看護師の転職に年齢制限はある?職場別の看護師の年齢層を解説

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「看護師の転職に年齢は影響するの?職場ごとに年齢制限はある?」

「40代でも転職できる?転職する看護師の年齢層が気になる…」

常に求人のある看護師の転職市場。比較的、年齢によって転職が制限されにくいのが特徴です。

しかし、看護師でも、年齢によって転職が有利になったり不利になったりするのは確かで、ある年齢層の看護師が採用されやすい職場も存在します。

この記事では、病院やクリニックなど職場ごとに年齢制限があるのか、年齢が高いことが歓迎される職場はあるのかについて解説。転職する看護師の年代別特徴にも触れています。

看護師におすすめの転職サイト

以下の記事では、看護師363人の評価からわかる看護師転職サイトおすすめランキングを解説しています。年代別、職場別、希望条件別におすすめの看護師転職サイトも紹介しているので、ぜひあわせてお読みください。

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目次

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看護師の転職に年齢制限はあるのか?

年代別の正規雇用看護師職員数グラフ

参考:日本看護協会「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書」年代・正規雇用看護職員数より作成

結論

  • 看護師の転職は年齢よりもスキルや経験が重視される傾向にあり、比較的、年齢に関係なく採用されやすい
  • 募集の時点で年齢制限を記載することは禁止されているが、職場によっては採用時に年齢制限を設けている可能性もある。

看護師は慢性的な人手不足が続いている職種です。年間を通して比較的求人数が多く、スキルが重視されるため、年齢が高くても採用されやすい傾向にあります。

実際に、正看護師の年代別の雇用人数を示したグラフを見ると、2019年時点で、正規看護職員の年代別分布は20代がもっとも多く34.1%を占めています。

次いで30代の27%、40代の23.2%と続き、50代、60代と、比較的高い年齢でも多くの看護師が雇用されていることが分かります。

ただ、雇用対策法でも年齢制限を禁止しているものの、実際には年齢の壁に阻まれ、応募をあきらめざるを得ない職場があるのも事実です。

雇用対策法による年齢制限の禁止

平成19年10月の雇用対策法の改正により、求人募集を行う際には年齢の制限を設けることが禁止されている。看護師の求人でも明確に年齢制限を表記していることは、一部の例外を除いてほとんどない。

職場別|看護師の転職に歓迎される年代は?

募集や採用時に明確に年齢制限を設けている職場はないことは説明した通りですが、職場によっては、その業務の特徴から歓迎されやすい年代があることもあります。

働いている看護師の年代に比較的偏りがある職場を5つまとめました。

【職場別に歓迎される年代】
職場歓迎される年代特徴
急性期病院20代~30代長時間労働や夜勤も多いため、体力があり業務スピードにも対応できる若い世代が歓迎される。
大学病院20代後半~30代大学病院での退職者が多い層(20代後半〜30代)の人手が不足する傾向にある。看護師育成機関でもあるため、認定看護師・専門看護師であれば年齢問わず採用される可能性もある。
公務員40歳前後公明正大さや高潔さ、人間性などを求められるため、社会人としての経験が豊富な看護師が多い。
美容クリニック20代来院する患者に合わせて若いスタッフが多い。手術室経験や形成外科のキャリアがあると30代や40代でも採用される可能性は高い。
治験業界20代後半~30歳臨床経験が十分にあり、治験に関する知識や実務経験のある看護師が求められる。

急性期病院|労働時間や業務スピードに対応できる若い年代

500床以上の病院希望看護師数と転職者数グラフ

参考:日本看護協会「2020(令和2)年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」より作成

急性期病院への転職に適した年代

十分な体力があり夜間勤務にも対応できる若い層(20代~30代)が多い

病床数500床以上の急性期病院の看護師の応募状況を年代別で見てみると、若い世代は比較的、応募に対して採用される割合が高いことが分かります。

20代が希望者141人に対し18人(12.7%)、30代が希望者137人に対し14人(10.2%)、40代が希望者127人に対し6人(4.7%)、50代以上では希望者52人に対し5人(9.6%)となっています。

急性期病院側が若手を配置したい理由としては、急性期病院では救急車の搬入があり常に多忙であり、時間外労働や夜勤勤務があることが挙げられます。

急性期病院でのキャリアアップを希望しながらも、体力的に衰えを感じる年齢では不安があるかもしれません。実際、急性期病院で現役で働けるのは40代が限界という説もあります。

また急性期医療では医療技術や医薬品の進歩に応じた看護ケアが必要とされるため、新しいことを受け入れる柔軟性をもち、学習意欲が高く、スキルアップを望む看護師が好まれます。

体力面と学習能力を考慮した場合、どうしても若い世代の看護師の方が有利であるといえるでしょう。

大学病院|退職者の増える20代後半~30代が採用されやすい

私立学校法人の看護職員の平均年齢別割合グラフ

参考:日本看護協会「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書」私立学校法人の看護職員平均年齢より作成

大学病院への転職に適した年代

基本的には、激務に対応できる若い世代が歓迎される。大学病院では20代後半〜30代で退職者が増える傾向にあるため、この年齢層での採用がされやすい。「認定看護師」や「専門看護師」の資格保有者であれば、需要の高い年齢層以外でも採用される可能性がある。

救急搬送や重症患者が多く、手術件数も多い大学病院は、夜勤やシフト制に加えて、勉強会や研修も頻繁に開催されます。急性期病院と同様にかなりの激務であり、あまり年齢の高い看護師では勤めきれない可能性があります。

20代後半〜30代が歓迎される傾向にあるのは、大学病院という特殊性も関係しています。

大学病院では看護師の新人教育が確立されているので、大学病院出身の看護師は即戦力として民間の病院からも歓迎され、20代後半になると転職してしまうことも少なくありません。必然的に20代後半から30代にかけての年齢層が薄くなるので、大学病院での採用がこの年代に集中しやすいと考えられます。

もちろん、これ以外の年齢層でも採用される可能性はあります。大学病院は看護師育成機関でもあるため、看護師に対する教育や管理経験者、「認定看護師」や「専門看護師」の資格保有者であれば歓迎されるでしょう。

公務員看護師|自治体によって年齢制限があることも

公立施設の看護職員の平均年齢別割合グラフ

参考:日本看護協会「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書」公立施設の看護職員の平均年齢より

公立病院への転職に適した年代

公務員看護師になるには面接と小論文試験に合格する必要があり、40歳前後の看護師も多く採用される。自治体によっては受験の際に年齢制限を設けているところもある。

公務員看護師の中途採用では、40歳前後の看護師が多く見られるといいます。公務員看護師に求められる公明正大さ、高潔さや人間性の厚みといった点から、若い層よりも熟年層に期待される傾向があるようです。

公務員看護師になるための試験は、一般的な公務員試験内容とは異なり、面接と小論文が多いです。公的機関で働くために重視されるのは、倫理観や看護観、人間性の確かさです。

若い看護師の場合では、まだうまく伝えられない看護師としての指針も、経験豊かな看護師であれば文章にまとめられるということもあるでしょう。比較的高い年齢層の看護師も多く受験します。

ただ、公的な病院でも夜勤やシフト制があることには変わりがないため、体力的な面で不安があれば高い年代での採用はされにくくなるでしょう。

また、各都道府県や自治体などによっては、受験の年齢に制限を設けていることもあります。

例えば東京都立病院では受験の際に年齢制限があり、免許取得見込者の選考は45歳未満、免許取得者の選考は60歳未満とされています。

都立病院の年齢制限Q&A

引用:東京都立病院機構「Q&A(看護部門)」

受験できる年齢については各自治体の公式サイトに掲載されているので、確認してみましょう。

国立病院の場合は準公務員の扱いとなりますが、こちらについては年齢制限はありません。

美容クリニック|来院患者に合わせて20代のスタッフが多い

美容クリニックへの転職に適した年代

来院患者に合わせて若い世代(20代)が採用されやすい傾向にある。ただし、基本的な看護師スキルの高さも求められる。

美容クリニックの求人でも、年齢制限を表記するのは禁止されていますが、施設の性質上、比較的若い人が訪れる場所であるため、それに合わせた年齢層のスタッフが多いです。

明らかな年齢制限がなくても、「20代のスタッフが多い職場です」などと記載されていることもあります。そうした求人募集に40代の看護師が応募しても、採用されるのは難しいかもしれません。

ただ、美容クリニックによっては、実質的なスキルを重視し、手術室の経験がある看護師や、形成外科のキャリアが長い看護師などが歓迎されることもあります。

逆に基本的な看護師スキルがないうちは、美容クリニックへの転職が不利になることも考えられます。

一般的な病院とは違い、サービス業の側面も強い美容クリニックでは、対人能力、コミュニケーションスキルと同時に、作業の手際の良さや注射・点滴の技術が求められます。ただ若ければ美容クリニックで採用してもらえるかというと、決してそうではありません。

下記の記事では、美容クリニックへの転職を成功させるためのコツや、美容クリニックで働くメリットなども紹介しています。

治験業界|臨床経験があり吸収力の高い26歳~30歳が歓迎去れる

治験業界への転職に適した年代

育成に時間をかける分、採用後は長く働いてもらうことを想定して若い世代を歓迎する傾向にある。臨床経験が1年以上あることが採用時の条件であることが多い。

治験業界でもっとも多く採用されている年齢層としては、看護師としての臨床経験が十分にあり、かつ、まだ吸収力の高い若年層が求められているようです。具体的には、26〜30歳といったところです。

また、採用する側としては、育成に時間をかけるだけに長期間働いてほしいと考えます。将来的にリーダー的業務を任せられる人材となってもらうために、できるだけ若いうちから治験業界になじんでいることが望ましいとされます。

治験業界では、最低でも臨床経験1年以上を採用の条件としている企業が多いです。そのため下限は23歳くらいとなっています。上限は一般的には35歳程度、比較的高い年齢でも40歳くらいまでが限界といわれています。

下記記事では、職場別、タイプ別におすすめの看護師転職サイトや口コミ・体験談を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

年齢不問の職場はどこ?ベテラン看護師が歓迎される職場

救急性の高い症例が少ない慢性期病棟などのように、比較的、看護師の年齢にこだわらない職場もあります。

【看護師の年齢にこだわらない職場】
職場特徴
慢性期病棟救急搬送がなく、患者や家族のケアも求められる。
訪問看護高齢の利用者やその家族と接する。医師やケアマネジャー、地域の担当者などと緊密に連携する必要がある。
介護施設慢性的な人材不足が深刻な職場。看護スキルの向上は難しく、すでに経験を積んだ看護師が適している。
精神科患者と向き合い精神的なサポートをする。各所のスタッフと連携することが求められる。

慢性期病棟

ベテラン看護師が歓迎される理由

日常生活のサポートがメインで、長期入院患者や家族に寄り添ったケアが求められるため。

年齢制限のない理由としては、急性期病院のように緊急性の高い症例が少なく、症状の安定した患者が主体となっていること、救急搬送がないこと、高度な医療処置は必要なく、投薬による治療がほとんどであることなどが挙げられます。

慢性期病棟では長期的な治療や療養が必要とされる患者のケアを行います。食事や入浴介助など、日常生活のサポートケアがメインとなるため、若い看護師よりもむしろ年齢の高い看護師の方が重宝される傾向があります。

また、慢性期病院では生活習慣病などによって、入退院を長期間繰り返す患者もいます。長く続く治療に精神的な負担を感じ、入院生活に後ろ向きになる患者や家族の気持ちをケアをするのも看護師の役割です。

こうした患者に寄り添った看護ケアや業務を通じて、看護師自身の精神性や患者を細かく観察する洞察力が養われます。

訪問看護

ベテラン看護師が歓迎される理由

医師だけでなくケアマネジャーや地域の担当者との連携が必要なため、経験を積んだコミュニケーションスキルの高い看護師が求められる。年齢が高い方が利用者からの信頼を得られることもある。

訪問看護は、在宅で療養している利用者を訪れ、日常生活が支障なく送れるように処置をしたり生活のケアを行ったりする仕事です。

訪問看護師は医師の指示を理解し、ケアマネジャーや地域の担当者などとも、緊密に連携していく必要があります。コミュニケーションスキルの高いベテラン看護師の持ち味が活かせる現場といえるでしょう。

そのため、若い看護師よりも、経験を積んだ看護師が重宝される現場となっており、病院を退職した後で訪問看護師になるケースも多く見られます。

また、利用者の自宅に上がってケアを行う訪問看護の業務では、年齢をある程度重ねている方が、利用者や家族からの信頼を得られやすい傾向があります。

新鋭の医療技術などが必要とされない代わりに、人間的なふれあいができる人材が求められています。

介護施設

ベテラン看護師が歓迎される理由

高齢の利用者とコミュニケーションをとることができ、施設内の他業種のスタッフと協調するには、経験豊富な看護師が適任とされるため。

介護施設の看護師に求められるのは、高齢の利用者との意思疎通を図れるコミュニケーション能力と、他業種の職員と連携できる協調性です。

看護師以外にもさまざまな職種の人が働く施設内で、看護師として必要とされる役割を果たしていけるという意味では、年齢を重ね、経験豊富で臨機応変に対応できる看護師が適任とされるようです。

介護施設の看護師は、病院で行われるような医療行為がほとんどない代わりに、日常的な体調管理の責任を負います。

毎日の業務としては、利用者のバイタルチェックや、顔色、肌の観察を通じて、健康に異常がないかを把握します。他の介護職員と同様に、食事や排せつなどの介助業務にあたるのも、介護施設で働く看護師の特徴です。

このように、介護施設では看護ケアスキルの向上が難しいため、若い世代の看護師よりもすでにある程度の経験を積んだ看護師の方が適した職場といえます。

また、介護施設では施設規模によって配置される看護師の人数が定められていますが、介護施設は医療施設以上に、慢性的な人材不足が深刻です。必要な人員数を確保するためにも、年齢を問わず看護師を歓迎する傾向にあります。

精神科

ベテラン看護師が歓迎される理由

傾聴力や高いコミュニケーションスキルが必要な業務であること、チーム医療の中心となる役割を担う必要があることから、経験を積んだ看護師が求められるため。

精神科は身体的な疾患ではなく、「心のケア」を必要とする患者をサポートする診療科です。看護師の業務内容としては、患者の容態観察、投薬・服薬の管理、日常生活のサポートなどがメインです。

精神科は患者一人ひとりとじっくり向き合うことを必要とされている診療科です。患者の変化に気づきやすい傾聴力がある、コミュニケーションスキルが高い看護師に向いているといえます。

他の診療科に比べて医療行為は少ないですが、精神的な疾患を治療・サポートするためには、医師だけではなく看護師も含めたチーム力が必要です。

例えば、仕事ができなくなった患者に対して、社会経済的な援助を行う際には、ケースワーカーと連携します。また、心理検査やカウンセリングなど心理学的な介入については、心理士の助けが必要です。ときには作業療法士によるリハビリテーションや、指導や評価も行われます。

こうしたチーム医療の中で、看護師はスタッフ全員と連携し、チーム医療の中心となる役割を担います。

年代別|看護師が転職先で求められていること

看護師の転職市場において、看護師の年齢や経験年数はどう評価されているのでしょうか?看護師の年代、経験年数別に、転職先にどのように評価されているのかをまとめました。

経験年数(年代)転職市場での評価
20代前半(1、2年目)新人教育の途中段階。まだフォローが必要な場合には転職先の選択肢が少なくなる。
20代中盤(3、4年目)基礎的な知識が身につき、学習能力が高く、体力の心配もないことから、転職先から最も歓迎される年代。
20代後半(5年目以降)年収アップ、キャリアアップを目指して転職するタイミング。
30代即戦力として採用したい年代。管理職候補の採用も期待できるタイミング。
40代看護師としての能力や精神力、コミュニケーションスキルが求められる。急性期病院の募集ではラストチャンス。
50代療養型、介護施設、訪問看護でも歓迎される年代。何歳まで働くかを考えて転職先を選ぶことも重要。

20代|3、4年目以降は転職先で歓迎されやすい

20代の転職のポイント

基礎力や適応能力の高さが評価される年代。20代後半になり経験を積めば、管理職候補として採用される可能性もある。ただし、看護師1、2年目での転職は避けるのがベター。

1年目や2年目のタイミングでの転職は、即戦力として採用するにはまだスキルや経験が乏しいと評価されます。経験のある看護師と比べて転職先の選択肢が限られてしまいます。

3年目、4年目になると、看護師としての基礎が身につき体力もあり柔軟性も高く、即戦力として期待できるため転職市場の評価は高くなります

看護師としての基礎的な知識をもちながらも、まだ新しい環境に対応可能な適応能力の高さがあります。未経験の診療科や専門的な分野であっても、考え方に柔軟性があり学習能力も十分に期待できるため、本人の努力次第で他のスタッフに追いつくことができる可能性があります。

看護師経験5年目以降、20代後半にもなれば、管理職候補としての採用も期待できます。

このように、20代は採用する側としてはとても魅力的な人材であると同時に、需要が多いだけに早期の離職を危惧される面もあります。

看護師として目指している姿を明確にし、しっかりとした看護観を示すことで、より有望で誠実な人材として迎えられる可能性が高まります。

30代|即戦力、管理職候補として採用したい年代

30代の転職のポイント

30代の看護師は売り手市場。即戦力、管理職候補として歓迎される年代。自分の生活とのバランスを考えて応募先を選定すると良い。

30代の看護師は、まさに「即戦力として採用したい」存在です。現場での知識や経験が豊富で、医療業界についてよく理解していると考えられるからです。

頼れる技術とスキルをもった即戦力として求められるだけでなく医師や看護師長と若い看護師たちとの、コミュニケーションの仲立ち役としても期待されるでしょう。

現場によっては患者からの信頼感が得られるため、20代よりも優先して30代を採用するところもあるようです。

若い看護師よりも思慮深く慎重に転職先を決めていると見られ、長く働いてくれると思われるようです。経験のある診療科であれば、すぐに看護主任や看護師長といった管理者として採用される可能性もあります。

30代は今後の看護師人生を考えるうえで、キャリアアップに最適な時期であると同時に、結婚や出産を迎える人も多い年齢層でもあります。仕事と家庭・プライベートの両立を考慮し、子育てへの理解が得られ、設備やサポートが整った職場探しをすることが大切です。

しかし、未経験の診療科を目指す場合、年齢的にはラストチャンスといえるかもしれませんので転職先を慎重に探す必要があります。

40代|看護師としての能力の高さや精神力が試される

40代の転職のポイント

看護師としての能力の高さが評価される。自身のライフスタイルに合わせて無理のない職場選びも重要。急性期病院など、職場によっては年齢によって採用されにくいこともある。

40代の看護師に採用側が期待することは、これまでの看護師としての能力や物事に動じない精神力、コミュニケーション力です。

長期のブランクがある場合や、家族がいる場合は、無理のない形で、ライフスタイルと合わせられるような職場選びをしていくと良いでしょう。

年齢に関係なくサポートしてくれるかどうかも重要です。教育体制が整っている病院や、面倒見の良い院長や先輩看護師がいる病院であれば、スキルアップの問題をクリアできます。

また、40代の今、なぜ転職に至ったのかについては説明が必要で、あまり私的な感情を表すと精神的な未熟さがあると受け取られかねません。

応募先の施設で行っている事業と自分のスキルを関連づけて、前向きな転職の理由を語るようにすると、向上心や貢献の気持ちを伝えることができ、好感が得られるでしょう。

50代|介護施設や訪問看護などで経験値の高さが歓迎される

50代の転職のポイント

療養型、介護施設、訪問看護などで歓迎される。前職で多くの収入を得ている場合に、条件に見合う応募先を見つけるのは難しいこともある。何歳まで働くかを考えることも重要。

50代の看護師の転職の特徴としては、療養型、介護施設、訪問看護などの希望が増える傾向にあります。また迎え入れる施設側でも、経験値が高く穏やかな看護師は歓迎されます。

また、50代にもなると前職ですでにそれなりの収入を得ている場合が多く、年収500万円以上の収入を希望するケースも見られます。さらに、50代では役職経験者が増えるため、転職先でも管理職を希望している場合が多いようです。しかし、50代の求人自体は少ないので、条件に見合う応募先を見つけるのはかなり困難であると考えてよいでしょう。

50代にとっては、あと何年現役でいられるかが重要なポイントとなり、65歳定年まで働ける職場を希望する看護師は多いようです。いまだ多くの病院では定年を60歳と定めており、再雇用制度で65歳まで働く場合は給料が下がることも覚悟しなければなりません。

看護師は何歳から何歳まで働けるの?定年はある?

年齢別の看護師専門学校入学状況グラフ

引用:厚生労働省「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」(令和4年度)より

看護師免許自体には年齢制限がないため、何歳になっても看護師を目指すことが可能です。最近は子育てを終えた30歳から40歳の女性が、長く働ける看護師の資格を目指す傾向が多くなってきました。

厚生労働省の調べでは、看護師養成校の入学者の約12%は25歳以上の社会人です。国も社会人の看護取得を推奨しているため、年齢に関係なく看護師を目指すことができるでしょう。

正看護師は5年一貫制の看護師養成課程で学んだ場合、最短では20歳で資格を得ることができます。

また、一度とった資格は一生有効となるので、何歳になったら看護師のキャリアが終わるという決まりはありません。働く場所さえあれば、生涯現役の看護師でいることも可能です。

65歳まで雇用を継続する制度を導入したり、定年の延長や廃止を実施する病院が増えつつあります。今は昔と比べて「何歳だから」という意識がしだいに低くなってきているようです。

【60歳以上の雇用措置】
65歳までの継続雇用制度を導入2,431件
定年を65歳に延長232件
定年制度の廃止20件
その他459件

参考:日本看護協会「2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書」60歳以上の看護職員の雇用継続措置より抜粋

公務員看護師が勤務する国公立の病院では55〜60歳、民間の病院の場合は65歳を定年としている場合が多いです。

しかし、看護師個人としての定年はないため、定年後は役職が付かない一般職や嘱託職員で再雇用されるケースも見られます。

また、大規模病院の場合は定年後のセカンドキャリアも歩めるように、関連施設への再就職が紹介されることもあります。

転職先で役立つ看護師のキャリアや資格

年齢を重ねた看護師の転職では、これまでのスキルをどうアピールできるかで結果に大きな違いが出ます。

臨床経験の長さや経験値については、詳細を記した精度の高い職務経歴書が書類選考を突破するうえでの有効策となります。主任や師長の経験があると管理職候補として採用される可能性が高くなります。

さらにキャリアを強化してくれるのが、専門看護師・認定看護師・認定看護管理者といった社会的に実力を認められた専門資格です。

資格があれば、管理者として優れた資質をもち、組織に貢献できる人材としてのアピール度がより高くなります。

自身のキャリアをどういかすかによって、看護師として求められる可能性をさらに広げられます。

年齢が不安なら看護師転職サイトを活用しよう

ここまで説明したように、社会的にはいくつになっても労働力としての価値が認められつつあり、特に国家資格を保有する看護師は、なおさらその価値は下がりにくいと考えられます。

それでも、「自分の年齢でこの病院に応募できるのかな…?」などと不安がある時は、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーからサポートを受けることをおすすめします。

看護師専門の転職サイトを活用すれば、希望する病院や施設の年齢制限の情報を提供してもらえるだけでなく、悩みの相談に乗ってもらったり、面接や条件交渉のフォローをしてもらったりできます。

年齢で転職をあきらめる前に、気軽に転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。

利用者が多いおすすめの看護師転職サイト5選

転職ハブでは看護師転職サイトを利用したことがある看護師363人にアンケート調査を実施。転職満足度や求人紹介の質、転職サポートの内容で上位を占めた5社を紹介します。

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2位:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)レバウェル看護 ロゴ ブランク看護師、ママ看護師におすすめ 153,747件
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5位:看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)のロゴ 40代以上の方におすすめ 非公開件
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看護roo!利用者からの口コミ

大学病院の内科から転職活動中

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経験が2年しかなかったので都内の希望する規模の病院に転職できるかどうか心配でしたが、指導体制が整っていて新人看護師を受け入れてくれる職場を紹介してもらえました。初めての転職活動ですが、履歴書や面接のサポートもあり、担当のコンサルタントもやさしく、対応が早くて心配なく進められています。

大学病院のICUから救急外来へ転職

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3次救急病院の脳外科から訪問看護へ転職

LINEメインのやり取りで面倒が解消

初めは連絡が多く面倒に感じましたが、LINEのアカウントを共有することで好きな時間に返信ができたのが良かったです。また面接が決まった時は電話で面接練習をしてくださり、本番の自信に繋がりました。

民間の総合病院から障害者支援施設へ転職

地方の転職で条件に合う求人がなかなかみつからなかった

看護roo!の利用でひとつ不満だったのが、詳細の提示を希望した求人がほとんど募集終了していたこと。非公開求人ありとなっていましたが、紹介されたものにはなく、やはり地方は条件に合う求人がなかなかみつからないと感じました。

20代後半│女性

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レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は経験がなくても応募可能な求人が多い

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おすすめポイント

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、幅広い分野の求人があり求人の選択肢が多い転職サイトです。キャリアアドバイザーのヒアリング力が高くていねいな対応に定評があります。入職後の生活やキャリアプランも考慮した求人提案力が高く評価されています。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、経験がなくても応募可能な求人を多く保有していることが特徴です。

全体の求人の約2割が「未経験可」かつ約5割の求人が「研修充実」の検索項目に当てはまり、第二新卒の看護師やブランクから復職を希望する看護師でも安心して職場を探せるでしょう。

また、全国をカバーする求人数の多さと、看護師に寄り添ったていねいで親身なサポートにも定評があります。履歴書の添削や面接対策にもしっかり対応してもらえるため、転職に不安のある立場の方々に支持されています。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)利用のメリット・デメリット

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)利用のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット × デメリット
  • 人間関係で悩んだ転職理由を考慮した求人紹介
  • 理想を尊重し現実的な視点から求人を提案
  • しっかりしたサポートでスピーディーに転職できた
  • 求人の紹介までに時間がかかり数も少なかった
  • 何か1つ妥協しないといけない求人ばかり

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)利用者からの口コミ

国立病院機構の血液内科・呼吸器内科混合病棟から個人病院へ転職

人間関係で悩んだ転職理由を考慮した求人紹介

対応してくださったアドバイザーさんが、今までの業務経験や前病院での私の人間関係、なぜ退職にいたったのかなどを詳しく聞いてくださいました。それを元に次の職場を探すまでのサポートも丁寧に対応いただき、結果的にアドバイザーさんからのご紹介で現在勤務している病院に入職することができました。転職にとても満足しています。

中核病院の整形外科から総合病院の形成外科へ転職

理想を尊重し現実的な視点から求人を提案

担当してくださるエージェントと話すなかで、自分の理想について考えていくことができました。相談していくなかで、自分が理想とする転職を尊重してくださる一方で、経験やスキルを考慮した現実的な立ち位置から、さまざまな提案をしてくださいました。エージェントさんのサポートがなければ転職できていなかったかもしれません。

しっかりしたサポートでスピーディーに転職できた

担当の方が熱心な方だったのでとても早い期間で転職を終えることが出来ました。サポートをしっかりしてくれたので安心して転職活動もできました。電話連絡もこまめにしてくれて良い案件があればすぐ報告してくれたので早い決断をすることが出来ました。アフターフォローもしっかりしていたので職場に慣れるまでいろいろ相談に乗ってもらいました。

総合病院の消化器内科から内視鏡専門クリニックへ転職

求人の紹介までに時間がかかり数も少なかった

地方での転職活動だったため、最初から求人数が少ないことは予想していましたが、いくつか候補の求人を提案してもらうまでにすごく時間がかかりました。その間、何も報告がなかったので不安に感じたこともありましたし、担当者が途中何度か変わり、その度に希望条件などの話をしなければならず面倒でした。

総合病院の呼吸器内科から大学病院の外来へ転職

何か1つ妥協しないといけない求人ばかり

希望条件に沿った求人をいくつも紹介してもらったのですが、どうしても何か1つは自分の条件を妥協しないといけないようなところが多く、なかなかここで働きたいと思える求人に出会えなかったので少し残念でした。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)基本情報

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の基本情報は以下のとおりです。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の基本情報
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
本社所在地 〒150-6190
東京都渋谷区渋谷2-24-12
渋谷スクランブルスクエア24F、25F
営業時間 平日:9:00~21:00
設立 2017年10月6日
対応エリア 全国
拠点数 札幌・仙台・水戸・船橋・さいたま・立川・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・広島・福岡
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応雇用形態 正社員、パート、派遣・紹介予定派遣
厚生労働大臣認可 取得
プライバシーマーク 取得
公式サイト https://kango-oshigoto.jp/

(転職ハブ調べ 2023年7月時点)

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ナース人材バンクは業界最大級の求人数で地方求人も充実している

ナース人材バンクアイキャッチ
               
ナース人材バンクの詳細
求人数(※1)19,086件
(非公開求人あり)
対応地域全国
問い合わせ時間平日:9:30~20:00
運営会社株式会社エス・エム・エス

※1 求人数は2024年4月時点

おすすめポイント

ナース人材バンクは、高給与求人や条件が良い非公開求人が多く、都市部だけでなく地方の求人にも強い転職サイトです。地域選任のキャリアコンサルタントが在籍し地域の特色まで熟知。2005年にサービスを開始し年間10万人以上の看護師が利用する紹介実績から、医療機関や施設の採用背景や職場の内情を詳しく把握しています。

ナース人材バンクは求人数の多さが特徴の転職サイトです。

全国各地の看護師求人情報を保有しており、その数は19,086件(※)と看護師転職サイトの中では最大級件数を誇ります。ほとんどの都道府県で1,000件以上の求人情報を掲載しており、地方求人を探すのにも困らないサイトです。(※2024年4月時点)

また、ナース人材バンクはブランクのある看護師の復職のサポートに力を入れています。

復職を希望する看護師のために、再就職のコツや復帰の際の注意事項、復職に向く職場、復職時の応募書類の書き方など不安の解消方法などを紹介しています。

子育て中のキャリアパートナー(キャリアアドバイザー)も数多く在籍しているため、同じ立場だからこそわかる悩みや現状を深く理解してくれる頼もしい存在となってくれるでしょう。

ナース人材バンク利用のメリット・デメリット

ナース人材バンク利用のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット × デメリット
  • 時間をかけたヒアリングで初転職でも安心できた
  • 内部情報を教えてもらえ入職後のギャップが少なかった
  • 転職支援のプロならではの視点で求人を紹介
  • 転職活動をやめた後も電話連絡が頻繁

ナース人材バンク利用者からの口コミ

療養型病院から訪問看護へ転職

地方でも希望通りの求人を紹介してもらえた

地方での転職活動だったので、もともと求人数が少なく、自分ひとりでは希望に合った求人をみつけることができなかったので、とても感謝しています。面接で聞かれることの多い質問や回答の仕方なども丁寧に教えてくださり、実際の面接では役立ったと感じました。転職先が決まった後も、疑問点などを代わりに聞いてくださったので不安なく入職できました。

大学病院の脳神経外科から総合病院の脳神経外科へ転職

内部情報を教えてもらえ入職後のギャップが少なかった

ネットでは情報収集できない離職率や病棟の年齢層など内部の情報を示していただき、より条件が合う職場を提案していただきました。そのため、実際に働いてからのギャップが少なく、安心して働くことができた点は良かったです。

公立総合病院の回復期リハビリテーション病棟から総合病院の内科へ転職

転職のプロならではの視点で求人を紹介

自分で調べたり判断したりというのは限界があり、エージェントという別の視点を入れた転職活動は大きな意味があったと思います。エージェントは転職希望者を何人も扱ってきているため、新しい情報を入手しやすく、耳寄りな情報を得ているのでしょう。そこからイメージを膨らませていただき、私の希望に合った条件で求人を探してくださったので良かったと思います。

30代前半│女性

転職活動をやめた後も電話連絡が頻繁

紹介される求人の内容は良かったです。子どもがいる状態で、さまざまな働き方を提案してくれました。扶養内と考えると、看護師のパートならかなり短時間で達成できて良いなどと、いろいろなことを教えてくれました。ただし、最終的にタイミングの問題で転職にはいたらなかったので説明しましたが、その後も何度か電話がかかってきました。

ナース人材バンク基本情報

ナース人材バンクの基本情報は以下のとおりです。

ナース人材バンクの基本情報
運営会社 株式会社エス・エム・エス
本社所在地 〒105-0011
東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー
営業時間 平日:9:30~20:00
設立 2003年4月4日
対応エリア 全国
拠点数 15ヵ所(東京、大阪、札幌、仙台、金沢、千葉、大宮、横浜、静岡、名古屋、京都、神戸、広島、高松、福岡)
対応職種 正看護師、准看護師、認定看護師、助産師、保健師、管理職
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業・学校・保育園・幼稚園、介護施設(居宅介護支援事業所、有料老人ホーム、地域包括支援センター、デイサービス事業所、訪問介護事業所、グループホーム、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、デイケア事業所、ショートステイ事業所、小規模多機能、訪問リハビリ事業所、訪問入浴事業所、介護療養型医療施設、看護小規模多機能居宅介護)、その他
対応雇用形態 正社員、非常勤
厚生労働大臣認可 取得
プライバシーマーク 取得
公式サイト https://www.nursejinzaibank.com/

(転職ハブ調べ 2023年7月時点)

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マイナビ看護師は病院以外の一般企業や保育施設などの求人を多く保有している

マイナビ看護師
               
マイナビ看護師の詳細
求人数(※1)81,288件
(非公開求人あり)
対応地域全国
問い合わせ時間平日:9:30 - 17:00
運営会社株式会社マイナビ

※1 求人数は2024年4月時点

おすすめポイント

マイナビ看護師は、全国展開で都市部にも地方にも強く、さまざまな職場の求人が豊富。保有求人の30%が非公開求人で高収入・好待遇の求人が多い。できる限り対面での面談を重視し、転職の背景を理解したうえで求人を紹介するためミスマッチが少ない。キャリアやライフプランを考慮した求人提案やアドバイスの質が高い。

マイナビ看護師は病院以外の求人を多く取り扱っているのが特徴です。

マイナビ看護師を運営している株式会社マイナビでは、医療転職サイトやマイナビDOCTOR、薬剤師転職サイトなど、さまざまな医療職の専門転職サイトを手がけています。

そのため、医療機関とのパイプが太く、職場環境が良く好条件の非公開求人も多数保有しています。

また、他のサイトでは取り扱いの少ない美容クリニックや一般企業、保育施設、治験関連企業など、病院以外の求人も保有しています。

マイナビ看護師利用のメリット・デメリット

マイナビ看護師利用のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット × デメリット
  • 専門を活かした求人を多数紹介してもらえた
  • 的確なサポートでアフターフォローも万全
  • 面接前の交渉や情報収集が完璧でした
  • 登録から転職時期まで数ヶ月連絡がなかった
  • 新人担当者から「希望の求人はない」とバッサリ

マイナビ看護師利用者からの口コミ

大学病院の消化器内科から消化器クリニックへ転職

専門を活かした求人を多数紹介してもらえた

私が一番満足に思ったのは、担当のサポートが非常に手厚い点です。もともと消化器内科としての業務に従事していたため、次の転職先でもスキルを活かした仕事をしたいと相談したところ、そういった求人情報を多数教えてくれたため、非常に助かりました。

一般企業の治験看護師から総合病院のコロナ病棟へ転職

的確なサポートでアフターフォローも万全

単刀直入に言うと、ここまでしてくれるのかというくらい丁寧に対応していただき、就職した後も定期的に連絡がありフォローもしっかりしています。なかなか自身で聞くことのできない条件面を先に聞いてくださったり、しっかりと条件を確認したうえで厳選した求人を提案してくださるなど的確なサポートで、今現在も安心して業務に従事できています。

療養型中規模病院の整形外科から急性期病院の手術室へ転職

面接前の交渉や情報収集が完璧でした

条件と違う仕事は紹介されませんでしたし、希望に寄り添ってもらえ、求人が出た際には連絡をすぐにいただけました。担当者は面接より前に企業の採用担当とやりとりがあるようで、求めている看護師像やこちらが不安に感じていることも聞いてもらえたので参考になりました。

登録から転職時期まで数ヶ月連絡がなかった

転職時期まで余裕をもってサイトに登録したこともあり、最初に面談してから次の面談まで数ヶ月あきました。どのタイミングで再度連絡があるのかわからなかったため、スケジュールを最初に教えてもらえると良かったと思います。

新人担当者から「希望の求人はない」とバッサリ

若い男性が担当してくれ、言葉遣いなどマナーは問題ありませんでしたが、入社して間もないからなのか、たくさん求人を紹介してくれるものの条件に合うものはなく「希望されるような求人はないです」と言われました。でも、公開求人などを検索すると条件に合う求人があり、少し疑問を感じました。転職活動の最後のほうでは、違う方が担当となりアドバイスをしてくれました。

マイナビ看護師の基本情報

マイナビ看護師の基本情報は以下のとおりです。

マイナビ看護師の基本情報
運営会社 株式会社マイナビ
本社所在地 〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
営業時間 平日:9:30 - 17:00
設立 1973年8月15日
対応エリア 全国
拠点数 20ヵ所(銀座、新宿、西東京、大阪、札幌、名古屋、仙台、横浜、さいたま、群馬、茨城、静岡、新潟、京都、神戸、岡山、広島、福岡、熊本、鹿児島)
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネージャー
対応施設 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
厚生労働大臣認可 取得
プライバシーマーク 取得
公式サイト https://kango.mynavi.jp/

(転職ハブ調べ 2023年7月時点)

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看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)ならば働き方から転職先を選ぶことが可能

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)のキャプチャ
               
看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の詳細
求人数(※1)非公開件
(非公開求人あり)
対応地域全国
問い合わせ時間平日:9:00~18:00
運営会社株式会社トライトキャリア

※1 求人数は2024年4月時点

おすすめポイント

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は、キャリアアドバイザーのヒアリング力や求人提案力が高く、スピーディーに転職活動が進められる。事業所数も全国31ヶ所と多く、地方での転職でも対面でのヒアリングや面接同行など、十分な転職サポートが受けられる点も魅力。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は働き方に合わせて転職先を選べることが特徴の転職サイトです。

サイト内には常勤のほか、応援看護師や夜勤バイト、パートの求人情報ページが独立してつくられていて、自分が希望する働き方から転職先を選ぶことが可能です。

全国36ヵ所に事務所があるため、医療機関が多い首都圏だけではなく関西圏や地方在住でも手厚い転職サポートを受けられるのがポイントです。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の求人内容は、介護関連施設やクリニックの求人割合が高く、介護関連施設やクリニックへの転職を希望する看護師におすすめです。

また、看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の求人数の内訳を見ると40代が活躍している医療機関の取り扱いも多く、スキルや経験を活かして転職したいベテランでも満足のいく求人に出会える可能性が高いといえます。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の職場別保有求人内訳
取り扱い施設 求人数
病院 10,691件
クリニック 16,482件
介護関連施設
訪問看護 6,854件
企業 285件
その他(障害者施設、保育園、健診センター、管理職など含む) 1,925件

※転職ハブ調べ 2023年7月時点

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)利用のメリット・デメリット

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)利用のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット × デメリット
  • 時間をかけたヒアリングで初転職でも安心できた
  • 気持ちをわかってくれる担当者には何でも相談できた
  • 求人紹介量が多い
  • 電話連絡が1日3回もあり出られなくて困ったことも
  • 担当が頻繁に代わり信用ができない

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)利用者からの口コミ

国立病院機構の重症心身障害病棟から転職活動中

時間をかけたヒアリングで初転職でも安心できた

コンサルタントさんの対応がとても丁寧です。柔らかい口調で優しく接していただき、初めての転職活動でしたが安心して臨むことができ良かったと思います。最初のヒアリングはゆっくりと時間をかけて、なるべくこちらの意向に沿えるようにと親身になってくださいました。

市民病院の呼吸器内科から赤十字病院消化器外科・内科へ転職

気持ちをわかってくれる担当者にはなんでも相談できた

給与の交渉など自分からは言いにくいこともしっかり聞いてくれるキャリアアドバイザーさんで、すべてにおいて共感してくれる姿勢でした。こちらもとても話しやすく、無理そうなお願いも言えたのを覚えています。選択肢になかった病院も、詳しく内情まで教えていただき選ぶ理由にもなりました。

求人紹介量が多い

最低1つでも希望の求人を紹介してくれるだけでも大変ありがたく思うことでしたが、それよりも数倍多く紹介していただけたので良かったです。もちろんこの求人はちょっと違うなという求人のもありましたが、それでもちゃんとした求人紹介があったのでしっかりしているなと感じていましたし、本当にありがたいなと思いました。

総合病院の心臓血管外科から老人介護施設へ転職

電話連絡が1日3回もあり出られなくて困ったことも

丁寧な対応で私の希望を細部まで聞いてくれ、それに沿った施設を探したり、施設以外の職場も検討してくれました。ただし、電話連絡が多くて、出られないと1日に3回以上電話がかかってくる日もあり、正直うんざりしてしまうことも。電話が出られる時間帯や日にちを聞いてもらえれば、こういう思いはしなくていいのかなと思います。

担当が頻繁に代わり信用ができない

キャリアアドバイザーが途中で代わりました。年度途中でも代わります。求職者1人に対して担当1人なのかと思っていましたが、求人1案件につき担当1人なのでしょうか…。案件ごとにヒアリングがあり丁寧なのですが、担当が代わると再度説明が必要で、引き継ぎがうまくいっていないと感じました。条件が変わるので修正は必要ですが、信頼感はありません。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の基本情報

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の基本情報は以下のとおりです。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の基本情報
運営会社 株式会社トライトキャリア
本社所在地 <大阪本社>
〒530-0057
大阪市北区曽根崎2-12-7 清和梅田ビル13階
<東京本部>
〒141-0032
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー17階
営業時間 平日:9:00~18:00
設立 2014年2月
対応エリア 全国
拠点数 36ヵ 30ヵ所(東京本部、東京第二、大阪本社、大阪第二、札幌、札幌第二、仙台、仙台第二、横浜、横浜第二、大宮、大宮第二、船橋、船橋第二、高崎、新潟、新潟第二、名古屋、静岡、静岡第二、京都、神戸、神戸第二、広島、高松、岡山、福岡、福岡第二、熊本、鹿児島)
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応施設 病院、クリニック、介護関連施設、訪問看護、企業、その他
対応雇用形態 正社員、夜勤バイト・夜勤専従、パート・アルバイト、派遣、応援看護師
厚生労働大臣認可 取得
プライバシーマーク 取得
公式サイト https://iryouworker.com/

(転職ハブ調べ 2023年7月時点)

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この記事のまとめ

年齢によって転職の制限を受けにくい看護師ですが、急性期病院、美容クリニックなど職場によっては採用されにくいこともあります。

一方で、年齢を重ねるほど看護師としてのスキルも確立され、職場によってはその経験値が歓迎されることもあるのです。

年齢に関しての不安、または転職全般に不安がある場合は、看護師転職サイトを活用してみましょう。キャリアアドバイザーのフォローを受けながら転職活動を進めていくことをおすすめします。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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