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リクルートエージェントの退会方法と再登録できるかを解説【メール例文有】
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この記事では、元リクルートエージェントのキャリアアドバイザーによるリクルートエージェントの退会方法や再登録の流れについてお伝えします。
▼情報収集におすすめ!スカウト型転職サービス3選
サービス名 | 転職サービス の種類 |
求人数 |
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リクルート ダイレクト スカウト ![]() |
スカウト型 | 207,774件 |
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ビズリーチ![]() |
スカウト型 | 73,925件 |
|
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iX転職![]() |
スカウト型 | 非公開 |
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※2022年5月6日時点
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記事を書いた人

転職hub編集部/元キャリアアドバイザー
教育業界から株式会社リクルートキャリア(現リクルート)へ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
30歳を節目に、より多くの人生に貢献したいとの思いからWebマーケティングにキャリアチェンジし、転職に関するメディア運営を行う。
ユーザーや有識者へのインタビューに基づく情報発信をモットーとしている。
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目次
リクルートエージェントを退会する方法
リクルートエージェントを退会する方法として「キャリアアドバイザーにメール連絡して退会する」と「公式サイトから退会手続きする」の2つの仕方があります。
「転職活動の間に考えが変わって転職をやめようと思った」や「知人の紹介で転職先が決まった」など、リクルートエージェントで転職が決まらなくても、退会することは可能です。
退会を決めたらできるだけ早くリクルートエージェントに連絡を取り、意思を伝えるようにしましょう。
出典:転職エージェントを退会するには?退会理由の伝え方<メール例文付き>
リクルートエージェントに退会連絡をする際のメール例文
リクルートエージェントにメールで退会の連絡する際の内容は、社会人として失礼のないものであれば問題ありません。メールの例文は次のとおりです。
件名:退会手続きのお願い(自分の名前▲▲)
本文:
リクルートエージェント ●●様
お世話になっております。▲▲です。
お陰様で転職先が決まりましたので、転職活動を終了したく、退会のご連絡を差し上げました。
●●様には、魅力的な求人を紹介していただき、大変感謝しております。
転職活動をサポートいただき、本当にありがとうございました。
末筆ながら、●●様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

退会連絡の注意点1. 転職活動の有無を明記すること
リクルートエージェントの退会には次の2種類あります。
- 担当終了
- 活動停止
担当終了とは厳密には退会ではなく「担当キャリアアドバイザーによるサポートは停止しているものの、自動求人紹介は続く状態」です。Personal Desktop(マイページ)にもログインできます。
活動停止とはリクルートエージェントから一切の連絡が停止され、マイページにもログインできない状態を意味します。
もしも「活動停止」にしてほしいのに「担当終了」になってしまうと、求人案内などのメールが引き続き届いてしまうので注意しましょう。
なお、活動停止による退会が受理されると以下のような通知が届き、反映されます。
お世話になっております。
リクルートキャリアの○○です。
ご連絡有難うございます。転職活動停止とのこと了解いたしました。
弊社ではお役に立つことができず、申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。
弊社からのサービス停止処理が終了しましたこと、併せてご報告致します。
(Personal Desktopは停止となります。)
再度ご活動再開の折には、ご連絡、エントリーいただけますと幸いです。これからの益々のご活躍を心よりお祈りしております。それでは失礼いたします。
なお、内容の書き方は担当者によって異なるため注意が必要です。
リクルートエージェントを退会する際に個人情報は抹消してもらえる?
リクルートエージェントを退会しただけでは、個人情報は抹消されません。これは、人材紹介会社は求職者の個人情報を2年間保管することが職業安定法で定められているからです。
個人情報の漏えいが気になる場合は「厚生労働省 東京労働局」に退会連絡の際にあわせて連絡すると削除してもらえます。
職業紹介事業者は[求職管理簿]、[求人管理簿]、[手数料管理簿]を備え付けなければなりません。これは求人・求職受理状況及び紹介・就職状況、手数料の状況を把握する必要性があるためです。保存期間は、完結後2年間です。
また、日雇いとして反復継続して求人・求職の申込みがされ、受付手数料を徴収している場合は、常用雇用となるか否か適正に判断できるよう、紹介の都度、求人管理簿、求職管理簿、手数料管理簿に適正に記載する必要があります。
(安定法第32条の15)
リクルートエージェントを退会した場合のデメリット
リクルートエージェントを退会した場合のデメリットとして、関連サービスが使えなくなる点が挙げられます。詳細情報を参照した求人検索や職務経歴書が簡単に作成できるツールを利用できる「Personal Desktop」は利用できなくなります。
急いで退会手続きをしてしまうとその後に後悔する事態にもなりかねません。現在利用中のサービスも考慮しながら退会するか否かを検討しましょう。

リクルートエージェントを退会したあと再登録はできる?担当者は変わる?
リクルートエージェントでは、過去に大きなトラブルを起こしていたりすることのない限り、退会後も再登録できます。
転職支援サービス利用のお申込みは、リクルートの転職支援サイト、パンフレットまたは広告その他においてリクルートが指定した仕方で行っていただきます。なお、お申込みいただきご登録いただいた後であっても、過去にリクルートが提供するサービスの利用規約に違反する行為があった方には、転職支援サービスおよびリクルートの一切のサービスを提供できない場合があります。
また「リクルートエージェント経由で転職してサービスを退会したけど再度転職したい」という場合にも再登録ができます。
職業安定法により、過去2年以内にリクルートが提供する転職支援サービスをご利用いただき就職された方に対しては、リクルートから転職勧奨を行ってはならないと定められています。利用者がこの期間中にリクルートが提供する転職支援サービスを再度利用する場合は、本規約への同意をもって、利用者自身の意向により転職支援サービスを利用するものとします。
なお、過去にやり取りした内容は人材紹介会社のデータベースに残っていますが、退会履歴が求人企業側にまで情報が伝わることはありません。求職者が不利になるようなことを応募先に伝えることはありません。
ちなみに、自分の担当になるキャリアアドバイザーはランダムに決定されるため、前回の担当者から変更となる可能性があります。

リクルートエージェントの担当者への不満で退会する前に試してほしい3つのこと
転職サイトの満足度は担当者の対応に大きく左右されます。担当者への不満で退会する前に次の3つについて試してみることで状況が好転するケースも少なくありません。
- 担当変更を希望してみる
- 電話NGと伝える
- チャレンジ応募を依頼する
それぞれ詳しく説明していきます。
1. 担当者との相性を理由に退会する場合は「担当変更を希望してみる」
担当者との相性によって退会を検討している場合は、思い切って担当変更をメールで依頼するのも1つのやり方です。場合によっては、リクルートエージェント側で早急に対応してくれる場合もあります。
ただし、現在の担当者に失礼がないよう配慮することも大切です。メールで伝える際も、これまでのお礼や挨拶を交えながらも「他の方にも話を聞いてみたい」といったように言葉を選ぶようにしましょう。
2. しつこい連絡を理由に退会する場合は「電話NGと伝える」
担当者によっては、面談前や面談後に関わらずしつこく連絡をしてくる場合もあります。しつこい連絡を理由に退会する場合は電話NGとはっきり伝えてみてください。
曖昧にせず、退会を検討する原因が電話であると伝えれば、多くの場合で電話連絡が来なくなります。ただし、退会後や転職後に時期をおいて連絡してくるケースもあります。しつこくかかってくるようであれば、個人情報の削除申請を検討してみてください。
3. 求人の少なさを理由に退会する場合は「チャレンジ応募を依頼する」
求人の少なさを理由に退会する場合は、自分の経歴が募集要件を満たしていなくてもチャレンジ応募を依頼してみましょう。
担当のキャリアアドバイザーに相談し、ダメ元でも企業に交渉してもらうことで当初の募集条件が変更されて面接の機会をもらえる場合がまれにあります。
例えば「社会人経験〇年以上」や「○○業界で○○の実務経験をお持ちの方」といったような条件を満たしていなくても、他のスキルや経験が優遇される可能性もあります。企業が提示する条件はあくまで目安であり、チャレンジしてみる価値はあります。
リクルートエージェントを退会する場合に検討してほしいスカウト型の転職サイト3選
担当アドバイザーとの相性が問題でリクルートエージェントを退会する場合、スカウト型の転職サイトが適している可能性があります。
これは、提案内容や得意領域から自分で担当者を選べるからです。おすすめのスカウト型転職サイトとして次の3つが挙げられます。
- リクルートダイレクトスカウト
- ビズリーチ
- iX転職
ここでは、サービスごとの詳しい特徴について説明します。
リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトとは、無料で利用できるハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイトです。他の転職サイトと比べても、ハイクラス向けの求人数が多い傾向にあります。
案件の質が高く、高い提案力とヘッドハンターの丁寧なサポートにより高収入企業へ転職 したい場合におすすめです。専属のキャリアアドバイザーが付くのではなく、直接企業やヘッドハンターと交渉する点もリクルートダイレクトスカウトの特徴です。
ビズリーチ

ビズリーチとは、年収600万円以上のハイクラス転職に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。 リクルートダイレクトスカウトと同様に、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つ形となります。
「効率的かつ主体的に転職活動したい」や「自身の市場価値を測りたい」といった方には適した転職サイトといえます。一般公開すると応募が殺到するような好条件求人や非公開求人も多く、スキルや経験に自信がある方はぜひ登録してみてください。
iX転職

iX転職とは、dodaを運営するパーソルキャリア株式会社が提供している転職サービスで、ハイクラスの求人に特化しています。ヘッドハンターや企業からのスカウト待つ形式のサービスであり、管理職としての経験がある方にもおすすめです。
大手からベンチャー企業まで幅広く求人を紹介しており、さまざまな業界に精通したヘッドハンターからのサポートを受けられます。
リクルートエージェントの退会方法に関するQ&A
最後に、リクルートエージェントの退会方法について求職者からよく聞かれる内容をご紹介します。
リクルートエージェントに登録してすぐに退会してしまったけどマズイ?
A.問題なく再登録できます
リクルートエージェントに登録してすぐに退会しても問題ありません。必要であればすぐに登録を戻すことができますし、転職活動を復活する際に再登録しても不利に働くことはありません。
キャリアアドバイザーは求職者のサービス利用履歴を閲覧できるものの「現職が多忙で活動できない」といった理由で退会と再登録を繰り返す求職者は多く、過去にすぐに退会した理由までキャリアアドバイザーは気にしないケースが一般的です。
リクルートエージェントに登録すると面談予約担当(コールセンター)から初回面談の案内電話がかかってくるため、今すぐ転職するつもりがなく退会したというケースも少なくありません。
初回面談で転職意欲の高さを伝えれば優先的にサポートしてもらえるチャンスもあるので、気にせず再登録してみてください。
リクナビNEXTから連絡が来るのはなぜ?
A.リクルートエージェントとは別のサービスだからです
リクルートエージェントの退会が完了しても、リクナビNEXTは退会したことになりません。それはリクルートエージェントとリクナビNEXTは別のサービスで管轄が異なるからです。
リクナビNEXTも退会したい場合は別途リクナビNEXTのマイページから連絡しましょう。
選考中の退会はできる?
A.可能ですが、選考は辞退扱いになります
リクルートエージェント経由で企業に応募して選考中や内定後の状態であったとしても退会は可能です。ただし、いずれも辞退扱いになる点には注意しなければなりません。
また、選考中や内定後に企業を辞退する際は採用担当に納得してもらえるよう、理由も添えて伝えるとよいでしょう。
リクルートエージェントの退会方法のまとめ
当記事では、リクルートエージェントの退会方法についてまとめました。
- リクルートエージェントを退会する方法
- リクルートエージェントから個人情報を抹消してもらう方法
- リクルートエージェントを退会した場合のデメリット
リクルートエージェントを退会する際は基本的にメールで伝えます。しかし、退会しても個人情報は抹消されません。個人情報が気になる場合は、管轄の労働局に連絡をして抹消する必要があります。
リクルートエージェントの担当者への不満で退会を希望する場合は「担当変更を希望してみる」や「電話NGと伝える」といった対応も検討してみてください。さらに、リクルートダイレクトスカウトやビズリーチなどのスカウト型の転職サイトへの登録もあわせて進めてみましょう。
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