ワーケーションとは?知っておくべき基礎知識とメリット・デメリット、海外での注意点

ワーケーション記事アイキャッチ

「ワーケーションとは何?どんな働き方か知りたい」
「ワーケーションをしてみたいけど、どうすれば?」

休暇と仕事を一緒にできる新しい働き方、ワーケーション。テレワークの普及で、いつでもどこでも働ける環境から、取り入れる人が増えてきました。

この記事では、ワーケーションの定義や実際の認知度導入率などの基礎知識から、実際に利用したワーケーション体験者のアンケートから導き出したメリット・デメリット利用の流れ、国内・海外のワーケーションおすすめスポットなどを紹介します。

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ワーケーションとは?基礎知識

ワーク(仕事)+バケーション(休暇)を合わせた造語、ワーケーション。旅先など会社以外の場所で仕事をすることを差しますが、その定義や種類、広がった背景、認知度・導入率など、ワーケーションの基礎知識をまとめました。

ワーケーションの定義

ワーケーションの定義として、国土交通省観光庁では以下の紹介をしています。

Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです。余暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります。

引用元:国土交通省環境庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー

テレワークを活用し、職場や自宅などいつもとは違う場所で業務にあたること全般をワーケーションとして定義しています。

ワーケーションの種類

ワーケーションの種類としては、休暇型と業務型の2種類があります。その他に、出張のついでに旅行をするブレジャーという形もあります。一つ一つ、詳しく紹介していきましょう。

休暇型ワーケーション

休暇型ワーケーションとは、リゾートや観光地などの旅行先で一定の時間、テレワークを行うことです。

例えば、午前中は旅先のホテルの客室でテレワークを行い、午後は有給休暇などを上手に活用して観光を楽しむ福利厚生型のワーケーションです。

個人で一番利用しやすいワーケーションといえるでしょう。

業務型ワーケーション

業務型ワーケーションは、以下の3つが挙げられます。

地域課題解決型:地域に滞在して関係者と交流しながら、その地域が持つ問題の解決策を考えるもので、おもに企業・団体単位で取り組むワーケーションです。
合宿型:同じ職場のメンバーが、会社以外の場所で合宿し、集中して会議や業務を行うもので、地域課題解決型と同じく企業・団体単位で取り組むワーケーション。
サテライトオフィス型:サテライトオフィスやシェアオフィスなど、通常の職場以外の場所で業務にあたるもので、個人も利用しやすいワーケーション。

業務型の中で、準備も少なく汎用性があり、個人が利用しやすいのはサテライトオフィス型ワーケーションでしょう。

ブレジャー

ブレジャーとは、ビジネス(仕事)+レジャー(余暇)から生まれた造語で、出張に旅行を組み合わせる働き方です。

例えば、木曜・金曜の1泊2日で地方の出張が入った場合、滞在を延長して土曜・日曜は出張先で観光やレジャーを楽しむというのがブレジャーとなります。

国土交通省観光庁では、ワーケーションとブレジャーは別物としています。しかし、ワーケーション経験者にアンケートを実施したところ、ブレジャーをワーケーションの一つととらえている方が大多数だったので、この記事ではブレジャーもワーケーションの一つとして紹介します。

参考:国土交通省環境庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー

ワーケーションが広がった背景

ワーケーションが急速に広がった背景としては、新型コロナウイルスの流行によるテレワークの普及があるでしょう。

以前からワーケーションという言葉は存在し、有給休暇の取得率向上や地方創生の取り組みの一環として、政府主導で推奨されてきました。しかし、コロナ禍以前はあくまでフリーランスや一部のフルリモートワーク可能な職種のみの働き方でした。

それが、コロナ禍でテレワークのためのインフラが整備され、遠隔でのフルリモートワークが可能に。会社に属する個人でもワーケーションを利用しやすくなったからでしょう。

ワーケーションの認知度

ワーケーションの認知度はどれくらいでしょうか?令和4年3月に、国土交通省観光庁が「『新たな旅のスタイル』に関する実態調査報告書」で発表しています。

企業のワーケーション認知度は、2021年度に66%(2020年度は48.5%)。特に、大規模企業(従業員数300名〜)ほど認知度が高く、製造業、情報通信業、学術研究、専門・技術サービス業などの業種が「よく知っている」と答えた割合が多いようです。

従業員側のワーケーション認知度および経験率は以下の通りです。

従業員向けワーケーション調査結果 2021年度(2020年度)
ワーケーションの認知度 80.4%(79.1%)
ワーケーションの経験率 4.3%(4.2%)

ワーケーションに関して、従業員の8割が知っているのに対し、企業側の認知度の低さが目立ちます。ワーケーションの経験率が4%に留まっているのはそこが原因かもしれません。

参考:国土交通省観光庁「『新たな旅のスタイル』に関する実態調査報告書」

企業のワーケーション導入率

実際、ワーケーションを導入している企業は認知度よりずっと低く、以下の結果が公表されています。

企業向けワーケーション調査結果 導入率
ワーケーションを導入している 5.3%
ワーケーション導入を検討している 12.7%

導入しているワーケーションのタイプは、個人で利用しやすい福利厚生型が63.2%と一番高く、次いで地域課題解決型が40.6%と続いています。

参考:国土交通省観光庁が「『新たな旅のスタイル』に関する実態調査報告書」

ワーケーション実施に立ちはだかる障壁理由ランキング

認知度の高さに反比例して、経験率や導入率はまだまだこれからのワーケーション。何が障壁となっているのでしょうか?日本テレワーク協会「令和3年ワーケーション等に係るアンケート調査報告」の中で、企業側が考える「地域型テレワーク(ワーケーション等)を実施する上での障壁」が公表されています。

地域型テレワーク(ワーケーション等)を実施する上での障壁ランキング 割合
1位 労務管理 21.8%
2位 経営層、上司の理解 16.1%
3位 情報セキュリティ 15.1%
4位 導入メリット 13.3%
5位 補助、助成制度 11.9%
6位 社会的気運の醸成 10.9%
7位 ワーケーション等に係る情報の入手 5.6%
8位 実施予定はない 5.3%

障壁の1位は「労務管理」。勤務時間・勤務実態の把握方法や労災認定に係る考え方、勤務対象か対象外かなど、ワーケーションを想定した就業規則の整備の遅れなどが原因のようです。

参考:一般社団法人日本テレワーク協会「令和3年ワーケーション等に係るアンケート調査報告」

ワーケーションのメリット

ワーケーションの定義や種類、認知度、導入率など基礎知識をふまえたうえで、利用するメリットについて詳しく解説していきます。利用する個人、送り出す側の企業、受け入れ側である自治体では、それぞれメリットが異なります。

個人のメリットは4つ

ワーケーションによって個人の利用者が得られるメリットは4つ。実際にワーケーションを利用したユーザーの体験談を元に紹介しましょう。

  1. 自分に合った働き方が選べる
  2. ストレス解消やリフレッシュ効果
  3. 長期休暇が取りやすくなる
  4. 業務効率の向上や新しいアイデアの創出

1.自分に合った働き方が選べる

いつもの職場や自宅に縛られて働きたくない、休暇中の旅先でも仕事がしたいなど、自分に合った働き方ができるのがワーケーションのメリットの一つです。

職種や業務内容にもよりますが、テレワークの普及によりインターネットがつながる環境ならどこでもフルリモート勤務が可能になりました。

自分に合った場所や時間を選べる働き方の一つとして、ワーケーションは新しい選択肢の一つとなるでしょう。

30代前半|女性

刺激的で自由な働き方が自分に合っていた

ワーケーションは、なにより刺激的です。新しい働き方、自由な働き方が合っている人にはストレスフリーになると思います。(IT企業の管理職)

30代後半|男性

現地の魅力を体感でき仕事の活力に繋がった

海外渡航歴はたくさんあっても、これまでは仕事だったので同じ場所へ行くことばかりで、現地のことはほとんど何も知りませんでした。しかし、自由な時間で自分が気になるところを訪れたり、観光地へ訪れたりできたので、その国の魅力がわかるように。今後の仕事への活力にも繋がりました。(WEBショップのバイヤー)

30代後半|男性

いつもと違う景色・空間で集中力が高まった

自宅のみでのリモートワークだと気分転換がはかりづらいのが実情です。 いつもと違う景色・空間だとメリハリをつけやすく、結果として仕事への集中力も高まったように感じました。 ワーケーションだと、積極的に気分転換しやすいのもメリットの一つですね。(IT企業の営業)

2.ストレス解消やリフレッシュ効果

リゾート地や観光地でのワーケーションは、ストレス解消やリフレッシュ効果が高く、仕事のモチベーションアップにつながる体験者が多いようです。

移動時間ゼロですぐに遊んだり気分転換したりできるメリットは大きく、仕事が滞ることなく余暇を楽しめ、家族サービスを兼ねることも可能です。

体験談にもあるように、どこでもすぐに仕事スイッチが入れられる人に向いている働き方です。

20代後半|女性

適度な休みが仕事のモチベーションに

普段と違う環境で働くことで気分転換にもなりますし、休みながら働けることでモチベーションも高まります。どこでも仕事スイッチをしっかり入れられる人には本当におすすめです。(EC系会社の営業)

40代後半|女性

家族サービスもできて一石二鳥

気分転換ができるし、いま流行りの働き方改革としてはいいと思います。日頃できない家族サービスもできましたし、自分も仕事から離れるとすぐそこにリゾート地が広がっている環境なのでゆっくり過ごすことができました。(化学素材メーカーの営業企画)

40代後半|女性

仕事のリフレッシュ方法が増えた

いつもと違う環境で、自然に囲まれて仕事ができるのはとても良いです。窓の外の風景や静けさで落ち着いて過ごすことができました。リゾートマンションなので好きな時に大浴場に入ることもできたので、リフレッシュ方法が増えたこともメリット。(日系メーカーシステム子会社勤務)

3.長期休暇が取りやすくなる

旅先で仕事をすることで、長期休暇が取りやすい利点がワーケーションにはあります。

休暇を取ろうとしても、忙しくてなかなかまとめては取りにくい、盆正月など会社の長期休みに合わせると旅費が高騰してしまうなど、長期休暇は取りにくいのが現状でしょう。

しかし、例えば飛び石連休の場合、出勤日のみ旅先でテレワークにあたることで、気兼ねなく長いお休みの取得が可能となります。平日でも実施しやすいことから、旅行コストを抑えられるメリットもあります。

40代前半|男性

旅行や家族との時間をあきらめないで働ける

家族との時間を確保できることは大きなメリットです。旅行をあきらめることなく、仕事もやりきることができワークライフバランスとしては最高のものであると思います。テレワークの延長であると捉えればハードルはそれほど高くないと思います。(建設コンサルタント企業の総務)

30代前半|男性

繁忙期に旅行しないので旅費が低コストに

わざわざ繁忙期に旅行に行く必要がなくなったことはメリットです。それにより宿泊代も抑えられました。加えて、日中の空き時間などに、ちょっとドライブして気分転換ができるのもとてもよかったです。(戦略系コンサルティング勤務)

4.業務効率の向上や新しいアイデアの創出

いつもとは違った環境で仕事にあたることで、業務効率がアップしたり、新しいアイデアが生まれたりといった効果がワーケーションにはあるようです。

まず、通勤時間や旅先へ向かう移動時間が省略できることから、朝すぐに業務が始められる利点があります。また、終業後には観光やレクリエーションが待っているという楽しみから、いつもよりスピーディーに仕事が進められたという声も多いことがわかりました。

仕事と遊びの相乗効果で業務効率が上がったり思いもよらないアイデアが頭に浮かんだりといったメリットがワーケーションにはあるようです。

50代前半|男性

移動時間がなく朝から活動でき効率的

休日に移動することなく、旅行先で朝から活動を始められることがとても効率的でした。家族にとっては、それぞれが平日も自由に活動でき、夕食で合流するという流れだったので、仕事をしながらも一定の家族サービスになりました。(経営コンサルティング会社勤務)

40代後半|女性

環境の変化で新しい発想が生まれた

環境が変わることで新しい発想ができるようになることがメリットだと思います。いつもの会社も落ち着きますが、たまにワーケーションを取り入れることにより仕事のモチベーションや効率がアップするので、適度に取り入れるとよいと思います。(翻訳会社勤務)

30代前半|女性

早く遊びに行きたい気持ちから仕事が捗った

すぐに遊びに行けるので早く仕事を終わらせることにもつながりました。この仕事が終わったらすぐに遊びに行く!という明確な時間設定ができるため、いつもより仕事が早く片付きました。(IT企業の管理職)

20代後半|女性

観光に早く行きたいため効率良く仕事が進められた

気分転換をしながらの仕事だったのでいつもより捗っただけでなく、早く仕事を終わらせたら観光に行ける!という気持ちもあり、自然と効率を求めて業務を行え、社内にいるときよりも仕事が早く進められた。また、ずっと座って仕事をするわけではないため、腰痛にも良かった。(旅行会社の人事)

企業のメリット

従業員のワーケーション利用を推奨し、送り出す側の企業には、おもに以下のメリットが挙げられます。

  • 福利厚生の充実
  • 従業員のパフォーマンスの向上
  • 優秀な人材の確保、流出の抑止
  • 有給休暇取得率の向上
  • 地域との関係構築や地方創生への寄与 など
参考:一般社団法人日本テレワーク協会「令和3年ワーケーション等に係るアンケート調査報告」

自治体のメリット

ワーケーションを利用する個人・団体の受け入れ側であるリゾート・観光地にはどのようなメリットがあるのでしょうか。自治体のメリットはおもに以下の4つが考えられます。

  • 平日の旅行者の増加
  • 人の流入や交流の増加、人口流出の抑止
  • 観光関連事業の活性化と雇用の増加
  • 企業との関係構築 など
参考:国土交通省環境庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー

ワーケーションのデメリット

ワーケーションを行うデメリットは、どんなものがあるのでしょうか?個人と企業、自治体それぞれの立場から詳しくご紹介しましょう。

個人のデメリットは4つ

ワーケーションを実施したことがある体験者にアンケートを行ったところ、おもに以下の4つのデメリットがあることがわかりました。

  1. ネット環境の整備など準備を要する
  2. 企業や職種によって理解・許可を得るのが難しい
  3. 休暇中に業務を行うストレスによる効率低下
  4. 宿泊費や移動費など出費がかさむ

1.ネット環境の確認や整備など準備が多い

フルリモートのテレワークとなるワーケーションで一番重要なのは、旅先にネット環境と通信手段が完備されていること。そこに不備があれば、ワーケーションは成立しません。

そのため、仕事を行う場所(ホテルの客室や旅先のレンタルスペースなど)に安定したネット環境や通信手段があるかの確認や、もしもの時に備えたモバイルWi-Fiの用意が必要です。

もちろん、いつも業務で使用しているノートPCや充電ケーブル、電源タップなども持参するため、いつもの旅支度より時間がかかり荷物も増えるデメリットがあります。

20代後半|女性

ネット環境や通信手段が不安定になることも

旅行先ではネット環境や通信手段などが不安定になることがあるため、トラブルやストレスが増えます。また、現場や社内からの連絡や要求に対応することが大変になることもありました。(教育系企業の英語講師)

30代前半|女性

ネットワーク環境が実は使えなかったというのはよくある

普段の仕事環境ではないため、不測の事態への備えも必須です。特にネットワーク関係は重要。旅先でわざわざネットワーク環境が整っているところまで足を運んだのに、実は使えなかったというのはかなり致命的です。(IT企業の管理職)

30代後半|男性

いつもの旅行より荷物が多くなり大変だった

仕事に必要なものも合わせて持っていくため、普段の旅行に必要なものに比べて、量も重さもあり持ち運びには大変でした。(IT企業の営業)

企業や職種によって理解・許可を得るのが難しい

個人のワーケーション認知度は8割を超えているものの、実際に経験したことがある人は全体のわずか4%(※)しかなく、まだまだワーケーションは一般的とは言えません。会社や上司の許可、同僚・取引先の理解を得るのは難しいようです。

会社への許可申請やチームメイトへの根回し、取引先への事前告知といった準備や、ワーケーション中の業務の見える化を怠ると、誤解を生んだり業務に支障が生じることもあります。

※国土交通省観光庁が「『新たな旅のスタイル』に関する実態調査報告書」

40代後半|女性

一緒に働いている同僚への配慮が必要

ワーケーションはまだ社会的に十分に広がっていないので、一緒に働く周囲の人たちへの配慮が必要。仕事をちゃんとしているのか?自分は毎日出社してるのにズルい、といった悪いイメージを持たれないように、いつも以上に仕事をしなくてはならないと思います。(化学素材メーカーの営業企画)

40代前半|男性

取引先に不安を与えてしまったことも

取引先にワーケーション中と伝えたとき、仕事に集中して対応してくれるのかどうか、少し不安を与えてしまったかもしれません。テレワークと変わらないとこちらは考えていますが、相手は観光の合間に仕事ができるのか?と思っているかもしれません。(建設コンサルタント企業の総務)

50代前半|男性

チームメンバーと連絡が取りづらくなる

周囲との連絡はいつもよりは取りづらくなっているので緊急の件で出社が必要とかになると厳しいかもしれないと心配になりました。(経営コンサルティング会社勤務)

休暇中に業務を行うストレスによる効率低下

旅先で仕事を行うワーケーションでは、遊びと業務のすみ分けに悩む利用者は多いようです。旅行を楽しみたい、遊びたい気持ちに流されて、仕事がおろそかになったり、逆に思い切り遊べないストレスが生じることもあります。

きっちり場所や時間を分けて、自分自身を律しながら業務にあたれる人以外は、ワーケーションは向いていないといえるでしょう。旅行も仕事も中途半端で終わってしまう可能性が高くなります。

20代後半|女性

誘惑に負けず自律した人にしかおすすめできない

職場に行かないとやる気が出ない、周りが働いていないと集中できないという方にワーケーションは厳しい環境かもしれません。すぐ近くに誘惑があるので、自分を律しないとぼーっと時間を過ごしてしまったりスマホを触ってしまったりしてしまいます。(EC系会社の営業)

20代後半|女性

仕事と遊びの両立は難しい

仕事と遊びの両立が難しいと感じました。仕事と遊びの時間や場所をわけることができないと、どちらも中途半端になってしまいます。また、旅行先の楽しみで気が散ってしまい仕事が捗らないことも。(教育系企業の英語講師)

30代後半|男性

休暇を優先して仕事相手を急かしてしまった

仕事を終わらせなければ休暇をとることができないため、早く仕事を進めたい気持ちが強過ぎて、現地で一緒に仕事をしている方を焦らせてしまったことが反省点です。今回は大きな問題になりませんでしたが、確認ミスや商品の間違いなどトラブルに繋がりそうな心配はありました。時間に余裕を持った計画と行動が必要だと感じました。(WEBショップのバイヤー)

20代後半|女性

切り替えが難しく十分旅行が楽しめなかった

オンとオフの切り替えが少し難しかった点がデメリットかと思います。旅行中も頭の片隅に仕事のことが浮かんでしまうため、思い切り旅行を楽しめているか?と言われると違ったように思います。(旅行会社の人事)

30代前半|男性

子どもと遊んでいても仕事が頭から離れない

結局、平日はどうしても頭が仕事モードになってしまうので、一緒に遊んでほしい子どもたちにとってはちょっと残念な感じになってしまったと反省しています。仕事と遊びのバランスが大事な気がしました。(戦略系コンサルティング)

4.宿泊費や移動費など出費がかさむ

自宅でのテレワークに費用はかかりませんが、ワーケーションは普段の旅行と同じくらい宿泊費や交通費がかかります。旅費がかかっているのに仕事もしなければいけないという矛盾に、モヤモヤする気持ちになるユーザーは多いようです。

安定したネット環境の完備、オンラインミーティングにも対応できる静かな空間の確保、業務用の別の客室やレンタルルームの手配などを考慮すると、いつもの旅行より割高になることも。

ワーケーションで得られる収入より、支出の方が上回ることも少なくありません。

20代後半|女性

仕事で遊べないため損した気持ちに

家で仕事をするよりも費用がかかります。交通費、宿泊費、食事代など。仕事中は旅行感がないので、普通の旅行に比べれば自由時間が少なくもったいない気持ちになる人もいるんじゃないかと思いました。(弁護士事務所の秘書)

40代後半|女性

出費に対する費用対効果が微妙

移動に時間がかかること、交通費や宿泊費などの出費があることはデメリットです。費用と時間のマイナスを最小限に抑えないと費用対効果を考えたときにプラスかどうか微妙なところになってしまう気はしました。(翻訳会社勤務)

40代後半|女性

仕事中の子どもたちのアクティビティに投資が必要

同行している子どもたちの過ごし方を自宅以上に考えておく必要があると思いました。私が仕事をしている間、読者しながら待ってもらうための本を用意する、外部の教室を利用するなど最低限の投資は必要になると思います。ひとりでできるアクティビティを用意しておかなければならないと感じました。(日系メーカーシステム子会社勤務)

企業のデメリット

ワーケーションを導入する企業のデメリットは、おもに以下が挙げられます。

  • 勤務時間や勤務実態、労災認定など労務管理の難しさ
  • 緊急を要するトラブルが生じた場合のリスク
  • フルリモートによるコミュニケーション不足
  • 情報セキュリティに関するリスク
  • ワーケーション導入にかかるコスト など
参考:国土交通省環境庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー

自治体のデメリット

ワーケーション利用者を受け入れる側の自治体が被るデメリットは、おもに以下が挙げられます。

  • 人の流入や交流の増加による治安の悪化
  • 人の流入や交流の増加による感染症のリスク
  • ネット環境や通信設備の整備にかかるコスト など

ワーケーションを実施する5つの流れ

ワーケーションを利用したい場合、どのような手順を踏めばいいのでしょうか?ワーケーション実施の流れを、5つのステップに分けて詳しくご紹介します。

  1. ワーケーションの方法を選ぶ
  2. 旅先で業務を行う許可を得る
  3. 交通手段やホテル施設を予約
  4. 業務をスムーズに行うための旅支度
  5. ワーケーション中の業務について報告

1.ワーケーションの方法を選ぶ

まずは、自分の働き方や性格に合ったワーケーションの方法を選びましょう。

先で紹介したワーケーションの種類のうち、個人で利用しやすいのは、旅行中に仕事をする休暇型ワーケーションか、職場や自宅以外の場所を借りて仕事をする業務型ワーケーションのサテライトオフィス型でしょう。

2.旅先で業務を行う許可を得る

フルリモート可の企業でも、自宅以外で作業をする場合は不可、もしくは許可申請が必要な場合は少なくありません。

所属する会社の就業規則を確認し、ワーケーション実施に必要な許可を得ましょう。それと同時に、上司や同僚、必要であれば取引先へも事前に相談し、理解を得ておくことが肝心です。

3.交通手段やホテル施設を予約

ワーケーション実施の見通しがついたら、交通手段やホテルなど宿泊施設の予約をしましょう。選ぶ際に一番気をつけるべき点は、やはりネット環境が整っているかどうかです。

例えば、公共交通機関の多くはフリーWi-Fiが利用できますが、多くの乗客が使用するため通信速度が遅く、ネット環境が不安定になります。特に動画再生やZoomなどWeb会議システムの利用は難しいようです。移動中にオンライン会議が入らないようにスケジュールを組みましょう。

また、宿泊施設選びでは、ネット環境が整っていることももちろんですが、騒音が入らない静かな場所の確保も重要です。ホテルの客室は家族と別部屋にできるようワンルームは避けて予約をすると安心でしょう。

4.業務をスムーズに行うための旅支度

旅先でワーケーションを行うためには、ふだんの旅支度に加え、仕事に必要なノートPCや充電ケーブル、電源タップ、モバイルバッテリーなどが増えます。

電車や飛行機などの公共交通機関や駅、空港と同様に、無料インターネット接続サービス完備とうたっているホテルでも、通信スピードが遅く業務に支障をきたすケースは少なくありません。

予約の際には、ネット環境の有無だけではなく通信スピードや容量も確認し、万が一に備えてスマホでのテザリングやモバイルWi-Fiなどを準備しておきましょう。

5.ワーケーション中の業務について報告

ワーケーション中は、会社が労働状況を把握しやすいようタスクや業務スケジュール、進捗状況を都度報告しましょう。詳細な報告や連絡で周囲からも理解が得られ、よりスムーズに業務が進められます。

ワーケーション中のオンライン会議では、周囲の雑音や背景にも注意が必要です。観光地やリゾート感が伝わるような雑音や背景がミーティングの邪魔にならないよう配慮が必要です。

ワーケーション人気エリアTOP7【国内編】

ワーケーション人気エリア国内編

ワーケーション初心者には、まず国内での体験がおすすめです。ワーケーション先として人気のエリア上位7ヵ所をピックアップしました。

  1. 沖縄
  2. 東京・神奈川・千葉など関東
  3. 北海道
  4. 箱根、熱海など温泉地
  5. 軽井沢など高原リゾート
  6. 京都・大阪・和歌山など関西
  7. 福岡

1.沖縄

評価 特徴
ネット環境 那覇市では、公共交通機関や文化施設、主要観光地を中心に無料の公衆無線LANサービスを提供(※)。
ただし、沖縄本島北部や離島の一部では携帯電話が通じにくいエリアもあり。
宿泊施設 リゾートホテルからウィークリーマンション、民泊などさまざまな宿泊施設がそろい、立地・予算・滞在期間など条件に合わせて選べる。
交通機関 那覇中心部はモノレールがあるが基本、車社会のため、それ以外のエリアへの移動はレンタカーかタクシー、バスとなる。
※那覇市観光協会「Free Wi-Fi」

日本を代表する南国リゾートの沖縄は、ワーケーション人気もトップクラスです。

リゾートホテルから民泊までさまざまな用途に対応する宿泊施設が多数あり、沖縄県でもワーケーション活用型沖縄IT活性化事業(※)を実施するなどワーケーション誘致に力を入れています。沖縄はまさに遊ぶにも働くにもベストな場所といえるでしょう。

ただし、初夏から秋にかけて沖縄は台風シーズンを迎えるため、暴風雨による停電や断水といった被害も受けやすく、飛行機が欠航となることも少なくありません。

台風情報は常にチェックし、臨機応変にスケジュールを変更できるよう余裕をもったワーケーション計画が望ましいでしょう。

※沖縄県「ワーケーション活用型沖縄IT活性化事業の2次公募について」

30代前半|女性

出張ついでのブレジャーで沖縄を満喫

沖縄への出張があり、せっかくなので前後に有給休暇をとって長期滞在しました。すごく有意義なワーケーションになりましたが、すぐそこに海があると思うとついつい遊びに行きたくなり気が緩んでしまう場面もありました。ビーチアクティビティもやりたかったので荷物がかさんでしまい、その準備をするためのコストも自腹なので思ったより費用はかかりました。(IT企業の管理職)

50代前半|男性

海沿いの民泊利用でレジャーを堪能

木曜・金曜を利用して海沿いの民泊を利用しました。平日は夜の散歩くらいしかしていませんが、土曜日をフルにレジャーに活用。余計な雑務がないので作業にも集中できる点は良かったです。ただ、ワーケーションの場所にモニターがなかったので、いつものように大画面で作業できず、その点はストレスが生じました。 (経営コンサルティング会社勤務)

2.東京・神奈川・千葉など関東エリア

評価 特徴
ネット環境 個人経営の民泊などではない限り、ほとんどの宿泊施設で安定した無料Wi-Fiサービスを提供している。ただし、渋谷や新宿など乗降者数の多い駅の近くでは携帯電話の通信速度が遅くなったり繋がりにくくなることが多い。
宿泊施設 さまざまな宿泊施設がそろい、立地・予算・滞在期間など条件に合わせて選べる。ただし、地方に比べ宿泊料が高さに反比例して客室が狭い傾向にある。
交通機関 公共交通機関が発達しているため基本、不便はない。

東京や神奈川、千葉といった南関東は、2番目に人気のエリアです。ここでのワーケーションは、以下の2つのパターンに分かれるようです。

  • 観光や出張で地方から上京し行うワーケーション
  • 職場や住まいも都心だが近場で旅行気分を味わうためのワーケーション

特に後者のワーケーションスタイルは、万が一業務上必要なものを忘れてもすぐ取りに戻れる、トラブルに見舞われても会社に駆けつけられる距離ということで、利用者は多いようです。

20代後半|女性

千葉・鴨川の民泊に2週間滞在で健康的に

2週間ほど千葉の鴨川に民泊で滞在しました。平日は宿で仕事、平日の夜は庭でBBQ、土日は近所の海水浴場やプールで泳いだり、鴨川シーワールドに遊びに行ったり。終わったら楽しみが待っていると考えると仕事もはかどり、1日のモチベーションがずっと高く保てました。家でのテレワークは運動不足になりがちですが、ワーケーションだとからだを動かすので、健康面でも良いなと思いました。(弁護士事務所の秘書)

40代後半|女性

九十九里浜で海辺の散歩やホテルのスパを堪能

2泊3日で千葉県の九十九里浜に行きました。海沿いを散歩し、ホテルのスパを利用してゆっくり過ごし、それ以外はほとんど仕事をしていました。でも、いつもとは違う場所で仕事をすることにより、発想の転換ができたり、新しいアイデアが生まれたのは良かったと思います。(翻訳会社勤務)

30代後半|男性

移動日に仕事をこなし東京ディズニーリゾートを満喫

舞浜のホテルに2泊3日滞在しました。初日はホテルに移動後、リモートワークを実施。2日目は、東京ディズニーリゾートで開園から閉園まで滞在しました。3日目はチェックアウトの時間までホテルの部屋でリモートワークを実施して、時間を有効に活用できたと思います。(IT企業の営業)

40代前半|男性

南房総滞在をきっかけに年1回のワーケーションを希望

南房総に1週間ほど滞在しました。平日は早朝から子どもと海辺を散歩したり、軽いドライブへ出かけたりして、日中のコアタイムはリモートワークをするスケジュールでした。宿泊代などは高くつきましたが、日頃家で過ごすことの多い妻と子どもたちにとって非日常空間に1週間滞在できたのはよかったようです。年に1回はワーケーションにトライしたいね、と話しています。(建設コンサルタント企業の総務)

3.北海道

評価 特徴
ネット環境 札幌市や函館市など主要都市では、公共交通機関や主要観光スポット・エリアで接続できる無料Wi-Fiサービスを提供(※)。
ただし、「この先、携帯電話通話エリア圏外」という道路標識が立つエリアがあるなど、都市部から離れる場合は要注意。
宿泊施設 さまざまな宿泊施設がそろい、立地・予算・滞在期間など条件に合わせて選べる。ただし、シーズンによっては宿泊施設不足となる場合も。
交通機関 冬期は雪のために電車やバスなど公共交通機関が運休したり遅れたりすることが多い。また、都市間の移動距離が長く、車移動が基本となるため、雪道での運転には注意が必要。
※札幌市「Sapporo City Wi-Fi」/函館市「HAKODATE FREE Wi-Fi(ハコダテ フリー ワイファイ)について」

夏は涼しく、冬はウィンタースポーツが楽しめ、梅雨や台風の影響を受けにくい北海道は、長期間のワーケーションにおすすめのエリアです。

北海道の各自治体でも企業や個人のワーケーション誘致に積極的で、函館市やニセコ町、神恵内村では以下のような宿泊費や交通費の助成、観光クーポンのプレゼントなどを行っています。

例えば、神恵内村のワーケーション実施費用助成金は、村内の宿泊施設を利用してワーケーションを行った方に1泊5,000円、道外の参加者には交通費として1人8,000円を助成するというもの。

こういった補助金や助成金を活用してワーケーションに挑戦してみてはいかがでしょうか?

40代前半|男性

ワーケーション活用でGW中ずっと北海道で過ごせた

飛び石連休だったGWに家族同伴で北海道を訪れ、平日となる5月1日と2日はホテルで定時時間内のみテレワークを行いました。特に問題はありませんでしたが、唯一、社外の取引先から電話がかかってきたときに、ホテルの全館放送が流れ始めて困りました。休暇中と思われたようで、取引先の方に気をつかわせてしまいました。(建設コンサルタント企業の総務)

4.箱根、熱海など温泉地

評価 特徴
ネット環境 宿泊先が温泉旅館の場合、ネット環境が完備されていなかったり不安定なケースもあるので、予約前に要確認。
宿泊施設 温泉プールやスパを備えたホテル、温泉旅館など、リラックスやヘルスケアに特化した宿泊施設が多い。
交通機関 箱根や熱海などは電車や新幹線1本で都心と直結して便利。昔から大勢の温泉客が訪れていることから公共交通機関が発達しており意外に不自由がない。

箱根や熱海といった温泉地は、からだを休めながら仕事にも取り組めるということで、ワーケーションスポットとして人気です。

例えば、ワーケーションに積極的に取り組む箱根の宿泊施設を特集したページが観光ウェブサイト「観光かながわNOW」に設けられていたり、熱海のおすすめスポットやアクティビティ、宿泊施設が検索できるサイト「熱海ワーケーションを熱海市観光協会が運営して、温泉ワーケーションを考えている人向けに情報を発信しています。

もし、宿泊先に温泉旅館を選んだ場合は1点気をつけることがあります。客室の清掃が入った場合、部屋で仕事を続けるのが難しい場合があるので、業務を続けられる場所を別に確保しておく必要があるでしょう。

50代前半|女性

東京からわずか1時間で温泉三昧

飛び石連休を利用して熱海でワーケーションを行いました。高台にあるホテルで客室の南側が全面窓だったので、昼間はキラキラ輝く海を眺め、夜は煌々と光る満月が楽しめました。ほとんどホテルから出ず、仕事と温泉入浴の往復だけでしたが、ゆっくりした時間の流れに大満足でした。新幹線で東京からわずか1時間という移動距離も手軽で良かったです。(出版社勤務)

5.軽井沢など高原リゾート

評価 特徴
ネット環境 個人経営のペンションなど小規模宿泊施設の場合、Wi-Fi完備とうたっていても通信速度が遅かったり繋がりにくいケースがあります。念のため、モバイルWi-Fiを持参するなど対応を。
宿泊施設 リゾートホテルやペンション、コテージ、貸別荘、グランピング施設など、自然が感じられる宿泊施設が多い。
交通機関 山間部に位置し、最寄駅からバスで數十分かかるといった場所が多いため、基本はマイカー移動。宿泊施設から徒歩で行ける範囲に何もないことも多く車は必須。また、観光シーズンには道が大渋滞することも。

軽井沢など高原リゾートは、夏は避暑地として、秋は紅葉が楽しめるなど、季節を感じながら仕事ができるとあって、ワーケーション先として人気です。

高原リゾートの特徴として、コテージや貸別荘など戸建てとして独立した宿泊施設が充実している点が挙げられます。部屋数が多いため仕事用に一部屋占領でき、上下や隣室からの騒音に悩まされないので、ワーケーションにおすすめです。

ただし、高原リゾートは山間部のためネット環境が不安定であったり、携帯電話が繋がりにくいという欠点もあります。また、天気も変わりやすく急な豪雨で停電ということもあるので、念には念を入れて準備をしましょう。

40代後半|女性

仕事中に激しい豪雨で停電したときはヒヤヒヤ

2週間、夏休みの家族旅行も兼ねて山中湖近くの貸別荘でワーケーションをしました。午前中と夜に仕事をし、昼間の時間帯は買い物や湖畔で子どもたちと遊びました。事前に、どんなレジャーがあるか?買い物は便利か?コロナ対策をしているか?近くに医療機関はあるか?などを調べました。滞在中一度だけ激しい豪雨があり、夕方の時間帯に近隣一帯が停電に。いつ復旧するか、それまでパソコンのバッテリーがもつか、スマホは大丈夫かなど、いろいろ心配になりました。(化学素材メーカーの営業企画)

40代後半|女性

仕事中は子どもたちを自然教室などに通わせたい

子どもの夏休みに合わせて上越のリゾートマンションに滞在しました。夫婦でワーケーションをしましたが部屋数が足りず、オンライン会議の際はもう一人が別室に行くなどして声が入らないように調整しました。滞在したのが田舎だったので子どもたちだけで外出させるわけにいかず退屈したようなので、今後は季節に合わせて子どもたちを自然教室に入れるなどしたいと思います。(日系メーカーシステム子会社勤務)

6.京都・大阪・和歌山など関西

評価 特徴
ネット環境 関西といっても京都・大阪の都市部では問題ないが、和歌山などのビーチリゾートや山間部ではネット環境や携帯電話が繋がりにくい場合がある。
宿泊施設 さまざまな宿泊施設がそろう。滞在場所がビジネスホテルの多い都市部か観光地かによって大きく異なる。京都などの観光エリアはインバウンド需要で宿泊費が高い傾向に。
交通機関 都市部や観光地であれば公共交通機関が発達しているため基本、不便はない。一方、リゾート地や山間部は車移動が必須な場合が多い。

関西は、大阪ならUSJや食い倒れ、京都・奈良は神社仏閣の観光、和歌山はビーチリゾートなど、府県によってさまざまな魅力があるため、ワーケーションスポットとして人気のエリアです。

実際、京都ではワーケーション向けにリフォームされた京町家の宿泊施設が点在し、国内外から多くの観光客が訪れています。京都市ではワーケーション費用を支援する「お試し立地支援制度(※)」も実施しています。

滞在場所によってネット環境や宿泊施設の充実度、公共交通機関の利便性が大きく異な流ので、府県をまたいで移動する場合は、都市部と郊外の両方の準備をしておくと安心でしょう。

※京都市情報館「お試し立地支援制度」

20代後半|女性

京都出張を兼ねてブレジャーを実施

京都出張が木曜だったため、翌日の金曜はホテルでテレワーク。夜に友人と現地合流して夕食を食べ、土日に一緒に京都観光をして帰るというスケジュールでした。いつも出張で観光ができずにもったいない気持ちが強かったので、それが払拭でき、また環境を変えて気分転換しながら働くことができたため、もっとワーケーションを社内で広められたらと思いました。(旅行会社の人事)

7.福岡

評価 特徴
ネット環境 商用で滞在するビジネスマンや、アジアからの観光客も多いため、宿泊施設のネット環境は充実。
宿泊施設 カジュアルからハイクラスまでさまざまなホテルがあり、用途に応じた宿泊施設が選べる。
交通機関 福岡市のほぼ真ん中に新幹線駅も空港もあり、バスや地下鉄の交通網が充実しているため便利。

九州の玄関口であり、新幹線駅も空港も都市部にある福岡市。その利便性の高さと、九州各地や台湾、韓国、香港など各アジアへのハブ的立地からワーケーションで滞在する人が多いようです。

観光地として有名な太宰府天満宮まではバス・電車ともに1時間弱、温泉地の湯布院へは約2時間半の距離というのも魅力の一つでしょう。

実際、福岡でのワーケーション体験者によると「出張ついでにしばらく滞在して博多グルメを堪能した」「天神駅の周りには一人用のレンタルボックスやコワーキングスペースがたくさんあるので不便がなかった」などの感想が寄せられています。

20代後半|女性

遠方まで足をのばせるのはワーケーションの強み

会社の夏休みと連休を利用して、福岡で3日ほどフルリモート勤務をしました。3日間遊び、2日働き、また4日遊び、1日勤務というスケジュールでした。社会人になり遠方まで足をのばして長い休みを取るのはなかなか難しかったのですが、仕事もしながら観光もできとてもいい機会でした。日中は仕事、夜は友人との時間を過ごすことができました。場所が変わることで気分転換にもなりよかったです!(EC系会社の営業)

海外ワーケーションにおすすめエリアTOP3

ワーケーション人気エリア海外編

コロナ禍も落ち着き、海外でのワーケーションにも挑戦してみたいという方も多いでしょう。ワーケーションにおすすめな海外の国・地域トップ3をご紹介しましょう。

  1. 韓国・台湾などアジア地域
  2. グアム・サイパン
  3. オーストラリア・ニュージーランド

1.韓国・台湾などアジア地域

日本からの飛行時間 韓国(ソウル):羽田・成田から約2.5時間
台湾(台北):羽田・成田から約4時間 など
時差 韓国:0時間
台湾:ー1時間 など
特徴
  • 物価が日本と同じ、もしくは安い傾向にある。
  • LCCを含め運航している航空会社がたくさんあり便数も多いため、便利なうえ渡航費を抑えられる。

初めての海外ワーケーションであれば、一番おすすめなのは韓国や台湾などのアジア地域です。時差が少なく、渡航の際の飛行時間が短いのが大きな理由です。

現地についてからの時差ボケに悩まされることがなく、日本にある会社とも時差なく勤務にあたれます。からだへの負担が少ないうえ、勤務時間外の観光やレジャーへの影響も最小限ですむのは魅力的です。

口コミにもありますが、出張や観光で一度は訪れたことがあるというケースが多いため、フルリモートで仕事をした場合のリスクやトラブルを回避しやすいでしょう。海外ワーケーションで一番のネックとなる渡航費用も低く抑えられます

30代後半|男性

現地に足を運ぶことで有意義な時間が過ごせた

7泊9日でのタイ出張でしたが、前半の5日に仕事を詰め込み、1日はバンコクを中心に寺院や買い物に出かけ、もう1日でラン島という島へ遊びに行きました。いつもとは違う場所へ足を運ぶことで現地のさまざまな事情がわかったり、勉強になることも多かったので、有意義な時間を過ごし楽しむことができました。(WEBショップのバイヤー)

2.グアム・サイパン

日本からの飛行時間 羽田・成田から約3.5時間〜4時間弱
時差 +1時間
特徴
  • 車社会のため、移動はバスかレンタカーとなる。
  • ホテルは資本がどこの国かによって客層がガラリと変わる。

グアム・サイパンは、飛行時間約4時間、時差+1時間と、最も気軽に訪れられるアメリカ領のビーチリゾートです。

ビーチ沿いには大規模リゾートホテルが立ち並び、ホテル内で買い物やアクティビティ、レストランなどすべてそろっている場合が多いため、移動や同伴家族のフォローなどのストレスが少なくすみます。

ただし、アメリカ領のため円安の影響を受けやすく滞在費がかさむことと、ツアー客が主流のためホテルの資本がどこの国かによって客層がガラリと変わります。「日系ホテルの滞在はいろいろな面で安心だけれど、周りも日本人ばかりで海外リゾート感は味わえなかった」という声もあります。

40 代後半|女性

キッズプログラムのあるホテルに滞在し子どもをフォロー

家族とグアムへ行きました。日中私が仕事をしている間、子どもたちはホテルのキッズプログラムに参加したり、夫とプールやビーチで遊んでくれたので、ストレスなく業務にあたることができました。バルコニーで海を眺めながらの仕事はとても気持ち良かったですが、オンラインミーティングの時だけはリゾート感が出ないように背景に気をつかいました。(IT企業勤務)

3.オーストラリア・ニュージーランド

日本からの飛行時間 ケアンズ:約7.5時間
パース・メルボルン:約10.5時間
時差 シドニー:+2時間(地域やサマータイムによって異なり、時差は+0.5時間〜+2時間)
特徴
  • 南半球に位置し、日本と季節は逆。
  • シドニーなど都市部の交通網は発達しているが、地方都市は車社会。
  • ワーキングホリデーなどもあり、外国人に対して寛容な文化。

オーストラリアやニュージーランドは、少ない時差で欧米文化が堪能できる国として海外ワーケーション先として人気が高いエリアです。

日本とは季節が逆のため、夏はウインタースポーツ、冬はビーチレジャーが楽しめるのが最大の魅力です。アジアやグアム・サイパンといった近場の海外ワーケーションに慣れたら、次にチャレンジしてほしい場所です。

ただし、日本からの飛行時間は7.5時間〜10.5時間と長いため、時差はないものの前後1日は移動日となり業務にあたれないでしょう。また、滞在期間も長くなるため、渡航費や滞在費が高めとなるデメリットがあります。

20代後半|女性

日本との時差に合わせ午後から夜にかけて仕事

オーストラリアのシドニーに行きました。2週間のスケジュールで、平日は午後から夜にかけて仕事をして、午前は英語学校に通いました。週末は完全に休暇として、オペラハウスやハーバーブリッジなどの観光スポットやビーチなどを楽しみました。(教育系企業の英語講師)

楽しいワーケーションを実現するコツ

遊びも仕事も充実したワーケーションには、入念な事前準備が大切です。楽しいワーケーションを実現するために、次に紹介する事前準備のコツを実践しましょう。

ワーケーションが自分の働き方に合っているかどうか見極める

まずは最初に、ワーケーションという働き方が自分に合っているかどうかを見極めることが肝心です。

ワーケーションをしてみたものの「遊んでいても仕事が頭から離れない」「仕事と遊びの切り替えがうまくいかなかった」という意見も少なくありません。

自分自身が遊びと仕事のすみ分けがきっちりできるタイプか、旅先で仕事をすることにメリットがあるかなど、今の働き方と照らし合わせて判断しましょう。

まずはフルリモートワークで実績を残す

もし、まだテレワークに慣れていないようなら、まずは自宅でフルリモートワークに挑戦してみましょう。

自宅でフルリモートワークを繰り返すことで、場所が旅行先に変わった場合の応用力もつきますし、自分がワーケーションに向いているかどうか判断がつきやすく、どうすれば仕事と遊びが両立できるか考えるきっかけにもなるでしょう。

何よりフルリモートワークの実績を作ることで、ワーケーションを導入する際、会社からの信頼や同僚からの理解を得やすくなります。

所属チームやメンバーへの説明や引き継ぎを十分に行う

ワーケーション前には、所属しているチームメンバーや必要なら取引先にも情報を共有し、業務の説明や引き継ぎを十分に行いましょう

ワーケーション先では、どんなアクシデントやトラブルに見舞われるかわかりません。実際、停電でオンラインミーティングが中断した、ネットが不安定でスマホとのテザリングで切り抜けたといった話もあります。

不測の事態で予定通りに仕事が進まないことも想定して、業務の引き継ぎや説明を行っておきましょう。

業務の進捗をきちんと報告

ワーケーション中は、いつも以上に業務の進捗を細かくていねいに報告しましょう。

オフラインと違い、会社や同僚はあなたがどのように仕事をしているか、どこまで進んでいるかが見えにくく不安になります。“ほうれんそう”、つまり報告・連絡・相談を都度都度行うことで、あなたの仕事ぶりが把握できて安心します。

業務の進捗をしっかり報告することで、会社にとってもワーケーションに価値が見出せ、次のワーケーションにつながりやすくなるでしょう。

トラブルが起こった場合の対処まで想定し準備

職場や自宅などいつもとは違う場所での業務となるので、トラブルやアクシデントは起こって当たり前。そこで仕事がストップしないために、念には念を入れた準備をしましょう。

ワーケーション体験者は以下のような準備をしています。

  • ノートPCやスマホは常に充電しておく
  • スマホとPCはいつでもテザリングできるようにしておく
  • モバイルWi-Fiを持参する
  • サブツールとしてiPadなども持参しておく など

入念な準備が、ワーケーション中のトラブル回避に繋がります。

ワーケーション実績のある企業へ転職するには?

ワーケーションをしたくても、対面必須のサービス業や就業規則の不整備から挑戦できない人もいるでしょう。この機会にワーケーションが可能な企業へ転職を考えてみませんか?

ワーケーション実績のある企業へ転職する方法や応募の際のチェック点などをまとめました。

フルリモートOKの求人が多い転職エージェントへ登録

ワーケーション可能な企業へ転職するには、まずフルリモート可の求人を多く扱う転職エージェントへ登録しましょう。おすすめの転職エージェント3社を紹介します。

リクルートエージェント|フルリモートの求人が最大級

リクルートエージェント

公開求人数 366,021件
非公開求人数 230,654件
タイプ 総合型転職エージェント

*2024年4月時点

リクルートエージェントの特徴

  1. 転職成功実績No.1*
  2. 業界最大級の公開・非公開求人数で業界・職種問わず選択肢が広がる
  3. 20~50代と年代問わずサポート

*厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点

業界最大級の求人数を誇る転職エージェント、リクルートエージェント。主要転職エージェントの中でフルリモートの求人は最も多く、公開求人だけで9,329件を保有しています(2023年8月現在)。

転職実績がNO.1(※)で土日祝日の面談にも対応しているため、働きながらでも転職活動がスムーズに進められます。

約75万件に上る保有求人のうち、約4割が非公開求人であることも特筆すべき点で、ワーケーションを実現できる転職先が必ずみつかるでしょう。登録するならまずはここといえる転職エージェントです。

※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点

doda|IT・Web業界への転職に強い

doda

公開求人数 229,901件
非公開求人数 37,371件
タイプ 総合型転職エージェント

*2024年4月時点

dodaの特徴

  1. 全年代・豊富な業種を網羅した20万件以上の求人
  2. 「履歴書の書き方セミナー」など転職活用に関するオンライン講義あり
  3. 働き方や待遇など細かい条件で求人検索が可能

dodaは、ワーケーションに挑戦しやすいIT・Web業界やエンジニア向けの求人を多く保有しています。フルリモートで検索すると、6,978件の公開求人がみつかりました(2023年8月時点)。

ていねいな転職サポートが高評価の転職エージェントで、自己分析や職務経歴書のアドバイスを受けられ、転職活動を全面的にバックアップしてくれます。そのため、「IT業界未経験でも転職できた」という利用者からの声もあります。

また、職歴や経歴、スキルなどを登録しておくと、企業から直接スカウトが受けられるメリットもあります。

マイナビエージェント|業界未経験や初めての転職におすすめ

マイナビエージェント

公開求人数 非公開
非公開求人数 非公開
タイプ 総合型転職エージェント

*2024年4月時点

マイナビエージェントの特徴

  1. 顧客満足度No.1*
  2. フォローが手厚く未経験でも安心して転職活動ができる
  3. キャリア相談や履歴書添削などていねいにサポート

*2024年転職エージェント顧客満足度ランキング

「20代に信頼される転職エージェント」でNo.1(※)に輝いたマイナビエージェントは、経験が少なかったり未経験の業界への転職サポートに強い転職エージェントです。

ワーケーションを実現しやすい「テレワーク/リモートワーク(制度あり)」で求人検索が可能です。

マイナビエージェントは転職サポートの手厚さが特徴で、初めて転職する方や業界未経験という求職者にていねいな選考対策を行っています。経験やスキルに自信がない場合におすすめの転職エージェントです。

※楽天インサイト調査(2018年1月)

担当キャリアアドバイザーに応募先の勤務形態を詳しくリサーチ

転職エージェントに登録すると、専任の担当キャリアアドバイザーがつき、求人を紹介してくれます。転職先の条件に、テレワーク可やフルリモート可を上げておくと、それに合わせた求人を提案してくれます。

ただし、求人票にテレワークやリモートワーク可と記載があっても、制度はあるけれど利用している人がほとんどいない、逆に就業規則が整備されていなくて明文化されていないケースも。

担当者に、テレワークやリモートワークがどれくらい進んでいるのか勤務実態を確認してから応募しましょう。

面接などでフルリモートの勤務場所や勤務条件について確認する

書類選考を通過したら、面接と職場見学となります。その際、自分の目でもテレワークやリモートワークがどれくらい浸透しているかを確認しましょう。

企業によっては、フルリモート勤務可でも場所は自宅限定としているケースがあります。その場合、ワーケーションは不可となるため、勤務場所や条件について確認しておくといいでしょう。

自分から言いにくい場合は、同行している担当キャリアアドバイザーに代わりに聞いてもらうことも可能です。

ワーケーションお役立ちリンク集

ワーケーションに役立つおすすめサイトをジャンル別にご紹介します。

体験談

企業の導入事例

ワーケーションQ&A

ワーケーションに関してよくある疑問や質問に答えていきましょう。

ワーケーション経費は誰が負担する?

個人で利用する休暇型ワーケーションの場合、基本的に生じる交通費や宿泊費、通信費は個人負担となります。自宅でテレワークをした場合、これらの経費は本来、生じない費用だからです。

一方、企業側が主導する業務型ワーケーションは、会社側が費用を負担します。ただし、個人で自主的にサテライトオフィスやコワーキングスペースを利用した場合は、個人負担となる場合が多いでしょう。

自治体によっては、一定の条件を満たせば個人や企業のワーケーションに対して費用の一部を支援する補助金制度を設けているところがあります。そういったワーケーション補助をうまく利用するのも一つの方法です。

子ども同伴の親子ワーケーションは可能?

ワーケーション体験者の中には、子ども同伴で実施している方が多くいます

ただし、小学生以下の子どもは一人で外出させるには不安が大きいので、仕事中は同じ室内で子どもも待機するか、ほかに子どもの相手ができる大人を同行させる必要があります。

親子でワーケーションを楽しめるように「子どもが飽きないようにたくさん本を持参した」「子どもだけで参加できるキッズプログラムのあるホテルを選んだ」など、工夫している方が多いようです。

海外ワーケーションで気をつけることは?

海外ワーケーションの場合、時差や移動時間があるため業務時間の設定には気をつけましょう。また、海外ではVPN接続ができない場合もあるので、業務に差し支えないかの確認を。

また、十分に準備をしても、不可抗力でトラブルに巻き込まれることは少なくありません。海外ワーケーションで以下のようなトラブルを体験した方もいました。

勝手に荷物が移動されてパソコンに不具合が
台北のビジネスホテルに連泊したところ、外出中に部屋を勝手に変更されて荷物が移動されていました。ホテルサイドは「客室をランクアップしてあげたよ」と得意満面でしたが、スーツケースに入れていたノートPCのキーボードが誤作動を起こすように。明らかに荷物を勝手に移動させたホテルの責任ですが、ホテルスタッフに泣きつかれ修理費は自腹負担となりました。

電車の時刻表はあってないようなもの
ドイツから日本へ帰国の日、空港へ向かう電車を待っても待っても来ない。2時間以上余裕を持ってホテルを出発したにもかかわらず、空港に到着したのは、チェックイン締切時間を数分過ぎていました。飛行機自体が遅れていたためなんとか間に合いましたが、ドイツの公共交通機関が正確に運行していたのはもう10年以上前の話だと後から聞きました。

レストランでもバッグは必ず前持ちに
アジア某国でのこと。現地スタッフと夕食をとった時、荷物を置こうとしたら「バッグは前に抱えるように食べてください」と注意されました。いくら近くにあっても自分の目が届かない場所に荷物を置くと、財布やパスポートなどをすられたり荷物自体がなくなることが多いようです。実際、人混みで財布をすられ警察署に行きましたが、盗難届は受け付けてもらえず、紛失届しか提出できませんでした。

ワーケーションのために、普段の海外旅行では必要ないノートPCやタブレットといった機器を多く持参しているでしょう。セキュリティの観点からも紛失や盗難は大きな問題となりかねないので、特に注意が必要です。

海外ワーケーションでは、日本の常識が海外でも常識とは限らないと肝に銘じておくことが重要です。

お得にワーケーションできる無料体験のモニターツアーはある?

無料体験のモニターツアーを実施していたり、一定条件を満たせば助成金を支給している自治体・企業はたくさんあります。その一部をここでご紹介しましょう。

それぞれ利用条件や補助の範囲はさまざまなので、公式サイトで確認し応募しましょう。

ワーケーションは意味がない?

「費用を負担してまで旅先で仕事をするワーケーションは、本当に意味があるの?」「費用対効果から考えると、ワーケーションは意味がないのでは?」という意見もあります。

しかし、実際にワーケーションを実施した方にアンケートをとったところ、以下のような結果になりました。

ワーケーションを行って良かった 84.6%
どちらとも言えない 7.7%
ワーケーションは意味がない 7.7%

8割以上の体験者が「ワーケーションは良かった」と答えています。準備が面倒だったり、費用がかかったりなどのデメリットはありますが、それを差し引いてもワーケーションには好感触を持ち、「年1回はやりたいねと家族で話した」といった意見もありました。

まずは一度、自身で体験してみて、自分の働き方に合うかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

ワーケーションまとめ

遊びと仕事を両立し、自分らしい働き方を可能にするワーケーション。しかし、国土交通省観光庁の調査によると、実際にワーケーションを経験したことがある人はわずか4%です。

テレワークが浸透し、インフラや就業規則も整備され、企業や労働側の意識も変わってきました。自治体や企業の助成をうまく活用すれば、ワーケーション費用の負担も解消されるでしょう。

業種や職種によってはフルリモート勤務も可能な今、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。ワーケーションで自分らしい働き方に挑戦してみましょう。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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