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未経験でもITエンジニアやSEへの転職は可能!おすすめな転職サイトも紹介
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「何とか滑り込みで転職する方法を知りたい...」
一般的には実務未経験者がITエンジニアへ転職するには高いハードルがあるとされています。
しかし、結論からいうと実務未経験でも、エンジニアへの転職は可能です。当記事では企業のエンジニア採用担当の方に実施したインタビューをもとに、実務未経験からエンジニアへ転職する方法を徹底解説します。
この記事でわかること
- 未経験からエンジニアへの転職におすすめの職種
- 未経験からエンジニアへの転職に成功する人・失敗する人の特徴
- 未経験からエンジニアへの転職を成功させるポイント
- 未経験からエンジニアへの転職におすすめな転職サイト・転職エージェント
また、実務未経験からエンジニアへの転職を検討中の方は、ぜひ転職エージェントを利用してみましょう。
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リクルートエージェント | 全ての業界・職種 | 366,021件 |
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doda | 全ての業界・職種 | 229,901件 |
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マイナビエージェント | 全ての業界・職種 | 非公開 |
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ワークポート | IT・Web・ゲーム業界 | 87,128件 |
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目次
独学やスクールでの学習経験があれば実務未経験でもエンジニアへ転職できる
結論からいうと、独学やスクールでの学習経験があれば実務未経験でもエンジニアに転職できます。
なぜなら、IT業界が売り手市場ゆえに、エンジニア経験者採用の企業間競争が激化しているからです。
このように簡単には経験者を採用できないという企業側の裏事情から、エンジニア実務未経験でも、意欲的でポテンシャルのある人材の採用ニーズは高まっています。
そのため、実務未経験であっても独学やスクールでの学習経験があれば、エンジニアとしての新たなキャリアをスタートできるでしょう。
未経験からエンジニアへの転職におすすめの職種1. Webエンジニア
未経験からエンジニアへの転職におすすめな職種を3つご紹介します。
エンジニアの職種は大きく3つの種類に分けられます。
Webサービスの開発に携わるWebエンジニア、システム開発に携わるSE(システムエンジニア)、AI技術を用いて開発に携わる機械学習・AI系エンジニアです。
おすすめなエンジニアの種類 | 向いている人 |
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Webエンジニア |
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SE(システムエンジニア) |
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機械学習・AI系エンジニア |
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では、早速Webエンジニアについて見ていきましょう。
Webエンジニアがおすすめな理由としては、以下のようなものが挙げられます。
Webエンジニアがおすすめな理由
- Webエンジニアになるとトレンドに敏感になれる
- Webサービスは成長が早く、ワクワク感を味わえる
では、Webエンジニアの特徴、メリット、デメリットを詳しく見ていきましょう。
Webエンジニアの特徴
- 企業が収益モデルとして展開するサービスの開発に携わる職種
- Webエンジニアが開発するサービスは、プロダクトと呼ばれる
- 開発期間の開始と終了が決められていないため、開発の自由度が高い
- 求人件数の多さや職種の豊富さ
Webエンジニアは他のエンジニア職種よりも、ビジネスに近い視点で、開発に携われるので、サービスの成長を一緒に体感できます。
Webエンジニアに転職するメリット
Webエンジニアに転職するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- Webエンジニアになるとトレンドに敏感になれる
- Webサービスは成長が早く、ワクワク感を味わえる
Webエンジニアになるとトレンドに敏感になれる
Webエンジニアになるとトレンドに敏感になれます。
なぜなら、日々トレンドが変わり、新しい技術やフレームワークが生まれ、それに合わせた開発が求められるからです。
そのため、常に最新情報を収集することが求められ、トレンドに敏感になれます。
Webサービスは成長が早く、ワクワク感を味わえる
また、Webサービスは、スケールしやすいビジネスモデルのため、成長がとても早く、ワクワク感を味わえます。
サービスの成長を間近で見られるため、自分が開発に関わったサービスが成功したときの達成感は格別です。さらに、リスクを取るだけリターンに反映される可能性があり、ベンチャー企業の醍醐味(だいごみ)も味わえます。
Webエンジニアに転職するデメリット
Webエンジニアに転職するデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 日々の学習コストが大きい
- サービスの要件、要求がころころ変わりやすい
日々の学習コストが大きい
Webエンジニアに転職しようと考えた場合、日々の学習コストが非常に大きいことがデメリットとして挙げられます。
なぜなら、Web業界の技術は驚くほど速いスピードで変化するため、常に最新情報を収集し、学習することが求められるからです。
そのため、学習にかかるコストは非常に大きいといえます。
サービスの要件、要求がころころ変わりやすい
また、Webエンジニアになると、サービスの要件や要求がころころ変わることが多く、柔軟な対応が求められます。
なぜなら、Web開発は開発と終了の定義が定められておらず、開発の自由度が高いからです。
お客様からの要望が変わった場合や、サイトの利用者数が急増した場合など、スピーディーな対応が必要です。このような状況が続くと、ストレスを感じやすくなるかもしれません。
Webエンジニアに向いている人
Webエンジニアに向いている人は、以下のような特徴があります。
- 好奇心旺盛
- 変化に対応できる
- 常に新しい知識をキャッチアップできる
これらの特徴がある人は、Webエンジニアとして向いています。コーディングやデザインのセンスをもっていると、より効率的に仕事ができるでしょう。しかし、センスがなくても、高い学習意欲や継続力があれば、働くうえで何も問題はありません。
Webエンジニアの種類1. フロントエンドエンジニアの特徴
フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションの見た目や操作性を担当する職種です。HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使って、デザインとコーディングを行い、ユーザーが使いやすいインターフェースを作り上げます。
この職種は、IT業界において比較的新しい職種であり、未経験からスタートする人が多いことが特徴です。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:400万円〜600万円程度
- 必要なスキル:Web開発言語・フレームワークやライブラリ、UI/UXデザインの知識など
- 向いている人:クリエイティブな仕事に興味がある人、ebサイトやアプリケーションに興味がある人、デザインやマーケティングなどの知識をもっている人など
未経験からでもスキルを身につけられるフロントエンドエンジニアは、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせるには最適な職種です。転職を考えている人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
Webエンジニアの種類2. バックエンドエンジニアの特徴
バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーションの裏側にあるサーバーサイドの開発を担当するエンジニアです。
Webサービスやアプリケーションの機能を実現するために必要なデータベースやAPI、サーバーなどを設計・構築し、動作するようにするのが仕事です。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:400万円〜600万円程度
- 必要なスキル:プログラミング言語、データベース、フレームワーク、クラウドサービス
- 向いている人:論理的な思考力があり、自分で問題を解決することに喜びを感じる人など
Webエンジニアの種類3. アプリケーションエンジニアの特徴
アプリケーションエンジニアとは、スマートフォンやタブレットなどのアプリケーションを開発するエンジニアのことです。現在、スマートフォンの利用者数は急増しており、アプリケーション市場も大きな成長を遂げています。
そのため、アプリケーションエンジニアの需要も高まっており、未経験者でも比較的転職しやすい職種です。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:450万円前後
- 必要なスキル:プログラミングスキル(JavaやSwiftなど)、デザインやUI/UXに関する知識など
- 向いている人:創造性やアイデアがあり、デザインやUI/UXに興味がある人、プログラミングに興味がある人など
Webエンジニアの種類4. AWSエンジニアの特徴
AWSとは、Amazon Web Servicesの略称で、クラウドコンピューティングサービスのことです。AWSを使ってシステムを構築するためのスキルをもつ人をAWSエンジニアと呼びます。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:500万円前後
- 必要なスキル:自然言語処理技術や機械学習、ディープラーニングなど文章生成に関する技術スキルなど
- 向いている人:技術に興味があり、コンピューターやインターネットに詳しい人、論理的思考力がある人など
Webエンジニアの種類5. プロンプトエンジニアの特徴
プロンプトエンジニアとは、生成AIを活用し、質問に対する答えや解決策を提示する技術の作成や分析・評価を行うエンジニアです。
近年話題となっている「ChatGPT」や「Stable Diffusion」などの生成AIを利用した技術開発に携わる人がプロンプトエンジニアと呼ばれています。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:660万円〜
- 必要なスキル:自然言語処理技術や機械学習、ディープラーニングなどの技術スキル
- 向いている人:徹底した効率化を模索し、実行力がある人、柔軟にものごとに取り組める人など
未経験からエンジニアへの転職におすすめの職種2. SE(システムエンジニア)
未経験からエンジニアへの転職にはSE(システムエンジニア)もおすすめの職種です。
SEがおすすめな理由としては、以下です。
SEがおすすめな理由
- SEは未経験でも転職しやすい
- SEで多面的な経験ができる
- SEで折衝力などのポータブルスキルを身につけられる
SE(システムエンジニア)の特徴
- IT企業やシステム開発企業などで、システムの開発や保守、運用管理などを行う職種
- プロジェクトと呼ばれる単位でシステムを開発する
- プロジェクトでは開発期間や、予算などが決められているため、開発自由度は低い
プロジェクト単位で開発期間、予算が決められている分、現場によっては要件定義、設計、開発、テスト、リリースといった上流から下流までの工程を網羅的に経験できるチャンスです。
では、SEの特徴、メリット、デメリットを詳しく見ていきましょう。
SE(システムエンジニア)に転職するメリット
SE(システムエンジニア)に転職するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- SEは未経験でも転職しやすい
- SEで多面的な経験ができる
- SEで折衝力などのポータブルスキルを身につけられる
SEは未経験でも転職しやすい
SEへの転職は敷居が低く、未経験エンジニアを受け入れる窓口として知られています。
また、企業によっては、未経験からでもスキルを身につけられる研修制度がある場合があります。
そのため、エンジニアとしての第一歩を踏み出すための入り口として選ばれることが多い職種です。
多面的な経験ができる
また、SEの仕事内容はシステム開発工程の上流から下流まで、幅広い業務を担当できます。
ウォーターフォールモデルと呼ばれるシステム開発プロセスの中で、要件定義、基本設計、詳細設計、実装、テスト、リリースといったあらゆる工程を経験可能です。
そのため、多面的な経験を積むことができるでしょう。
折衝力などのポータブルスキルが身につく
さらに、SEの仕事では顧客(常駐先の企業)と社内メンバー両方とのコミュニケーションが欠かせません。
そのため、顧客とのやりとりや社内メンバーとの協力・調整を行うスキルや、折衝力を身につけられます。これらのスキルはポータブルスキルとして、今後のキャリアに生かせるでしょう。
SE(システムエンジニア)に転職するデメリット
SE(システムエンジニア)に転職するデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 開発の自由度が少ない
- 閉じた世界で働かなければならない
- スキルアップが難しい
開発の自由度が少ない
プロジェクトとして、導入先や顧客の要件や、開発予算や期間が定まっているため、SEは自由度が少なく、独自のアイデアや提案をすることが難しい場合があります。
また、長年SEとして働くと居心地が良くなり、成長意欲がわかなくなってしまい、現状維持したいと思う人も中にはいるようです。
閉じた世界で働かなければならない
また、SEは、継続的にシステムの改修や保守業務を行うことがおもな仕事です。
開発や改善の余地が少なく、ひとつのシステムやプロダクトに特化してしまうことが多いため、閉じた世界で働くことになります。
スキルアップが難しい
他にも、SEの仕事は、ひとつのシステムやプロダクトに特化するため、他の分野の知識やスキルを身につける機会が少ない傾向があります。
そのため、スキルアップが難しく、SEのスキルは、担当したシステムやプロダクトに限られることがほとんどです。
例えば、COBOLやアセンブリといった、金融系システムでよく用いられる言語があります。こちらの言語での開発経験はSEでしか生かせないため、Webエンジニアへのキャリアアップなどを検討されている場合はスキルアップが難しいです。
SE(システムエンジニア)に向いている人
SE(システムエンジニア)に向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- コミュニケーション力などのポータブルスキルがある人
- 文章力や理解力がある人
コミュニケーション力などのポータブルスキルがある人
コミュニケーション力などのポータブルスキルがある人はSEに向いています。
なぜなら顧客やチームメンバーとのコミュニケーションの中で折衝力が必要となる場面が多いからです。
例えば、お客様からの要望に対して、チーム内でどのくらいリソースを割けるかなどといった双方向に向けて調整する機会などもあります。
それゆえ、他人を巻き込んでいけるコミュニケーション力などのポータブルスキルを既に備えている人はSEに向いているといえます。
文章力や理解力がある人
また、プログラミングには論理的思考力だけでなく、具体と抽象を行き来する・文脈を読むのが得意といった文章力や理解力が必要です。
なぜなら、システム開発におけるプログラムとは、目的達成ために必要な命令を集めた指令書のようなものだからです。つまり、文章を読み解く力も必要となります。
例えば、システムのエラー特定の際に、プログラム全体の文脈から、原因箇所を洗い出す作業が必要となります。その際、プログラムの細部まで原因を深掘りにいくので、具体と抽象を行き来する能力も必要となります。
そのため、数学が苦手な文系の方でも、文章力や理解力がある人はSEとして活躍している方が多いです。
SEの種類1. 組み込み系エンジニアの特徴
組み込み系エンジニアとは、製造業や自動車業界、航空業界などで、電子部品を使用して機械を制御するためのソフトウェアを開発する職種です。
車載機器や家電製品、ロボットなどの分野でも活躍できます。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:450万円〜600万円程度
- 必要なスキル:C言語やアセンブリ言語、マイコンなどのハードウェアに関する知識
- 向いている人:論理的思考が得意で、細かい作業に耐性がある人など
SEの種類2. SIer(システムインテグレーター)の特徴
SIer(システムインテグレーター)とは、複数のソフトウェアを組み合わせて、ひとつのシステムを構築する仕事を行う企業のことです。
SIerには、ITシステムの設計・開発・運用・保守を行う企業があり、情報処理分野の基礎知識や、プログラミング技術など、幅広い技術力が求められます。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:400万円程度
- 必要なスキル:プログラミングスキル、コミュニケーション能力、マネジメントスキルなど
- 向いている人:論理的思考力がある人、プログラミングに興味がある人、ITに興味がある人
SEの種類3.インフラエンジニアの特徴
インフラエンジニアとは、IT業界において、システムを稼働するために必要な基盤となる設備や仕組みを構築・運用するエンジニアのことを指します。
具体的には、サーバーやネットワークなどの構築、セキュリティの設計・構築、システム監視や障害対応などの業務を担当します。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:300万円〜500万円程度
- 必要なスキル:サーバー、ネットワーク、システム構築・運用の基本的な知識、Linuxのコマンドライン操作、セキュリティに関する知識など
- 向いている人:コツコツとした作業が好きな人、論理的思考が得意、システム全体を俯瞰(ふかん)的に見ることができる人
SEの種類4. 機械系・ロボットエンジニアの特徴
機械系・ロボットエンジニアとは、自動車やロボットの設計や開発を担当するエンジニアのことを指します。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:500万円程度
- 必要なスキル:機械工学、電気・電子工学の基礎知識、CAD、CAEなどの設計ツールの使用経験、プログラミング言語の基礎知識
- 向いている人:数学や物理が得意である人、ものづくりに興味をもっている人、チャレンジ精神がある人など
SEの種類5. DXエンジニアの特徴
DXエンジニアとは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために必要な技術や知識をもつエンジニアのことです。
具体的には、Webサービスやアプリケーションの開発や、クラウドコンピューティングやAI・機械学習に関する技術に精通している必要があります。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:400万円〜500万円程度
- 必要なスキル:プログラミング言語の知識や開発ツールの扱い方、クラウドコンピューティングやAI・機械学習に関する知識など
- 向いている人:IT業界に興味があり、新しい技術やサービスに関心をもっている人など
未経験からエンジニアへの転職におすすめの職種3. 機械学習・AI系エンジニア
機械学習・AI系エンジニアは、今もっとも注目されているエンジニアの職種のひとつです。機械学習とは、データから学習し、判断を行う人工知能の一種で、AI技術の中核となる技術です。
この技術を使いこなせるエンジニアが求められています。平均年収や必要なスキル、向いている人は以下のとおりです。
- 平均年収:700万円程度
- 必要なスキル:プログラミング能力、統計学・数学の知識、機械学習や深層学習に関する知識など
- 向いている人:IT業界に興味がある人、数学や物理学が得意な人、ロジカルシンキング能力が高い人など
よくある未経験からエンジニアへ転職した後のキャリアパス
未経験から考えられるITエンジニアへのキャリアパスには、以下のパターンが挙げられます。
- 未経験→SE(受託開発)→Webエンジニアのインフラ・構築
- 未経験→Webエンジニアのフロントエンド→PM(プロダクトマネージャー)、マネジメントディレクション
- 職種変更ができる会社に入社→社内でジョブチェンジしてエンジニア
そのため、なりたいエンジニア像から必要なスキルを学べる環境に身を投じるように行動しなければなりません。ここでは、それぞれのキャリアパスのパターンや向いている人の特徴について解説します。
1. 未経験→SE(受託開発)→Webエンジニアのインフラ・構築の転職パターン
未経験からSEの受託開発、Webエンジニアのインフラ・構築へと2段階で転職するパターンがあります。
未経験でも求人に応募することへの敷居が低いといわれるSEでのキャリアを一度挟むことで、エンジニアリングの基礎知識やスキルを身につけられます。そこでエンジニアリングに向き合う経験を積んでから、Webエンジニアへと転職するキャリアパスです。
SEでは、クライアントと社内双方向への調整やコミュニケーションが必要となるため、周囲を巻き込む力や調整力に強い方は活躍しやすい印象です。
2.未経験→Webエンジニアのフロントエンド→PM(プロダクトマネージャー)、マネジメントディレクションの転職パターン
未経験からWebエンジニアのフロントエンドに転職し、その後PM、マネジメントディレクションへと転職するパターンです。
年収レンジを上げるために、よりクライアントに近いPMに転職する人が多いです。
Webエンジニアの場合、Githubなどで熱意を形にできる人や、SNSや交流会などに積極的に参加しインプットとアウトプットを繰り返すというような主体性のある人が向いています。
3.職種変更ができる会社に入社→社内でエンジニアにジョブチェンジする転職パターン
職種変更ができる会社に入社し、社内でジョブチェンジしてからエンジニアとして転職する場合は、以下のような例が挙げられます。
- 未経験→SIerのPM(プロダクトマネージャー)→システムエンジニア
- 未経験→QAのテスター→システムエンジニア
- 未経験→toB向け、SaaS、Webプロダクトのカスタマーサポートなど→システムエンジニア
エンジニアの転職は年齢が上がるとともに学習時間の確保が難しく、企業としてもこれまでの実績を重視する傾向があるため、社内の制度を利用しながら、高い学習意欲がある人に向いています。
未経験からエンジニアへ転職したい人が今学習すべきプログラミング言語
未経験からエンジニアへ転職したい人が今学習すべきプログラミング言語を一覧表形式でまとめています。ぜひ、プログラミング言語を習得するときの参考にしてみてください。
プログラミング言語 | 開発ジャンル | 初心者へのおすすめ度※ |
---|---|---|
Python | AI/機械学習 Webアプリ開発 デスクトップアプリ開発 |
△ |
JavaScript | Webアプリ開発 ゲーム開発 スマホアプリ開発 |
◎ |
Ruby | Webアプリ開発 APIの作成 スマホアプリ開発 |
〇 |
HTML | Webサイトの構築 | ◎ |
Java | 業務系システム開発 Webアプリ開発 組み込み系システム開発 |
△ |
Swift | Apple社製品のアプリ開発 Webアプリ開発 Webサーバー作成 |
〇 |
PHP | Webアプリ開発 WordPressアプリ開発 |
〇 |
CSS | Webサイトのデザイン設定 | ◎ |
プログラミング言語ごとに得意分野があり、システム開発やWebサイトの構築、組み込み・機械SEなどの職種によって習得すべき言語は異なります。
エンジニアと一口にいっても、転職したいITサービス企業の求人や派遣要項、仕事内容ごとに学ぶべきプログラミング言語は変わるため、最終的なキャリアから逆算して必要なスキルを身につけられるように検討しましょう。
未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめなプログラミングスクール
未経験でエンジニアとしてIT企業に転職したい人が、独学でプログラミングを学ぶことは必須です。しかし、適切なサポートを受けながらスキルを身につけるには、プログラミングスクールの利用をおすすめします。ここでは、おすすめのプログラミングスクール2校の特徴や基本情報をご紹介しますので、参考にしてみてください。
TechAcademy
TechAcademyは、Web関連の仕事に就いたことがない初心者でも挫折することなく学べる学習システムが整えられたプログラミングスクールです。
厳しい採用試験を通過した現役ITエンジニア講師が1,000人以上在籍し、初心者に寄り添いながらオンラインで学習を進められます。また、豊富なカリキュラムからライフスタイルに合わせて講座を選択できることも特徴です。
さらに、こちらのスクールの特徴として講座終了後(※)の副業案件の紹介を約束しており、未経験でもエンジニアとしてのキャリアを積むことができます。受講生の90%以上が初心者であり、総合満足度も95.3%の高評価を得ています。(※実力テスト合格判定者のみ)
- 運営会社:キラメックス株式会社
- 受講形態:オンライン
- 受講料:119,900円(税込)〜
- 受講期間:4〜16週間
- 受講できるプログラミング言語:Java、Ruby、Python、HTML・CSS言語など
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーは、未経験でもネットワークエンジニアを目指せる就職支援サービスです。18〜31歳の人は無料でCCNA(ネットワークエンジニアを目指す方向けの入門資格)の合格に向けたカリキュラムを受講できます。
そのため、学歴や経歴に自信がない若年層の人におすすめのスクールです。また、資格取得から就職まで手厚くサポートしており、学習期間中「最大2ヶ月シェアハウスの料金を無料」で利用できます。
さらに、多数の求人情報をもっており、模擬面接や履歴書の添削まで対応してくれます。オンラインでも学ぶことができますが、東京にスクールがあり、資格取得後に都内で転職活動をしたい人に最適です。
- 運営会社:ポート株式会社
- 受講場所:東京(オンライン対応も可)
- 受講形態:通学・オンライン
- 受講料:無料〜(条件あり)
- 受講期間:2ヶ月(160時間)
- 受講カリキュラム:セキュリティ・マナー研修、ネットワーク基礎、ネットワーク応用、試験対策、ネットワーク実践、サーバー実践、ネットワーク構築
未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめなオンライン独学サービス
未経験でエンジニアとしてIT企業に転職したい人でも、仕事の都合などでスクールへ通うことが難しい場合もあるでしょう。そんなときは、独学でプログラミングスキルを学べるオンライン独学サービスの利用をおすすめします。
ここでは、おすすめしたいオンライン独学サービスの特徴や基本情報をご紹介しますので、参考にしてみてください。これらのオンラインスクールでの学習のみで、IT企業のエンジニア求人募集に応募し、採用されることは難しいかもしれません。
しかし、初心者がライフスタイルに合わせて知識を身につけるには適している方法だといえるでしょう。キャリアアップを目指す前に基礎を固めたい人におすすめします。
Progate
Progateは、初心者に最適なプログラミング学習サイトです。 100ヵ国でサービスが提供されており、登録ユーザー数は300万人以上を誇る人気サービスだといえます。2014年より、サービスが提供されており、プログラミングを独学で始める人の間で普及しました。
HTML&CSSやJavaScript、jQueryなど15種類のプログラミング言語をオンラインで学ぶことができます。無料でプログラミングにふれることができ、月額990円(税込)から基礎知識を習得可能です。
- 運営会社:株式会社Progate
- 受講形態:オンライン
- 受講料:無料〜
- 受講期間:1時間〜(受講講座に応じて異なる)
- 受講できるプログラミング言語:HTML&CSS、JavaScript、Node.js、SQLなど
ドットインストール
ドットインストールは、日本で人気が高いプログラミング学習サイトです。無料で利用でき、動画形式のわかりやすい講義がカリキュラムごとにたくさん提供されています。
また、学べるプログラミング言語が豊富にあり、HTML&CSSやJavaScript、Rubyなどの基礎的な言語からGo言語やKotlinなどの新しい言語も学べます。さらに、JavaScript関連の講座が充実していることが特徴です。
実際に動画を見ながら、手を動かすことによって、効率的にプログラミング技術を身につけられるでしょう。月額1,080円(税込)を支払うことによって、プレミアム動画を視聴し、わからないことが質問できるなど充実したサポートを受けられるようになります。
- 運営会社:ドットインストール
- 受講形態:オンライン
- 受講料:無料〜
- 受講期間:3分〜
- 受講できるプログラミング言語:HTML&CSS、JavaScript、Node.js、SQLなど
未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめな転職サイト、転職エージェント
未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめの転職サイトや転職エージェントをご紹介します。
手厚いサポートでキャリアの棚卸しをしたい方はリクルートエージェント
リクルートエージェントは、IT業界に特化した転職エージェントではありません。しかし、一般の転職エージェントよりも求人数が多く、未経験者向けの求人も多く保有しているため、エンジニアの仕事を探す方法としておすすめします。
また、老舗の転職エージェントとして、年間50,000名以上の求職者をサポートしている豊富な実績はかなり魅力的です。
なぜなら、未経験からエンジニアへの転職はキャリアの棚卸しがかなり重要だからです。具体的には、今までの業務経験が今後のエンジニア人生にどう生きるかをしっかり言語化し面接でアピールする必要があります。
そのため、サポート実績豊富なリクルートエージェントであれば、キャリアの棚卸しから面接対策までしっかり実施してもらえるので、未経験でエンジニアに転職したい方はぜひ利用してみましょう。
- 全年代におすすめしたい転職エージェント
- IT・通信業界だけでも10万件を超える求人情報を保有している
- 書類選考や面接を通過するノウハウも充実している
取り扱い業界・職種 | 全ての業界・職種 |
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おすすめの年代 | 全ての年代 |
サービスの種別 | 転職エージェント |
未経験者にもおすすめ | 〇 |
おもな拠点 | 東京、大阪、名古屋、福岡 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
リクルートエージェントの評判・口コミ
リクルートエージェントを利用した方の評判・口コミは次のとおりです。
35歳 女性 保険事務
未経験でも対応してくれる案件数が多かった
エンジニアへ転職をする際に一番利用したのはリクルートエージェントです。リクルートが運営する大手の転職エージェントなので未経験でも対応してくれる案件数も多く、条件に合ったものを探しやすかったです。担当アドバイザーの方がていねいに指導してくれて安心感があったし、具体的には未経験でも1ヶ月で就職することができました。
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取り扱い業界・職種 | 全ての業界・職種 |
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おすすめの年代 | 全ての年代 |
サービスの種別 | 転職エージェント・転職サイト |
未経験者にもおすすめ | 〇 |
おもな拠点 | 東京、大阪、名古屋、福岡 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaの評判・口コミ
dodaを利用した方の評判・口コミは次のとおりです。
26歳 女性 事務職
履歴書、職務経歴書の添削などサポートが充実
転職エージェントはdodaを利用しました。エンジニア職の求人数は多くありましたが、やはり未経験可の求人は少なかったです。ただ、転職エージェントの担当者様にはとてもよくしていただきました。具体的には、頻繁に連絡をくださったりだとか、履歴書、職務経歴書の添削はもちろん、面接練習も付き合ってくださいました。
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IT専門のアドバイザーからサポートを受けたい方はマイナビエージェント
マイナビエージェントは、一般の転職エージェントよりも求人数が多く、IT業界未経験者でも複数の求人の紹介を受けられます。
IT領域に特化したアドバイザーがチームとなりていねいなサポートを提供して、転職を成功に導いてくれるでしょう。経験者向けの求人も多い一方で、20〜30代の未経験者向け求人も多く保有していることがおすすめポイントです。
- IT業界未経験者への手厚いサポートが期待できる
- 20~30代の若手層の転職に強い
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取り扱い業界・職種 | 全ての業界・職種 |
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おすすめの年代 | 20~30代 |
サービスの種別 | 転職エージェント |
未経験者にもおすすめ | 〇 |
おもな拠点 | 東京、大阪、名古屋、福岡 |
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26歳 男性 ドラッグストア勤務
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無料スクールや、就職講座を受けたい方はワークポート
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未経験者にもおすすめ | 〇 |
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28歳 男性 医療事務
未経験歓迎のエンジニア職をたくさん紹介してもらえた
未経験でもエンジニアに転職できるように使ったサイトは、具体的にはワークポートさんです。未経験のエンジニア職をけっこう紹介してくれたので助かりました。しかしながら、あまり面接対策のようなものは専門的な内容に関することはしてくれなかったので慣れるのが大変でした。面接のたびにあまりふだん聞かれないような内容を聞かれたりしたので大変でした。
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未経験の第二新卒からエンジニアを目指す方はRe就活エージェント
Re就活エージェントは、株式会社学情が運営する20代の転職に強いエージェントです。利用者の62%が1社目に在籍しており、転職先探しやキャリアアップのために登録しています。
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取り扱い業界・職種 | 全ての業界・職種 |
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おすすめの年代 | 20代 |
サービスの種別 | 転職エージェント |
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Re就活エージェントの評判・口コミ
Re就活エージェントを利用した方の評判・口コミは次のとおりです。
23歳 女性 塾講師
親身にアドバイスしてくれた
第二新卒から未経験での転職活動だったため、Re就活エージェントに登録しました。 「未経験でも学習への意欲があり、独学でも資格取得できたことをアピールしてみてはどうでしょうか?」という寄り添ったアドバイスをいただき、エージェントと面接練習を繰り返すことで、転職を成功させることができました。
自身のスキルを企業にアピールしたい未経験の方はpaiza転職
paiza転職は、メディア・プログラミング事業などを手がけるpaiza株式会社が運営する転職サービスです。
paiza転職の特徴は「プログラミング力診断」を受けられることが挙げられます。業界未経験者でも、プログラミンをで学んだことをアピールでき、スコアに応じた求人が届く仕組みです。診断での設問を解く過程は非常に勉強となるため、一度試してみることをおすすめします。
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取り扱い業界・職種 | IT・Webエンジニア |
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おすすめの年代 | 全ての年代 |
サービスの種別 | 転職サイト |
未経験者にもおすすめ | 〇 |
おもな拠点 | 全国・海外 |
運営会社 | paiza株式会社 |
企業採用担当が語る未経験からエンジニアへの転職に成功する人の特徴
未経験からエンジニアへの転職に成功する人の特徴には、以下の3つが挙げられます。
- 人間性が良くて、カルチャーフィットしている人
- 自発的に外に向けて動ける人
- 企業が欲しがる技術スタックを理解している人
エンジニアへの転職は20代など早いほど、プログラミング言語の学習や知識習得に時間を多く割けるため、有利だとされています。
しかし、30代・40代でも対策を行ったうえで求人に応募すれば、面接まで進める可能性はゼロではありません。ここでは、未経験者でエンジニアへの転職に成功する人の特徴をそれぞれ解説します。
特徴1.人間性が良くて、カルチャーフィットしている人
未経験者がエンジニアへ転職する際に、採用担当者が重視するのは、これまでの仕事やキャリアよりも応募者の「パーソナルな部分」です。
つまり、技術的なスキルや知識の有無だけでなく、人柄や素直さも見られます。そこで重要になるのが、応募者の「人間性が良く、自社のカルチャーにフィットしそうか」という点です。
応募者が「良い人」と思われるためには、素直であることがもっとも大切です。素直な人物であれば、採用担当者から信頼を得て、一緒に仕事をしたいと思われるでしょう。また、相手の話をよく聞く姿勢や、自分の不得意な点を正直に伝えることも、「良い人」としての印象を与えることにつながります。
特徴2.自発的に外に向けて動ける人
自発的に外に向けて動ける人は、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
なぜなら、エンジニアへの転職にあたって、企業が求めているのはスキルだけではありません。エンジニア未経験でも、自発的に動ける人が積極的に採用されることが多い傾向があります。
例えば、SNSなどの外部のコミュニティで積極的に情報収集や交流を行っている人は、エンジニアとして働くうえで必要となる、コミュニケーション力や主体性があると判断されやすいでしょう。
特徴3.企業が欲しがる技術スタックを理解している人
未経験からエンジニアへの転職をする場合、企業が求める技術スタックを把握することがポイントです。
技術スタックとは、具体的には、企業が開発で使用しているプログラミング言語やフレームワーク、データベースなどのことをいいます。
企業が求める技術スタックがズレると、単純にマッチングの観点で不採用になるケースが多いです。
例えば、Pythonで開発できる人材を募集したにもかかわらず、JavaScriptしかできませんみたいな方が応募してくることもあります。そのような場合は、ミスマッチの懸念から書類選考で落ちてしまうケースが多いです。
そのため、企業が求める技術スタックを事前にリサーチすることが大事です。
特徴4.ポートフォリオを作成している人
また、エンジニアへ転職をする際には、ポートフォリオを作成することをおすすめします。
ポートフォリオとは、自分が作成したアプリやWebサイト、プログラムなどをまとめた作品集のことです。ポートフォリオを作成することで、自分のスキルや実力をアピールできます。
例えばGithubというプログラマーやエンジニアがコードを管理するためのサービスを活用し、ポートフォリオを作成しましょう。なぜなら採用担当者は、Githubを活用して、現場のエンジニアとともに候補者のポートフォリオを確認するケースが多いからです。 また、Githubを活用することでスキルアップにもつながるため、おすすめです。
企業採用担当が語る未経験からエンジニアへの転職に失敗する人の特徴
未経験からエンジニアへの転職に失敗する人の特徴には、以下の3つが挙げられます。
- エンジニアとして働くうえでの厳しさまで考えられていない人
- ポートフォリオに自分なりの工夫がない人
- 転職理由、前職を辞めた理由がネガティブな人
ここでは、未経験者でエンジニアへの転職に失敗する人の特徴をそれぞれ解説します。
特徴1.エンジニアとして働くうえでの厳しさまで考えられていない人
「エンジニアとして働く厳しさ」を考えずに転職活動をしている未経験の方は面接で落ちやすいです。
なぜなら、エンジニアとして働く厳しさを考慮できていないと、入社後のミスマッチが生じてしまうので、面接官としても採用しづらいからです。
例えば、フリーランスのエンジニアは、一見、自由そうに見えますが、会社員のような人脈、福利厚生、会社のネームバリューなどがなく、厳しい環境で仕事をしていることがほとんどです。また、企業でのエンジニアの仕事も、求人によっては非常に厳しい環境の場合があります。
上記を踏まえず、勢いで転職活動を進めてしまう人は、失敗しやすいです。
そのため、未経験からエンジニアに転職する場合「自由さと厳しさ」をしっかり見極めて、自分で判断することが大切です。
特徴2.ポートフォリオに自分なりの工夫がない人
ポートフォリオに自分なりの工夫ができない人は、転職に失敗しやすい傾向があります。
ポートフォリオには、自分のスキルや実績を示すことが求められますが、何も工夫しないで作成してしまうと、かえってマイナス評価を受けやすいです。
なぜなら、プログラミングの本質を理解し、自分なりの工夫や考えをプログラムに落とし込めているかどうかを面接官は見ているからです。
例えば、何も考えずにトレンドのソースやライブラリを盛り込んだポートフォリオを提出する求職者さんが多いですが、現場で働く面接官にはすぐにばれることが多いです。そういう方は面接で落ちる傾向があります。
エンジニアとしてのスキルや知識を習得して、キャリアを形成するだけでなく、企業の問題を解決するためにどのようなプログラムを作るかを考えましょう。
特徴3.転職理由、前職を辞めた理由がネガティブな人
ネガティブな転職理由は、マイナスイメージを与えてしまうでしょう。
例えば、「営業が嫌でエンジニアが楽そう」というような目の前の仕事から逃げたような印象を受ける転職理由では、面接官からマイナス評価されるのは当然のことです。
また、転職回数が多い場合も「何かネガティブな理由があるのではないか?」と面接官からマイナス評価を受けて不採用とされるケースが多いです。
未経験からエンジニアへ転職したい人のよくあるQ&A
未経験者がエンジニアとしてIT企業に転職を希望するときによくある3つの質問をご紹介します。
新卒1年目の未経験者でもエンジニアに転職できる?
新卒1年目の未経験者でもエンジニアに転職することは可能です。わずか1年で大手IT企業への転職を成功させたケースも少なくありません。
未経験でもエンジニアに転職できる理由として「エンジニア不足が深刻である」ことや「ユーザーに近い存在として重宝される」ことなどが挙げられます。
今転職に悩んでいる方は、ぜひエンジニアへの道を考えてみてはいかがでしょうか。
未経験からエンジニアへ転職する際に必要な資格はある?
エンジニアへ転職をするために資格が必要かというと、必ずしもそうではありません。実際に、エンジニア業界はスキルや経験に重きを置く傾向が強いようです。
つまり、スキルアップや実務経験を積むことが大切なことだといえるでしょう。そのため、自分が興味をもっている分野を明確にし、関連する本を読み学習して知識を身につけましょう。努力次第で独学で技術を習得できます。
エンジニアが仕事をするうえで必要となる資格には、ITパスポートや基本情報技術者などの基礎的なものから、JavaやOracleなどのプログラミング言語までさまざまです。
そのため、求人情報を調べる際には、自分が習得したいスキルに関連した資格から、求められる資格や能力がどのようなものなのかを確認しましょう。
未経験からエンジニアへ転職する人向けのおすすめの本はある?
未経験者におすすめのエンジニア転職本には、以下の2冊が挙げられます。
- 『ITエンジニアになるための超入門書』
- 『初めてのエンジニア転職』
『ITエンジニアになるための超入門書』は、サポートエンジニアとしてのキャリアが10年を超える著者が執筆した、IT業界未経験者におすすめしたい1冊です。プログラミングの基礎からエンジニアに必要なスキルや資格、面接対策まで、幅広く解説しています。また、IT業界の最新動向や海外での就職なども充実しています。入門書であるため、初心者でもわかりやすい内容です。『初めてのエンジニア転職』は、転職アドバイザーが監修した1冊。転職のコツや志望動機の書き方、面接対策など、未経験者がエンジニアとして転職するための情報がまとめられています。
エンジニアに特化した本とはいえませんが、転職のポイントや仕事選びのアドバイスが参考になるでしょう。
この記事のまとめ
ここまで、未経験からエンジニアへの転職を目指している方におすすめする転職サイトをご紹介しました。未経験からエンジニアへの転職は簡単ではありません。しかし、自身がなりたいエンジニア像から逆算し、必要なスキルを段階を踏んで身につけることで、未経験からでもエンジニアへの転職は可能です。
今回ご紹介した転職サイト・転職エージェントの特徴を理解し、まずは登録することから始めてみてはいかがでしょうか。納得のいく転職活動を行うためにも、どのようなスキルや経験が必要なのか熟知している転職サイト・転職エージェントをうまく活用してみてください。
もちろん学習経験がなくても、未経験からエンジニアに転職できる場合もあります。例えば、学習経験がない方が、エージェント経由でSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれるエンジニア派遣の企業に転職し、社内研修を受けてから客先常駐で働くといった事例もあります。