看護師を辞めて違う仕事へ転職した人の口コミとおすすめの職種を紹介

看護師辞めて違う仕事

「看護師を辞めたら、どんな職種に就いている人が多いの?」
「看護師の経験しかないから違う仕事への転職に不安がある。」

体力や精神力が必要とされ、命にかかわるという緊張感のもと働く看護師。職場を変えて看護師として働き続けるのではなく、違う職種に転職したいと考える人もいるでしょう。

結論、看護師とは違う仕事に転職することは可能です。看護師資格を活かせる職場だけでなく、資格に関係なく、看護師としての経験を活かせる職場は病院以外にも数多く存在するからです。

この記事では、看護師から転職するのにおすすめの、全部で17の仕事を紹介しています。実際に転職した人の口コミも掲載しているのであわせて見ていきましょう。

元大手総合転職のキャリアアドバイザー
PCスキルよりも看護師で培ったコミュ力を企業は求めている

看護師さんに一般企業の求人を紹介すると「PCの実務経験がなくて…私にもできますか?」と心配されるケースが多いです。しかし、いわゆるテクニカルスキルは入社後でも学べるので企業もそこまで重視はしていません。逆に重症の患者さんを支える中で培った傾聴力やストレスコントロール力といったヒューマンスキルは一朝一夕では身に付かないものなので、一般企業でも重宝されます。応募先での仕事と似ている点は必ずあるので、転職エージェントと一緒に探してみましょう。

看護師資格を活かした仕事への転職におすすめの転職サイト4選

看護師資格には関係なく、全く違う仕事に転職したいという気持ちが固まっている人は、以下の転職サイトもおすすめです。

他職種への転職におすすめの転職サイト3選

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※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

目次

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看護師が他職種への転職を考える理由は?離職データや口コミをもとに解説

看護師が転職を考えた理由

看護師は転職が多い仕事として知られています。

事実、2020年度時点(※)で正規雇用看護師の離職率は10.4%、正規雇用准看護師の離職率は 11.9%となっており、現職を辞める看護師の割合は高いと言えるでしょう。

【2020年度看護師・准看護師の離職率(2021 年調査)】

 正規雇用看護職員正規雇用准看護職員
全体10.4%11.9%
新卒採用者8.1%18.6%
既卒採用者14.6%28.0%

※引用:日本看護協会「2021年病院看護・外来看護実態調査

では、看護師はどのような理由で転職を考えることが多いのでしょうか?

当編集部では、看護師を辞めて違う仕事に転職をした人にアンケートを実施しました。看護師を辞めて違う仕事に転職することを考えた理由として寄せられた内容をランキング形式で紹介します。

【看護師から違う仕事への転職を考えた理由ランキング】

順位 転職を考えた理由 割合
1位 人間関係の悩み 36%
2位 業務に対する責任やプレッシャー 22%
3位 残業や夜勤などの不規則な勤務形態 14%

※転職hub調べ

1位:職場の人間関係の悩みが理由で転職

看護師を辞めた理由として最も多かったのが「人間関係の悩み」でした。

病院をはじめ、医療施設は人間関係が狭く、ストレスフルな職場として知られています。在宅ワークとも縁遠い仕事のため、常に同僚や先輩、上司と近い距離で働かなくてはいけません。

こうした環境のため、人間関係が一度でも崩れると居心地が悪くなりやすく、ストレスが溜まりがちです。そして看護師長や先輩看護師に気を遣う日々に疲弊し、退職を考える看護師も少なくないのです。

【人間関係が理由で転職をした人の口コミ】

33歳│男性 営業職に転職

職場環境が崩壊していた

看護師同士の派閥抗争のような物が裏では巻き起こっていて、はっきり言ってチームで仕事をする環境が崩壊していました。そういった人達のご機嫌取りをするのがくだらないと思って転職を考えた。

45歳│女性 障害福祉業界に転職

仕事を回してもらえなくなった

以前は老人介護施設に勤めていました。立ち上げからの仕事で新しい刺激もあり、張り切っていたのか、次第に露骨に仕事を回してもらえなくなりました。1年後に辞めたいと思い始め、3年で退職しました。

26歳│女性 IT業界に転職

女性社会で生きていくのが嫌になった

女社会で生きていくのが嫌になった。また、臨機応変に対応・判断しなければならない状況にいることに疲れた。今後自分が看護師として働いていく未来が見えなかった。

31歳│女性 歯科助手に転職

パワハラに耐えられなかった

部署のトップの方のパワハラに耐えられなくなった。看護師という職業から1回離れて違う仕事をしてみたくなった。

2位:業務に対する責任やプレッシャーからのストレスが理由で転職

看護師から違う仕事へ転職した理由として2番目に多かったのは「業務に対する責任やプレッシャーからのストレス」です。

看護師は患者さんの命を預かる仕事のため、業務には大きな責任が伴います。ひとつのミスが命取りになりかねないため、プレッシャーが大きく、常に不安を感じている看護師も少なくありません。

患者さんの健康を支える、という意味でやりがいは大きな仕事ですが、緊張の日々を過ごすとストレスから心身に不調も出やすいものです。そのため「責任から解放されたい」「プレッシャーの小さい仕事をしたい」といった気持ちから、転職を考える看護師が多いのです。

【業務に対する責任やプレッシャーからのストレスが理由で転職をした人の口コミ】

24歳│女性 ホテル業界に転職

命を預かる立場に責任を感じた

看護師という命を預かるという仕事に責任を重く感じるようになり、プレッシャーがすごかった。毎日精神的に疲れた。重たい仕事はしたくないと思ってしまった。

24歳│男性 不動産業界に転職

命の現場を直で感じて

患者さんの命の現場を直で味わっていたので精神的にプレッシャーとキツさを感じてしまい、他業界に転職しました。

31歳│男性 一般事務に転職

業務内容に限界を感じた

自分が管理者を務める職場にて、管理業務とスタッフ業務を全て同時にこなしていくことに限界を感じてしまった。どちらかだけであればできると考えていたが、女性のみの職場であり管理業務のみに徹することへの理解が男性のためか得られなかった。

33歳│女性 飲食業界に転職

環境の変化にストレスを感じた

妊娠・出産、海外移住と連続して環境の変化がありストレスを感じていたため、自分の好きなことを活かした仕事でリフレッシュも兼ねられる仕事に就きたいと思ったため。

3位:残業や夜勤などの不規則な勤務形態が理由で転職

看護師を辞めた理由の第3位は「残業や夜勤などの不規則な勤務形態」です。

2交替制や3交替制、さらには早出や遅出と、働き方がさまざまな看護師の仕事は生活リズムがどうしても不規則になりがちです。忙しい毎日に身体が悲鳴を上げていたり、土日・祝日休みというわけにはいかないため友人とスケジュールも合わず、仕事と家庭の両立に難しさを感じていたりする方も多いでしょう。

そして実際に、このような理由から「安心して過ごせる日々を送りたい」と考え、看護師から他の仕事に転職する方は少なくないのです。

【残業や夜勤などの不規則な勤務形態が理由で転職をした人の口コミ】

35歳│女性 医療事務に転職

夜勤がつらくなった

看護師になっても元々そんなに強い体ではないので、夜勤をするたびにとてもつらかったのです。

28歳│女性 金融業界に転職

夜勤のたびに体調が悪くなった

毎月の2/3ほど夜勤をしていたがストレスが溜まり夜勤のたびに体調が悪くなり動けなくなった。

32歳│女性 医療業界に転職

時間外の業務が多い

看護師の縦社会の風習と時間外の研修参加と多忙な残業に疲れたため。委員会活動もあり、日勤終わりに委員会があると残業が確実になってしまう。

35歳│女性 飲食業界に転職

自分の時間が持てなくなった

夜勤が辛く、昼と夜の勤務が入れ替わりに続くことで自分の時間が持てなくなり、自分の精神が保てなくなってしまった為。

看護師の資格や経験を活かす?全く違う職種に挑戦する?

命に対する重圧やプレッシャーから解放されたい場合には、看護師とは全く違う仕事、看護師以外の職種への転職を考えてみるのもおすすめです。

看護師と全く違う仕事に転職をしたい人におすすめの業界・職種6選

看護師と全く違う仕事に転職をしたい人におすすめの業界・職種について、詳しい解説はこちら

一方で、せっかく看護師資格を取得し看護師として働いてきたので、どうせなら資格や経験を活かせる職場や職種に転職したい、と考えている人もいるでしょう。

そのような人におすすめの17の職種を一覧にしました。

【看護師資格や経験を活かせる職種一覧】

職種
給料キープで転職しやすい仕事 訪問看護
美容クリニック
CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネーター)
人間関係の悩みで看護師を辞めたい人向け 衛生管理者
産業看護師
ツアーナース、イベントナース
責任やプレッシャーで看護師を辞めたい人向け 保育園、養護学校
健診センター、検診センター
保健所、保健センター
介護職(介護士・看護師)
残業や夜勤がつらい人向け 医療系コールセンター
医療事務
資格取得で転職できる他職種 保健師
助産師
介護福祉士、ケアマネージャー
難関でも給料・キャリアがアップするおすすめの他職種 フィールドナース(クリニカルスペシャリスト・クリニカルアドバイザー)
看護大学や看護学校での教官・教員・講師

※キャリアアドバイザーからのヒアリングや求人数、看護師の口コミなどにより転職hub独自で総合評価

看護師資格・経験を活かして転職できる17の仕事について詳しくはこちら

看護師と全く違う仕事に転職をしたい人におすすめの業界・職種6選

看護師の資格とは関係ない職種で、未経験からの挑戦に不安を感じる方も多いかもしれません。

しかし、仕事によっては看護師の経験やスキル、看護師として働くことで培ったコミュニケーション力が歓迎されることも大いにあります。

特に、これから紹介する6つの仕事は未経験者の採用も活発なので、看護師としての経験しかないことを不安に思う必要はありません。

営業職

営業職の業務内容

  • 顧客の新規開拓(メールやテレアポなど)
  • 商談(商品やサービスの説明、条件交渉など)
  • 納品手続き、アフターフォロー

営業職とは、製品やサービスを顧客に提案・販売する仕事です。

企業の一員として働くため、基本的には土日・祝日休みです。ただし特に金融業界、住宅業界は個人のお客様を相手に営業をする機会もあり、この場合には平日の夜に自宅を訪問するといったケースも考えられるため、場合によっては忙しく働く可能性もあります。

営業職は、顧客と信頼関係をうまく築けると制約につながりやすい仕事です。そのため看護師として磨いてきたホスピタリティ、あるいは傾聴力を活かせる点にやりがいを感じる方は多いでしょう。

【営業職の平均年収】

 平均年収
営業職全体435万円
医療品メーカーの営業職563万円
福祉/介護関連の営業職356万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

【営業職に転職した看護師の口コミ】

33歳男性 電機メーカーの営業職に転職

開放感を感じた

全く違う業界で仕事を行うことになるので、単純に新しい事を多く覚えないといけません。それがしっかり覚えられるのかは不安でした。また前職と違って、複数の建物を行き来しての仕事となるので、各所でのマナーの心得がしっかり出来るのかも不安になりました。それらは半年も務める内に解消されました。日々病棟の中にいる閉鎖された空間での仕事ではなく、外周りに行くのが自分には向いていました。広範囲に移動することへの開放感があったのが転職後の良い点でした。

IT業界

IT業界の業務内容

  • システムやソフトウェアの企画・開発
  • インターネットなどの通信サービスの提供
  • ECサイトの構築、オンラインゲームの開発など

IT業界とは、ITサービスの企画・開発を主に手掛ける業界のことです。

IT業界にはさまざまな仕事がありますが、特に「プログラマー」や「SE」は未経験でも挑戦しやすい仕事として知られています。どちらもシステム開発の裏方としての役割が求められ、基本的には土日休みですが、トラブル対応の際は深夜、もしくは休日出勤が発生する場合があります。

IT業界には細かい作業かつ、ミスが許されない仕事も多いですが、看護師として繊細な業務に当たってきた方は苦労なく取り組める可能性があるでしょう。

IT業界の平均年収

438万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

【IT業界に転職した看護師の口コミ】

26歳│女性 IT業界の事務職に転職

精神的に楽になった

医療の知識しかなく、ビジネスマナーやメールの送信について一般的なことが分からなく不安だった。しかし、入社してから会社でビジネスマナーの研修を受けたり書籍で勉強したりして知識を身に着けたので不安は解消した。夜勤がないので規則正しい生活を送ることができている。土日祝や年末年始が休みなのがありがたい。何よりもプレッシャーがかかることが少なくなり、精神的に楽になった。看護師に多かった性格のきつい人も少ない。

35歳│女性 IT業界(コラムニスト)に転職

自由な時間が持てる

情報発信するコミュニティに属し、コラムニストという仕事を勧められました。実際にコラムニストとして活動している人から推薦されました。人間関係のストレスがなくなった。自由な時間が持てる。家事育児に時間をかけられるようになり、家族が喜んでくれるようになった。自分の趣味を社会貢献に活かせるようになった。

不動産業界

不動産業界の業務内容

  • 土地の取得、住宅やビルの開発・建設
  • 賃貸マンションやオフィスビルの賃貸
  • 不動産の売却と購入の仲介

不動産業界とは、住宅やオフィスビル、商業施設の開発・建設・仲介などを行う業界のことです。

業種によっても異なりますが、水曜日を休みとしている会社が多いことが特徴です。特にハウスメーカーや不動産の仲介業などは、個人のお客様が物件を見学しやすいため、土日・祝日の出社が必要になる点には注意しましょう。

不動産は「大きい買い物」のため、お客様としては信頼の置ける担当者に仲介などを任せる傾向にあります。その点、看護師としてさまざまな患者さんと信頼関係を築いてきた方は活躍できる可能性が高いでしょう。

【不動産業界の平均年収(住宅設備/建材メーカーの場合)】

415万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

【不動産業界に転職した看護師の口コミ】

24歳│男性 不動産業界(建物売買)に転職

充実した時間が過ごせる

精神的なプレッシャーが圧倒的に減りました。また、夜勤がなくなったので生活リズムも整い充実した時間が過ごせています。収入の面では、少し苦労しました。看護師は、夜勤などで手取りが多くなりますが、サラリーマンになると自分の結果を出すことが求められるため、明らかに能動的な動きが必要になるので大変でした。

34歳│女性 不動産業界(事務職)に転職

重い責任から解放される

看護師の資格を持っているのですぐに辞めてしまうのではないかと思われて逆に採用されないのではないかという不安はありました。転職後は、帰宅して仕事のことで悩むこともないし、勤務後にミスが発覚して電話がくることもない。休日返上で出勤することもないし夜勤も残業もなく、ワークライフバランスを保ちやすいです。

飲食業界

飲食業界の業務内容

  • 研究開発、食品メニューの開発
  • 店舗の販売促進、マーケティング
  • 来店客の接客、サービスの提供

飲食業界とは、調達や流通、食品の製造、飲食店の運営などを行う業界のことです。職種としては、食材の研究やレシピの開発、販売促進などさまざまですが、飲食業界が未経験の方は「店舗スタッフ」として働くケースが一般的です。

看護師にはコミュニケーション力が高い方が多いため、店舗内でお客様と接する場面でその力をいかんなく発揮できます。土日休みが取れない可能性があるなど、店舗スタッフとして働く場合には忙しい毎日が待っていますが「お客様の近くで働きたい」と考えている方はそうした日々でも楽しく過ごしていけるでしょう。

飲食業界の平均年収

340万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

飲食業界に転職した看護師の口コミ

30歳│女性 飲食店に転職

ストレスが減った

全く経験のない職種だったので、ちゃんと働けるのかどうかはすごく不安でした。給料も大分下がるので生活も少し不安でした。しかし、毎日の目まぐるしい忙しさや責任感の重さから解放されて、自分のペースでゆっくりと仕事ができるようになったので、ストレスが減りました。

29歳│男性 カフェに転職

健康が保持されている

以前は夜勤もあり、不規則な生活を送っていたが、基本的に勤務時間は同じで、残業も少なく心身の健康が保持されている。給与の面ではたしかに、低くはなりました。しかし、総合的に考えた時に自分は健康で楽しく生活できているのでそこまでやめるべきでなかった、とは思いませんでした。

販売職

販売職の業務内容

  • 接客、レジ打ち
  • 商品の品出し、在庫管理
  • 勤怠管理、売上管理

販売職とは、来店客への接客を行う仕事です。アパレル店や小売店、あるいは百貨店の美容コーナーで美容部員として働くケースが多く、こうした店舗では未経験者の採用も活発なため看護師の転職先としても人気を集めています。

販売職として働く店舗は、ショッピングモールやデパートなど、土日に多くのお客様が来店する場所に位置していることが一般的です。そのため、土日休みが取れない可能性がある点には注意しましょう。

お客様と常に接している仕事のため、看護師として過ごしてきたように、誰かと触れ合いつつ仕事をしていきたい方は大きなやりがいを感じられるはずです。

販売職の平均年収

325万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

【販売職に転職した看護師の口コミ】

27歳│女性 アパレル業界に転職

人間関係がよくなった

看護師の職業に対してやりがいを感じられなくなっていましたので、全然違う職業に憧れがあり、チャレンジしてみたい!と思い看護と全く関係ない仕事につきました。でも、人が好きなので人と関わる仕事がしたいとは思いました。夜勤などがないので、生活リズムが狂うことがなくなったので体力的にしんどくなくなりました。今の職業は男性もいるので人間関係がよくなりました。

31歳│女性 お菓子の販売業などに転職

気が楽になった

看護師でないといけないという思いは特になく、アルバイト情報誌をみていろんなものにチャレンジしようと思った。看護師の特技でもあるコミュニケーション能力はどの職種でも使えると思った。自分の時間が確保できるようになり精神的に余裕が出来た。 また色々な仕事を行ったため、他職の上下関係と看護師間の上下関係の違いを知れて、気が楽になった。

エステティシャン、ネイルアーティスト

エステティシャンやネイルアーティストの業務内容

  • 施術前のカウンセリング
  • フェイシャルケア、ボディケア
  • 痛んだ爪の補正、ネイルの装飾

エステティシャンとは、フェイシャルケアやボディケアを行う仕事です。一方のネイルアーティストとは、痛んだ爪の補正や、ネイルの装飾を施したりする仕事です。

エステサロン、ネイルサロンともに土日出勤が一般的のため、生活リズムを整えたい場合には、週に休みを2日取れる「完全週休二日制」のサロンを検討してみましょう。

自身の美を追求するお客様はこだわりの強い方も多いですが、看護師として患者さんと粘り強く接してきた経験、そしてさまざまな人と接することにむしろ楽しさを見出してきた方であれば大きなストレスなく働けるはずです。

エステティシャンやネイルアーティストの平均年収

282万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

看護師資格・経験を活かして転職できるおすすめの仕事17選

看護師資格や経験を発揮できる仕事を探している方におすすめな17の職業・職場をご紹介します。それぞれの仕事内容などについて見ていきましょう。

看護師として医療機関に復職する可能性がある場合は、看護業務に近い職種に転職しておくのがポイントです。次の転職が有利になる可能性がありますよ。

【看護師の資格や経験を活かす仕事一覧】

看護師資格や経験を活かせる職種一覧
転職のしやすさ(※) 平均給与
給料キープで転職しやすい仕事 訪問看護
美容クリニック
CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネーター)
人間関係の悩みで看護師を辞めたい人向け 衛生管理者
産業看護師
ツアーナース、イベントナース
責任やプレッシャーで看護師を辞めたい人向け 保育園、養護学校
健診センター、検診センター
保健所、保健センター
介護職(介護士・看護師)
残業や夜勤がつらい人向け 医療系コールセンター
医療事務
資格取得転職できる他職種 保健師
助産師
介護福祉士、ケアマネージャー
難関でも給料・キャリアがアップする他職種 フィールドナース(クリニカルスペシャリスト・クリニカルアドバイザー)
看護大学や看護学校での教官・教員・講師

※キャリアアドバイザーからのヒアリングや求人数、看護師の口コミなどにより転職hub独自で総合評価

給料キープで転職しやすいおすすめの仕事3選

病院以外の職場へ転職したいと思っても、給料がすごく下がるのではないか、求人がみつからないのではないかと心配で、転職できない看護師さんは多いでしょう。

そこで、病院以外の職場、看護師以外の職種でも転職しやすく、ほぼ給料をキープできるおすすめベスト3をご紹介しましょう。

訪問看護

訪問看護の業務内容

  • 健康状態のアセスメント、身体介護
  • 療養生活の相談とアドバイス
  • 点滴・注射などの医療処置

訪問看護とは、患者さんの自宅で看護を行う仕事です。健康状態のアセスメントや観察、身体介護・生活介護、療養生活へのアドバイスをはじめ、点滴・注射といった医療処置も行います。

訪問看護ステーション(訪問看護を専門とする施設)は土日休みであるケースが多いため、ワークライフバランスを保ちやすいのがメリットです。週1勤務や時短勤務に対応している事業所も多いため、子育てと仕事を両立したい“ママ看護師”でも働きやすい仕事として知られています。

訪問看護の仕事は看護師としての経験をダイレクトに活かせるため、業務にスムーズに取り組めるのも魅力のひとつ。患者さんとの距離が近いので、一人ひとりに寄り添った看護をしたい方にもおすすめです。

【訪問看護の平均年収】

経歴 働き方 年収
1〜5年目 常勤 4,143,007円
6〜10年目 常勤 4,301,902円
11〜15年目 常勤 4,481,882円

※看護roo!「ナースなワタシのお給料」より

【訪問看護に転職した看護師の口コミ】

45歳│女性 訪問介護ステーション・福祉障害事業を開業

転職して開放感を実感

命に対する責任感の重圧から逃れられたように感じます。処置や注射1本ですら、命を預かっているという重圧はありました。コロナも増えもっとそれが増えたので、今開放感を実感しています。医療現場に戻ることは100%ないです。年齢も年齢ですし、体力がついていきません。医療現場は若い子に任せたいと思います。

訪問看護への転職を考えている看護師さんにおすすめの転職サイトは、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)ナース人材バンクです。いずれも訪問看護の保有求人数が多く、訪問看護への転職サポートに力を入れています。

美容クリニック

美容クリニックの業務内容

  • 脱毛や肌質改善を目的としたレーザー照射
  • シワ・たるみ改善を目的とした注入治療
  • 外科手術(二重手術、脂肪吸引など)の介助

美容クリニックとは、美容医療を専門とする医療機関のことです。「美容皮膚科」と「美容外科」に分けることができ、美容皮膚科では脱毛や肌質の改善など、美容外科では整形手術や脂肪吸引をはじめとする外科手術の介助を行います。

土日・祝日は出勤になるケースが多いですが、基本的に夜勤がないため、看護師として体力的な面に不安を感じている方、あるいは生活リズムを整えたい方は応募をぜひ検討してみましょう。

注射や点滴、手術の介助など、看護師としてのスキルを活かせるだけでなく、接客スキルや営業スキルが身につく可能性もあります。美容に興味がある方もやりがいを持って働ける可能性が高いでしょう。

【美容クリニックの平均年収】

経歴 働き方 年収
1〜5年目 常勤 4,330,056円
6〜10年目 常勤 4,911,353円
11〜15年目 常勤 5,987,026円

※看護roo!「ナースなワタシのお給料」より

【美容クリニックに転職した看護師の口コミ】

27歳│女性

憧れもあったが自分の整形経験より

美容系への転職は、憧れもあったが、整形で顎の手術(顎関節症)をした。自分の見た目が変わり前向きになれたことで自分も美容の手伝いをしたいと感じた。以前は民間病院の手術室で働いていたので体調不良になることも多かったが夜勤がないため働きやすい。

美容クリニックへの転職を考えている看護師さんにおすすめの転職サイトは、美容外科求人ガイドナース人材バンクです。美容外科求人ガイドは美容クリニックに特化した看護師転職サイトで、ナース人材バンクは大手チェーン美容クリニックの求人を多く保有しています。

CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネーター)

CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)の業務内容

  • 治験に関わるデータの収集、進捗管理(CRA)
  • 医師との事前協議、関係者ミーティングの設置(CRC)
  • 被験者への事前説明、治験の同席、スケジュール管理(CRC)

CRAとは、治験が適切に行われているかモニタリング(監視)する仕事です。一方のCRCとは、治験に関わる医師や、治験薬の管理者、被験者の間で調整作業を行いつつ、治験が円滑に進むように管理していく仕事です。

CRA・CRCともに土日休みの会社が多いため、週休2日を確保しやすいのがメリットです。臨床経験が役に立つので、看護師としての仕事経験を活かしたい方にもおすすめです。

「新薬開発」という社会的意義の大きな仕事に携われるのは、CRA・CRCとして働くからこそのやりがいといえます。「より多くの人を救う仕事がしたい」と考えている方はぜひ挑戦してみましょう。

【CRA・CRCの平均年収】

職種 年収
CRA(臨床開発モニター) 350〜550万円(未経験者)
430〜780万円(経験者)
CRC(治験コーディネーター) 370〜430万円

※マイナビ看護師より参照

【CRC(治験コーディネーター)に転職した看護師の口コミ】

23歳│女性 治験コーディネーターに転職

精神的負担が減った

看護師の資格があれば、一般職の中でも比較的給与が高い職につけるのではないかと考えた。元々医療分野での興味が強く、折角国家試験に合格して得た資格なので、活かせるのであれば活かしたいと考えた。転職後は医療行為を行う必要がないため、精神的な負担が減り、勤務時の過緊張から解放された。夜勤がなく、規則正しい生活が送れるようになり、メンタル面が少し落ち着いた。

CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)への転職を考えている看護師さんにおすすめの転職サイトは、マイナビ看護師です。マイナビ看護師は企業案件に強く、CRA・CRCを含む治験関連企業の求人を検索できます。

人間関係の悩みで看護師を辞めたい方におすすめの仕事3選

病院での人間関係やパワハラに疲れて看護師を辞めたいと思っている方におすすめの仕事は以下の3つです。

いずれも1人や少人数で業務をこなす職場なので、病院のように大人数でチームワークが求められる職場にありがちな人間関係の煩わしさが最小限に抑えられます。

衛生管理者

衛生管理者の業務内容

  • 労働者の健康管理(健康診断の日程調整など)
  • オフィスや作業場の衛生調査
  • 労働者からの健康に関する相談対応

衛生管理者とは、簡単に言うと労働者の健康を守る仕事です。具体的には事業所(会社など)の「衛生管理業務従事者」として、労働災害や健康障害を防止することを目的に活動します。

衛生管理者は基本的には企業勤めのため、土日休みが一般的です。定時で上がりやすい仕事のため、ワークライフバランスを取りつつ働きたい方にはぴったり。労働者の健康診断結果をもとに産業医との橋渡し役を担う場合もあるなど、看護師としての経験を活かせる場面も少なくありません。

その他、大卒または高等専門学校卒の看護師・准看護師であれば1年以上、高卒の看護師・准看護師は3年以上の実務経験があれば「衛生管理者免許」の受験資格が手に入るなど、看護師資格を持っていると何かと有利に働きます。

病院と企業は環境が異なるためはじめは苦労する可能性がありますが、「社内の労働環境を整える、改善する」という、看護師とは違った側面の仕事内容にやりがいを覚える方は多いでしょう。

衛生管理者の平均年収

400〜450万円

※キャリアアドバイザーからのヒアリングより

産業看護師

産業看護師の業務内容

  • 従業員が急な病気やけがを発症した場合の応急処置
  • 従業員の健康管理や相談対応、指導
  • 健診時のサポート

産業看護師は、従業員数1000人以上規模の比較的大きな企業の医務室や保健センターに常駐し、従業員の健康管理を主な業務としています。

産業看護師は、企業勤務のため一般的な会社員と同様に、日勤のみ・土日祝日はお休みという勤務形態です。残業もほとんどなく福利厚生が充実しており、有休も取りやすいなどのメリットに挙げられます。企業によっては夜勤や残業などがないにもかかわらず、病院勤務より収入が上がるケースもあります。

デスクワークがメインとなるため、他の人とのコミュニケーションが少なくなる分、人間関係に悩まされる心配も少なくなります。

ただし、ある程度のパソコンスキルが求められるため、準備としてMOS(マイクロソフトスペシャリスト)などの資格を取得しておくと安心です。

産業看護師のデメリットとしては求人が少なく、産業看護師として勤務経験や企業の衛生管理者資格や経験がないと採用は難しい点。また、企業風土や雰囲気、規則などは会社ごとに異なるため馴染むのに時間がかかったり、他に看護師がいない職場で誰にも相談できずに悩むこともあります。

産業看護師の求人を探すなら、企業の求人案件を多数保有しているマイナビ看護師がおすすめです。

産業看護師の年収(常勤)

年収350~600万円

※看護師求人サイトの求人例を参考

ツアーナース、イベントナース

ツアーナース、イベントナースの業務内容

  • 団体旅行やイベント参加者の健康管理
  • 団体旅行やイベント参加者が病気やけがをした場合の初期対応

ツアーナース、イベントナースは、団体旅行やイベントに同行し、参加者の健康管理をするのが仕事です。契約は単発となりますが、ツアーナースは宿泊を伴うケースがあるため、その場合は事前打ち合わせなど必要な場合も生じます。

ツアーナースやイベントナースはどんな持病、既往症を持っている参加者にも対応しなくてはいけないので、広い知識とスキルが必要な仕事です。そのため、臨床経験〇年以上、小児科経験者優遇など、応募に条件が設けられることが多いです。

ツアーナースのメリットは、自分の都合で仕事が選べ、拘束時間は数時間~数日だけなので、継続的な人間関係に悩まされることがありません。単発派遣なので他の仕事との両立も可能です。次の職場が決まるまでのつなぎとして働くこともできます。

ツアーナース、イベントナースのデメリットといえば、収入面の不安定さと低さでしょう。時給ではなく日給で設定されている場合が多く、終業予定時間を過ぎたり夜間の対応などが生じても、ほとんどの場合、残業代は支給されません

ツアーやイベントは季節や天気、社会情勢に左右される場合が多く、中止や延期はつきもの。そのため、収入が不安定になりやすいのです。

看護師転職サイトによっては、ツアーナースやイベントナースの取り扱いがないので注意が必要です。ツアーナースやイベントナースで働きたい看護師さんは、MCナースがおすすめです。

ツアーナース、イベントナース(単発)の日給

1万2000円~1万5000円

※看護師転職サイトの求人例を参考

責任やプレッシャーで看護師を辞めたい方におすすめの仕事4選

患者の命や死と向き合う責任やプレッシャーがつらく、看護師を辞めたいと思っている方におすすめの仕事は以下の4つです。

いずれも基本、健康な方を相手にする職場なので、医療行為が少ない分、病院のように患者の命や生死と向き合う機会がほとんどありません

保育園、養護学校

保育園、養護学校の看護師の業務内容

    保育園

  • 乳幼児の体調管理、アレルギー対応
  • 突発的な病気やケガの対応
  • 保育業務の補助や園外保育などへの同行
  • 養護学校

  • 児童生徒が安全に教育が受けられるための援助
  • 医療的ケアが必要な児童生徒の対応やサポート

学校や幼稚園は看護師免許と養護教諭の資格も必要ですが、保育園や養護学校、私立大学や小規模大学の一部では、看護師資格のみで勤務できます。

いずれも日曜・祝日はお休みの場合が多く、夜勤や残業がほぼないことが特徴のひとつです。小児科経験や教育現場での経験は必須ではありませんが、小児医療や、アレルギー対応、医療的ケア児に対応できるスキルがある看護師は採用につながりやすいでしょう。

看護師は1人もしくは少数のケースが多いため責任はありますが、そのぶん裁量権も大きく仕事はしやすい職場です。何より子どもが好きな方にはやりがいの大きい仕事といえるでしょう。

【保育園看護師の年収】

施設 働き方 年収
私立保育園 常勤 4,081,704円
非常勤 2,985,996円
公立保育園 常勤 4,763,172円
非常勤 2,500,668円

※「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果」より給与月額×12ヶ月で算出

【養護学校勤務の看護師の年収】

施設 働き方 年収
養護学校 常勤(夜勤あり) 320万円~420万円
常勤(日勤のみ) 280万円~350万円

※看護師転職サイトの求人例を参考

【保育園、養護学校に転職した看護師の口コミ】

30歳│女性 障害児保育、生活介護に転職

閉鎖的な人間関係から解放された

転職先では、看護師の資格があるだけで、手当がつくため給与に差が出ます。また、看護師として数年勤めた間、自信としては一生懸命に学びスキルを身につけてきたという思いがあり、今まで積み重ねたことを無駄にしたくなかったのでこの転職先を選んだ。夜勤がないので生活リズムが整い体調を崩すことが少なくなった。病院のような閉鎖的な人間関係から解放され、視野を広げるいい機会となった。

健診センター、検診センター

健診センター、検診センターの看護師の業務内容

  • 検査内容の説明
  • 採血や血圧測定
  • その他、健診・検診を受ける方のサポート全般

健診・検診センターでは、一般健診や生活習慣病健診、人間ドック、脳ドック、健康指導、新生児訪問、乳幼児健診、がん検診など、多岐にわたる検査を行っています。

ここでの看護師は、健診・検診を受ける方が安全かつスムーズに検査が受けられるようにサポートするのが仕事となります。

健診・検診センターでは夜勤はなく残業もほとんど生じない点がメリットで、人の命に関わる責任やプレッシャーを受けることもありません

ただし、自治体や保健組合、医療法人、社会福祉法人、一般社団法人と運営がさまざまで、それによって雰囲気やルール、働いている人の層が違うので、転職の際は要チェックです。

医療従事者ではない上司の指示で動かなければいけない場合があり、デスクワークが多い点をデメリットと考える看護師さんもいます。また、看護師の数が少なく休みが取りづらい、研修が不十分という場合もあります。

健診センター、検診センターの年収(常勤、日勤のみ)

300万円~450万円

※看護師転職サイトの求人例を参考

保健所、保健センター

保健所、保健センターの看護師の業務内容

    保健所

  • 感染症やアスベスト、放射能対策など、広域的・専門的な業務を担当
  • 疫学調査や感染者の入院調整など担当することも
  • 保健センター

  • 地域住民の健康相談を中心としたサービスを提供
  • 健康相談や保健指導、健康教育、健康診査など

自治体が設置・運営する保健所・保健センターは公的機関となり、看護師は国家公務員や地方公務員となります。

地域住民の健康や衛生を支える業務を担うため、病院看護師のように患者の生死を左右する責任やプレッシャーを感じることは少ないでしょう。日勤が基本のため規則正しい生活が送れ、充実した福利厚生や安定した収入が約束されます。

一方で、公務員とはいえ夜勤がない分給与が下がったり、地域住民からのクレーム対応をしたりとデメリットもあります。また、デスクワークが基本のため、PC操作や行政に関する知識のインプットなど、医療分野以外の学びが必要な職場です。

保健所・保健センターの求人自体は少なく、転職には保健師資格保有者が有利と言われ難関求人の一つです。

【保健所、保健センターの看護師の年収】

働き方 収入
常勤 年収 300万円~350万円
非常勤 時給 1,300円~2,700円

※看護師転職サイトの求人例を参考

介護職(介護士・看護師)

介護職(介護士・看護師)の業務内容

  • 要介護者の身の回りの世話(介護士)
  • 要介護者の家族へのアドバイス(介護士)
  • 要介護者の健康管理・医療行為(看護師)

介護士は、高齢者のサポートや、要介護者の家族への相談業務を担当する仕事です。一方で介護施設で働く看護師は、要介護者の健康管理や、投薬・点滴などの医療行為を担当します。

介護士・看護師ともに施設内での勤務がメインで、働き方としては「特別養護老人ホーム」などの場合は土日のどちらかが出勤となるケースがほとんどですが、「デイサービス」や「デイケア」であれば土日休みを取得できます。

要介護者には高齢者が多いため、看護師の経験をもとに入居者の異変にいち早く気付けるのがメリットです。病院よりも落ち着いた環境で働けるので、サポートする相手にしっかり向き合いたい方は大きなやりがいを感じられるでしょう。

【介護職(介護士・看護師)の年収】

介護士 月収 271,260円
年収(月収×12ヶ月) 3,244,120円
介護施設での看護師(常勤) 月収(※1) 371,340円
年収(月収×12ヶ月) 4,456,080円
介護施設での看護師(非常勤) 月収(※1) 222,010円
年収(月収×12ヶ月) 2,664,120円

※「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」より
※平均基本給額に平均手当額と平均一時金額を合算した金額

残業や夜勤がつらい方におすすめの看護師以外の仕事2選

残業や夜勤がつらく、もう病院やクリニックなどで看護師として働きたくない方におすすめの仕事・職場は、以下の2つです。

いずれも看護には携わりませんが、看護師の経験が活かせ、夜勤はなくほとんど残業もない仕事です。

医療系コールセンター

医療系コールセンターの業務内容

  • 契約者の健康相談対応
  • EAP(労働者の心身の健康を保つ従業員支援プログラム)
  • 医療機器などの問い合わせ対応

医療系コールセンターは、シフト制で勤務する場合が多く、働く時間の希望を出しやすく休みが取りやすいのがメリットのひとつです。決められた営業時間内での対応なので、残業がないのも特長の一つです。

相談者やユーザーの声に耳を傾け、円滑なコミュニケーションを必要とする仕事のため、患者さんと長く接してきた看護師さんや、そうした時間にやりがいを感じる看護師さんにおすすめです。

ただし、直接患者と接する仕事ではないため、対面での看護にやりがいを感じる看護師さんは物足りなく思うことも。夜勤や残業がない分、収入も減るため、病院へ再転職する看護師も少なくありません。

コールセンターの年収

380-430万円

※求人サイトの求人票より

【コールセンターに転職した看護師の口コミ】

39歳│女性 メディカルコールセンターに転職

プライベートを重視できるようになった

特別看護師の業務が好きとか、向いているなどと思っていた訳ではなかったが、やはり資格を生かしながら働いた方が給与などプラスになる面が多かったので、同じ時間拘束で働くなら資格を生かした方がいいと思った。不規則な勤務形態ではなくなったので、プライベートをより重視できるようになった。また、コールセンターの仕事は体力的な負担がほとんどないので腰痛がなくなった。

医療事務

医療事務の業務内容

  • 来院患者の受付、カルテの作成
  • クラーク業務(検査データやレントゲンの準備、入退院の手続きなど)
  • レセプト業務(健康保険組合などに対して診療費用の請求)

医療事務とは、医療機関で事務職として働く仕事です。具体的には、来院患者の受付や医療費の計算、請求業務などを担当します。

夜勤が発生することはなく、土日休みを取りやすいことが医療事務として働くメリットです。地方のクリニックから大学病院まで、活躍できるフィールドが多いことも特徴といえるでしょう。看護師として身につけてきた医療知識を活かせる機会も多く、退院していく患者さんの笑顔を間近で見れたりと、やりがいの大きい仕事としても知られています。

医療事務の年収

285万円

※doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

【医療事務に転職した看護師の口コミ】

35歳│女性 医療事務に転職

病気をすることがなくなった

医療の現場は嫌だけど、せっかく資格を取得しているので次の資格を取得する時も自分の資格を活かしたいと思いました。医療の現場よりも、事務にも興味がありその仕事は看護師業務をしっかり活かせると思っていました。規則正しい生活ができるので、体がとても楽です。よく病気をしていましたがそんな事もなくなり、自分でもびっくりしています。

資格取得で他職種に転職したい看護師におすすめの仕事3選

看護師の資格や経験を活かし、さらに上のステージを目指して資格を取得し他職種で働きたい看護師には次の3つの仕事をおすすめします。

資格取得が前提となるためすぐの転職にはつながりませんが、長い目で見た場合、収入を落とすことなく働く機会や職場の選択肢を増やせる仕事です。

保健師

保健師の業務内容

  • 健康についての相談対応・アドバイス
  • 公務員や会社員の健康管理
  • 健康診断の実施、ケガの応急措置

保健師とは、地域住民や組織などに保健指導を行う仕事です。勤務場所ごとに、行政保健師、産業保健師、学校保健師、病院保健師の4つに分かれます。

保健師は公務員、あるいは企業勤めのケースが多いため平日の勤務が基本で、残業もあまり発生しません。保健師国家資格と看護師国家資格の両方が必要な仕事のため、看護師として働いている場合には保健師の資格さえ取得すればすぐに働けます。

保健師は「予防医療」が役割のため「地域住民が安心して過ごせる毎日をつくりたい」と考えている方にもおすすめ。

活躍できるフィールドも広いので、企業の社員をサポートしたい、学生の健康を支えたいなど、仕事内容の希望を叶えやすいのも特徴といえるでしょう。

保健師の年収

400-500万円

※キャリアアドバイザーからのヒアリングより

【保健師に転職した看護師の口コミ】

28歳│女性 市役所の保健師に転職

規則正しい生活リズムに変化した

土日祝休みなので、周囲の友達と時間が合うようになった。また、夜勤がないので規則正しい生活リズムが整った。給料が下がることへの不安はあった。確かに看護師時代よりは数万下がったが、生活に問題はなく、むしろQOLは上がっていると思う。

助産師

助産師の業務内容

  • 出産のサポート
  • 妊婦の健康管理、出産後の体調管理
  • 母乳指導、食事・運動の指導

助産師は、出産のサポートをするなかで新生児を取り上げたり、出産後の健康指導、新生児のケアを行ったりする仕事です。新たな命が誕生する喜びを間近で感じられるのは、助産師ならではのやりがいといえるでしょう。

助産師の働き方は、看護師とそれほど変わりません。夜勤を任されるケースも多く、複数の助産師でローテーションを組んで業務を回すことが一般的です。

助産師として働くには助産師国家免許と看護師国家免許の両方が必要で、健診のフォローなど、看護師経験を活かせる場面は少なくありません。なお、助産院(医師が常駐しない助産施設)の開業が認められているので、将来的に独立を目指したい方にもおすすめです。

【助産師の年収】

経歴 働き方 年収
1〜5年目 常勤 4,031,345円
常勤(夜勤あり) 5,071,721円
6〜10年目 常勤 3,920,907円
常勤(夜勤あり) 5,599,246円
11〜15年目 常勤 4,355,772円
常勤(夜勤あり) 5,309,524円

※看護roo!「ナースなワタシのお給料」より

介護福祉士、ケアマネージャー

介護福祉士、ケアマネージャーの業務内容

  • 生活援助、介護の相談や助言(介護福祉士)
  • 介護スタッフのマネジメント(介護福祉士)
  • ケアプランの作成(ケアマネジャー)

介護福祉士とは、介護現場をまとめる役割を主に担う仕事です。ケアマネージャーとは、介護保険サービスに関わるケアプランを作成する仕事です。

介護現場では看護師と協働する機会も多いため、どちらの気持ちも理解できる「元・看護師」は現場で重宝されます。休みに関しては他の介護職と同じく、デイサービスなどの施設では土日休みを取得できる可能性があります。

ケアマネージャーは「看護師や保健師としての実務経験5年以上」が受験資格となっているなど、ハードルが高い仕事ですが、そのぶん高い専門性が手に入るので、入居者の役に立っている実感をより強く感じられるでしょう。

【介護福祉士・ケアマネージャー(介護支援専門員)の年収(一例)】

介護福祉士 月収 328,720円
年収(月収×12ヶ月) 3,944,649円
ケアマネージャー(介護支援専門員) 月収 362,290円
年収(月収×12ヶ月) 4,347,480円

※「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」より

【介護福祉士に転職した看護師の口コミ】

47歳│女性 介護福祉士に転職

流れ作業ではなくひとりひとりに寄り添った仕事

介護見習いで三年間施設で仕事をしながら専門学校に通い、卒業と同時に国家資格を得て現在介護福祉士として働いてます。介護福祉士は、利用者の方ひとりひとりに寄り添って仕事をします。看護師のように業務に追われて利用者の方を流れ作業のように扱うことはありません。この姿勢を知れて良かったですし、自分もそうなれる様に努力しようと毎日思ってます。

難関でも給料・キャリアがアップするおすすめの他職種2選

看護師の転職先としては最難関ですが、給料・キャリアが共にアップするおすすめの他職種は以下の2つです。

いずれも専門性の高くある程度の看護師経験が必須とされる職業のため、求人も少なく狭き門ですが、挑戦に値する職業と言えるでしょう。

フィールドナース(クリニカルスペシャリスト・クリニカルアドバイザー)

フィールドナース(クリニカルスペシャリスト・クリニカルアドバイザー)の業務内容

  • 医療機器や医療製品のプレゼンテーション
  • 医療機器のデモンストレーション
  • 製品納入後、医師や看護師に対して使い方の指導

フィールドナースとは、医療機器メーカーの営業社員をサポートする仕事です。「クリニカルスペシャリスト」や「クリニカルアドバイザー」と呼ばれることもあります。

フィールドナースは会社員のため夜勤はなく、基本的には土日休みなので生活リズムを取り戻したい方におすすめです。

また、看護師目線で医療機器を紹介する仕事のため、これまでの臨床経験もダイレクトに活かせることが特徴です。看護師として医療機器に触れてきたなかで感じた使いやすさ、反対に使いにくさ、といったリアルな経験を求められる機会が多いため、「役に立っている」という実感を得やすい、という点でやりがいの大きな仕事といえるでしょう。

フィールドナースの年収(一例)

400-600万円

※キャリアアドバイザーからのヒアリングより

看護大学や看護学校での教官、教員、講師

看護大学や看護学校での教官、教員、講師の業務内容

  • 授業の準備(資料作成、手技確認など)
  • 実習のサポート、医療機関との調整
  • 学生との面談、相談対応

看護大学や看護学校で講師(教員/教授)として働く、といった道も考えられます。大学・短大に採用されるには5年以上の臨床経験が必要など、ハードルは高いですが、「看護師を育てる」という大きなやりがいを手に入れたい方は目指してみる価値があるでしょう。

テストの作成・採点や、オープンキャンパスの補助など、授業以外の仕事も多いため「忙しい」という側面はありますが、学生と同じサイクルで過ごすことが一般的なためカレンダー通りに休みが取れるなど、働き方という点では安定しています。

病院実習のサポートをはじめ、自身の臨床経験をもとに学生を指導できる場面も多いため、看護師としての知識・経験を活かしたい方にもぴったりな仕事といえるでしょう。

【看護大学や看護学校での教官、教員、講師】

500万円

※キャリアアドバイザーからのヒアリングより

看護教育大学に転職した看護師の口コミ

37歳│男性 看護教育大学の講師に転職

体調管理がしやすくなった

転職した業界は看護教育の大学、助教ポジションでした。経験年数はまだ数カ月程度です。日勤のみとなるので、ある意味規則正しい生活ができることがメリットでした。そのことで、肉体的な体調管理はしやすくなったと考えています。

看護師を辞めて違う仕事・他職種へ転職するメリットとデメリット

看護師を辞めて違う仕事に転職したいと思っていたとしても、収入が減るのではないか、やりがいを感じられるだろうかといった不安を感じている方は多いでしょう。

看護師以外の仕事に就くと、これまで「当たり前」と感じていたこととは違う現実に直面することが多々あります。転職活動にはメリットも多いですが、一方でいくつかのデメリットもあります。

口コミとあわせて、看護師から違う仕事に転職するメリットとデメリットを比較してみましょう。

【看護師から違う仕事に転職するメリット・デメリット】

メリットデメリット

メリット1.残業や夜勤が減り規則正しい生活が送れる

32歳|女性 地域医療連携室の相談員に転職

規則正しい生活と、勉強会の資料作りなどがなくなったので、休みの日は仕事を忘れ過ごすことができる。時間に余裕をもてるので、イライラすることがなくなった。

28歳|女性 製造販売業の営業事務に転職

規則正しい生活ができるので、体調不良が無くなり体の調子が良くなった。 帰宅後も元気なので趣味に時間を使ったり、自炊できるようになった。

31歳|男性 事務職に転職

夜間緊急対応をしたり、夜遅くまでの残業や休日返上で働くようなことがなくなって、規則正しい健康的な生活が遅れるようになった。また家族との時間も増え、自分の生活や人生をより豊かに感じるようになった。

1つ目のメリットは、規則正しい生活を送れるようになることです。当サイトで実施したアンケートにおける「転職後に感じた看護師を辞めて良かったこと」の回答の中でも、最も多かった答えでした。

毎日の残業、そして夜勤が続いて生活リズムが崩れていく、といったことは多くの看護師に見られる光景です。「この先も働いていけるかな…」と不安を感じている方も少なくないでしょう。

その点、看護師以外の仕事、特に日中の勤務のみの仕事に就くと規則正しい生活を送れるようになります。結婚・子育てなど、仕事とプライベートの両立を図っていきたい方にとっても、他の仕事に就くことでライフワークバランスを整えることができるのは大きなメリットといえるでしょう。

メリット2.責任やプレッシャーから解放される

24歳|女性 ホテル業界に転職

毎日重たいプレッシャーに耐えなくて良くなったこと。少しのミスで自分を責めてばかりいたが、今ではいきいきと過ごせている。

24歳|男性 不動産業界に転職

精神的なプレッシャーが圧倒的に減りました。また、夜勤がなくなったので生活リズムも整い充実した時間が過ごせています。

32歳|男性 

人が死ぬかもしれないという見えないプレッシャーから解放することができた。気持ちがらくなまま仕事を行うことができていると実感している。

2つ目のメリットは、看護師としての重圧から解放されることです。

看護師は患者の命と常に隣り合わせの仕事のため、大きな責任やプレッシャーがのしかかります。そうした重圧はストレスとなって蓄積されていくため、メンタル的にタフでないと精神的に参ってしまう可能性が高く、そうした重圧から逃れたいと考え、別の仕事に転職する看護師は少なくありません。

そして実際のところ、病棟勤務から離れたことでストレスが大きく減り、これまで以上に日々の仕事、そしてプライベートをイキイキと過ごせるようになる方は多いのです。

メリット3.人間関係などのストレスが軽減される

33歳|女性 パティシエに転職

人と関わる時間が激減したので、人間関係によって生じるストレスは激減した。また、製菓は元々好きだったし仕事としても挑戦してみたい分野だったので「好きなことができている!」という感覚が自分の満足につながった。

43歳|女性 Webライターに転職

規則正しい生活ができて、ストレスがたまらない!不規則だったころに乱用していた睡眠薬の量が減った。人間関係でイライラすることがなくなった。

30歳|女性 福祉業界に転職

夜勤がないので生活リズムが整い体調を崩すことが少なくなった。病院のような閉鎖的な人間関係から解放され、視野を広げるいい機会となった。

3つ目のメリットは、人間関係のストレスが減ることです。

記事の冒頭でも伝えたとおり、看護師の転職理由として最も多いのが職場の人間関係の悩みです。看護師は連携が必要な仕事ですが、同僚や先輩、上司との関係に問題があると業務がうまく進まず、仲がさらに悪くなっていくといった悪循環に陥ってしまうケースは珍しくありません。

一方でそうした環境から飛び出すと、これまでの人間関係をリセットできます。不安な気持ちが解消されることによって、仕事に対するモチベーションも高まっていくでしょう。

デメリット1.残業手当や夜勤手当がなくなるため給与や年収が下がることがある

34歳|女性 不動産業界(事務職)に転職

収入は半分くらいに減ってしまいまして、貯金があまりできない点が悩みどころです。もっと人間関係のよい病院やクリニックへの就職を考えてもよかったかなとも思います。

42歳|女性 中卸・食品加工業に転職

看護師時代に比べて時給が400円近く減ったので、収入が激減し、貯蓄に回せるお金が少なくなった。

24歳|女性 ホテル業界に転職

そろそろ子供が欲しいと考えていたが、収入が減ったので、子作りが少し先延ばしになったため、看護師で働いて多く収入を得たほうが良かったのかなと思うことがあります。

1つ目のデメリットは、手当が少なくなることによって給与や年収が下がる可能性があることです。看護師の平均年収は482万円(※1)ですが、たとえばIT業界は433万円(※2)、飲食業界は351万円(※2)となっているなど、人によっては給料が大きく減る場合があります。

そのため仕事選びの際は、転職後の生活をイメージするためにも、希望職種の収入や福利厚生を確認しておくことが大切です。

※1 看護roo!「ナースなワタシのお給料」より
※2 doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)」より

デメリット2.仕事にやりがいを感じられない場合がある

33歳|女性 養護教諭に転職

看護を志す同世代の仲間と一緒に働いている毎日は大変であったがやりがいも大きかったと気が付いた。転職後は1人の職種であるため、悩みや志しを話す仲間がいなかった。また、大学病院で働いていたため、福利厚生や設備など整っていたが、教育現場は看護師よりブラックなところが多くサービス残業ばかりだった。

31歳|女性 歯科助手に転職

人から必要とされているやりがいや、仕事への達成感は看護師がダントツだった。もちろん給料は減ったので節制しなければいけなくなった。

30歳|女性 フリーライターに転職

看護師は大変だけどやりがいのある仕事、金銭面にも安定していますしパートや派遣だとしてもいつかは戻りたいと思っています。

2つ目のデメリットは、仕事にやりがいを見出せなくなる可能性があることです。

患者さんのケアやサポートは大変なことも多い半面、元気になっていく様子を前にして大きなやりがいを感じている方も多いでしょう。しかし全く違う職種に就くと、こうしたやりがいを感じられないかもしれません。

そのため転職の後悔を減らすためにも、自分はどんな瞬間にやりがいを感じるか、なぜその仕事に就きたいのか、といったことを改めて考えてみてください。そのうえで、そのやりがいが手に入る仕事を着実に選び取っていくことをおすすめします。

デメリット3.医療知識やスキルの低下に不安を感じることがある

30歳|女性 コンビニオーナーに転職

せっかく今まで培ってきたスキルを全く活かせなくなるのは勿体ないなと感じました。また、看護師の資格は国家資格でありとるのも苦労したので、辞めてしまうことに対する抵抗や踏ん切りがつかないことは正直ありました。

30歳|女性 福祉業界に転職

病院ではない環境で、看護師としてのスキルが落ちてしまうことが不安だった。 実際に、医療行為は少なく、病院で働く看護師と比較するとスキルは落ちていると感じるが、その他の面でカバーして不安を解消するようにしている。

3つ目のデメリットは、看護スキルが低下してしまうことです。

企業は業績の浮き沈みがあるため、安定を求めて看護師への復職を考える方は珍しくありません。しかしスキルが追いつかず、企業での経験は評価されないケースも多いため、復職に苦労する方は多いのです。反対に、看護師以外の仕事では看護経験が評価されず、採用で不利に働く可能性もあります。

そこで復職を想定したキャリアを描いている場合には、ハローワークの復職支援セミナーに参加する、派遣として働くなどして医療知識を収集し、処置の練習を重ねておくと安心でしょう。

看護師として働いてきたことの強み・弱み

強み弱み
コミュニケーションスキルやマルチタスク処理能力の高さ一般企業で必要とされるビジネススキル不足

コミュニケーションスキルやマルチタスク処理能力は強みになる

アピールできる強みがない…」と焦ってしまうときこそ、まずは過去の経験を冷静に振り返ってみることが大切です。

たとえば委員会や実習指導員の経験、あるいはプリセプター制度を通じて看護師を教育してきたという経験は、一般企業でも十分に活かせます。

マニュアルの改変や学会発表、あるいは院内で情報を連携した、他の職種とチームを組んで仕事をしたというエピソードも評価を高めるうえでは有効のため、こうした「コミュニケーションスキル」や「マルチタスク処理能力」が自分にないか、改めて自分自身の経験を振り返ってみましょう。

ビジネススキル不足に不安や弱みを感じることがある

一般企業ではメールやパソコンのスキルが求められますが、看護業務のなかではこうしたスキルはなかなか身につきません。

また、看護師業務を伝える中で、内科や循環器科は「アセスメントを立てる能力が高い」と思われるケースが多い一方で、小児科や精神科は「情報連携の機会が少なくてルーティンワークが多い」と判断されてしまうことも。

しかしビジネススキルが不足していたとしても、伝え方によっては評価を高められることもあります。たとえば、退院後の生活を提案し、他のスタッフに共有したエピソードがあれば「提案力」や「協調性」をアピールできるでしょう。

看護師資格を活かした仕事への転職におすすめの転職サイト4選

看護師資格を活かせる仕事に挑戦したい場合は、まずは看護師専門の転職サイトに登録してみましょう。看護師の転職を多く実現してきたプロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職成功に大きく近づける可能性があるからです。

では看護師専門の転職サイトのなかでも、特におすすめの4つのサイトについて、サービス内容やサポートの特徴、どんな職種を目指す場合におすすめか、といった点について紹介します。

看護師資格を活かした仕事への転職におすすめの転職サイト4選

  • 看護roo!
    面接対策や日程調整などの面接サポートが手厚い!初めての転職や20代、第二新卒の若手の看護師におすすめ
  • レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
    病院以外にもクリニック、介護施設、訪問看護など幅広い分野の求人が豊富!ブランクのある看護師や、子育て中のママ看護師におすすめ
  • マイナビ看護師
    訪問看護や企業、保育施設の求人を多数保有!キャリアアップやスキルアップを目的とした転職におすすめ
  • MCナースネット
    ツアーナースや健診、単発派遣、半日〜1日のスポット案件、長期派遣の求人が多い!ライフスタイルに合わせて働きたい看護師におすすめ

看護roo!はサポートの手厚さに定評!初めての転職や20代、第二新卒におすすめ

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マイナビ看護師
               
マイナビ看護師の詳細
求人数(※1)56,971件
(非公開求人あり)
対応地域全国
問い合わせ時間平日:9:30 - 17:00
運営会社株式会社マイナビ

※1 求人数は2023年11月時点

おすすめポイント

マイナビ看護師は、全国展開で都市部にも地方にも強く、さまざまな職場の求人が豊富。保有求人の30%が非公開求人で高収入・好待遇の求人が多い。できる限り対面での面談を重視し、転職の背景を理解したうえで求人を紹介するためミスマッチが少ない。キャリアやライフプランを考慮した求人提案やアドバイスの質が高い。

マイナビ看護師は、企業内看護師の求人や、保育施設の求人が多いことが特徴です。人材サービスを長年展開する「マイナビ」が運営していることもあり、全国の事業所と太いパイプを築いているため、地方での転職を考えている方も多くの求人を紹介してもらえる可能性があります。

応募先の選び方をはじめ、キャリアアドバイザーが親身にアドバイスを送ってくれるのも嬉しいポイントのひとつ。看護師としてのキャリアについても相談に乗ってくれるので、キャリアアップやスキルアップを目指している方にもおすすめです。

MCナースネットならば単発や週3日の働き方が可能!ツアーナースや健診センターの求人も充実

MCナースネット

MCナースネットは、さまざまな働き方の求人を扱っていることが特徴です。単発の案件や、週3日勤務などを選べるため、育児と仕事を両立させたい方や、ブランクがある方でいきなり週5勤務はきついと考えている方など、自身のライフスタイルに合わせて働ける求人を探している方におすすめです。

ツアーナース(課外活動などに付き添う看護師)や、健診センターの求人が充実しており、他の転職サイトではあまり見かけない求人も少なくありません。そのため、転職先の選択肢を広げたい方も紹介を受けてみると良いでしょう。

看護師以外の他職種への転職におすすめの転職サイト3選

看護師とは異なる仕事に挑戦したい場合には、看護師のサポートに特化した転職サイトだけでなく、業界・職種問わず多くの求人を扱う「総合転職サイト」の利用もおすすめです。

特に、次に紹介する3つのサイトは求人数が多いため、転職先の可能性を広げたい方にぴったり。支援実績も豊富かつ、転職活動を安心して任せられると評判のサイトばかりなので、新しい職種への挑戦に不安を感じている方はサポートをお願いしてみましょう。

他職種への転職におすすめの転職サイト3選

  • doda
    求人を自分で探しながら転職サポートも受けられる!応募書類の添削や面接対策などキャリアアドバイザーからの転職サポートに定評がある
  • リクナビNEXT
    求人数は業界最大級!業界・職種幅広く全国の求人を取り扱っているため自分に合った求人が見つかりやすい
  • マイナビエージェント
    キャリア相談だけでも可能!20代や第二新卒、30代の若手や女性が利用しやすい転職サポートや求人情報がそろっている。

もっとたくさんの転職サイト・転職エージェントについて知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

dodaならば自分で求人を探しながら転職サポートを受けられる

doda

20代の転職初心者や地方での転職に強く、専門職求人も数多く保有する

公開求人数 218,556件
非公開求人数 33,892
タイプ 総合型転職エージェント

おすすめポイント

  1. 求人数が多く希望の求人を見つけやすい
  2. 転職フェアやセミナーに無料で参加できる
  3. スカウトサービスやプレミアムオファーがある

dodaは、「求人サイト」と「転職エージェント」の両方の機能を利用できることが特徴です。自分で求人を探しつつ、選考の対策をお願いするといった使い方が可能なので、使い勝手の良いサイトを探している方は利用してみましょう。

キャリアアドバイザーの質が高いので、転職活動がはじめての方にもおすすめ。女性のサポートに特化したサービスも展開しているため、女性看護師にとっては特に心強いサイトといえるでしょう。

求人としてはIT系職種の取り扱いが多いので、IT業界を目指している方にもおすすめです。

リクナビNEXTの求人数は業界最大級!幅広い業界・職種から自分に合った求人が見つかりやすい

リクナビNEXT

トップクラスの求人数と企業からのオファーもある

公開求人数 100,608件
非公開求人数 非公開
タイプ 転職サイト

おすすめポイント

  1. 大手転職サイトの中でも求人数はトップクラス
  2. 対応エリアは全国で、都市部から地方までの求人をカバーしている
  3. スカウトサービス&プライベートオファーがある

リクナビNEXTは、数ある転職サイトのなかでも求人数が特に多いことが特徴です。

全国各地の求人を幅広く扱っているので、都市部だけでなく地方で働きたい方、親元に帰って働きたいと考えている方にもぴったり。業界・職種問わず幅広い求人を扱っているので、不動産業界や営業職など、看護師とは大きく違う仕事に挑戦したい方にもおすすめです。

その他、企業からスカウトを受けられたり、適性診断を受検できたりするなど、転職成功に近づくサービスを全て無料で利用できるのもメリットといえるでしょう。

マイナビエージェントならばキャリア相談だけでも可能!今すぐ転職を考えていたい看護師にもおすすめ

マイナビエージェント

第二新卒や20代、IT系への転職に強い

公開求人数 非公開
非公開求人数 非公開
タイプ 総合型転職エージェント

おすすめポイント

  1. 求人数が豊富で幅広い業種に対応している
  2. 保有求人の8割が非公開求人
  3. IT系求人や20代向けの求人に強い

マイナビエージェントは、若い世代の転職サポートに強いことが特徴です。「20代の転職エージェント満足度」で1位(※)に輝いた実績もあるため、20代の看護師の方はぜひ利用してみましょう。

サイト内には転職ノウハウが多く掲載されているので、こうした記事をチェックするだけでも転職活動のイメージを掴めます。

IT企業を中心に独占求人も多いので、「1つでも多くの求人を確認したい」と考えている方、あるいは相談だけの利用もOKなので、転職しようか悩んでいる方にもおすすめです。

※公式サイトより

失敗しない!看護師辞めて違う仕事に転職成功するための6つのコツ

看護師として働いた経験しかない方のなかには「自分は本当に転職できるのかな…」と不安を抱いている方も多いかもしれません。

そこで転職活動がうまくいくか心配な方、そして選考突破の確率を高めたい方に向けて、内定獲得に近づく6つのコツを紹介します。転職成功に近づく内容に特化して伝えますので、具体的なアドバイスがほしい方はぜひ参考にしてみてください。

コツ1.自分の経歴やスキルを整理する

まずは、自分の経歴やスキルをしっかりと整理しましょう。なぜなら応募先に対して的確にアピールできるようになり、採用につながるからです。

転職活動で接する採用担当者や面接官は、はじめて会う人がほとんどです。そうした人に対し、自分自身のことを深く理解してもらうのは簡単ではなく、そもそもアピールできるポイントを自分が理解していないと、当然ながら相手に届くアピールはできません。

そこで必要になるのが「キャリアの棚卸し」、つまりどんな経歴を辿ってきたか、どんな強みがあるかを明らかにしていくことです。まずは自分自身がアピールできる武器となる要素を洗い出すためにも、過去の経験をしっかりと振り返ってみましょう。

コツ2.転職先で実現したいことや叶えたいことを明確にする

なぜ転職したいのか?」といった質問に答えられないと評価を落としてしまうので、自分が転職したい理由を明確にしておくことも大切です。

上司のパワハラや人間関係が原因で看護師を辞めたい方は多いですが、こうした理由は「他責な人」と思われてしまうので、面接の回答としてはおすすめできません。一方で、過去の経験と未来の希望をロジカルに伝えられるとポジティブな印象を与えられます。

たとえば保健師や看護学校講師に応募する際は臨床経験が求められますが、この場合には「看護経験を別の場所でも発揮したく、転職を考えました。そのため、これまで病棟で看護経験を積んできました」と回答すると評価を高められる可能性があるでしょう。

コツ3.転職したい業界・職種の情報収集をする

「転職への本気度」を伝えられるので、情報収集も欠かせません。

まずは応募する業界・職種の知識を押さえておくことが大切ですが、メリットだけでなく、その仕事のデメリットについても理解を深めておきましょう。「大変なことも理解している」とアピールすることで、入社後にギャップを感じる可能性が低い、つまり「この人であれば長く働いてくれるだろう」といった良い印象を面接官に与えられるからです。

情報収集の方法としては、企業のサイトだけでなく、目指したい仕事で実際に働いている友人・知人にコンタクトを取ってみる、または看護師から他の職種に転職した同僚がいれば話を聴いてみるのもおすすめです。

コツ4.自分の強みを履歴書や職務経歴書、面接でアピールする

看護師から別の仕事への転職を成功させるには、応募書類や面接で自分の強みを的確にアピールすることも大切です。そこで、たとえば委員会経験やチーム経験など、病院以外の仕事でも活かせる経験を思い出すためにも、まずは「キャリアの棚卸し」を進めていきましょう。

そして、看護師を退職してでも他の仕事をしたいという理由を明確に伝えられるかどうかも、選考通過のカギを握っています。他の仕事を目指すのは特別な理由があるはずとして、面接官から転職理由を深堀りされるケースが多いからです。

そのため選考に臨む前には、そもそも何を実現したくて転職を考えているのか、希望条件は何か、といったことも改めて整理しておきましょう。

コツ5.看護師資格・経験を活かした転職先を選択肢に入れる

内定を取れるか不安な場合には、看護師資格や、これまでのスキル・経験を活かせる転職先も視野に入れてみてください。これまでと全く異なる分野の仕事に挑戦するよりも、採用される確率を高められるからです。

そもそも医療関係の仕事、あるいは看護に関連する仕事に限らず、看護師資格や経験を活かせる仕事は多く存在します。たとえば医療事務、あるいは保育園・介護施設で働くなど、看護師の仕事内容を間接的に活かせる仕事は少なくありません。

ちなみに夜勤が辛い場合には、衛生管理者として企業に勤めるといった働き方もおすすめです。看護師経験を活かせるだけでなく、日勤で働けるため、働き方に関する不満も解決できるでしょう。

コツ6.複数の転職サイト・エージェントに登録して併用する

転職活動を有利に進めたい場合には、転職サイトの利用がおすすめです。キャリア相談や求人の紹介、選考のアドバイスといったサービスを無料で受けられるので、1人で転職活動を進めるよりも採用される可能性を高められるからです。

転職サイトを使う際は、複数のサイトに登録することも意識してみてください。多くの求人情報を確認できるだけでなく、担当者との相性を見極めることもでき、さらには複数のサイトに応募書類を添削してもらうことでクオリティを高められるからです。

なお、看護経験を活かせる職場が見つかる「看護師専門の転職サイト」と、幅広い仕事を扱っている「総合転職サイト」を併用すると多くの求人を確認できます。

看護師辞めて違う仕事に転職を考えている人からのよくある質問Q&A

看護師を辞めて、違う仕事への転職を考えている方が抱く質問・疑問に回答します。転職の経験がない方や、転職サイトを使うのがはじめての方が抱きがちな質問にも回答しますので、当てはまる方は特にチェックしてみてください。

転職サイトに登録すると現職にバレる?

登録しただけではバレることはありません。

転職サイトに登録した氏名や電話番号、生年月日といった情報は非公開となるからです。そのため、現在勤めている会社がその転職サイトを使って人材を募集していたとしても、自分の個人情報を見られる心配はありません。

サイトによっては、特定の企業に対して自分の情報を完全に非公開にする「除外設定」を利用できます。勤務先だけでなく、グループ病院や施設名なども設定しておくと安心でしょう。

一方で、サイト内で企業に公開している「職務経歴」の内容には注意が必要です。特に施設名を書くと人物が特定されやすく、転職活動がバレてしまう可能性が高いので気を付けましょう。

転職サイトを利用するのにお金がかかりますか?

お金は一切かからず無料で利用できます。

転職サイトを無料で利用できるのは、採用側の企業が「紹介料」を転職サイト側に支払っているからです。具体的には、転職サイト経由で企業に入社した場合、その企業が転職サイトに紹介料を支払う仕組みとなっているため、利用者からお金をもらわずとも運営していけるのです。

ちなみに転職をサポートした人が入社後すぐに退職してしまった場合、基本的にはその企業から受け取っていた紹介料を返還しなければいけません。そこで転職サイトとしては、求人紹介のマッチング精度を高めることを強く意識しています。つまり利用者としては、自分の希望に近く、後悔しない転職先を紹介してもらえる可能性が高いのです。

転職サイトと求人サイトの違いは?

大きな違いは、担当のキャリアアドバイザーがつくかどうかです。

転職サイトは専任の担当者がついて転職活動をサポートしてくれますが、求人サイトにはつきません。

転職サイト 求人サイト
専任の担当者が転職のサポートをしてくれる
  • 求人の紹介や応募
  • 応募書類の作成や添削
  • 面接対策
  • 非公開求人を保有している
転職サポートはない
  • サイト上の求人閲覧
  • サイト上の情報コンテンツの閲覧

その他、非公開求人の有無も違いのひとつです。非公開求人とは、公開すると応募が殺到してしまうような人気求人や、秘密裏に人材を採用したいと考える企業が設定できる求人のこと。転職サイトに登録すると非公開求人を紹介してもらえますが、求人サイトには非公開求人がなく、同じくハローワークにも非公開求人はありません。

以上のことから、転職活動をサポートしてほしい方、あるいは求人サイトでは確認できない企業の求人を確認したい方は転職サイトの利用をおすすめします。

まとめ

看護師を辞めて違う仕事をしたい」と考えている方におすすめの仕事を紹介すると共に、転職活動のコツもお伝えしてきました。

看護師とは違う仕事への挑戦にはリスクがあることもたしかです。しかし「挑戦しないリスク」があることも忘れてはいけません。体や心の健康に不安を感じ、患者さんの命を守る重圧に押し潰されそうな毎日に耐えているだけでは、何も変わらず、状況がさらに悪化していく可能性も考えられます。

まずは「別の仕事に挑戦したい」というその気持ちを大切にしつつ、少しずつでも良いので転職活動を進めていきましょう。

首都圏・関西・東海地方の求人に強く、転職後の満足度が高い求人紹介に定評がある。給料や手当、福利厚生などの条件面だけではなく、人間関係や職場の雰囲気、やりがいまで考慮した求人提案力が強み。対応が丁寧かつスピーディーでストレスなく転職活動ができる。

幅広い分野の求人があり求人の選択肢が多い。キャリアアドバイザーのヒアリング力が高く丁寧な対応に定評がある。希望求人の紹介だけではなく、入職後の生活やキャリアプランも考慮した求人提案力がある。定期的な病院訪問や取材を通して職場の環境など詳しい情報を持っている。

高給与求人や条件が良い非公開求人が多く、都市部だけでなく地方の求人にも強い。地域選任のキャリアコンサルタントが在籍し地域の特色まで熟知している。2005年にサービスを開始し年間10万人以上の看護師が利用する。紹介実績が多く医療機関や施設の採用背景や職場の内情にも詳しい。

全国展開で都市部にも地方にも強く、さまざまな職場の求人が豊富。保有求人の30%が非公開求人で高収入・好待遇の求人が多い。できる限り対面での面談を重視し、転職の背景を理解したうえで求人を紹介するためミスマッチが少ない。キャリアやライフプランを考慮した求人提案やアドバイスの質が高い。

医療機関以外の求人も多く保有しており転職先の選択肢が豊富。全国対応だが、特に首都圏・関西・東海エリアの求人が充実している。事前アンケートと登録時のヒアリングをもとに行うキャリアドバイザーの求人提案力の高さが評価されている。

全国各地の医療機関情報を網羅しており、地域別の求人情報に精通した各支社による「エリア別担当制」が好評。現場訪問など独自取材で得た詳しい職場情報を持っている。働いてみたい病院や希望の医療機関の求人が出ていない場合も、求人状況や条件を確認してくれる「逆指名制度」がある。

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