転職したほうがいいの?看護師に多い悩みと回避策や解決方法

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「今の職場を辞めて転職すべきか迷っている」

「転職のことは誰に相談したらいいんだろう…」

慢性的な人手不足で、1人にかかる負担が多い看護師の職場。夜勤や残業があり、体力も必要とされます。人間関係や、体力的、精神的な負担などを理由に転職を考える人が多い業界です。

この記事では、看護師の職場によくある悩みを、現役看護師の口コミを交えて紹介しています。

また、転職を迷っている場合、転職したいと考えている場合、どこに相談したら良いのか、どのように転職活動を進めたらよいのかも解説しています。

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※ランキングは看護師転職サイトを利用して転職した看護師363人のアンケート調査による総合評価。詳細は看護師転職サイトランキングの記事をご覧ください。

おすすめの看護師転職サイトや看護師363名が選んだ看護師転職サイトランキングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

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※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

目次

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看護師の転職の悩みは誰に相談する?

転職hubが転職経験のある看護師にアンケートを実施したところ、相談相手として選んだのは、「家族」が最も多く、次いで「キャリアアドバイザー」「別の職場の看護師」の順でした。

看護師が転職で悩んだ際の相談相手ランキング
1位 家族 30.77%
2位 転職サイトやハローワークのキャリアアドバイザー 23.08%
3位 別の職場の看護師 17.95%
4位 友人・知人(看護師以外) 10.26%
4位 同じ職場の看護師 10.26%
5位 誰にも相談しなかった 5.13%
6位 その他 2.56%

(転職hub調べ)

気兼ねなく相談できる相手として、家族を選んだ人が多いようです。家族は、最も身近な理解者である一方で、その人が医療現場を知らない場合には、看護師の転職に関して的確なアドバイスが得られないかもしれません。

看護師が転職で悩んだ場合、相談相手として最も適切なのは看護師転職サイトのキャリアアドバイザーです。なぜなら、医療現場に詳しく、看護職の転職に精通し知識が豊富だからです。看護師転職サイトについては後ほど解説します。

相談相手選びは慎重に!

ちなみに、同じ職場の看護師に相談するのは避けましょう。噂が広まって上司や同僚と気まずくなり退職までつらい気持ちで勤務しなければいけなくなる可能性があるからです。

看護師の職場によくある悩み

看護師が職場に感じる悩みを調査したところ、以下の結果となりました。

看護師が職場に抱く悩み

  • 夜勤や残業が体力的につらい
  • 職場の人間関係がうまくいかない
  • 給与に不満がある

夜勤や残業が多いので体力的につらい

業務量と看護師のお人数が見合っていなく残業や夜勤が多い

急性期の病棟勤務だったので、入院や患者の状態の変化が多くあり、残業が多く悩んでいました。夜勤回数も多く、仮眠時間もあまりなく、業務をこなす量と少ない人数が原因で、1人の看護師にかかる負担が多かったです。(40代|民間の精神科病院から民間病院の日勤常勤へ転職)

夜勤で不眠が続き体がボロボロに

転職をする前は、夜勤をすると不眠になることが多く、体がボロボロになると思いました。もっと体をいたわることができるところで働きたいと思うようになり転職を考えました。(30代|大学病院内科から夜勤なしのクリニックへ転職)

独身のため夜勤の回数が増えて体調を崩した

年々夜勤が体力的につらくなったのと、独身でパートナーや子どもがいないからと夜勤の回数が増えていき体調を崩したからです。人手不足で気持ちに余裕がないスタッフが多かったです。(30代|一般病院の療養病棟から総合病院の訪問看護ステーションへ転職)

夜勤や残業の多さに悩み、転職を考える看護師さんは少なくありません。

夜勤や残業がある原因

  • 急性期の病棟勤務(患者の急変がある)
  • 職場の人手不足
  • 看護師自身、夜勤を入れられやすい生活スタイルである(独身など)

たとえ夜勤があることを理解して入職していても、夜勤の回数が積み重なることで徐々に体への負担が蓄積されていきます。それでも慢性的な人手不足で休めず、不眠になるなど体が悲鳴をあげ、危機感を覚え始める看護師が多いようです。

特に独身の看護師に夜勤が集中しやすく、その不公平さへの不満から転職を考え始めるようです。

人間関係の悩み

パワハラが原因でメンタルダウンを経験

前職で人生で初めてパワーハラスメントを受けて、心身が疲弊してしまいました。メンタルダウンを経験し、転職先ではうまくやっていけるかが心配で転職先を探すときは不安でした。なるべく自分がしたいこと、経験が活かせること、社会貢献性が高いことに絞って転職先を探しました。(20代|AGAを中心とした美容クリニックから精神科訪問看護ステーションへ転職)

コロナ禍で病棟見学ができず不安

病院見学では一度きりの見学となること、コロナ禍であり病棟を見学することができないことなどで転職先の人間関係はほとんどわからない。その結果、入職してつまずくことになります。(30代|病院の混合病棟から看護教員へ転職)

現職の人間関係が良かっただけに転職後が不安

せっかく前の病院で仲の良い先輩、後輩ができてとてもやりがいを感じていましたが、結婚による引っ越しで転職をすることに。次のところで人間関係でつまずかないか、頑張って培ってきた技術があっても病院によってやり方が違うので通用するのかとても不安でした。(20代|総合病院の混合内科・脳外科から総合病院の内科急性期へ転職)

転職しても人間関係が改善する保証はない

職場の人間関係があまりにも良くないのが転職したくなったきっかけですが、転職先でも同じように人間関係が酷く同様のことで悩むのだったらこのまま正職員で働いた方が経済面ではプラスになるのではないか?このままの方が良いのではないか?と悩みました。(20代|慢性期病院の消化器・泌尿器科から慢性期病院の内科・泌尿器・呼吸器科へ転職)

医療現場は閉鎖的で女性が多い職場でもあるため、看護師は人間関係で問題を抱えやすい職種です。

人間関係が悪い職場の例

  • スタッフ同士や患者への挨拶や声がけが少ない
  • 職場全体的の雰囲気が暗い
  • 医師や先輩看護師の指示が威圧的
  • 看護師の年齢層が偏っている

人間関係で悩みがあるけれど、「お世話になった職場を辞めづらい」、「条件面を考えて今の職場にとどまった方がよいのでは」と悩む方もいます。

口コミにもあるように、一度、人間関係のトラブルを抱えてしまうと、次の転職先でも同じことが起こるのではないかとトラウマになることもあるでしょう。

今の職場の人間関係には満足しているけれど、結婚や引っ越しで転職せざるを得ない方は、転職で人間関係が悪い職場に当たってしまうことを恐れる方も。

給与が低い、労働に見合っていない

サービス残業がない職場を探す自信がなかった

正社員が定時に帰り、パートがサービス残業をしている状況に違和感を感じていました。高齢者と関わる仕事がしたかったのですが、介護業界はサービス残業が当たり前と言われている中で、そうではない職場を探せる自信がなかく不安を感じていました。(30代|訪問入浴のパートから慢性期病院の病棟へ転職)

長く勤務しても昇給率が悪く夜勤で補完

基本給が安く昇給率も悪かったです。夜勤手当で稼いでいました。しかし、人手不足で気持ちに余裕がないスタッフが多く、人間関係が悪く休めなかったのがつらく転職を考えるようになりました。(30代|一般病院の療養病棟から総合病院の訪問看護ステーションへ転職)

申請性の残業手当はほとんどもらえず

前職は残業手当は部署の師長に申請する仕組みでしたが、なにかと理由をつけ残業手当をもらえませんでした。残業になるのは仕方がありませんが、業務の実態に見合った手当が支給されないのは不満で不安でもありました。(30代|民間の急性期病院から民間の慢性期病院へ転職)

昇給はほとんどないのに交通費カット

勤務中は休憩も満足に取れず、休みも思うように取れない状況でした。 役割が増え、一層忙しくなってもプラスになることがほぼなく交通費を減らされてしまい、やりがいをなくしてしまいました。(30代|介護施設からクリニックへ転職)

給料が低いことや労働に見合っていないことは、転職を意識する大きなきっかけとなるでしょう。

給与に不満が出やすいケース

  • 正職員は定時で帰り、パートがサービス残業をさせられる
  • 役職に就き、責任も業務量も増えたのに給料が上がらない
  • 他のスタッフに比べて業務量が多いのに給料が安い

特に、他のスタッフに比べて不利な状況にあると感じた時に、給与に対して不満が生まれやすいようです。

また、残業や夜勤に対して手当が支給されないなど、給料と勤務実態が見合わないと感じた時にも、耐え難い不満につながる傾向があります。

転職を考え始めた看護師によくある悩み

医療に携わるという大きな緊張とプレッシャーの中で働く看護師。大小問わず、様々なストレスがかかるのは当然とも言えるかもしれません。不満や悩みがあり、転職を考えるのは決して悪いことではありません。

続いて、転職を考え始めた、または転職すべきかどうか迷っている看護師によくある悩みをまとめました。

転職を考える看護師によくある悩み

  • 転職すべきかどうか迷う
  • 人手不足なのに転職して迷惑がかからないか
  • 自分に合う転職方法が分からない
  • 転職に失敗するのではないか
  • 希望通りの転職ができるか
  • 転職先で望まれる働きができるか、スキルアップできるか

転職すべきかどうか迷う

転職後のメリットがみつからず転職をあきらめかけた

前の職場と人間関係が変わることで、転職後もうまくやっていけるか自信がなくなりました。業務がしっかりこなせるか、自分が部署の戦力になれるか心配で、前の職場と給料面がかなり下がることもあって、転職自体を辞めたほうがいいかもしれないと悩みました。(40代|民間の精神科病院から総合病院の日勤へ転職)

大学病院の待遇が良過ぎて何度も転職を辞めようと悩んだ

大学病院なので、給与も良いしこのままもっと頑張ることができるのではないかと思ったこともありました。その思いをズルズルと引っ張りながらの転職活動でしたが、最終的にやっぱり今が転職のタイミングだと転職しました。でも、ずっと悩んでいました。(30代|大学病院の内科からクリニックへ転職)

現職にも条件面などで良い面がある場合、または長年お世話になったなどの場合に、本当に転職して良いのか迷うかもしれません。

転職すべきか迷うパターン

  • 待遇面は良いけれど、人間関係が悪い
  • 人間関係は円満だけれど、待遇面に不満がある
  • いくつか不満はあるが我慢しようと思えば我慢できる
  • これといった不満はないけれど、新しいことに挑戦してみたい

こうした悩みは、自分の中で希望条件の優先順位がついていない場合に起こりやすい悩みと言えます。

人手不足なのに転職して迷惑がかからないか

新人が入るまで辞めないでほしいと引きとめられた

退職をする看護師が多く、私も退職をしたかったので先輩に相談しましたが「今辞められると人が足りないので困る。新人さんが入ってきて仕事ができるようになるまではいてほしい」と頼まれました。自分の中では夜勤と日勤の繰り返しで体力的にも精神的にも疲労を抱えていたのですぐに辞めたかったのですが辞められませんでした。(20代|大学病院の一般病棟から透析クリニックへ転職)

責任感がなければ務まらない看護師だからこそ、自分が辞めた後のことに責任を感じてしまう方も多くいます。

特に現職への不満がなく、スキルアップなど前向きな理由や、やむを得ない事情で転職する際に生じやすい不安です。

今すぐに辞めたい場合でも「次の人が入るまでいてほしい」と引きとめられて仕方なく応じてしまう方もいます。業界全体で人手不足の傾向があるため、不満があっても辞めにくいと悩むケースは多いようです。

転職に失敗するのではないか

転職時期が悪く精神的に弱っていたのもあり余裕がなかった

2回目の転職でしたが、正直メンタルダウンも経験した中で、果たして転職活動自体成功するのかが未知数で不安が大きかったです。求人はそこまで多くない時期の転職だったので、限られた範囲、時間で次の転職先を決めないといけなかったので不安や悩みは尽きませんでした。(20代|AGAを中心とした美容クリニックから精神科の訪問看護ステーションへ転職)

転職しても人間関係で悩み失敗した経験があった

病棟の雰囲気などは実際に働いてみてからでないとわからないことも多いので、口コミやキャリアアドバイザーのアドバイスだけで判断するのは難しいです。人間関係が良いと言われて就職しても、実際は人間関係も悪く転職しない方が良かったと後悔したことがあるためです。(20代|慢性期病院の消化器・泌尿器科から慢性期病院の内科・泌尿器科・呼吸器へ転職)

転職に失敗することを不安に思う方には、次の4つのタイプが多いようです。

  • 転職で失敗したことがある
    失敗のトラウマがある人は、新たな挑戦が怖くなってしまいがちです。次の一歩を踏み出すためには、誰かの後押しや大きな勇気がいります。
  • メンタル不調がある
    精神面で不安がある人は、失敗以前にそもそも受け入れてもらえる職場があるのか不安に感じるようです。
  • 新卒で勤めた職場で長期勤務のうえ初転職
    長期勤務できたということは、現職に特別な不満がないことは想像できます。働き慣れた環境を変えてまで転職して失敗したときの後悔を思うと、不安を感じる人が多いようです。
  • 選択肢や時間が限られた中での転職
    時間をかけて幅広い選択肢の中から選べるのであれば、納得感は得られやすいものです。しかし選択肢や時間が限られている場合は、失敗するかもしれないと不安を感じてしまうようです。

希望通りの転職ができるか

病院が変わる漠然とした不安があった

3年従事してきたため仕事に慣れてきて、人間関係にも慣れてきたところで、また一からスタートすることに不安がありました。同じ看護をするとはいえ病院が変わるだけでやり方もまったく違うことは、学生の実習時に感じていたことだったので不安でした。(30代|地域の民間病院整形・脊椎外科・神経内科から大学病院へ転職)

子育てしながら希望通りに働けるか心配

女性特有のライフステージの変化に合わせて働くことが可能かどうかが1番の悩みでした。私自身も子どもがまだ小さかったので、環境に合わせて働くことができるのかが一番不安でした。子どもが小さい分、休みを取ることも多く、周囲の理解が得られるのかどうかが気になりました。(30代|大学病院の内科から地域のクリニックへ転職)

  • 出産、妊娠、育児など、やむを得ない事情で転職する看護師
    ライフステージに合わせた働き方ができるかどうかは、20代~40代の社会人にとってよくあるお悩みです。子どもが小さいうちは突発的な休みも多くなりがちなので、理解のある職場に転職できるかどうかを不安に感じる方が多いようです。
  • スキルアップなど前向きな理由で転職する看護師
    この場合、現職に大きな不満はなく、むしろ人間関係や待遇には満足している場合が多いです。その分、転職に失敗することを人一倍恐れる人が多いようです。
    いずれも現職に不満はなく、不可抗力による転職であったり、自身の成長のための転職であるため、転職先に何を求めるかが漠然としています。そのため、希望通りの転職と言いつつ「希望が何か」がはっきりしないため不安に感じているケースです。

自分に合う転職方法が分からない

40歳での初転職で方法も流れもわからないことばかり

新卒で就職し、約18年ほど同じ病院で勤めており初めての転職だったので、転職の流れや方法、自分に合った求人のみつけ方などわからないことだらけでした。面接も受け答えがきちんとできるのか、どういったことを聞かれるのかもわからない中、コロナ禍ということもありオンライン面接で不安だらけでした。(40代|総合病院の常勤からPCR専門クリニックへ転職)

転職サイトに登録するまで何も動けなかった

初めての転職で、どんな転職方法で、どう転職していいかわかりませんでした。自分でいろいろ調べたり知人に聞いたりして、まずは転職サイトに登録してやっと転職活動が動き出した感じでした。(20代|公務員病院のオペ室から内科クリニックへ転職)

例えば、転職サイトを利用するにしても、看護師専門だけで多くのサイトやサービスがあり特徴もさまざまなので、迷ってしまう人が多いようです。

初めての転職の場合は、そもそもどんな転職方法があるのかさえ、よくわからないのではないでしょうか。

一方で、転職活動に失敗したことがある場合は、過去に利用した方法がうまくいかなかったということですね。そのため何が正しい転職方法だったのか明確な答えが得られていないのも無理はありません。

悩み相談だけでもいいの?看護師転職サイトの役割

厚生労働省の「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査に関するアンケート調査」(※)を元に、医療・介護施設の主な看護師採用経路をランキング化しました。

医療・介護施設の看護師採用経路ランキング(※)
順位採用経路名割合
1位看護師転職サイト38.5%
2位直接応募21.5%
3位ハローワーク15.0%
4位求人サイト2.6%
5位知人の紹介4.1%
6位eナースセンター2.4%
7位求人広告0.7%

※厚生労働省職業安定局需給調整事業課発表「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査に関するアンケート調査」(令和元年12月)の「採用人数計に占める採用経路別の採用者割合(単位:%)」を中途採用限定でランキング化。

ランキングでも1位となっていますが、転職に関して様々な悩みを抱えている人は、看護師転職サイトを利用してみることをおすすめします。

転職活動中のよくある悩み

  • 転職希望先の人間関係が分からない
  • 条件に合う求人がない
  • 履歴書などの記入や面接に不安がある
  • 新しい職場に順応できるか不安

転職活動中には、上記のような悩みの声も上がりましたが、転職サイトを活用すれば、これらの不安を払しょくできるかもしれません。

看護師転職サイトを使うべき理由

  • 担当のキャリアアドバイザーに転職について相談できる
  • 1人1人の条件に合った求人を紹介してくれる
  • 医療機関の内部事情に詳しく、人間関係についても聞くことができる
  • 履歴書の添削、面接対策、面接同行に対応してもらえる
  • 転職活動の手続きなどをすべて代行してもらえる
  • 入職後のアフターフォローがある場合も

Q.転職するかどうかの相談だけでも転職サイトを利用していい?

看護師専門キャリアアドバイザー
転職に迷っている看護師さんや情報収集だけでも大歓迎

転職するかどうかまだ決めていない看護師さんや、非公開求人などの情報収集だけしている看護師さんも、ぜひ気軽に登録・相談してほしいですね。看護師転職専門のエージェントに相談することで、個人では得にくい市況や未経験の職場・職種の情報なども得られますよ。

また、転職サイトによっては、看護師専門キャリアアドバイザーによる看護師向けの転職相談会も全国で行われています。

転職活動のアドバイスや地域に特化した情報などを看護師専任のキャリアアドバイザーが提供してくれます。電話と違って、対面での会話となるので安心して悩みが打ち明けられ、直接転職につながらない悩みも相談できると看護師さんには好評です。

Q.看護師転職サイトに登録したら転職を急かされませんか?

看護師転職サイトに登録すると、キャリアアドバイザーから頻繁に電話連絡があったり、大量の求人情報が毎日メールやLINEで送られてくることがあります。

しかし、それは利用している看護師転職サイトや担当キャリアアドバイザーの支援スピードとあなたが望む転職活動のスピードが違うだけです。

もし、転職を急かされているように感じたら、「もっとじっくり選びたいので時間をください」「たびたび電話をいただいても出られないので、〇曜日の△時〜△時の間に連絡をください」と正直に担当者へ伝えましょう。

また、担当変更を依頼することも可能ですし、始めから、連絡頻度が適切でじっくりサポートしてくれるタイプの転職サイトを選ぶこともおすすめします。

サポート力あり!転職の相談ができる看護師転職サイト

求職者の多くが利用している看護師転職サイトですが、転職を成功させるためには、サポート力の高い看護師転職サイトを選ぶことがポイントです。

サポート力に定評がある転職サイトは次の3社です。

転職すべきかどうか悩んでいる、今後のキャリアについて悩んでいる、どんな職場が合うかわからないなど、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

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看護roo!は、求職者と求人側を同じスタッフが担当し、ベストマッチングを重視した看護師転職サイトです。医療現場の内部情報収集力に優れ、双方から多大な信頼が寄せられています。

特に、20代の若手看護師、新人看護師、第二新卒への転職サポートに手厚く、転職活動の流れやスケジュール管理、求人探しや選び方、履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策まで二人三脚で支援します。

看護roo!のキャリアアドバイザーは、転職のデメリットも隠さず伝えてくれるため、「聞いていた話と違う」「転職しなければ良かった」という声が少ないのが特徴です。

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マイナビ看護師は、全国展開で都市部にも地方にも強く、さまざまな職場の求人が豊富。保有求人の30%が非公開求人で高収入・好待遇の求人が多い。できる限り対面での面談を重視し、転職の背景を理解したうえで求人を紹介するためミスマッチが少ない。キャリアやライフプランを考慮した求人提案やアドバイスの質が高い。

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登録した看護師だけが紹介してもらえる非公開求人の割合は全体の約4割。全国に21ヶ所もの事業所があり、地元での転職はもちろん、Uターン転職やIターン、Jターンを希望する看護師の転職サポートを全国すみずみまでカバーしています。

転職後の看護師によくある悩みと回避策や解決方法

看護師転職サイトを利用して転職をしたものの、新しい職場に入職してからも悩みが発生し、「転職に失敗した」と感じた人もいるようです。このような失敗をしないためには、どうしたらよいのでしょうか。

希望条件と違っていた

日勤での転職なのに人が足りないからと夜勤要員に

外来で日勤のみの条件で転職をしましたが、「夜勤できる人がいなくて...」と外来や内視鏡検査が終わった後に病棟で勤務をさせられるようになりました。日勤が終わった後も記録や外来、内視鏡の翌日の予定や準備で月に30時間程残業をしていました。イレギュラーな勤務で他のスタッフから陰口を言われることもあり、このままでは体も心も壊れてしまうと判断し1ヶ月で退職をしました。(30代|総合病院の救急外来から地元の病院の内科病棟・外来・内視鏡室へ転職)

1時間半の前残業を教えてもらっていなかった

前の職場は昼夜を問わず緊急入院が多く、時間外労働も当然のようにありましたた。それがつらく転職したのに、転職先の病院では夜勤の際に入室患者全員の情報を収集する必要があり、仕事開始1時間半前には出勤しないといけませんでした。事前にその情報は教えてもらっていませんでした。(30代|急性期病院の内科から中規模急性期病院の内科へ転職)

残業手当や勤務時間など条件がまったく違った

転職先では事前に提示された勤務時間とまったく違う(約1時間前から強制労働)、残業代は一切払われない、上司からのパワーハラスメントが日常茶飯事で常にピリピリしている、ということがありました。各関係機関に相談しましたが解決できず、メンタル疾患になる前に早期退職しました。転職は失敗だったと思います。(20代|精神科急性期病棟からAGA美容クリニックへ転職)

転職hubが行ったユーザーアンケートによると、転職した看護師の半数以上が「希望条件と違った!」という事態を経験しています。例えば、以下の事例が挙げられます。

  • 薬の準備や患者の引き継ぎなどで勤務時間の1時間前出勤が必須だった
  • 夜勤や残業はほとんどないと聞いていたのにある
  • 昇給やボーナスがあると聞いていたのに実際はない

回避策と解決策

回避策

  • 勤務時間や給与については詳細や内訳まで確認する
  • 病院側から提示される情報を鵜呑みにするのではなく、求職者側で情報収集をしておく。
  • 採用条件の確認を口約束で終えず、「採用条件提示書」をもらう

解決策

転職活動中に担当してもらったキャリアアドバイザーに連絡して相談する

希望条件と異なる実態が発覚した場合は、担当のキャリアアドバイザーに相談してみましょう。

アフターフォローが手厚い転職サイトであれば、間に入って交渉してくれたり、解決方法をアドバイスしてくれます。ちなみに、アフターフォローに定評がある看護師転職サイトは、看護roo!レバウェル看護です。

直接応募や求人広告、求人サイト経由で入職した場合は、自分で交渉するしかありません。その際、採用条件の約束を口頭のみでしていたのであれば、正式な雇用条件とは見なされず泣き寝入りするケースが多いでしょう。

また、こうした事態を未然に防ぐためにも、内定承諾前に条件をすべて明記した「採用条件提示書」を書面でもらうようにしましょう。

入職後に条件を変えられないための効力になるだけではなく、条件が変わった際の交渉材料になります。

自分に合わない職場・勤務形態だった

大病院への転職で患者と向き合う看護ができなくなった

これまでクリニックで勤務していましたが、自身のキャリアアップを目的に未経験の大きな病院へ転職しました。確かにたくさんの症例は見れますが、一人ひとりの患者さんとゆっくり接することもできず、毎回担当も変わるので、やりがいを感じられませんでした。(30代|産婦人科クリニックから市立病院の産婦人科へ転職)

個人病院転職で仕事のやりがいが感じられなくなった

これまで大きな病院で人間関係に悩んでいたので、もっと小規模で看護師が少ないところのほうが良いと転職しました。確かに人間関係で困ることは減りましたが、仕事へのやりがいというところは感じることができなくなりました。(30代|総合病院の内科から個人病院の内科へ転職)

病院内の雰囲気や働く意識が自分には合わなかった

国立病院は自分に合わなかったと思います。看護をどうこうというより、業務に追われてこなすのに精一杯でした。いろいろな病院の技術を見て、技術や看護観を磨きたいと思っていましたが、働いている看護師は不満が多く、その中では楽しく働けませんでした。転職前の病院の方が伸び伸びできたように思います。(30代|民間病院の内科から国立病院の外来へ転職)

転職後の看護師からよく上がる悩みに「思っていた職場と違った」というのがあります。例えば、以下のような声が転職hubのユーザーアンケートには寄せられました。

  • 看護観や職場のルールが合わなかった
  • やりたいと思っていた仕事内容ではなかった
  • 目先の不満を転職で解消したが、前職場の方が自分に合っていたと気づいた

回避策と解決策

回避策

  • 新しい職場で働くイメージを事前に描けるよう、具体的な業務内容まで確認しておく
  • 前職でのルールと新しい職場でのルールは違うこともあると心得ておく
  • 転職先に求める希望条件の優先順位を明確にしておく

想定していた職場・働き方とのギャップは最初、後悔し悩むこともあるでしょう。しかし、その悩みやストレスは初めてのこと・知らなかったことの連続から生じているだけのケースもあります。

解決策

3ヶ月を目途に慣れるまで様子を見て、悩みが解消しなければ次の転職に向けて準備する

「思っていた職場と違った」と感じても、退職の判断をあせらないでください。看護師の転職市場では最低でも1年、できれば3年以上の勤務が望ましいとされているからです。感情に任せて早期退職をしてしまうと、次の転職時に不利になるため要注意です。

しばらく働き続けることで新しい職場や働き方に慣れ、良い点やメリットを発見して勤務を続けられることも。そのため、看護師転職サイトのキャリアアドバイザーは再転職を相談されても、「まずは3ヶ月を目処に様子を見ましょう」とアドバイスしているそうです。

給与が思ったより下がった

訪問看護は利用者数ありきで収入やシフトが安定しない

育児優先のため訪問看護は融通がきくと聞いたので転職しました。しかし、利用者が少ないとシフトも少なく稼げなくなったり、他の看護師が産休に入って急に人手不足になったりと、総合病院とは違って人が少なく利用者ありきなので業務量にムラがあります。収入が安定しないためもっと内情を知ってから入るべきだったと思いました。(40代|大学付属病院の内科から訪問看護ステーションへ転職)

シフトに入れず最初に提示された月収下限を下回った

ハローワークを介して転職した介護施設は時給制でしたが半日勤務が多く、時間外手当がつかないのに1日2時間以上の時間外勤務があり、実際の給与が最初に提示された月収下限より低くなりました。 ハローワーク、施設に問い合わせても、あくまでも提示した月収は目安で契約内容との相違はないとの回答でした。手取り額少なすぎて生活ができないため、1ヶ月で退職。他の看護師もすぐに退職するので、入れ替わりが激しい勤務先だと後ほど知りました。(40代|皮膚科クリニックから介護施設へ転職)

介護施設の半日勤務を知らず時給制で契約

時給制で勤務したことがなかったので、介護施設では半日勤務が多いことなど知りませんでした。前もってきちんと確認せず、明らかな確認不足だったのが転職失敗の要因だったかと思います。(40代|美容外科クリニックから介護施設へ転職)

給与以外の条件を優先し、給与が下がることを受け入れて転職した場合であっても、日常生活を送るうちに、収入が減ったダメージが大きかったと感じることもあるでしょう。

一方、給与が下がることを想定していなかったのに給与が下がったのには、思ったようにシフトを入れられなかった、これまでもらえていた手当がつかないことを知らなかったなどの原因がありそうです。

回避策と解決策

回避策

  • 給与が下がることで、日常生活にどのような変化があるのかをシミュレーションしておく。
  • これまでと同じようにシフトを入れることができるか確認する。
  • 給与明細を見て、これまでどのような手当がもらえていたのかをよく確認しておく。

解決策

  • デイサービスや夜勤専業の単発バイトを検討する
  • 希望条件を見直して再び転職を考える

想定してないのに給料が下がった場合、安易に早期退職をしてしまう前に、今できる給料アップ対策を検討してみるのも良いでしょう。例えば、デイサービスや夜勤専業などの単発のバイトをするという手もあります。

それでは解決できないようであれば、次の転職に向けて準備を進めましょう。まずは希望条件の見直しから始めてみることをおすすめします。

条件を優先するために収入がどれだけダウンしてもいいか、そのために何を確認すればいいのかをあらかじめ考えておきましょう。その際、応募先の患者数や季節による増減、シフトへの影響など理解不足・確認不足がないように細かい部分までチェックしましょう。

パワハラや人間関係がつらくすぐ辞めたい

業務は多いのに看護師が少なく相談相手がいなかった

介護がメインの施設であり、看護師は基本ひとりで勤務することになっていました。他フロアに看護師がいるため相談等できると事前に説明がありましたが、それぞれ自分が担当するフロアを見るのが精一杯で相談できる雰囲気はなく、自分で判断しなければいけない場面が多かったです。ミスを起こしはしませんでしたが、急変時の緊張感はもう体験したくはありません。休日返上や、有給休暇なのにボランティアに参加を求められることもありました。(50代|介護老人保健施設から介護老人保健施設へ転職)

患者の前で罵倒など医師からのパワハラが横行

転職活動では、比較的ゆったりとした時間が過ごせるかと消化器内科クリニックを希望しましたが、実際に転職した感想としては想像以上に最悪でした。ドクターの機嫌が悪ければ、内視鏡検査の際にいろいろと小言を言われたり、大声で怒鳴られて患者の前で罵倒されるといったこともしばしばあります。そういったトラブルが昔からあるようで、若い看護師はどんどんと退職していくような現状です。私も近々転職をする予定です。(20代|小規模慢性期病院の消化器内科から消化器内科クリニックへ転職)

圧迫面接での違和感を重要視していれば良かった

私が失敗した原因は、情報不足と焦った気持ちがあったことだと思います。転職サイトに載っている情報だけではなく、患者さんによるネットの口コミも参考にすれば良かったと後悔をしています。今振り返ってみると、初めに感じた違和感や院長からの圧迫面接をもっと重要視して、吟味しておけば良かったと思いました。院長からのパワハラがひどく、うまくはぐらかすことができる人やストレス耐性のある人しか残れないクリニックだとわかりました。(20代|検査専門クリニックから小児科・アレルギー科クリニックへ転職)

閉鎖的で女性が多い看護師の職場では、人間関係のトラブルはつきものです。転職先の人間関係を事前に把握するのは難しく、口コミによると、実際に転職先の人間関係で失敗してしまった人もいるようです。

回避策と解決策

回避策

  • 面接や職場見学での違和感をキャリアアドバイザーに相談する
  • 患者や他の看護師などの口コミを参考にしてみる
  • 職場見学をして職場の雰囲気を把握しておく

解決策

  • 大規模施設の場合は異動させてもらう
  • 訪問看護や夜勤専任への転職を検討する
  • 慣れるまで様子を見て見極める

もし明確ないじめやパワハラがあるようなら、大規模施設の場合は異動させてもらうのも一つの方法です。

しかし、どの職場でも同じように人間関係で悩み転職で解決しない場合は、そもそもチームで働く職場が合わないことも考えられます。その場合は、次の転職ではスタッフとのコミュニケーションが少ない訪問看護や夜勤専任などを検討してみるとよいでしょう。

すでに関係性が築かれた職場に中途で入職すると、必要以上に他の看護師が仲良く見えるものです。また自分だけが厳しく指導されていると感じるのは、まだ転職先の業務やルールに慣れていないだけで、勤務を続けることで解決できる可能性もあります。

そのため、すぐに辞める選択肢ではなく、馴染むことで気にならなくなるかどうか様子を見ることも重要かもしれません。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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