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マイナビDOCTOR(マイナビドクター)の評判は?特徴やメリット・デメリット、口コミを紹介
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「マイナビDOCTOR(マイナビドクター)の評判は?」
「他の医師転職サイトとはどこが違う?」
当編集部では、マイナビDOCTOR(以下、マイナビドクター)で転職経験のある医師にインタビューを実施。マイナビドクターを利用した医師の高評価と低評価の口コミは下記のとおりです。
マイナビドクターを利用して良かった | マイナビドクターを利用して残念だった |
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以上の評価から、マイナビドクターの利用がおすすめの医師のタイプは次の3つのタイプです。
- 初めての転職で手厚いサポートを受けたい医師
- 地方で転職活動をする医師
- 今より良い条件で転職したい医師
マイナビドクターを含む主要医師転職サイトを求人数・求人内容・転職サポートの3項目で評価した結果、上位は以下の3社。マイナビドクターと合わせて複数登録することで、効率的に転職活動が進められるでしょう。
おすすめの転職サイト | おすすめポイント | 求人数 |
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m3キャリアエージェント | 常勤希望の医師におすすめ | 43,673件 |
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マイナビDOCTOR | 豊富な求人数 | 3,1876件 |
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医師転職ドットコム | 絞り込み条件多数 | 46,839件 |
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*2024年11月転職ハブ調べ
この記事では、マイナビドクターの特徴や評判、メリット・デメリット、賢い利用方法について、実際にマイナビドクターで転職活動をした医師の口コミをもとに詳しく解説していきます。
そのほかの医師転職サイトおすすめを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
目次
マイナビドクターとは?特徴・評価・基本情報
マイナビドクターとは、どんな医師転職サイトなのでしょうか?特徴や評価、基本情報まで詳しくご紹介します。
マイナビDOCTOR|常勤・非常勤ともに業界最大級
2023年6月現在
おすすめポイント
マイナビDOCTOR(マイナビドクター)は多くの転職支援サービスを手掛けるマイナビグループが運営する医師用転職サイトです。産業医や老健などの求人が他社より多く、病院だけでない豊富な選択肢から転職先を選びたいという方には特におすすめです。
また、非常勤の公開求人も多く保有し、「時給1.3万円以上」「日給10万円以上」など人気求人を絞り込む機能も充実しています。
マイナビドクターがつながりのある医療機関の数は20,000件以上あり、他社と比較しても豊富な求人数を誇っています。その理由として、運営元の株式会社マイナビは総合転職情報サイトだけではなく、マイナビ薬剤師、マイナビ看護師、マイナビコメディカル、マイナビ介護士など医療業界の専門職に特化した人材紹介事業も行っているからです。
さまざまな医療機関や施設、職種の採用を支援しており、医療従事者の転職市場に明るく紹介実績も多い点が高く評価され「医師もマイナビで募集したい」と依頼されやすいのです。
マイナビドクターの評価
実際にマイナビドクターを利用した医師から、求人数・求人内容・転職サポートについての評価をまとめました。
マイナビドクターの総合評価 | |
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総合評価 | ★★★★☆ 4.33 |
求人数 | ★★★★★ 5 |
求人内容 | ★★★★☆ 4 |
サポート | ★★★★☆ 4 |
(転職ハブ 2022年6月調査)
【調査概要】
以下の3ジャンル12項目を調査し、5段階評価。
求人数:公開求人数、非公開求人の有無、常勤の求人数、非常勤の求人数、病院以外の求人数の5項目で評価
求人内容:こだわり条件(年収2000万以上、当直なし、週4日勤務など)の求人数で評価
転職サポート:取扱施設形態の多さ、拠点数、対応エリア、対応診療科目数、受付時間、企業規模(資本金)の6項目で評価
もっとも評価が高かったのは、求人数の多さで病院から企業まで幅広く求人を網羅しているマイナビドクター。その強みが反映された結果となりました。
マイナビドクターの基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ Mynavi Corporation (職業紹介優良事業者認定) |
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所在地 | 東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号 |
資本金 | 21億210万円 |
設立 | 昭和48年(1973年)8月15日 |
公式サイトのURL | https://doctor.mynavi.jp/ |
拠点数 | 13ヵ所(マイナビ全体で60ヵ所) |
対応エリア | 北海道・青森県・岩手県・秋田県・山形県・宮城県・福島県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・栃木県・茨城県・群馬県・愛知県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・香川県・愛媛県・高知県・徳島県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 |
登録者数 | マイナビ全体の年間利用者数:200万人以上 |
(2023年6月6日時点)
マイナビドクターの良い評判・口コミから見る登録のメリット
マイナビドクターを利用した医師はどのような点にメリットを感じたのでしょうか。評判・口コミから4つのメリットが見えてきました。
1.拠点が多く地域格差なくサポートが受けられる
マイナビドクターは全国に13ヵ所もの拠点を持ち、都市部だけではなく地方も広くカバーし医師の転職支援を行っています。
拠点が多いことで、キャリアアドバイザーによる対面でのヒアリングや面接指導、職場見学や面接の同行など、地方でも手厚い転職サポートが受けられます。
小児科医
都市部ではありませんが拠点が近くにあったこともあって、マイナビDOCTORさんは病院との面談時に同席していただけたので心強く感じました。子どもがいるため難しいかなと思いましたが、希望通りの転職ができて良かったです。
2. 大手運営だから安心できる
総合転職情報サイトの株式会社マイナビが運営しているマイナビドクター。運営元が人材紹介事業の大手であり、マイナビドクターだけではなくマイナビ薬剤師、マイナビ看護師、マイナビコメディカルなど医療業界に特化した転職サイトも運営しています。
そのため、医療機関とのパイプが太く高い信頼を得ているため、質の高い求人が集まりやすく、エージェントも医療業界に明るく求職者へ的確なサービスを提供しています。
産婦人科医
病院の雰囲気や求人票にない情報など、こちらが気になっている細かい情報を教えてくれました。聞きにくいこともうまく聞いてもらえるので、利用して本当に良かったです。エージェントの情報収集力や交渉のやりとりから、採用側とマイナビとの強い信頼関係があるのだろうと感じました。
3. 好条件の非公開求人が紹介してもらえる
マイナビドクターの大きな強みの一つに、非公開求人の多さがあります。好条件の求人が多いといわれる非公開求人が、全体の保有求人の約3割を占めています。
また、スポットや単発など多様な働き方ができる非常勤の求人も充実。「時給1.3万円以上」、「日給10万円以上」などの条件で検索できます。
皮膚科医
国立の総合病院での勤務を高く評価してもらい、年齢的にも自分の体調を考えて働けるクリニックを紹介してもらいました。クリニックの求人自体が少ないのに、仕事と家庭の両立ができる好条件の求人を紹介してもらえ助かりました。プライベートの時間も確保できるようになりました。
4. キャリアアドバイザーが優秀
マイナビドクターの優秀なキャリアパートナー(キャリアアドバイザー)は、メールや電話だけではわからない現場の状況を把握するため、医療機関に何度も足を運び、採用担当者に直接確認して現場の情報収集をしています。医療機関では直接足を運ぶからこそ見えてくるものが多いこともわかっているのです。
医師の転職に特化し業界を知り尽くしたキャリアアドバイザーだからこそ、専門科目の求人紹介にも力を発揮します。いわゆる転職が難しいマイナー科でも希望に沿った求人を紹介してもらえるでしょう。
内科医
他の転職エージェントに比べて、マイナビドクターさんは受け入れている患者の病状や患者層、業務内容、平均残業時間、交通費に至るまで、転職希望先の病院について細かく確認してくれました。
マイナビドクターの悪い評判・口コミから見る登録のデメリットと解決策
総合評価が高いマイナビドクターですが、実際に利用した医師からは、以下のような悪い口コミも寄せられています。マイナビドクターの悪い評判とその解決策をご紹介しましょう。
1. 担当者の業界知識不足で希望しない求人を紹介された
マイナビドクターの口コミ・評判では、担当キャリアパートナー、いわゆるコンサルタントの知識に関して意見が分かれました。
男性小児科医
マイナビドクターは担当者が一生懸命頑張ってくれ、結果的に希望通りの職場環境に就けた点は良かったです。しかし、希望条件と異なる求人案件が目立ったため、私の話を理解していないのではと不安に思うこともありました。
医師経営コンサルタント
求人票を見る限り、現場の状況に詳しいキャリアパートナーは少ない気がしました。もう少し採用担当に踏み込んでヒアリングすべきでは?と思います。
業界知識が足りないキャリアアドバイザーが担当となった場合、以下の3つの解決策を試してみましょう。
- 登録フォームにどんな担当者を希望するか具体的に記入する
- 希望条件は理由もあわせて担当者へ伝える
- 希望する求人に強い医師転職エージェントと併用する
マイナビドクターとの併用におすすめの転職サイトの一つに、医師転職ドットコムがあります。大手調剤薬局やドラッグストアチェーンを展開する株式会社メディウェルが運営しており、業界知識が豊富なコンサルタントがそろっています。
2. 連絡が取りにくい場合がある
マイナビドクター利用者の口コミでは、担当コンサルタントとの連絡にも不満があったという声がありました。
リハビリテーション科
聞きたいことがあって担当コンサルタントに電話をしても、連絡がなかなか取れない場合が多かったです。求人情報をメールや電話などで案内してくれますが滞ることも多々あり、もう少し早めに情報を送ってもらえるとありがたいと感じたことがありました。
マイナビドクターのような知名度の高い転職エージェントの場合、1人でたくさんの求職者を担当しているため、担当コンサルタントは面談や面接同席などで席を外しがちです。
担当コンサルタントと連絡が取りにくい場合、以下の2つの解決策を試してみましょう。
- 事前にメールで電話をする時間帯を伝えてから電話連絡をする
- 電話受付の時間が長い医師転職エージェントの利用も検討する
マイナビドクターの電話受付時間は平日の9時半から17時までと日中のみです。そのため、「勤務後の夜の時間帯に相談したい」「休診日の日曜日に改めて連絡をしよう」と思っていても連絡がつかない場合も。
平日の夜の時間帯や土日・祝日に相談したいことがあれば、電話受付時間が長いリクルートドクターズキャリアの利用も検討してみましょう。
電話受付時間は、平日の9時半から21時までと夜遅くまで対応可能なため、日勤後や当直前の時間帯を利用して相談ができます。
マイナビドクターへの登録がおすすめな医師
マイナビドクターの特徴や実際に利用した医師の口コミをもとに、マイナビドクターの利用をおすすめする医師のタイプは以下の3つです。
- 初めての転職で手厚いサポートを受けたい医師
- 地方で転職活動をする医師
- 今より良い条件で転職したい医師
医療機関の取引先が2万件を超え、全国13ヵ所の事業所をもつマイナビドクターは、地方の転職や不案内な地域へ転職を希望する医師のサポートを得意としています。
大手人材紹介会社運営という信頼性から、「年収1,800万円以上」「土・日・祝日休み」「当直少なめ」と好待遇・好条件の求人が揃っているのが特徴。求人数が少ない産業医や近年ニーズが高まっている介護老人保健施設(老健)の求人も比較的多く保有しています。
登録することで、より条件が良く希少な非公開求人を、マイナビドクターの優秀なキャリアアドバイザーから紹介してもらえるでしょう。
マイナビドクターの賢い利用方法
マイナビドクターを活用し転職を成功させるための賢い利用方法をご紹介します。
掲載日が古い公開求人に注意
マイナビドクターの公開求人を検索すると、掲載日から1年以上経過した求人も表示される場合があります。せっかく希望に合う求人をみつけても、すでに募集が終わっていることもあります。
応募可能かどうかは担当コンサルタントに問い合わせてみなければわかりません。応募が終わっている場合は同じような条件の求人を探してもらえます。
応募できる場合は、掲載期間が長くなっている背景を確認しておく方がいいでしょう。なぜなら、離職率が高く常に医師が不足している場合も少なからずあるからです。
担当コンサルタントの能力を面談で見極める
担当のコンサルタントが有能な人であるかどうかは電話や面談の際にさまざまな質問をして見極めができます。
病院やクリニックの病床数や救急搬送の有無、1日の件数、院長の出身大学や専門分野、取り扱いが多い症例、患者の重症度などを質問してみましょう。
医師の在籍期間や現職医師の退職予定、看護部・薬剤部など他部門との関係性、注力している取り組み、経営方針など優秀なコンサルタントであれば外部には公開されていない情報も採用担当者から引き出しているはずです。
もし、あまり医療機関の内部情報を保有していないようであれば、コンサルタントの変更を申し出たほうがいいかもしれません。
特に、医師の場合は求人紹介だけでなく、中長期的なキャリアプランも含めた転職相談ができる担当コンサルタントかどうかも見極める必要があります。
希望の診療科目やジャンルの専門知識があるかどうか、キャリア相談で的確なアドバイスができるかどうか、専門的な質問もして確認してみましょう。
求人票の想定年収はあくまで目安として捉える
求人票にある想定年収は、目安として記載されている金額です。仮に、入職した場合はどのくらいの年収が見込めるのかを確認しておく必要があります。
経歴や経験が医療機関側の求める条件に合っているかどうかで、高額な年収を提示されるケースもあれば、想定より年収が下がってしまう可能性もあります。
もし年収面だけが希望と合致しない場合にはその旨をコンサルタントに伝えて、条件交渉が可能かどうか確認することをおすすめします。
担当コンサルタントには本音を伝える
担当コンサルタントには、遠慮は不要です。自分の希望する条件や転職に対する思いをそのまま伝えたほうが、自分の希望に近い求人を紹介されるでしょう。
医師の中にはコンサルタントに対しても本音を見せないケースが多く、医師の考えを正確に把握できず求人を紹介をしにくいというコンサルタントの声もあります。
医師転職サイト・エージェントは複数登録して比較
マイナビドクターは、豊富な求人数を誇る医師専門転職エージェントですが、1社だけを利用して転職活動を進めるのはおすすめしません。
利用する転職サイトや転職エージェントによって、得意とする医療機関や分野は違います。社内に蓄積されたノウハウや紹介実績も様々です。
同じ希望条件であっても提案される求人はさまざまです。紹介された求人情報を比較することで、どの転職エージェント、どのコンサルタントが希望を正確に把握しているか、専門知識を持っているかを見極められるでしょう。
また、複数の転職サイトや転職エージェントを利用することで、自分では思いもしなかった求人の提案を受けることがあります。今までとは全く違うアプローチは、自身の新たな可能性を知るきっかけにもなります。
マイナビドクターと併せて登録したいおすすめ転職サイト・エージェント4選
マイナビドクターに登録する際には、併せて下記の転職サイト・エージェントにも複数登録することをおすすめします。
M3キャリアエージェント|条件交渉力の高さで年収アップ
おすすめポイント
M3キャリアエージェントは、日本最大級の医療従事者専用サイトを運営するエムスリーグループの医師専用転職サイト・エージェントです。
コンサルタント全員に医療経営士資格の取得が義務付けられており、経営的な視点で医療機関との条件交渉にあたる高い交渉力が特徴です。
デメリット
M3キャリアエージェントの拠点は東京と大阪のみ。地方での転職を希望する場合は他の転職サイトと併用して比較し、土地勘のある担当者を探すといいでしょう。
医師転職ドットコムは詳細な求人情報で職場の様子がわかりやすい
おすすめポイント
運営企業の株式会社メディウェルは東証一部上場企業アインホールディングスのグループ企業です。他社と比較して当直なしや週4日勤務の求人数が多く、家事育児をしながら働く女性医師などの希望に沿った転職ができるでしょう。
また、求人票の内容も詳細で分かりやすいと評判です。非常勤においては「最寄り駅から電車で30分以内」など詳細に絞り込める点が他社にない魅力といえるでしょう。
デメリット
地方の求人数は他社と比較すると決して多くはないため、地方での転職を希望するならば複数の転職サイトを同時に利用するといいでしょう。
リクルートドクターズキャリア|年収アップしたい医師におすすめ
(2024年11月時点)
おすすめポイント
医師のサポート歴約40年のリクルートドクターズキャリアは、他社と比較して「年収2,000万円以上」の公開求人数がもっとも多い転職サイト・エージェントです。
さらにはエグゼクティブドクター限定でプレミアム非公開求人も届くなど、年収アップを目指したい医師におすすめです。
デメリット
リクルートドクターズキャリアではフリーワード検索機能が備わっていないため、公開求人を探す際に不便を感じるかもしれません。担当者に相談して非公開求人を紹介してもらうといいでしょう。
ドクタービジョン|女性医師や地方の転職におすすめ
(2024年11月時点)
おすすめポイント
Doctor Vision(ドクタービジョン)は日本調剤株式会社を母体とする、女性医師の転職支援に力を入れている転職サイトです。家事や育児と両立できる医療機関の紹介を得意としており、託児所完備や急な休みにも対応できる医療機関の情報を多数保有しています。
また、北海道から九州まで全国に拠点を展開しており、地方の医療機関の求人も多く取り扱っている特徴があります。
デメリット
求人数は大手と比較すると少ないため、複数の転職サイトを利用するといいでしょう。
そのほかの医師転職サイトおすすめを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
マイナビドクターと大手2社の公開求人数を比較
では、マイナビドクターと他の大手2社では扱う求人件数や種類にはどのような違いがあるのでしょうか?
常勤医師の公開求人数を比較
常勤医師の公開求人数を、3社で比較しました。
地域別公開求人数
マイナビドクター | エムスリーキャリアエージェント | リクルートドクターズキャリア | |
---|---|---|---|
常勤全体 | 19,841件 | 19,825件 | 13,162件 |
東京 | 3,228件 | 3,011件 | 1,382件 |
北海道 | 1,064件 | 1,208件 | 664件 |
沖縄 | 242件 | 286件 | 311件 |
2024年7月時点
マイナビドクターは、常勤の求人を他の2社よりも多く保有しています。
東京など都市部はマイナビドクターの保有求人数が多いのですが、北海道はM3キャリアエージェント、沖縄はリクルートドクターズキャリアが多いなど、それぞれの転職サイトで特徴が違います。転職希望エリアによって転職サイトを併用するといいでしょう。
施設形態別公開求人数
マイナビドクター | M3キャリアエージェント | リクルートドクターズキャリア | |
---|---|---|---|
一般病院 | 12,871件 | 6,778件 | 8,438件 |
ケアミックス | 1,089件 | 4,065件 | 1,446件 |
クリニック | 3,629件 | 5,720件 | 2,338件 |
老健 | 615件 | 438件 | 85件 |
産業医 | 97件 | 24件 | 31件 |
2024年7月時点
マイナビドクターの強みは豊富な求人数ですが、一般病院はもちろん老健や産業医など病院以外の求人数で他社をリードしています。
マイナビグループは、薬剤師や看護師など医師以外の医療専門職の人材紹介も行っており、医療機関や施設・企業とのつながりが深いことが影響しているといえるでしょう。
産業医の求人数も他社よりは多くなっていますが、人気が高い希少求人なので、産業医への転職を希望する方は、M3キャリアエージェントやリクルートドクターズキャリアなど複数の医師転職サイトに登録し、新着や非公開求人の情報が手に入る状態にしておくといいでしょう。
希望条件別公開求人数
マイナビドクター | M3キャリアエージェント | リクルートドクターズキャリア | |
---|---|---|---|
年収2,000万円以上 | 2,534件 | 8,170件 | 4,091件 |
当直なし | 5,198件 | 3,692件 | 5,182件 |
週4日以下の勤務 | 3,968件 | 4,931件 | 5,841件 |
2024年7月時点
非常勤医師の公開求人数を比較
次に非常勤医師の公開求人数を比較してみましょう。
マイナビドクター | M3キャリアエージェント | リクルートドクターズキャリア | |
---|---|---|---|
全体 | 非常勤25,601件 スポット2,994件 |
非常勤10,783件 スポット10,642件 |
非常勤6,069件 |
透析 | 非常勤561件 スポット42件 |
非常勤520件 スポット279件 |
非常勤70件 |
オンライン診療 | 非常勤22件 スポット478件 |
非常勤86件 スポット2,036件 |
絞り込み不可 |
ゆったり当直 | 非常勤3,134件 スポット92件 |
非常勤43件 | 非常勤6件 |
2024年7月時点
非常勤の医師求人数を比較したところ、マイナビドクターは他2社の約2〜4倍の求人を保有していることがわかりました。
今回紹介したのは「透析」「オンライン診療」「ゆったり当直」の3つですが、ほかにも仕事内容は67種類、こだわり条件は13種類から検索できます。
特に「ゆったり当直」の求人は群を抜いて多いので、ワークライフバランス重視で常勤医師から非常勤医師への転職を考えている方は、マイナビドクターへの登録が必須といえるでしょう。
他社にはほとんどないスポット求人も保有
医師の単発求人(スポット)を取り扱っている医師転職サイトは多くありません。マイナビドクターではコロナワクチン接種会場でのアルバイトや午前中だけの健診など、スポット勤務できる医師求人も増えています。
マイナビドクターの登録から転職までの流れ6ステップ
マイナビドクターに登録してから転職するまでの流れをご紹介します。
ステップ1. 無料登録とログイン
マイナビドクターは、画面の案内に従いながら希望条件やプロフィールなどを入力していくと1分ほどで登録が完了するようになっています。Webでの登録以外に電話での登録も可能です。
ステップ2. 担当コンサルタントとの面談
登録後は、担当者から電話やメールで転職サービスの説明や希望条件のヒアリングが行われます。希望する場合には担当コンサルタントと直接面談も可能です。
ステップ3. 求人紹介~応募
希望条件をもとに、非公開求人も含めた豊富な求人の中から、担当コンサルタントが希望に合致した求人の紹介を行います。
求人紹介時には、コンサルタントが実際に医療現場で感じた印象を含め、求人側の詳細な情報が提供されます。求職者が応募を希望する場合は、コンサルタントが医療機関へプロフィールの紹介を行います。
ステップ4. 面接
面接が決まった場合には、マイナビドクターの担当コンサルタントが医療機関と医師の間に入り、面接日時の調整をします。並行して複数の医療機関に応募、面接も可能です。
ステップ5. 内定と条件交渉
内定が出た後は、担当コンサルタントから入職の意思を確認されます。
入職の意思が固まった場合には、医療機関側に入職条件を再度確認し、入職後のミスマッチが生じないようフォローをしてもらいます。
内定辞退をする場合には、コンサルタントから医療機関側に意向を伝えてもらいましょう。
内定辞退をした後も、納得できる医療機関に巡り合うまでマイナビドクターから転職支援が受けられます。
ステップ6. 退職交渉
無事に転職が決定したら、次は現職の医療機関へ退職の意思を伝える必要があります。マイナビドクターでは、円満に退職するためのサポートも行っています。
特に転職先と現在の職場が近い距離にある場合は、転職をしても現職の医療機関との関係が続く可能性もあります。
円満退職するために退職の意思をどう伝えればよいのか悩んでしまうような場合は、マイナビドクターのコンサルタントに気軽に相談してみましょう。
マイナビドクターQ&A~医師からよくある質問~
マイナビドクターを利用したいと考えている医師からは、以下のような質問が多く寄せられています。
Q:マイナビドクターを利用した場合、手数料はかかるの?
マイナビドクターを利用する求職者、つまり転職サポートを受ける医師には一切、手数料はかかりません。
一方、人材を紹介してもらう求人側の医療機関・施設は、マイナビドクターから紹介してもらった医師が入職した場合は、成功報酬として人材紹介料という手数料がかかります。
手数料に関してマイナビドクターは「マイナビDOCTOR 利用規約」で明らかにしています。参考にしてはいかがでしょうか。
Q:知人の紹介とマイナビドクター経由での転職の違いは?
知人の紹介での転職は、マイナビドクターをはじめとする転職サイトやエージェント経由と比較すると、スムーズに内定が出る場合もあります。一方で、実際入職すると条件が異なるというケースもあります。
エージェントの場合は、入職前に年収や手当、当直の有無などを含めた勤務条件は口頭での合意だけではなく、必ず書面を作成しています。そのため、入職後のミスマッチはエージェント経由の方が少ない傾向があります。
Q:転職希望時期が1年以上先でも登録できますか?
マイナビドクターでは長期的な転職支援サービスも行っているため、転職希望時期が1年以上先の場合でも登録可能です。
病院側でも長期的な視点で経営を考えているケースが多く、数年先に入職できる医師を探している求人もあります。
Q:転職するか迷っている状態でも相談やサポートは受けられますか?
転職するか迷っている状態でもマイナビドクターでは相談が可能です。担当コンサルタントがこれまでの紹介経験や医療機関の現状などを踏まえながら、将来目指すキャリアに沿ったアドバイスをしてくれます。
Q:現在の勤務先には内密に転職活動できますか?
マイナビドクターでは、個人情報を厳密な管理の下に取り扱っている事業者のみに付与されるプライバシーマークを取得しています。
個人情報は本人の許可なく第三者へ開示されることはありません。現在の勤務先には内密に転職活動を進められます。
Q:応募した医療機関には必ず入職しなければならないのでしょうか?
マイナビドクターを介して応募した医療機関に、必ず入職しなければいけないことはありません。内定辞退も可能です。
内定辞退の連絡はマイナビドクターのコンサルタントから医療機関側へ伝えてもらえます。
Q:マイナビドクターではマイページで求人を管理できる?
株式会社マイナビが運営する総合転職の各種サービスでは、会員登録するとマイページにログインして会員情報や求人情報などが一括管理できます。
しかし、マイナビドクターの場合は会員登録をしても、特にログインが必要なマイページなどはありません。求人情報や応募状況などは担当のキャリアアドバイザーからのメールやLINEなどで把握し、二者間での管理となります。
Q:マイナビドクターを退会する方法は?
以下のメールアドレスに、お名前、電話番号、メールアドレスとともに退会を希望することを書き添えて送付すると、退会手続きができます。
また、担当のコンサルタントに申し出るかフリーダイヤルに電話することでも退会手続きは可能です。
電話 | フリーダイヤル:0120-941-655 |
---|---|
メール | privacy-info@mynavi.jp |
出典 |
マイナビDOCTOR|よくあるご質問 |
マイナビドクターの評判に関するまとめ
マイナビドクターを利用した医師の評判をまとめると、マイナビドクターは豊富な求人数を誇る、希望に合致した求人の紹介を受けられる、条件交渉も代行してもらえるといった良い評判があります。一方で、担当コンサルタントの対応にはムラがあり、中には連絡を取りにくいコンサルタントもいるといった悪い評判もあります。
マイナビドクターは、とにかく多くの医療機関との取引実績をもつエージェントです。転職を成功させるためには、まずは求人が豊富なマイナビドクターに登録したうえで、比較検討する意味も含めて今回ご紹介したその他の転職サイト・エージェントへの登録をお勧めします。
内科医
拠点数が多いので、面接の模擬練習も直接してもらえました。まずは自分の考えを固めるためにエージェントとたくさん話し合うことに時間をさき、本番へ下準備ができました。地方でしたが、希望条件に合った病院を3医院も紹介していただき、いずれも惹かれるものがあったので、しぼりこむのに苦労しました。