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転職エージェントの面談で聞かれる内容は?事前準備から服装など流れを解説
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転職エージェントの面談とは、あなたの経歴やスキル、希望条件、転職理由などを専属のキャリアアドバイザー(コンサルタント)に共有する時間のことです。
転職エージェントの面談で聞かれること
- 転職理由(現職を辞めたい理由)
- 希望条件(年収、業界・職種、勤務時間など)
- 職務経歴
- 保有スキル
- 転職の希望時期
転職エージェントの面談は平均30分~1時間ほどで、無料です。キャリアアドバイザーに希望通りの求人紹介をしてもらうのに必要な、転職活動の第一歩となります。
面談前に必要な準備
- 履歴書・職務経歴書を作成(未完成でもOK)
- 転職したい時期を決める
- 転職先への希望条件を整理する
この記事では「何話すの?」「緊張する」と不安に感じている方に向け、転職エージェントの面談の内容や流れ、事前準備について解説します。簡単に予習しておきましょう。
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2級キャリアコンサルティング技能士(国家検定)・キャリアコンサルタント(国家資格)キャリアトランプ®ファシリテーター資格・GCS認定プロフェッショナルコーチ。4,000人以上の相談実績を持つキャリアコンサルタント。転職エージェントを備えたキャリア支援社会人向けスクールにてエリアマネージャー兼キャリアカウンセラーとして勤務後独立。転職エージェントでの面談業務を経て、現在は「やりたい仕事でなりたい自分」をテーマに転職の家庭教師として転職のサポートやコーチングを行う「大人が相談できる場所」として活動。転職・就活イベントでの講演や相談コーナーも担当。
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目次
転職エージェントとの面談内容は?当日の流れと聞かれること
転職エージェントの面談とは、あなたの経歴やスキル、希望条件、転職理由などをキャリアアドバイザーに伝える時間のことです。
平均的な所要時間は30分~1時間ほどで、早ければ当日に求人紹介が行われます。
面談では、求職者であるあなた自身の経歴や希望条件、転職理由を中心に聞かれることになります。
転職エージェントの面談で聞かれること
- 転職理由(現職を辞めたい理由)
- 希望条件(年収、業界・職種、勤務時間など)
- 職務経歴
- 保有スキル
- 転職の希望時期
面談前に転職理由や希望条件、自分の職務経歴を明確にしておきましょう。希望にぴったり合う求人情報を紹介してもらいやすくなります。
なお最近はオンライン面談が可能な転職エージェントも多く、より気軽に登録できるようになりました。流れや何を話すかは対面の面談と同じです。
1.自己紹介
転職エージェントとの面談はまず自己紹介から始まります。ここからは流れに沿って、面談で話す内容を解説します。
自己紹介では現在の仕事内容や転職理由、転職活動の状況などを話します。最初は簡単で大丈夫です。
求職者側の自己紹介の内容
- 現在の仕事内容
- 転職理由
- 転職活動の状況
- 申し込んだ理由
- 求人紹介を受ける
キャリアアドバイザー側の自己紹介の内容
- 自分の経歴
- 得意な業界・職種
- 転職エージェントの面談の流れ
場合によっては「今日の面談で一番聞きたいこと」を問われるかもしれません。
その際は「はじめての転職活動でアドバイスが欲しい」「自分に合う求人を知りたい」など、思っていることを伝えましょう。不安や要望に沿って面談を進めてくれますよ。
2.経歴や職歴、経験した仕事内容を伝える
転職エージェントの面談では自己紹介に続いて、履歴書や職務経歴書をもとに経歴や職歴、現職での仕事内容を詳しく伝えます。
キャリアアドバイザーに伝えること
- 現在の具体的な仕事内容
- 実績の詳しい説明
- 得意な仕事・苦手な仕事
- 今の会社に入った理由など
キャリアアドバイザーにあなたの強みや仕事への価値観が伝われば、求人紹介がスムーズになります。なるべく正直に情報提供をしましょう。
経歴を伝える際は、何を行っている会社で何を担当していたのか。場合によっては手順、担当の範囲、人・物・お金のどこまで管理責任があったかなどを具体的に伝えましょう。
また、転職先の希望業種や職種で活かせるスキルを強調してお話するとPRになります。担当キャリアアドバイザーの専門性にもよりますが、基本的には異業種・異職種の方にもわかるような説明の仕方を心がけましょう。実際の面接の際にも役立つスキルとなります。
3.転職理由やキャリアプランを伝える
転職エージェントの面談では、転職理由やキャリアの見通しもキャリアアドバイザーに伝えます。
ポイントは「ノルマが厳しい」「勤務時間が長い」などネガティブな転職理由も正直に伝えることです。
転職理由の例
- 年収を上げたいから
- 業界的に将来性がなく不安だから
- 今の職場は残業が多く、ワークライフバランスが取れないから
正直に伝えることで、キャリアアドバイザーが利用者によりマッチした求人を探しやすくなります。
キャリアプランについては漠然としたイメージで構いません。キャリアアドバイザーと相談しながら考えることも可能です。
キャリアプランの例
- IT業界でスキルをつけて将来的に独立したい
- 営業経験を活かして、営業企画や事業企画に携わりたい
- 事務職でワークライフバランスを重視して働きたい
転職理由を正直に伝えることは大切ですが、愚痴や悪口にならないように注意しましょう。
残業時間や通勤時間など数字で伝えられるものは「現在〇時間である」という風に具体的に伝えましょう。紹介する時にその時間を超えない求人を紹介するなど、キャリアアドバイザーとして紹介がしやすくなります。
また、転職理由の後に続けてキャリアプランの部分を長めに話すことで前向きな印象を与えることができます。
4.転職先に求める希望条件を伝える
転職エージェントの面談では次に、転職先への希望条件をキャリアアドバイザーへ伝えます。
ポイントは希望条件の優先順位を伝えることです。
仕事内容に関する条件 |
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収入に関する条件 |
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働き方に関する条件 |
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職場環境に関する条件 |
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希望条件が100%かなう求人はほぼありませんが、優先順位をつけて伝えれば、よりマッチ度合いが高い求人を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。
希望条件に加え、今の年収(手取りではなく額面)や残業時間など、現状の数字も明確にしておくことが大切です。
また、年収は希望に加えて、最低年収も伝えておくことをおすすめします。今回の転職で絶対かなえたい条件とともに、現職または前職で保証されていた変えたくない条件も忘れずに挙げて、優先順位を考えるとよいでしょう。
5.求人紹介
転職エージェントで聞かれることにすべて答えたら、早ければ面談中にも求人紹介が行われます。
面談時に求人を紹介されたら、応募前に気になるポイントについて質問しましょう。応募後にミスマッチが起こる可能性が低くなります。
求人紹介時に聞いておきたいポイント
- 仕事内容
- 平均残業時間
- 社内の雰囲気
- ノルマの有無
- 有休の取得率
- 産休・育休・介護休暇の取得率など
転職エージェントで紹介された求人への応募は必須ではありません。断っても悪い印象を与えることはありませんので、ご安心ください。
紹介された求人が希望に合わない場合は、キャリアアドバイザーに必ず伝えましょう。何が合わないかを伝えれば、別の求人情報を探してもらえます。
求人を紹介されたら、今回の転職でかなえたいことがその会社でかなうのか、一番こだわっている部分は必ずチェックしましょう。
また、仕事内容に関してやりたいことやできることと求められているスキルがマッチしているのか確認し、求人票だけでわかりにくい場合はキャリアアドバイザーに確認するとよいでしょう。会社名がわかる場合には、持ち帰った後に、公式ホームページなども見ておくことをおすすめします。
転職エージェントとの面談までに準備すること
ここでは、転職エージェントとの面談前に準備しておきたい5つのことを紹介します。
これらを準備しておくことでスムーズかつ有意義な面談にすることができます。それぞれ順に詳しく解説します。
1.転職時期や転職の希望条件を決める
転職エージェントの面談前に転職時期や希望条件を決めておき、具体的に話せるように準備しておきましょう。
転職時期が決まっていなければ「良い求人があればすぐに」と伝えましょう。キャリアアドバイザーのモチベーションを下げることなく、サービスを受けることができます。
希望条件は具体的であるほど、キャリアアドバイザーが求人を探しやすくなります。条件に優先順位を付ければ、よりマッチ度が高まるでしょう。
転職先の条件の優先順位例
1.平均残業時間が短い
2.通勤時間が片道45分以内
3.離職率が低い
2.担当者に質問・相談したい内容をまとめる
転職エージェントの面談では、転職に関してキャリアアドバイザーにあらゆることを質問できます。例えば以下のような質問を準備しておきましょう。
面談前に準備しておきたい質問
- アピールできるようなスキルや職歴がない場合の対処法
- 気になる会社の雰囲気や内部事情
- 自己PRの仕方
- 転職市場の動向
どれも転職活動を有利に進めるうえで、把握しておきたいことです。転職のプロであるキャリアアドバイザーへ、どんどん質問や相談をしましょう。
アピールできるようなスキルや職歴がない場合の対処法
「アピールするようなスキルや職歴がなくて不安」という人は、転職エージェントにその気持ちを正直に伝えましょう。
自分自身の強みはなかなか自分では気がつきにくいものです。実はキャリアアドバイザーにとっては「いかに有効なアピールポイントを探し出せるか」が面談のポイントでもあるのです。
キャリアアドバイザーがきっとあなたのアピールポイントを提案してくれます。
転職先の条件の優先順位例
- これまでの仕事内容や業務内容を細かく書き出して、次に転職したい業種・職種に活かせそうなスキルをヒアリング・質問しながら見つけ出していきます。
気になる会社の雰囲気や内部事情
入社後のミスマッチを防ぐためにも、「会社の雰囲気」は事前にできるだけ把握しておきたいポイントです。和気あいあいとした会社で働きたいと思っていた人が、上下関係が厳しく堅い雰囲気の会社に転職してしまうと、いくら給料や福利厚生が充実していても、すぐに辞めたくなってしまうことでしょう。
しかし、会社の雰囲気は入社してみないとわかりません。その点、キャリアアドバイザーは応募者や転職者、企業の担当者から、会社の雰囲気についてヒアリングをしていることがあります。
加えて、リアルな残業時間やメンバー構成など、募集要項に載っていない内部事情も把握しているケースもあります。
キャリアアドバイザーによる雰囲気や内部事情に関する回答例
- 営業会社ではあるけれど、雰囲気はガツガツしていません
- ここの会社は「転職者もイチから育てよう」という意識が強いため、スキルに自信がなくても大丈夫ですよ
上記のように、質問すれば会社の雰囲気や内部事情を具体的に教えてくれるかもしれません。入社してからでないとわからない、けれど入社前に知りたい雰囲気や内部事情についてもどんどん相談しておきましょう。
自己PRの仕方
多くの利用者は自己PRをインターネット上で調べた情報をもとに、自己流で作成していると思います。もちろんそれでも魅力的な内容にすることはできるでしょう。
ただ、自分では大したことないと思っていたスキルや長所も、企業によっては魅力的だと判断されるケースは少なくありません。そこで、転職のプロである転職エージェントに自己PRについて相談することで、より企業に刺さる内容にするためのアドバイスをしてくれます。
「職務経歴書では○○を押し出す自己PRにしたのですが、そのほかアピールできそうなポイントはありますか?」などと質問すれば、利用者が志望する業種や職種にマッチする自己PRを一緒に考えてくれます。
なお、自己PRのほか、長所や短所など面接で聞かれるであろう定番のテーマについても、同様に相談可能です。
転職市場の動向
転職市場は時期によって動向が大きく変わります。大きな動きでいうと、3~4月・9~10月、つまり上半期と下半期のスタート時期は、人の動きが活発になるため、求人数も豊富な傾向があります。
そこに合わせて内定を獲得するなら、上半期・下半期スタート時期の1~3ヶ月前が転職活動を開始する時期として狙い目といえるでしょう。
ただ、その他のさまざまな要因により転職市場の動向は影響を受けます。例えば企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を背景に、IT・Web業界の求人数の増加が見込まれる時期もあるでしょう。
さらに「以前は経験・スキルが必須だったが、現在は利用者優位の状況が続き、未経験者でも採用されるようになった」など、職種における流行もあります。
キャリアアドバイザーはこのような転職市場の動向を熟知しています。ぜひ自分が狙っている業界・職種について気になる点は質問して、インターネット上ではなかなか手に入らない生の情報を得て転職活動の参考にしましょう。
3.履歴書・職務経歴書の埋められる項目を記載しておく
転職エージェントの面談に備えて、履歴書・職務経歴書を準備しておけば面談がスムーズに進みます。
埋められる項目のみ記載しておくだけでも十分です。面談時にキャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書の内容についてヒアリングをするため、完璧に書く必要はありません。
面談時に、キャリアアドバイザーが人事担当者の目を引くようなポイントをアドバイス・添削をしてくれるので安心してくださいね。
履歴書と職務経歴書の書き分け方
転職エージェントとの面談に臨む前のみなさまに、履歴書と職務経歴書の書き分け方を解説します。
履歴書には、いつどのような会社・部署で業務をしていたかを簡潔に記載。職務経歴書には、仕事の内容や実績、知識・スキルを具体的に書きます。
履歴書 |
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職務経歴書 |
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特に職務経歴書は転職経験がない方にとっては馴染みが薄いかもしれませんが、自分がどう企業に貢献できるかをアピールするのに必須の書類です。
書き方は面談でも相談できます。アドバイスを受けながら、より書類選考通過率の高い履歴書・職務経歴書に仕上げていきましょう。
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4.スキルシートやポートフォリオを準備する
キャリアアドバイザーに自分のスキルを伝えるためにも、転職エージェントの面談前にスキルシートやポートフォリオを準備しましょう。
スキルシートは必須ではありませんが、準備しておけばキャリアアドバイザーに自分のスキルを理解してもらえる可能性が高まります。
営業職のスキルシートの内容(例)
- 新規営業か既存営業か
- 有形商材か無形商材か
- 扱っていた商材の単価
- 営業先の従業員規模
- 営業先の役職(部長、課長など)
ポートフォリオは、特にITエンジニアやWebデザイナー、クリエイティブ職などの経験を活かして転職する方が自身の作品などをまとめたものです。
企業への応募時にも求められるケースがほとんどです。実務経験がない場合でも、自主学習などでの成果物があればポートフォリオに掲載しましょう。
5.自分のキャリアプランを整理しておく
転職エージェントの面談前には、キャリアプランを整理しておきましょう。
キャリアアドバイザーにより正確な情報を提供できれば、希望やキャリアのニーズに合った求人を紹介してくれる可能性が高まります。
キャリアプランとは、今後自分がどういった仕事をしていきたいか計画することです。
はっきりしたキャリアプランがない方は、正直に「まだ思い浮かびません」と伝えましょう。キャリアアドバイザーがあなたのキャリアプランを整理する手伝いをしてくれるはずです。
転職エージェントとの面談に適した服装と髪型は?
転職エージェントとの面談では、オンライン・対面問わず服装や髪型の指定は特にありません。
それぞれ詳しく解説します。
オンライン面談では服装より背景に注意
転職エージェントのオンライン面談にはカジュアルな私服や髪型で臨んで構いませんが、散らかった部屋など汚い背景が移らないように注意しましょう。
ZoomやGoogleMeetなどのオンライン面談ツールでは背景画像も設定できます。そうした設定で対応するのもよいでしょう。
外で臨む場合はカフェなどの騒がしい場所を避け、個室の貸会議室などを利用するのがおすすめです。
対面の面談もカジュアルな服装でOK
対面で面談を行う場合は転職エージェントの事務所に行くケースが多いですが、その場合も私服などカジュアルな服装で臨んでOKです。
キャリアアドバイザー側はリラックスしてほしいと考えているためです。ただし、最低限の身だしなみで面談に臨みましょう。
寝ぐせのままだったり、ジャージやスウェットなどだらしない服装だったりするとキャリアアドバイザーの印象が悪くなってしまう可能性があります。
転職エージェントと面談を行う目的
転職エージェントが面談を行う目的を整理しましょう。目的を知ることで、キャリアアドバイザーの質問が何を意図したものなのかを把握でき、適切な受け答えができるようになります。
ここでは「利用者側の目的」と「転職エージェント側の目的」をそれぞれ解説していきます。
利用者側の面談の目的
- 仕事に関する考え方・捉え方を知ってもらう
- 仕事観やキャリアプランを伝える
- 転職先の希望条件を共有する
転職エージェント側の面談の目的
- 利用者の人柄を捉える
- これまでの経歴や現況を把握する
- 転職先の条件やキャリアプランを知る
一言で双方の目的を表すと、転職に関わる情報共有です。それぞれの目的をもう少し詳しく見ていきましょう。
利用者側の目的
利用者側が転職エージェントと面談を行う目的を3つ紹介します。
利用者側の面談の目的
- 仕事に関する考え方・捉え方を知ってもらう
- 仕事観やキャリアプランを伝える
- 転職先の希望条件を共有する
利用者はこれらの目的を通して、キャリアアドバイザーに自分のことを深く知ってもらい、より適切な転職サポートを受けられるようにします。
基本的にはキャリアアドバイザーからの質問に答えていけば、上記の目的は達成されるので、利用者側はそれほど肩肘を張る必要はないでしょう。
ただし、自分の思いや考えを正確にキャリアアドバイザーへ伝える準備は必要です。正確な情報を伝えられないと、キャリアアドバイザーから自分の希望や考えとずれた求人を紹介されてしまう可能性があるからです。
そのため、面談までに自分の仕事に対する考えやキャリアプランについて、よく整理しておく必要があります。
転職エージェント側の目的
転職エージェント側が面談を行うおもな目的は以下の3つです。
転職エージェント側の面談の目的
- 利用者の人柄を捉える
- これまでの経歴や現況を把握する
- 転職先の条件やキャリアプランを知る
まとめると、利用者の人柄や現況、キャリアプランなどを把握をすることが面談の目的です。
キャリアアドバイザーは面談の内容を受け「利用者のニーズに合った求人」を紹介しようとします。
ここでいう「利用者のニーズに合った求人」とは必ずしも利用者の意向を鵜呑みにした、利用者の意向だけが盛り込まれた求人というわけではありません。何故なら、必ずしも転職経験の多くない利用者が望む求人が、その人にとってベストな求人とは限らないからです。
そこで、キャリアアドバイザーは面談の目的を達成することで、本人も気づいていないが「実は潜在的に求めていた求人」も含めた、「利用者のニーズに合った求人」を掲示しようとするのです。
転職エージェントと面談を実施するメリット
転職エージェントとの面談を実施することで、以下のようなメリットを得られます。
- 話すことで自己分析ができる
- 転職活動の方向性を決められる
- 自分の市場価値がわかる
- 転職活動を始めるきっかけになる
- 希望条件の優先順位を把握でき整理できる
面談は求職者の経歴やスキル・希望条件を伝えるだけではなく、転職がスムーズに進められるようにどんなサポートが必要かを洗い出していくのも目的の一つです。
キャリアアドバイザー・コンサルタントが求職者の可能性や能力を把握することで、希望条件やスキルにマッチする非公開求人なども紹介しやすくなります。
転職活動の方向性を定めることの重要性
面談を受ければ転職活動の方向性を整理し、転職活動の進め方や対策などの分析ができます。
転職活動の方向性を定めることで、希望する条件は絶対に外せないのか、どの条件を最優先に置きたいのかもわかります。
また、転職エージェントを活用した転職活動は、求職者の可能性を広げることも可能です。
求職者自身が考えている転職先企業や業界に絞るだけではなく、自分だけでは考えていなかった業界やポジションなど、新たな道が開けることもあります。
転職エージェントとの面談の5つのコツ
転職エージェントとの面談をスムーズに進めて、今後の転職活動に弾みをつけましょう。面談のコツは以下の5つです。
転職エージェントとの面談のコツ
いずれも重要なポイントですので、できる限り意識して面談に臨みましょう。
キャリアアドバイザーとは本音で話す
面談は面接ではないため、自分を過度に良くみせる必要はありません。そのため、経歴や経験、転職したい理由、転職先の条件など、すべて本音で話すことが大切です。
逆に本音を伝えないと、適切なサポートを受けることができません。
本音を話さず適切なサポートを受けられない例
例えば、職場の人間関係がうまくいかずに転職を考えている利用者がいたとします。
この利用者は転職を希望する理由について聞かれた際に、「職場の人間関係と答えると印象が悪くなるかも」と考え、嘘ではないものの「スキルアップをしたいから」と答えてしまいました。
すると当然キャリアアドバイザーは“スキルアップできる求人”を中心に紹介しますよね。これでは利用者の希望とギャップが生じてしまいます。
上記はわかりやすい例ですが、ちょっとした「本音を話さない」「本音を隠す」という対応が、求人とのミスマッチを生み、理想の転職をどんどん遠ざけてしまいます。
面談時の内容は応募企業へネガティブな形で伝わることはありません。安心して本音ベースでキャリアアドバイザーとコミュニケーションを取るようにしましょう。
ただし、いくら本音で話すとはいっても、伝え方次第では誤解を招く場合もあります。記事後半で紹介している「転職エージェントとの面談の3つの注意点」も確認してから面談に臨みましょう。
「とりあえず相談だけでも」というスタンスでもOK
「転職エージェントで面談をする=応募をしなければならない」と思いがちですが、相談だけでも構いません。
「今回は相談に来ました」と伝えれば、キャリアアドバイザーも誠心誠意対応をしてくれるはずです。仮にぞんざいな扱いをされたら、そこまでのキャリアアドバイザーであったと見切りをつけることも可能です。
経験豊富なキャリアアドバイザーに相談することで、新たな選択肢や可能性をみつけることができるかもしれません。“とりあえず相談だけでも”というスタンスでも構いませんので、面談を依頼してみましょう。
「サポートしたい」と思わせるような対応をとる
転職エージェントのビジネスモデルは、「利用者を転職先の企業へ入社させることで、その企業から報酬を得る」というもの。そのため、キャリアアドバイザーに「この利用者はしっかりサポートすれば、転職してくれるかも」と思ってもらえれば、手厚いサポートを受けられる可能性が出てきます。
ご参考までに「サポートしたい」と思わせるような対応の具体例を挙げていきます。
「サポートしたい」と思わせるための対応
- 担当者の話をしっかり聞いて、好感度を上げる
- 求人の選定理由を聞く
- 礼儀正しく、マナーに気をつける
- キャリアプランを具体的に共有する
- 要望や意見があったら必ず伝える
上記の通り、面談時でもキャリアアドバイザーの意欲を上げられるポイントはいくつもあります。なるべく「この人はしっかりサポートしたい」と思われるように、面談時から意識してコミュニケーションを取るようにしましょう。
キャリアアドバイザーとの相性をできるだけ確認する
これから転職に向けて二人三脚で走り切るキャリアアドバイザーとの相性は重要です。面談だけでは難しいかもしれませんが、キャリアアドバイザーとの相性をできるだけ確認できるように意識してみましょう。
キャリアアドバイザーとの相性チェック項目
- 利用者の希望や気持ちを尊重してくれるか
- 利用者の考えに沿わない求人を紹介しないか
- 自分の話ばかりをしないかなど
面談後のやりとりで「やっぱりこのキャリアアドバイザーとは相性が悪い」と確信した際には、勇気をもって担当者を替えてもらえるようお願いしましょう。
変更をお願いする場合は、感情的な悪口をいうのではなく、具体的な理由を添えるようにしましょう。
具体的な担当変更をお願いする理由例
- もう少し○○業界の情報をもっている担当者と話したい
- 担当者の意見と自分のゴールとにズレが生じているため
その理由は次のキャリアアドバイザーへと引き継がれ、より良いサービスを受けられる可能性が高くなります。
複数の転職エージェントで面談を受け、比較する
その他、総合型転職エージェントの中でも、業種・職種別に専任の担当者がいるケースもあります。こうした種類の違いを把握したうえで、なるべく自分のキャリアプランやニーズに合いそうな転職エージェントを選んで面談に臨みましょう。
できれば転職エージェント2~4社の面談を受け、サービス内容などを比較するのがコツです。
ひと口に転職エージェントといっても、会社によって紹介できる求人やサポート体制、得意な年齢層・業界などが異なるからです。
複数の転職エージェントを利用する際に覚えておきたいのが、転職エージェントの種類です。
転職エージェントの種類
- 総合型転職エージェント:幅広い業種・職種・地域・規模の求人を取り扱っている。異業種に転職したい人や幅広い選択肢の中からベストな転職先を選びたい人におすすめ
- 業界特化型エージェント:特定の業界知識や事情に詳しい。転職したい業界・職種がすでに決まっている人におすすめ
総合型転職エージェントの中でも、業種・職種別に専任の担当者がいるケースもあります。こうした種類の違いを把握したうえで、なるべく自分のキャリアプランやニーズに合いそうな転職エージェントを選んで面談に臨みましょう。
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転職エージェントとの面談の3つの注意点
転職エージェントとの面談において、いくらサービスを受ける側だとしても利用者は気を抜いてはいけません。以下3つのポイントに注意して、面談に臨みましょう。
転職エージェントとの面談で注意すべきこと
- キャリアアドバイザーへの印象も意識する
- 不平・不満を延々と話さない
- 複数の転職エージェントを利用していればその旨を伝えておく
どれも意識次第で対応できるポイントです。
これら3つを注意することで、キャリアアドバイザーに良い印象を与え、同じ転職エージェントを使っている他の利用者よりも「応援したい」「企業へ推薦したい」と思ってもらい有利に転職活動を進めることができるようになりますよ。
キャリアアドバイザーへの印象も意識する
キャリアアドバイザーも人間です。初対面の場である面談時に横柄な態度をとる利用者より、ていねいな対応をしてくれる利用者へ、より手厚いサポートをしたいと思うものです。
キャリアアドバイザーへの印象を良くするポイント
- ていねいな言葉遣いで話す
- 背筋を伸ばして座る
- 相手の目を見て話を聞き、適宜相づちを打つ
- 聞かれたことに本音で話す
- 履歴書など提出物を忘れない
これらのポイントを意識することで、印象はグッと良くなります。これからサポートを受ける身である自分のためにもキャリアアドバイザーへの印象は意識するようにしましょう。
不平・不満を延々と話さない
キャリアアドバイザーへ本音で話すことは大切です。ただ本音だからといって不平・不満を延々と話すのはやめましょう。キャリアアドバイザーとしても良い気持ちはしないばかりか、何より解決策を見出す糸口をつかめません。
不平・不満をいうなというわけではありませんが、例えば「今の会社は時代遅れで何もかもが遅れている。人材教育についても・・・」なんて話を延々としたところで、キャリアアドバイザーとしても困ってしまいます。
大切なのは「これからどうするか」です。不平・不満はそこそこに、これからのキャリアプランをキャリアアドバイザーと考える時間を多く取るようにしましょう。
複数の転職エージェントを利用していればその旨を伝えておく
複数の転職エージェントを並行して利用しているのであれば、その旨を面談時に伝えましょう。複数利用していることを伝えておかないと、応募先がバッティングして、キャリアアドバイザーとの信頼関係を壊してしまう恐れがあるからです。
逆に複数利用していることを伝えることで、「うちで決めさせてやる!」とやる気になってもらえる可能性もあります。
転職エージェントの複数利用は珍しいことではありません。「より多くの求人の中から自分に合った転職先を見つけたいと考え複数の転職エージェントを利用しています」と素直に伝えれば、キャリアアドバイザーも悪い気持ちはしないはずですよ。
転職エージェントとの面談で相性の良いキャリアアドバイザーを見分ける方法とは
転職成功のためにはキャリアアドバイザーとの相性は大切なポイントです。見分けるポイントは以下の2点です。
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自分と相性の良いキャリアアドバイザーを見分けるためには、キャリアアドバイザーとのコミュニケーションを繰り返し、自分に合うか合わないかを見極めていきましょう。
キャリアアドバイザーとの相談を重ねることで、転職後のキャリアプランがイメージしやすくなります。
話しやすい・相談しやすいかを見る
相性を見分けるために、話しやすいか、相談しやすいか、という点を見ましょう。 くわえて「否定せずに話を聞いてくれる」、「考えや気持ちを理解してくれる」という点も大事なポイントです。
相性の良いキャリアアドバイザーと出会えると、転職活動の悩みや不安を共有でき、安心して転職活動を進められるでしょう。
専門職の場合は業界・分野に精通しているかも見る
キャリアアドバイザーが希望する業界や職種に精通しているかどうかも重要なポイントです。 特に専門職の場合、専門用語など同等のレベルで話ができないと、相談しきれない部分が生まれてしまいます。
専門性の高い業界・職種の方は業界や職種に詳しいキャリアアドバイザーにサポートしてもらうと転職活動をスムーズに進めることができます。
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リクルートエージェントの基本情報 | |
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公開求人数 | 493,140件 |
非公開求人数 | 241,563件 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
本社 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・宇都宮(栃木県)・さいたま(埼玉県)・千葉・丸の内/立川(東京都)・横浜(神奈川県)・金沢(石川県)・新潟・長野・静岡・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・広島・高松(香川県)・福岡 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
転職サービスのタイプ | 総合型転職エージェント |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
本社 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
拠点 | 東京・札幌(北海道)・仙台(宮城県)・名古屋(愛知県)・大阪・福岡 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
料金 | 無料 |
転職サービスのタイプ | 総合型転職エージェント |
2024年11月時点
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dodaの基本情報 | |
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公開求人数 | 261,763件 |
非公開求人数 | 30,271件 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
本社 | 〒100-6328
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・大手町/北青山/紀尾井町/柳橋/西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
転職サービスのタイプ | 総合型転職エージェント |
2024年11月時点
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レバテックキャリアの面談ではIT転職の具体的なアドバイスがもらえる
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レバテックキャリアの基本情報 | |
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公開求人数 | 27,264件 |
非公開求人数 | 非公開 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
本社 | 〒150 - 6190
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
拠点 | 東京・名古屋(愛知県)・大阪・福岡 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 無料 |
転職サービスのタイプ | エンジニア特化型転職エージェント |
2024年11月時点
転職エージェントの面談に関する口コミは参考程度にしよう
どの転職エージェントで面談を受けようか決める際に、口コミを参考にする人もいると思います。ただ、口コミはあくまで参考程度にとどめておきましょう。
口コミは参考程度にとどめておくべき理由
- 面談の担当者と利用者の相性もあるため、口コミが全てではない
- 担当者のスケジュールの都合上、面談時間を十分に取れないケースがある
- 口コミはものすごく良い、もしくはすごく悪い声しか投稿されない傾向がある
- 面談担当者が社員か業務委託している外部の人か、カウンセラーかにより面談内容が異なる場合がある
そのうえでいくつか面談に関する口コミを紹介します。
良い口コミ
- 面談では優しい口調で話してくれ、さまざまな可能性を提示してくれた
- 違う転職エージェントで面談を受けたら、会社によって強みが違うことがわかり、担当者も親身に話を聞いてくれた
- 面談では時間をかけて事細かにヒアリングをしてくれて、この人になら任せられると感じた
悪い口コミ
- 面談ではとにかく面接を受けさせようとしてきた
- 面談の内容を無視した求人を大量に紹介された
- 「ご紹介できる求人がないため面談をキャンセルさせてください」と面談を断られた
口コミは各種SNSの他、掲示板などでも確認できますので、気になる人は参考程度にチェックしましょう。
転職エージェントの面談に関するよくある質問
最後に転職エージェントの面談に関するよくある質問をまとめてみました。疑問をしっかり解消したうえで、面談に臨みましょう。
よくある質問一覧
面談の服装は何がいい?スーツじゃなくて私服でも大丈夫?
基本的に服装は自由です。
基本的に服装は自由なためスーツでも私服でも、作業服でも構いません。ただキャリアアドバイザーへ好ましくない印象を与える可能性がある、あまりにもカジュアルすぎる服装(ジーパンやTシャツ、派手な色合いの服全般)は避けた方が無難でしょう。私服でも清潔感のあるオフィスカジュアルがベターです。
面談の時間はどれくらい?
30分~1時間程度です。
転職エージェントとの面談にかかる時間は30分~1時間程度が平均的です。他の予定との兼ね合いで時間に余裕がない場合は、日程調整の段階で面談時間の目安を聞いておきましょう。
面談は土日や夕方以降にもできる?
エージェントにより異なりますが、可能なところが多いです。
仕事を続けながら転職活動をしていて平日は夕方以降しか時間が取れない人や、土日祝日にしか面談を受けられない人のために、平日の夕方以降や土日祝日に営業しているエージェントもあります。
なかには平日は21時まで対応してくれるエージェントもあるので、終業後に相談したい人はこのようなエージェントを選ぶとよいでしょう。
営業時間や営業日はエージェントによって異なるので、面談できる時間に制限がある人は事前に確認・問い合わせをしたうえで登録・利用するとよいでしょう。
面談の予約変更はできる?当日キャンセルやドタキャンはまずい?
可能です。
面談日の変更や当日キャンセルも可能です。面談日を変更しなければならないとわかった時点で早めに連絡しましょう。
連絡はメールでも電話でも構いません。エージェントから指定されている連絡方法を使って連絡を入れましょう。
連絡せずにキャンセルするのはエージェントへの印象が悪くなります。大人のマナーとしても連絡なしのキャンセルはしないようにしましょう。
面談後はどのようなサービスを受けられる?
面談後は、以下のサービスを受けることができます。
<面談後のサービス>
- 求人の紹介
- 書類添削、面接対策
- 面接日程調整
- 内定先との年収や待遇の交渉
- 入社日の調整など
このように応募~入社まで、一貫したサービスを受けることが可能です。入社や退職にあたって気になる点や不明点もキャリアアドバイザーへどんどん相談しましょう。
対面面談・電話面談・オンライン面談でサービスに違いはある?
基本的に違いはありません。
基本的にどの面談方法であってもサービスに違いはありません。なお、それぞれのおすすめは以下のとおりです。
- 移動時間や費用がかかってもキャリアアドバイザーと相互理解を深めたい人→対面面談
- 忙しく面談の時間を取れなそうな人→電話面談
- 顔を合わせて面談をしたいが、距離や時間的に対面面談が難しい人→オンライン面談
特に初めて転職エージェントの面談を受ける人は、時間や費用、距離の問題がなければ、相互理解が深まりやすい対面での面談を検討しましょう。
コロナ禍での状況に配慮して、各エージェント会社では電話面談のほか、オンラインの面談にも対応しています。外出せずに面談を受けられるので外出をしづらい状況でも転職活動を進められます。
一度面談したらその後しつこく営業電話がくる?
転職エージェントによります。
営業電話がくるかどうかは転職エージェントによります。あまりにもしつこく営業電話がくる場合は、「改めて転職について、何をしたいのか自分で整理したいと思います。何かあればこちらからご連絡しますのでお電話は不要です。」とはっきり伝えましょう。
面談後にお礼のメールは必要?
今後の関係構築のためにも、面談の感想や今後の意欲、確認事項などをお礼を含めて連絡しましょう。
転職エージェントとの面談後は、面談の感想やお礼のメールを送るとよいでしょう。
必ずしないといけないわけではありませんが、キャリアアドバイザーと良好な関係を築いていきたい人はお礼をすることをおすすめします。
お礼のメールには面談の具体的な感想や今後の意欲などを伝えていきましょう。
面談後のお礼メールの例文
件名:面談のお礼(●●●フルネーム)
株式会社●●●エージェント
△△△様
お世話になっております。
本日面談させていただいた●●●●(フルネーム)です。
本日はお忙しいところ面談のお時間を取っていただきありがとうございました。
△△△様からたくさんのアドバイスを頂いたことで、不安に思っていた点を解消することができました。
ご紹介いただいた●●業界への転職についても、今まで考えていなかった業種ではありますが、前向きに検討していきたいと考えております。
ご迷惑をおかけする点もあると思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
──────────
●●●●(フルネーム)
〒000-0000
東京都〇〇区〇〇〇
TEL: 090-0000-0000
Mail: aaaa@xxxxxxxx.jp
まとめ
転職エージェントとの面談は、その後の転職活動を左右しかねない重要な機会です。面談を成功させるためには、「本音で話す」「複数の転職エージェントを比較する」「相性をできるだけ確認する」などのポイントを意識することが大切です。
面談では自己紹介のほか、キャリアプランや転職先の条件などのヒアリングも行われます。転職エージェントから適切なサポートを受け、主体的に転職活動をするためにも、しっかり準備をして、面談に臨むようにしましょう。
キャリアアドバイザーは、準備がなく面談に来る方をたくさん対応していますので、自己紹介に関して作りこんだ準備をする必要はありません。
より好印象を与えるためには、上記で紹介した項目についてわかりやすく伝えられるように整理しておくとよいでしょう。第一印象は大切です。