っている場合
- 採用担当者とつながりがあり、紹介で転職できる場合
- 知人に紹介してもらって転職する場合
地元の病院や薬局など希望する転職先がすでに決まっている場合は、その職場の公式ホームページをチェックしましょう。公式ホームページで募集を行っている場合は、転職エージェントに求人を出していないことが多いので、直接応募がおすすめです。
また、知人に誘われている、採用担当者と個別につながりがある場合も同様です。転職エージェントを通さずに直接応募をしたり紹介してもらうほうが内定率は高いでしょう。
薬剤師転職エージェントを使ったほうがいいケース
薬剤師は基本、転職エージェントを利用して転職をするのがおすすめです。前出の「使わないほうがいい」ケースに当てはまらないなら、特に今は、薬剤師の転職が厳しい状況のため、転職のプロであるエージェントに力を借りたほうがいいでしょう。
知人の紹介や直接応募の場合、後々、最初の労働条件から変わった、約束になかった業務を任されるようになったというトラブルは少なからずあるようです。
そういった問題に巻き込まれないためにも、内定通知書や採用条件提示書を作成してもらうか、転職エージェントという第三者に間に入ってもらうほうが安心です。
薬剤師転職エージェント・転職サイト利用の流れ・仕組みは7ステップ|登録〜内定・入社
転職エージェントに登録してから、内定・入社までの転職活動の流れを見ていきましょう。
ステップ1:転職エージェントに登録
まずは気になる転職エージェントに登録しましょう。
入力するのは以下のような名前などの基本情報、そして簡単な希望条件などです。
- 資格
- 転職の希望時間
- 希望の働き方
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレスなど
1〜2分ほどで登録が完了します。
ステップ2:担当エージェントと面談・ヒアリング
登録が完了すると、早ければその日のうちに担当エージェントから電話がかかってきます。ここで条件などについてヒアリングを受ける日時を決めます。電話に出られなくても、後で担当エージェントからメールか再度電話があるので、都合の良い日時を伝えましょう。
ヒアリングは、転職エージェントの事業所やカフェなどで担当エージェントに会う対面形式と、電話やメール、ウェブ会議ツールなど非対面で行われる2パターンがあります。
登録時に入力した内容などをもとに、さらに詳しい希望条件などを聞いてくれ、所要時間は30分〜1時間程度です。気になることがあればヒアリングでどんどん質問しましょう。薬剤師業界の転職事情や、気になる企業の採用状況などが聞けるでしょう。
ステップ3:担当エージェントから求人紹介(電話・メール)
相談を終えると、担当エージェントから希望条件に合致した求人がメールなどで送られてきます。
転職希望エリアや、希望する職場、求職者の年齢や経歴にもよりますが、5〜10件ほどの求人が紹介されるケースが多いようです。
ステップ4:応募
キャリアアドバイザーから紹介された求人の中に、希望に合うもの・興味があるものがあったら、担当者を通じて応募します。
応募先との面接や職場見学の日程調整などのやり取りは担当者が代行してくれるので、安心して任せましょう。
ステップ5:履歴書・経歴書添削、面接対策
履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成します。記入の仕方だけではなく、選考を通過するために志望動機などでどうアピールすればいいかなど、担当者が添削やアドバイスをしてくれます。
面接対策では、一般的な面接時の服装や言葉づかいのチェックだけではなく、過去の面接で実際に質問された内容を教えてもらえることも。対面での模擬面接を行ってくれる担当者もいます。
作成した履歴書は面接時に本人が持参するケースと、キャリアアドバイザーを経由して事前に提出するケースがあります。
ステップ6:面接・職場訪問
面接や職場訪問の日程調整はキャリアアドバイザーが代行してくれるので、指定された日時に出向きましょう。面接や職場見学に同行してくれるエージェントもあるので、ひとりで不安なら事前に面接同行を依頼しておきましょう。
本人に代わって担当者に質問や交渉をしてほしいことがあれば、事前に打ち合わせをしておくこと。面接の場で質問・交渉をしてもらえます。
ステップ7:内定・条件交渉・入社
内定が出たら、必ず内定通知書や採用条件提示書を発行してもらいましょう。特に、求人票に記載された内容から条件を変更してもらった場合は、変更後の内容が反映されているか確認が必要です。記載内容に問題がなければ、内定承諾書を提出します。
もちろん、内定が出たものの条件面に折り合いがつかなければ辞退することも可能です。その場合は担当者を通じて連絡がしてもらえます。
アフターサポートを行っているエージェントもあるので、入社後に困ったことやトラブルがあった場合は相談してみましょう。
薬剤師転職エージェントの利用でよくある質問Q&A
薬剤師から多く寄せられる転職エージェントに関する質問・回答をまとめました。
Q. 薬剤師転職エージェントの利用はすべて無料?
薬剤師が利用する転職エージェントのサポートはすべて無料です。
薬剤師転職エージェントの運営費は、企業から支払われる人材紹介料で成り立っています。エージェントが紹介した薬剤師が入社すると、企業からエージェントに紹介料が支払われる仕組みです。
求人紹介に限らず、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、面接や職場見学の日程調整、面接の同行や条件交渉など、手厚いサポートのすべてが無料です。もちろん、紹介してもらった企業に入社する際も薬剤師は料金を支払う必要はありません。
Q. 薬剤師転職エージェントの担当者変更はどうすればいい?
転職エージェントの担当者は簡単に変更できます。変更依頼の方法はおもに3通りです。
- 担当者に直接伝える
- 転職エージェントの窓口に電話連絡する
- サイトの問い合わせフォームに記入して伝える
転職エージェントに登録したものの、希望にそぐわない求人を紹介してくる、担当エージェントと話が合わない…などと担当者との相性が悪いことはよくある話です。
まずは、自分に合った担当者と転職活動を続けることが大切です。担当者の変更はよくあることなので転職エージェント側は問題なく受け入れてくれます。
担当変更を依頼する際は、次のメール例文も参考にしてみてください。
【例文】担当変更の依頼メール
- 担当エージェントと相性が合わない場合
- 大変お世話になっております。
転職の支援をお願いしております〇〇と申します。
現在、〇〇様に担当していただき、とても対応がていねいで感謝しております。しかし、〇〇様のご意見と私の希望条件とで、少しずれを感じております。コミュニケーションがうまく取れていないのは、私自身にも問題があることは承知のうえなのですが、もし可能であれば、他の担当者の方ともお話をしたいと考えております。
お忙しいところ、お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 - 担当エージェントが転職先の情報に詳しくない場合
- 大変お世話になっております。
転職の支援をお願いしております〇〇と申します。
現在私の担当してくださっている〇〇様はとてもていねいに相談にのってくださるので、大変感謝しております。
しかし、私自身初めての転職活動ということもあり、不安も大きく、もう少し情報が欲しいというのが正直な気持ちです。 もし可能であれば、〇〇についての情報を詳しくお持ちの担当者の方と、お話をさせていただくことは可能でしょうか。
お忙しいところ、お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
Q. 薬剤師転職エージェントと転職サイト、求人サイトの違いとは?
薬剤師向け転職エージェントと転職サイト、求人サイトは混同されがちですが、異なるサービスです。違いは以下の通りです。
- 転職エージェント
- 求人の紹介を受けられるほか、担当のキャリアアドバイザーから履歴書の添削や面接対策、面接日の調整、条件交渉といった転職サポートを無料で受けることができます。
キャリアアドバイザーのことをエージェントと呼ぶこともあります。 - 転職サイト
- 転職エージェントと同じく、担当のキャリアアドバイザーがつき無料で転職サポートを行ってくれるサービス及びサイトを転職サイトと呼びます。
- 求人サイト
- さまざまな企業の求人を閲覧し、自分で応募するサービス。キャリアアドバイザーによる転職サポートはないため、求職者である薬剤師自身で転職活動を進めます。
求人サイトには2つのタイプがあり、企業に薬剤師自身が直接応募するものと、求人を取り扱っている人材紹介会社に登録したうえで応募するものがあります。
Q. 東京や大阪など大都市に強い薬剤師転職エージェントは?
マイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、薬キャリAGENT、リクナビ薬剤師、ファーマキャリアのいずれの薬剤師転職エージェントでも、サイトの公開求人数に対する東京や大阪の求人数の割合はさほど変わりません。
地方に比べると大都市圏の薬剤師転職は狭き門だとも言われていますが、いずれの転職エージェントでも東京や大阪といった都市圏の求人情報は多く保有しています。
ただ、件数だけで見るとやはり全体の求人数が多いマイナビ薬剤師やファルマスタッフではより豊富な求人から転職先を探すことができるでしょう。
さらに、マイナビ薬剤師の求人は約35%が非公開求人ですから、登録することでさらに多くの求人情報を得ることができそうです。
Q. 薬剤師転職エージェントは条件の悪い求人や釣り求人が多いのは本当?
薬剤師転職エージェントには、条件の悪い求人や釣り求人が多いといわれていますが、転職エージェントの仕組み上、誤解を与えてしまうケースがあるのは本当です。
実は、サイトに掲載された求人情報は採用側から依頼がない限り削除ができません。この仕組みが原因で、募集が終了した求人情報がサイトに掲載されたままになっていることがあるようです。
登録者数を増やすために実在しない求人を掲載する「釣り求人」ではなく、募集が終了した求人情報がサイトに残ったままになっているケースがほとんどです。
「釣り求人」や「条件の悪い求人」を見抜くために、サイトに記載されている「更新日」に注目しましょう。
更新日が新しく(=最新の求人情報である)、求人ごとに更新日が異なる(=手動で更新されている)転職エージェントの情報は信頼できるでしょう。
Q. 薬剤師転職エージェントを使うと内定が出にくい?
転職する薬剤師の多くが転職エージェントを利用しており、それを理由に内定が出にくくなるということはありません。
薬剤師転職エージェントを介して人材を採用した場合、企業は紹介料を支払わなければなりません。このコストを理由に、無料で採用できる直接応募やハローワークを利用した薬剤師を優先するのではないかと心配される方は多いようです。
しかし、転職エージェントを利用して応募してきた薬剤師のほうが担当者から指導を受けている分、服装や言葉遣い、履歴書、職務経歴書がきちんとしており、採用側は高く評価しています。転職エージェントの利用で内定が出にくくなることはありません。
Q. 薬剤師転職エージェントの利用でも内定辞退はしていい?
転職エージェントに紹介してもらった企業から内定が出た場合でも、内定を辞退することは可能です。
「せっかく内定を出してくれたから」「せっかく職場を紹介してくれたから」「エージェントさんの顔をつぶしてしまうかも」と、遠慮して希望に合わない職場で働く必要はありません。
内定辞退の旨はキャリアアドバイザーを通して連絡してもらえます。
Q. 入職後にトラブルが生じたら対応してもらえる?
トラブル時に限らず、ほとんどの転職エージェントが入社後も定期的にフォロー連絡をしてくれます。困ったことがあれば相談しましょう。
入職後に業務内容や勤務形態、給与、諸手当など、内定時に提示された雇用条件と異なる場合は、担当のキャリアアドバイザーに相談すれば企業に働きかけてもらえます。
このようなトラブルを避けるためにも、あらかじめ雇用条件が明記された内定通知書や採用条件提示書をあらかじめ発行してもらうことも重要です。書類の発行依頼もキャリアアドバイザーから連絡してもらえます。
Q. 転職エージェントの退会方法と個人情報の消去依頼はどうすれば?
転職エージェントの退会方法はサイトにも明記されていることが少なく、わかりにくいもの。退会方法は、以下の2つがあります。
- 担当のキャリアアドバイザーに退会する旨を連絡する
- サイトのお問い合わせフォームから退会を申し込む
退会手続きをするとキャリアアドバイザーからの連絡はなくなりますが、個人情報が消去されたわけではありません。個人情報を残したままにしておくと、求人紹介のメールがずっと届き続けたり、他のエージェントから連絡が来てしまうことも。
個人情報は、エージェントの運営会社のお問い合わせフォームや指定のメールアドレスから削除依頼をしましょう。
【まとめ】一番おすすめの薬剤師転職エージェントはどれ?
薬剤師転職エージェントの選び方や比較表、ランキングをご紹介してきましたが、結論として、一番おすすめの薬剤師転職エージェントはどれなのか? 転職を考えている薬剤師が最も知りたいのはその1点でしょう。
記事を通してご紹介してきた通り、自身の年齢やキャリア、希望条件によって、おすすめの薬剤師転職エージェントは異なります。それぞれの特徴や得意分野、求人の質、転職サポートの手厚さを比較したうえで、自分に合った転職エージェントを選びましょう。
それでも迷ったときは、実際に転職経験のある160名の薬剤師が選んだ転職サイト、上位3社への登録がおすすめです。
>>>【薬剤師160人が選んだ】薬剤師転職サイトおすすめランキングを見る
いずれも薬剤師転職エージェントを選ぶ際の比較ポイント「求人数」「求人内容の質」「転職サポートの質」の3点で高評価を得た転職エージェントです。
薬剤師転職エージェントに複数登録し、なるべく多くの求人を紹介してもらったうえで、比較検討しながら転職活動を進めていくのが、転職成功の近道ではないでしょうか。
薬剤師転職エージェントおすすめ人気ランキング
おすすめの転職エージェント | 総合評価 | 転職スピード | 得意とする年代 | 得意とする職場 | 得意とする雇用形態 | 無料登録 |
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(★4.2
23,819件) |
すぐ
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全年代 | 調剤薬局、病院への転職 におすすめ |
・正社員 ・派遣社員 ・パート ・アルバイト |
無料登録 | |
(★4.1)
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すぐ
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20代・30代 | ドラッグストアへの 転職におすすめ |
・正社員 ・パート ・アルバイト |
無料登録 | |
(★3.7)
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じっくり
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全年代 | 調剤薬局、派遣・パート の転職におすすめ |
・正社員 ・派遣社員 ・パート ・アルバイト |
無料登録 | |
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じっくり
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20代・30代 | 調剤薬局への 転職におすすめ |
・正社員 ・派遣社員・ パート ・アルバイト |
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すぐ
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40代以上 | 企業への 転職におすすめ |
・正社員 ・パート ・アルバイト |
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