医療、福祉・介護、教育機関、様々な業種で注目されている言語聴覚士!即戦力となる人材を育てる東海医療科学専門学校の特徴

食べさせる実習をする生徒と先生

「聞く」「話す」「食べる」ことに不自由を抱える人々に寄り添う言語聴覚士(ST)。1997年に制定されたばかりの国家資格です。ことばや食事の機能のケアを行うスペシャリストです。

2025年には4人に1人が75歳以上の超高齢化社会を迎える日本において、言語聴覚士のさらなる活躍が期待されています。

今回は、東海医療科学専門学校 言語聴覚科の学科長・小林二成先生に話を聞きました。

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将来性が高い言語聴覚士

男性に絵を見せる女性

食べ物をうまく飲み込めなかったり、言葉をうまく話せなかったり、心身に何らかのハンディキャップを持つ人をリハビリで支えているのが、言語聴覚士です。

「言語聴覚士は、摂食嚥下訓練やコミュニケーション訓練などを通じて、食べることや話すことに問題を抱える人々をサポートする専門家です。コミュニケーションだけでなく、摂食嚥下機能の回復を支援する専門家として言語聴覚士の活躍の場はどんどん増えています。超高齢化が進む日本では、嚥下障害を抱えている高齢者の割合が年々増えているんです。」

嚥下障害とは、食べたり飲み込んだりすることが難しくなる状態です。脳血管疾患や認知症、または加齢が原因で引き起こされることがあります。

「嚥下障害は、高齢者に多い障害のひとつ。むせこんだり、喉が詰まる感覚があったり、食べ物や飲み物が鼻から漏れたりと、さまざまな症状があります。年齢を重ねるにつれて水やお茶を飲むときにむせやすくなることがあります。」

女性の口に何かを入れる女性

また、顎の下や喉の周りにある筋肉が衰えることも、嚥下障害を引き起こす要因のひとつだと言います。

「通常、私たちが食事をする際は口の中に入れた食べ物を適切な大きさに嚙んで、飲み込みやすくなるまで咀嚼します。飲み込んだものは、喉から食道を通って胃へ送り込まれます。しかし、加齢によって筋力が低下すると、呼吸と飲み込みのタイミングが合わなくなってしまうんです。嚥下障害の症状が進むと、食べ物や飲み物が気管に入って、肺炎を引き起こすリスクが高くなります。」

全身の筋力は、40歳を過ぎたあたりから徐々に衰えていくと言います。

「喉まわりの筋肉は目に見えないので、筋力が低下していても気づかないことがほとんどです。『飲み込みづらい』『食べるのがつらい』とならないようにするには、早いうちから飲み込む力を高める喉の筋力トレーニングが大事です。飲み込む力を鍛えることで、人生がより豊かになります。『聞く』『話す』『食べる』といった動作は、私たちが生きていくうえで欠かすことのできないものです。」

いくつになっても好きなものをおいしく楽しめるよう、嚥下障害の予防を行うことも言語聴覚士の重要な役割のひとつです。そのため、言語聴覚科では、予防も含めた広く専門的な摂食嚥下の教育に力を入れています。

輪になって勉強するたくさんの人々

「当校では、摂食・嚥下分野の学習に力を入れています。臨床現場での経験が豊富な講師が在籍しているので、実務に役立つ知識やテクニックを身に着けられる環境です。授業では演習の時間が多く設けられています。演習では、学生同士が相手を患者に見立てて訓練の練習をします。学生は、互いに試行錯誤をしながら学びを深めることができます。」

即戦力として活躍できる知識と技術を学ぶ場として、言語聴覚科では外部講師を招いた特別講座を開催しています。

「大学教授や病院・クリニックで活躍する言語聴覚士から、実践的なスキルを学べる貴重な機会になっています。病院で提供されている食事と同じ形態のものを使って、臨床でのポイントを学べる講義もあります。学生からは『仕事内容をイメージしやすい』と好評です。」

入学から約1年間授業を受け、1年次の3月から見学実習が始まります。2年次に進級すると臨床実習が始まり、評価や訓練を行う機会が増えていきます。

「座学で学んだことを、演習や臨床実習で実践していくイメージですね。言語聴覚士は、医師や看護師と連携しながら患者様の治療に関わっていくため、コミュニケーション能力が大切です。臨床現場を経験することで、多職種連携やチーム医療を学ぶきっかけになります」

言語聴覚科では、摂食嚥下だけでなく言葉や聞こえにハンディキャップを持つ患者様の評価・訓練なども実施します。実践的なカリキュラムが豊富なところが、高い専門性を持った人材育成に注力する東海医療科学専門学校の特徴です。

「言語発達障害の授業では、当校併設のサポートルームに通所しているお子さんにご協力いただき、学生は言語発達状態の評価演習を行ないます。個々の状態によって指導
が異なるため、正しい指導が大切です。在学中にできるだけ多くの経験を積むことで、現場で臨機応変な対応ができるようになります。」

また、東海医療科学専門学校の卒業生は、病院を中心に介護老人保健施設、訪問リハビリ、放課後等デイサービスなどの様々なフィールドで言語聴覚士として活躍しています。

「国家資格である言語聴覚士は、結婚や出産などのライフステージに影響されず生涯働くことができる、キャリア形成が可能な仕事です。実際、50代で卒業し活躍している卒業生もいるため、何かを始めるのに年齢は関係ないと思います。言語聴覚士に興味がある方は、まずオープンキャンパスにお越しください。当校の雰囲気や魅力を感じて頂けると思います。」

医療関係の資格取得をお考えの方は、ぜひ東海医療科学専門学校 言語聴覚科のオープンキャンパスに足を運んでみてはいかがでしょうか。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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